阿部智里のレビュー一覧

  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    八咫烏シリーズ第6作目にして、前作『玉依姫』と同時間軸の八咫烏視点の物語。

    今回も大天狗が登場しますが、大天狗から得られる山内存続のための認識というものが、前作に引き続きて語られて、2作を読むことで濃く感じます。

    なんか、小説やゲームに転生する話とかで、
    転生した先の人たちが
    「私たちは小説の中の登場人物で、全てはシナリオの通りに動いているのか⁈」
    的などうにもならない愕然としたような気持ちになる、
    みたいな『山内』『人ならざるもの』の存在ね。

    大天狗が認識していること、それを若宮たちが知ることが「私たちは小説の中の登場人物⁈」みたいな雰囲気があります。

    そんな転生で小説の中の登場人

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    2025年06月07日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    八咫烏シリーズの短編集。
    いつもは主役にならない浜木綿や、雪哉の生みの親冬木と育ての親である梓の話など、どの話も面白かったです。
    ほとんどが過去の話でしたが、最後の「わらうひと」は弥栄の烏の後の話でした。

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    2025年05月28日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    「烏に単は似合わない」と「烏は主を選ばない」が対になっているのと同じように、この作品は「玉依姫」の裏側の作品です。

    玉依姫の作中、山神によって大怪我をする烏は明留かと思いきや…
    今後の山内が非常に気になります。

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    2025年05月24日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    毎度地獄展開ゆえに今回はまだ。。。予兆は満載だが。

    以前Twitterで「最近は悪役サイドでも回想シーンが入るが、昔は無かった。フリーザ様の過去なんて知らない」というコメントを読んだが
    ずっと雪哉の成長目線で本作を読んできたゆえに 博陸侯としての彼がしんどい。。治真は気の置けない友とはまた違った存在故。。
    凪彦の望みへの問いを一刀両断にしたけれど、ホントだろうか??

    真赭の薄と澄尾の存在が嬉しい。
    溌溂としつつ老け込んだようだが、何があったのだろう。。戸籍の件は誰の指示だったのだろう?

    鶴が音を選んだのはわざとなのか、取るに足らない事と思っているからなのか。。
    蟻の穴から堤も崩れる とい

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    2025年05月08日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    主人公は東家当主の娘である「あせび」
    四家と呼ばれる4つの貴族にあたる一族から1人ずつ後宮に呼ばれ、次期天皇(金烏代)に当たる若宮のお妃候補となる話。
    それぞれの候補者は、春夏秋冬の名がつけられた宮を与えられますが、「あせび」は春の宮を与えられます。

    そんな春の雰囲気のような、柔らかさと
    みずみずしい爽やかさを感じる書き方をされるなぁと思ったのですが、
    なんと著者の阿部智里さん、こちらの物語がデビュー作で、デビュー当時女子大生!

    この作品は第十九回松本清張賞を受賞しています。

    この世界を知るために、
    ・天皇制(金烏代ですけどね)であり、宗家と貴族の四家がある
    ・四家の特徴
    ・宗家の人たち

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    2025年05月02日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    友人に勧められて読む。
    シリーズものはのめり込む可能性があり、色々避けてきたけど、友人の熱量に魅力を感じページをめくることに。
    これは面白いわ。
    まだまだ序盤だけど、すごい作家さんが出てきたな、と次ももう読む算段をつけている自分。

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    2025年05月02日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    え、そう来るか、、という衝撃が1番にきました。こんなに期待を裏切られた作品は初めてです。
    あせびちゃん、結構好きだったのになあ、、

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    2025年04月17日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    三人称多視点で語られる、ファンタジーミステリー。

    途中まではあせび主人公の恋愛物語だと思っていたので、物語が進むほどに、あれあれ、なんか違うぞっなりました。

    季節の描写が美しい。

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    2025年04月13日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    ここにきて、登殿の儀が行われるという、なんともエモすぎる展開。
    今作は凪彦と澄生の回。
    山内の運命と戦おうとする面々。
    誰か本当に、雪哉を…雪哉を助けて……

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    2025年04月13日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    八咫烏シリーズ、四作目。
    アニメを見てから本を読み始めたので、ここからはアニメ以降の内容です。
    主人公は勁草院に入学した雪哉。
    ちょうど今、ハリーポッターシリーズを読んでいたこともあり、勁草院とホグワーツとどことなく似ていて面白かったです。
    物語後半の展開にはドキドキさせられ、ますます自作以降も楽しみになりました。

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    2025年04月13日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    読む前、タイトルの選ばないの意味を「主人を選り好みせず、不平不満を言わず忠義を尽くす」という意味だと思っていた。
    前作が愛と裏切りの女たちの物語(語弊あり)だったために、聞き齧ったあらましから今度は熱い野郎どもの主従話になるのかと。

    最後の結末を読んで、あぁそういうことね…と意表をつかれながらも納得。タイトル回収。

    意表をつかれたものの、最初に想像していた内容である忠義…忠誠や、人のためを思い行動するとはどういうことか?が1つの作品テーマになっている。

    人のためを思ってした行動と、そこに含まれる自分のエゴと。その線引きは意外と難しい。

    そう考えた時、最後の雪哉(主人公)の判断は本人なり

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    2025年04月02日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    八咫烏シリーズの10作目。
    第2部4作目。

    金烏代は、あのあせびの君の息子…。
    登殿の儀では、皇后になれなかったあの腹黒あせびの君が、大紫の御前として登場する。
    何だか読む前からドキドキしたのだけれど、今回はあせびちゃんの暗躍は無し?
    いや、側室の件には裏があるのかな?
    少し肩透かしをくらった感じ。
    金烏代凪彦はあせびの君の息子なのに、意外にまとも!
    澄生の正体は何となくわかっていたけれど、ラストの流れから次巻ではどうなるのか、楽しみ。

    途中まで、北家の姫君・鶴が音の鼻持ちならない行動や言い種に、かなりイライラしてしまった。
    もう、しゃしゃり出てこないで欲しい。

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    2025年03月22日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    アニメを見ていたので内容は知っていたけれど、とても面白かったです。
    これからの雪哉と若宮の活躍が心配でもあり楽しみでもあります。

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    2025年03月20日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    茂丸の性格が好きだったからこそ、死んでしまったのが辛かった
    雪哉の最後がとても辛く悲しかった

    1週間でシーズン1全部読み切った
    すぐにシーズン2にも入って新刊に間に合わせる

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    2025年03月20日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    雪哉が出てくるまで読め!
    ってなんで誰も教えてくれなかったんだ、一作目で読むの辞めちゃってたよ。
    急に面白くなったシリーズ第二作。

    一作目の真裏の話だし。なんなら前編後編くらいの売り方してほしいくらいだわ。

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    2025年03月16日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    ここで再度訪れた登殿の儀!!!!エモいな!!!
    再び始まる女のバトル!!??
    とはいかない今回の儀。

    なんとなくそうだよね、って思っていたけど澄生の正体にため息が出る。
    とうとうきた、直接対決。見たくなかったね。

    この物語から読んでいればヒールの親玉である博陸侯とそれに立ち向かう聡明な少女の澄生、なんでしょうけど、どうしても孤独な戦いを何らかの理由で強いられているとしか思えない雪哉(そう思いたい、は多分に含む)がちらついて、逆に澄生がヒールに見えてしまう。そうなると聡明な少女が賢しいだけの少女に見えてしまう。

    それも作者様の狙いでしょうか?

    続きも楽しみですなぁ

    2025.3.13

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    2025年03月13日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    雪哉ファンとしては、あーあの頃の彼にはもう会えないのね…と思う反面、いや、何か考えがあってでは?とも思ってしまう。落女の正体は読みながら察しがついていたが、あっさりこの巻で正体明かされるんかーい。シリーズ通して好きになれない長束。次の話しには出てきそうよね。

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    2025年03月11日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    「八咫烏シリーズ」外伝。
    恋愛のお話が多かったです。
    『まつばちりて』が良かったです。
    「落女」となった松韻、女であることをなめられまいと強い態度をとるのですが、忍熊という男はことあるごとにつっかかってきて…。
    松韻と忍熊の愛に胸を打たれます。
    『ふゆきにおもう』も良かったです。雪哉はお母さん似ですね。梓に育てられたことは雪哉にとって幸運だったと思います。雪哉の母、冬木の性格を知っていたから、雪哉のことも理解できるのだと思いました。

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    2025年03月10日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    このシリーズが好きでずっと読んでいるけれど
    今回ものめり込んでしまった

    前回、好きだったキャラがちょっと嫌なやつになっていたり、主役が呆気なく殺されてしまったり…
    もう…終わった…
    このシリーズは…
    そうまでして続けたいのか!
    と、怒りすら感じたほどだったのに…

    新刊が出れば読んでしまう

    今回も、よくこんなストーリーを思いつくものだと
    感心し、全部ぶち壊してまた新たに始めようとする作者の意欲が感じられた
    期待しているぞ!

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    2025年03月06日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    短編、楽しく読みました。

    弥栄の烏で雪哉が性格が変わってしまったのではないかと思うほど辛い思いをした話の後にこの外伝「ゆきやのせみ」の若宮と雪哉のやり取りはホッとします。笑えました。

    澄尾はかっこいいね。「わらうひと」でこんなにいい男だったのかと気持ち持っていかれました。

    1番好きな話は「ふゆきにおもう」ですね。

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    2025年02月27日