阿部智里のレビュー一覧

  • 楽園の烏 八咫烏シリーズ7

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    変わってしまった雪哉が悲しい。第一部から20年近く流れている?ミスリードがある気がする。紫苑の宮や金烏、浜木綿、明留や他の八咫烏たちはどうなったのか。たぶんこれからの巻でそのあたりが明かされるのだろう。何とも後味が悪い。幸せに終わらない話なのかもしれない。

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    2024年09月26日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    ネタバレ

    ラストが胸熱すぎる!!!!
    雪哉ーーーーーー!!!!

    P.368-369
    「僕は、勝算のない勝負はいたしません」
    「長束さまのおっしゃった通りだっあ。あなたを守るという事が、すなわち僕の故郷を守るという事だ。あなたの大切なものと僕の大切なものは、最初から同じだったんです山内を守るために僕は、僕の持っているもの全てを、あなたさまに捧げましょう」
    「真の金烏陛下に伏してお願い申し上げます。これより後、わたくし垂氷の雪哉は、この命尽き、体朽ち果て、魂の最後の一片が消えて無くなるまで、あなたさまに忠誠をお誓い申し上げます」
    (中略)
    「……いずれお前は、わたしの懐刀となるだろう。だが、私の臣下になっ

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    2024年09月24日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    アニメで何となく分からなかった、家関係や血の繋がりなど、理解できた。
    解説で「本書は『女たちがお妃選びで火花を散らしていたその時、若宮は何をしていたのか』の物語だったのである。」と書いてあったが、まさにその通り過ぎて納得。

    雪哉と若宮との掛け合いがとても良かったので、雪哉が近習をやめてしまうのは勿体無くて仕方がない。(続編はあるけど…)
    ちなみに路近のキャラも好き。

    ファンタジーは作者が世界観を作り上げ、色々な取り決めや、歴史も作るのだろうけど、凄い事だと思ってしまう。なぜ八咫烏なのか意味があるのかは分からないが、ただただ素晴らしい。

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    2024年09月16日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    ネタバレ

    やっぱり面白い。
    これは、八咫烏の住む山内の外、私たち人間の住む
    世界の話。
    とは言っても、まだ金烏の記憶全てを思い出せてい
    ない奈月彦もあの大猿も登場する同時代の話。
    ちゃんと前作から続いてます。

    まず、シリーズ1作目から追ってきた凛とした奈月彦
    との印象の違いに少し戸惑いました。
    でも、山神という存在、山神と八咫烏の関係性が明ら
    かになると、その違和感も解消されます。
    山内が生まれた理由や八咫烏が人間の形になることが
    出来る理由など、様々な事が明らかになります。
    読み応えもあって面白いです。

    椿が怒り狂って村を滅ぼした時は、人間は怒りの理由
    を理解せず、また同じように、神の怒りを買わな

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    2024年09月14日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

    購入済み

    長編ミステリ好きに

    アニメを何気なく見ていて、異世界ものか、よく出来てる、雪くんカワイイ。とのんきに楽しんでいたら、最後のドンデン返しにヤられました。続きがあるなぁ、1冊読んでみよう。
    次の日に大人買い。長編は後1冊を残すのみ。
    ちなみに現時点の押しは白いものが混ざった雪どの。

    #ドキドキハラハラ #切ない #感動する

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    2024年09月11日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    ネタバレ

    八咫烏シリーズ、第一部再読完了!
    前巻「玉依姫」のお話を山内側から綴った話は、山内の存亡もかけて、とてもシビアなものだった。
    大猿の無念さも愚かさも、金烏の欺瞞もどれも残念だけど、それをモノともしない雪哉の厳格さが、とてもおっかない。
    雪哉を決定的に壊して、何か突き抜けさせたようなあの事件は、とても痛ましく、誰にとってもいいことない出来事。これが、このシリーズを特徴づけてるようで…
    でも、最後は希望が垣間見えて、奈月彦が何か解放されたような様も、少しだけどポジティブ。どうかそのまま安穏としてほしい。

    山にいた八百万の神、そこにやってきた強大な神様、その神話がとても気になった。本当にこんな伝承

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    2024年09月10日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    ネタバレ

    山内の起源。今までの巻からまたガラッと変わって、人間が登場し、その世界側から見たお話。
    八咫烏シリーズの中で、この巻が1番お気に入り。古事記から伝わる日本の神々の説話を織り交ぜた話により、山内という異世界が改めて構築されて、物語がスッキリと全貌を表したように思う。
    そして、玉依姫のどこまでもお人好しで、ポジティブなところが、少し退廃的なお話をどことなく明るくしてる。
    相変わらず悲しい出来事が起こるけど、救いが与えられ、最後は椿と英雄の正体に、安堵した自分がいる。
    そして大天狗さんが結構能天気でいいキャラ。

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    2024年09月04日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    いやこのシリーズ本当に面白い……読み始めると一気読みしてしまう。
    本当にもうね、「そう来るかー!」という怒涛の展開とどんでん返しが面白すぎる。
    壮大なファンタジーでもあるしミステリーの側面もあると思う。


    八咫烏シリーズの3作目、今回は后選びも終わったその後のお話。
    前回の話でもうしばらくは退場なのかな?と思っていた彼があっさり復帰してきた事にも驚いたけど若宮のフットワークの軽さに一番驚かされた、あと強いな若宮!澄尾がいなくても大抵のことは自分で出来ちゃうわこれは。
    まぁそんなこんなで若宮と再会を果たした彼は再び山内に忍び寄る危機に立ち向かうことになるわけです。
    始まりは一部の八咫烏の間に広

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    2024年09月04日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    「長束=しっかりしていて完璧」というイメージを破ってくる本でした。私の中では、3巻で少し完璧というイメージが崩れそうな場面がありましたが、「9巻目ではっきりしたなぁ」って感じです。
    今まで、謎が多かった路近の過去も明かされ「パズルのピースが1つはまったなぁ」と思いました。

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    2024年09月01日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    面白かった、本当に面白かった。
    前作読み終わってから一気読みしてしまった。
    姫様達の権力闘争よりこっちの方が私の好みだった。


    という訳で八咫烏シリーズの第2巻目。
    今回の話、私はてっきりその後の展開が描かれるのかと思っていたんだけどこれは前作の裏側、みたいな位置づけ。
    前の話では姫達目線でしか書かれなかったあの話の裏で誰がどう動きどんな事が起きていたのかってやつ。
    八咫烏シリーズは読む順番がとても大事だと聞いていたのできちんと調べてから読んではいるんだけど、確かにこういう展開なら順番間違えたらとんでもないネタバレに当たりかねないし大変だな……。
    前作読んで「んー何か思ってたのと違う」ってな

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    2024年08月29日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    アニメの内容がより詳細にわかって面白かった。
    衝撃で言えば単の方があったけど、でもこっちもその人かあーーー!
    ってなったから作者さんすごいなぁと思う。
    この後はゆっくり続きを読んでいきたいなー。

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    2024年08月27日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    外伝第2弾。
    2部の雪哉の変わりように少なからずショックを受けてからの短編集だったので、最初の「かれのおとない」がもう泣けて泣けて…ホントしんどかった。茂丸の存在が物語にどれだけ大きな影響を与えていたのかを感じた。
    大紫の御前は奈月彦側から見れば悪役だけど、それだけじゃない面が描かれてて興味深かった。
    外伝は色んなキャラの視点で八咫烏シリーズを見れるので面白い。

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    2024年08月25日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    やっぱり面白い。
    雪哉って本当に凄いんだなぁとしみじみ。
    若宮の「今の時代、ここに存在…」の言葉にはグッ
    ときた。 成長した雪哉を見たいので、ここもいつか
    アニメ化されるといいな。
    勁草院での雪哉のお話だけかと思えば、そんな事は
    ありません。
    読み始めると夢中になり、タイトルがすっかり頭か
    ら消えてた私にはちょっとしたサプライズでした。
    間抜けな私へのサプライズとは別に、ちゃんと阿部
    先生らしいサプライズもあります。
    そして前巻からの繋がりもあり、全体的にバランス
    よく面白さが散らばってます。
    次巻の「玉依姫」は高校生の時に書いて松本清張賞
    に応募したものを大幅改稿したものだそうです。
    楽しみ

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    2024年08月18日
  • 八咫烏シリーズ外伝 かりんみず

    購入済み

    花梨水

    八咫烏シリーズの中でも、最初の烏に単は似合わないの外伝です。烏に単は似合わないは、設定はファンタジーですが、中身は、とても人間臭いミステリーです。その外伝である今作品も、また、ピリピリとした緊張感があるミステリー仕立てです。今作だけを読んでも趣きは伝わるかもしれませんが、私は先に烏に単は似合わないを読むことをオススメします。

    #シュール #ダーク #深い

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    2024年08月18日
  • 楽園の烏 八咫烏シリーズ7

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    作中では20年後が描かれていたが、一気読みしてる身としては、いきなり未来へタイムスリップしたような感覚で戸惑った。
    あの雪哉も変わりよう…に驚きつつ、んん〜それも雪哉っぽいと言えば…ぽいか?とも思ったり。雪哉の大胆な発想や行動力も、まだ子供の域を抜け切っていないからこそ、大人をやり込める爽快感?みたいなものを楽しめていたのかも。年を重ねるとそれが鼻に付く老獪さに変化したというか…。でもやってることや考えてることの根底は同じっていう、なんとも奇妙な面白さを感じて、また作品の変わりように驚いた。
    この後が全く予想できない…楽しみすぎる。

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    2024年08月14日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    玉依姫の時間軸の奈月彦サイドからのお話。玉依姫で亡くなったモブ八咫烏や傷ついたモブ八咫烏が誰かというのが明かされて、とても驚いた。澄尾さんの不器用な想いや浜木綿の芯の強さ、真赭の薄の情の深さにとてもぐっときた。何より、心を凍らせてしまった雪哉の変わりようがとても悲しかった。これから山内はどうなってしまうのだろう。次巻も楽しみ。

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    2024年08月06日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    志帆の意志の強さがすさまじかった。これは、空っぽではない、そう思った。このお話の元となるものを、阿部智里先生が高校生の頃に書き上げていたということに驚いた。

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    2024年08月02日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    勁草院に入学した雪哉の三年。最初はお高く止まってるなあと思っていた明留も、何考えてるかわかんなかった千早もいい奴だった。雪哉の癖のある性格を知ってもなお一緒に奈月彦に仕えようとしてくれる仲間が増えてよかった。後輩の治真くんのこれからの活躍も楽しみ。

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    2024年07月30日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    ネタバレ

    良かった!
    梓の話から垂氷(というより家族)に拘る雪哉への
    理解が深まるし、雪馬が墨丸に伝えた事からは雪哉
    がどれだけ皆から愛されてるかが伝わってきて、と
    ても温かい気持ちになれた。
    いつも飄々としてる若宮のあの態度の理由も、真の
    金烏の事実として明かされ、シリーズの面白さは増
    していく一方。
    大猿との戦いは気味悪かったけど、興味深かったし、
    おまけのような不知火の正体(雪哉には悪いけど
    私は好き)も、最後の最後まで面白い。
    雪哉が若宮に忠誠を誓う流れも凄く自然で良かった。

    アニメがまだ続くと知らなくて、この3巻は後回し
    にしてしまってました。あらすじがわかると本は十
    分に楽しめないタイプな

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    2024年07月29日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    ネタバレ

    頸草院時代の友人たちの話は大変可愛らしかった。
    明瑠がお兄ちゃんしていて好き!てなった。
    後宮の后たちの話は生々しいし、自分本位だがまあ納得できる範囲。
    だがしかし浮雲はだめ。

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    2024年07月28日