阿部智里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
作家さん達が全国18か所の灯台を巡り、紹介する紀行文。島国である日本人は古くから海と共生してきたが、現在のような西洋式灯台が建設されたのは明治維新以降になってからだという。風の吹きすさぶ岬の突端でポツンと立ちながら必死に灯を届ける様子は、孤高であり浪漫を掻きたてられる。
近代日本の文化遺産として、灯台が見直されつつあり、各地域では新たな観光資源となっている。各地に旅行に行く際に、灯台へふらりと寄ってみるのも楽しそうだ。私の地元の灯台も紹介されていたので、まずはそこから訪問したい。
また、どの作家さんも『喜びも悲しみも幾年月』という映画について言及されていた。近代日本を支えた誇りある灯台守という -
Posted by ブクログ
10年ぶりくらいに再読。というのも、アニメを見たときに「あれっ?こんな内容だったっけ?雪哉って誰?」と思ったからです。そもそも、”単”だけ読んで、読後感がいまいちで続きを全く読んでおらず、一巻はさわりでどんどん面白くなるから絶対読んだ方がいいと読書好きの人数名に言われ、いつか読もうと思いながら後回しにしていました。なるほど、少なくとも最初の二冊は一気に読む必要があるのか。同じ時系列の視点違いの内容になっていて、アニメは二巻からの目線が主軸だったんだと思いました。うんうん、確かにそっちからだとさほど読後感悪くないもんね。
人(八咫烏)が死んでいる描写などあり、設定もむずかしく小学校向けではないけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ中年の雪哉の登場から 衝撃の展開すぎて 何がなんだか
断片だが明らかにされた過去の出来事は事実は泣きたいものばかりなのだが。。CLAMP作品なみにお亡くなりになる。。
解説瀧井朝世氏 非常に分かりやすい
『ぞっとせずにはいられない本作の最後の一行』
『とにかく唸るのは見せ方の上手さだ…素直に時系列で追った話だったらきっと中弛みがあったに違いない…阿部智里は最高の演出家でもあるのだ』
最後の一行については 雪哉もどうしているのだ と思っていたのに そのセリフは一致しないような。。
そういうことになっているだけ だと信じたい。。
というか治真がワザと悪役になってるならアレだが こんな性格だった