阿部智里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレもう死にそう...私の心が。これ以上むごい話があるだろうか…
因果応報。民は愚か、というけれどそう言う雪哉も愚かだったってこと。
作者は読者を何回地獄に突き落とせば気が済むのだろう…追憶よりひどいことはもうないと思ってた…
次作は全面戦争突入か?
もうバッドエンドしか見えてこない。
しかし凪彦は、毒親と親を憎んでいる羽母に育てられて、なんであんなにまともに育つの?
あと雪哉より治真の忠誠心の方が怖い。
2025.9.1再読
楽園を再読した後もう一回亡霊を読んだ。やっぱりひどい話だった。
時系列だと追憶→望月→楽園→亡霊なので、記憶がおぼろげな人は時系列で読み返してみてもいいかもね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になってた!っていう人たちの話でとても面白かった。
特に、松韻の「まつばちりて」と雪哉の二人の母たち「ふゆきにおもう」が好き。
「まつばちりて」は、松韻の成長による気付きが切ない。なにも知らないままだったら、生きていけたとかもしれないのに⋯。
純の想いも辛い。愛が憎しみに変わるとはこのことだ、を体現したような話。
そして女性と男性との平等とは何か、というのも考えさせられる。
「ふゆきにおもう」は、なぜ梓が冬木のことを悪く言わないのかがすっきりする。
冬木は雪哉みたいな人で、本質的なものを見ることができるとても賢い女性だった。
梓はそんな冬木が大好きで、冬木も梓を可愛がっていて。この2人