阿部智里のレビュー一覧

  • 灯台を読む

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    日本財団「海と灯台プロジェクト」から生まれた紀行。近年の流行作家門井慶喜、澤田瞳子、阿部智里、川越宗一、永井紗耶子、安部龍太郎。それぞれある地域の灯台を3カ所訪れ時空を超えて想いに馳せる。
    映画「喜びも悲しみも幾歳月」の世界は遠い過去。無人化さらにGPSの普及により灯台は役目を終えつつある。
    とはいえ灯台の立つ場所は古代からの交通の要衝。異国との貿易の出発点、文化が交わる場所でもあった。

    地域の海の記憶を辿り、新たな海洋体験を 灯台とともに

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    2024年12月05日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    一つ一つの短編は短い。しかし、ここまでの関係性やシリーズ二部に繋がる部分を深掘りしているので各編大事に読んだ。以下だらだらと感想。
    かれのおとない
    訪ひ おみまい、とむらい
    茂さんの妹(みよし)の結婚前日に雪哉が訪ねる話。回想の中の雪哉の姿と今のギャップが悲しい。茂さんの死が猿との全面戦争への雪哉の決断に与えた影響の大きさを再確認した。
    ラストのみよしの言葉に楽園への決意を固める様子は切ない。
    さ百合花の歌、これからも会いたいからこそ今誠実に対応するのですと言う意味らしい。雪哉はみよしを、個人として支えてあげたかったのだと思う。しかし、みよしは自分ではなく民に誠実でいて欲しいと願った。それを受

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    2024年12月01日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    すっごく良かった~~~~~~~~ずっとこういう短編を読んでいたい、本編読み進めるの怖い~~~~~~~~

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    2024年11月29日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    長束と路近の過去話番外編かと思いきや……さすが作者様だ……騙された……1作目からこのシリーズは裏切られている……

    次回作、はよ読みたい……

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    2024年11月18日
  • 灯台を読む

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    ネタバレ

    GPSの進歩により、灯台がその役割を終えていっているという事実を初めて知った。
    「海と灯台プロジェクト」協力のもと、灯台が存在することの意義を、その土地のあらましや歴史、灯台を守ってきた人々にスポットライトを当てることで言語化した、6名の作家さんによる紀行文。

    作品を読みながら旅行気分に浸れるので愉しい。作家のみなさんが灯台の中の螺旋階段を登り、灯台室に入られる場面のわくわく感が伝わってきた。フルネルライトを初めて検索したが、見事なライトであった。

    灯台の父と呼ばれるイギリス人のブラントンさんという方が、菜種油で火を灯す木造の灯明台が主な海の道標だった日本に、西洋式の灯台をもたらした。また

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    2024年11月18日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    解説大森望氏。相変わらず解説者が熱くてためになる情報満載。

    日本のファンタジー作品を列挙。
    小野不由美『十二国記』既読
    茅田砂胡『デルフォニア戦記』既読
    上橋菜穂子『守り人』既読
    荻原規子『西の善き魔女』既読
    須賀しのぶ『流血女神伝』→知らない
    雪野紗衣『彩雲国物語』→アニメのイメージ
    菅野雪虫『天山の巫女ソニン』→知らない
    乾石智子『オーリエラントの魔導師』→知らない
    →女性作家が多いイメージ。未読含め読んでみたい。

    松本清張賞
    岩井三四二、山本兼一、葉室麟、青山文平など歴史時代小説作家や牧村一人、本城雅人、三好昌子も気になる。

    本作、アニキっぷりが凄まじい茂さんのファンになるのではな

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    2024年11月17日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    あとがきにあった、この一言がすべてなのだと思いました。

    『白百合の章』は言ってみれば、輝かしく美しい「古い善き山内」の記憶です。

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    2024年11月12日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    山内の外が普通に現代日本だったのが驚きだったし、そこまで話が広がるとは思わなかった。
    今作の主人公と山神の終着点は感動的だったが山内はどうなってしまうのだろうか。

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    2024年11月10日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

    匿名

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    このシリーズはすべて読みましたが、最後のどんでん返しが一番衝撃的だったのはやはりこの1巻ですね。
    心境が一切語られないから本当は何を思っていたのか気になる。

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    2024年11月10日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

    匿名

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    翠寛にあまりいい印象がなかったけれど、この間を読んで大分好きになった。
    それと長束の世間知らずぶりには笑ってしまった。3巻あたりであまり優秀な人じゃないのかもとは思ったけど、赤ん坊とは言われるとは。

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    2024年11月10日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    衝撃の展開からの今作はどんな感じで始まるんだろう?とある意味不安を感じながら開いた。どう考えても不穏な話にしかならなそうで私のメンタルが保つかしら…?と(笑)
    ところがいざ読み始めると路近と翠のお話だったので、私にはある意味緩衝材的な物語になっていた。この物語構成も意図的の行われたものなんでは?と思った。
    心揺さぶられる展開は確かに必要だけど、それがずっと続くってなるとしんどいのもまた事実。こうした周辺のキャラを深掘りすることでその匙加減を調節するようにしているとしたら凄いな、と。読者の視点を変え落ち着かせる効果もあり、物語に厚みを加えているし。
    登場人物に一切の無駄がないのも凄い。主要キャラ

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    2024年11月09日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    今回は全体的に暖かい話多めでよかった!
    「かれのおとない」
    雪哉が茂丸の妹を訪ねる話
    「ふゆのことら」
    市柳の子供時代の話
    「ちはやのだんまり」
    千早の妹、結に好きな人ができた話
    「あきのあやぎぬ」
    西家本家の側室達の話
    「おにびさく」
    鬼火灯篭の作り手の挑戦の話
    「なつのゆうばえ」
    大紫の御前の過去の話
    「はるのとこやみ」
    あせびの君の母、浮雲と笛奏者の話
    「きんかんをにる」
    なつぎひこと紫苑の宮の話

    どことなく切なさもあって読んでて楽しかった!
    1話あたり30分くらいで読めるのも良いところ。

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    2024年11月02日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    謎だった路近や雪哉とぶつかるキャラの深掘り
    過去回だからかわりと平和(感覚麻痺中)と思ってたらやっぱりラスト
    雪哉のこと悪く言わないで…雪哉がああするしかなかった状況と世界が問題なんだ
    雪哉全然出てこないけど対比の描写がすごすぎて…雪哉…誰だって進んで酷いことしようと思ってるわけじゃなくて、誰もできないなら自分がって部分もある。非道なのは非道だけど…
    あと本当に周りが…!茂さんを思い出してしまう
    目指す場所は同じなのに道を分かってしまうの本当に切ない
    望月の烏、はやめの文庫化お願いします!

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    2024年11月01日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    阿部千里さんの、八咫烏シリーズ9冊目。
    ワクワクが止まらない!
    キャラクターをひとりずつ、生い立ちから内面まで深く描いてくれるのが、嬉しい。
    それぞれの人々の事情を知ってしまうと、皆んなのファンになってしまう。
    シリーズもクライマックスかな、と思う。
    山内の話、ずっと読みたいから「外伝」をいっぱい描いて欲しい。

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    2024年10月29日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    面白かったです。
    シリーズ3冊目ですが、どんどんこの世界観に引き込まれていきます。雪哉達八咫烏が人間のいる世界とつながっていることを意識する巻でもあります。

    八咫烏が猿に襲われ食糧にされていると知った雪哉。日嗣の御子、金烏である若宮と共に調べるうちに、金烏とは何か少しずつ知らされることになります。それと共に若宮の奈月彦の印象が変わっていきます。
    そして若宮に忠誠を誓うことを決意します。
    これから雪哉は成長していくのでしょうね。続きが楽しみです。

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    2024年10月27日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    作者の阿部智里氏、物語を造形するのが実に上手い。今作「烏の緑羽」も読んでいて惹き込まれました。前作前々作との繋がりが、いまひとつ判然としなくて不安を感じながら読み進める部分もありましたが…どうなるかは読んでのお楽しみです。

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    2024年10月23日
  • 八咫烏シリーズ外伝 かりんみず

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    大河小説に埋もれた小さな真珠

    八咫烏シリーズが膨大な人々(?)と年月を描く大河小説であることに異論は無いでしょう。本編でば、その時限りの登場人物、怒涛のストーリーに飲み込まれ何処に居るのかわからなくなる、そのひとり。掘り下げてみれば、優しくて哀しいひとたちが現れ小さな真珠の輝きを見つけたような心地にさせてくれます。

    #胸キュン #切ない #共感する

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    2024年10月13日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    ネタバレ

    澄尾さん、好きすぎて……。
    「しのぶひと」で泣いて、「わらうひと」で真っ直ぐさに貫かせる。

    どの短編も好きだが、「まつばちりて」で松韻が出てきて「おや、意外」と思ったら、素敵な話で松韻さん見直しました。
    雪哉の母、冬木についても梓視点で明かされて、きらきらしてるなと思った。

    あとがきを読んで、もっと「ゆきやのせみ」的なエピソードも読んでみたくなった。

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    2024年10月06日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    すっごく面白かったです。
    シリーズ1作目は主人公に肩入れして読んでいたので残念感が先に立ってしまったのですが、本作は本当に面白かったです。

    北家垂氷郷のぼんくら次男、雪哉は中央で若宮の側仕えとして1年働くことになり、うつけと噂される若宮を排除しようとする陰謀に巻きこまれていきます。
    誰が味方で敵なのか、それぞれの駆け引きにページを捲る手が止まりません。

    自分が利用されたことに傷付く雪哉が、若宮の味方になるかわりに出した条件「日嗣の御子の座を降りること」。条件をのまれなかったので雪哉は垂氷に帰ったようですが、そんな雪哉の信念をとても好ましく感じました。

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    2024年10月04日