阿部智里のレビュー一覧
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ネタバレ最後の最後の最後にあー!
となるやつ。
八咫烏シリーズは2冊目くらいまでしか読んでないと思うんだけど、この作者さんすごい人間の奥の奥の汚いと純粋無垢の境目を描くのがとてもお上手で考えさせられる。
蜻蛉帝はいい人なんだろうな、と思ってたから、え!!だからかぁ!!!となった。
でもシリウスも完全な悪という感じでもないのが最後の最後に分かり、てか、え、最後なに?BL?
ってなったのはわたしが腐女子だからでしょうか。
でも、後から冷静に読み返したら、シリウスは単純にそこに純粋な美と愛を観ることができたのかなと感じた。実はええ奴やん。
腐女子はすぐBLに脳内変換してしまうのだな、と己の脳の病みを知った。
面白かった。タイトルの意味がちゃんと回収された。けど、表紙の絵の人を今の今まで孔雀王だと思ってました←
自立した女性が世界をまとめると平らかな世界になるのかな、と思いました。
そうありたい。 -
Posted by ブクログ
ファンタジー好きなので、前から気になっていたシリーズ。
でも、すでに長く続いているので、今から読んで追いつくのに時間もかかりそう、と躊躇していた。
が、同じ著者の『皇后の碧』が、とても気に入ったので、この八咫烏シリーズも読んでみたくなり、まずは1巻目を購入した。
八咫烏の世界観が壮大すぎて、はじめはイメージしにくいところもあった。
でも、何か秘めた部分や、姫たちの思惑や本心が少しずつ明らかになるに連れ、先の展開が楽しみになってきた。
二転三転としていく状況に目が離せなくなり、真相がわかったときには、ハッとする驚きと共に、新鮮な喜びも感じられた。
真の人間性を問う物語でもあった。
この作品が、20歳のデビュー作だなんて、ホントすごい。 -
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ネタバレ衝撃の展開ながらもサクサク読める。
だが情報量が凄い。それぞれの思惑が絡み合って、統治するのって本当しんどいだろうな、という感想。
単行本の表紙も印象的だが、文庫本の表紙も印象的。
280ページの「あーあ。 だから、駄目だと言ったのに。」
何が駄目なのか。自分の読解力の低さが恨めしい。
己の性格上、忠誠を誓った行動が駄目だったのか、
己の性格上、他者の想い渦巻く中央に身を置く進路自体が駄目だったのか、
垂氷で生涯を終える事が、己にとっては一番の選択だったのか。。
長束の「お前は落ち込んだりしないのか?」という投げかけもしんどい。
浜木綿の「お前はだたの一度だって、奈月彦を選ばなかった」という言葉もしんどい。
冒頭の奈月彦から姫君へのセリフ。この臣下にあたるのが雪哉だと思うのだが。。
でも、雪哉の、逃げようという提案は。。奈月彦の時もそうだけれど、雪哉にとっては逃げる、という言葉が出れば、自分の選択に賛同する覚悟が聞ければ、満足なのだろうか?
治馬の言葉に納得していなさそうだし。
『「政を行うという事は、皆を助けたいと願いつつも、皆を助けられないことだ。…自分に出来ない行為を臣下に押し付けておきながら、自分ばかりが潔白でいようとする。…だから、共に考えよう。」』
奈月彦が記憶を持たない理由は明らかになるのだろうか?
前作短編の作者後書きにもあったが、メインキャラクター以外の八咫烏も一生懸命に生きており、だからこその展開。彼等は忙しくて、やること沢山だけれど、妹君はむしろ思いを募らす環境だよなぁ。。
滝本とのすれ違いがまた切ない。
『関係を改善したいと思っても、衝突などなかったかのようにしたのだからそれが修復されることはないのだった。』
藤波の最期の行動は、彼女目線であれば理解できるのだろうか、それとも、彼女自身にとっても意外な、衝動的な行動だったのだろうか??
滝本は彼女を抱えて、何を思っていたのだろうか?雪哉に言われる前から藤波の宮を選ぼうと、決めていたのだろうか?それとも、過去をずっと悔いていたのだろうか?
奈月彦が雪哉に相談したかったことは何だったのか。
山神と玉依姫はどうなったのか。
本当、父親は、多分東家からの働きかけもあったと思うけど、なぜにこういう性格になったのだろう??彼目線の物語があれば共感できるのだろうか??
皇后の凛とした姿しか知らなかったので、亡き後の取り乱す姿は少し意外だった。覚悟していても、理想はそういかないということか。
南家出身でなければ、雪哉に賛同しただろうか。
夜桜を見に行った二人が、袂をわかつことなくともに尽力するパラレルワールドを読みたい。。
やり方を決定的に間違っていた、と雪哉は言うが、奈月彦はどんな感想を抱いただろう??
完結して、また一から読み直したいけれど、しんどい完結だったら、読み返すのもまたしんどそう。。
CLAMP作品のようだ。。 -
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ネタバレおもしろすぎて半日で読んだ。
5巻「玉依姫」の山内視点だと気づいた瞬間30人くらいのコナンくんが語りかけてきてめちゃくちゃアドレナリン出た。
玉依姫で不自然にスルーされたけど絶対重要そうな怪我人とかいたよな……?誰……?からずっと澄尾か明留か雪哉の怪我人ダービー始まって澄尾〜〜〜!!!!(気絶)
絶対誰か死んでたしワンチャン雪哉死ぬまであるか?と思ったら流石に茂丸だった。茂丸……フラグの立ち方……。
奈月彦がどんどん情けなくなっていくのに比例して雪哉がどんどん初期の奈月彦みたいになっていくのつらい。
茂丸死んでからの雪哉の言動に共感性ありすぎ。全く的を射ているかどうかはわからないけど、後半の雪哉の言動は強い衝撃や大きな感動をもたらすような出来事に直面したとき頭の中でその出来事と自分の感情を理論的に整理して全てに意味づけることで必要以上に心が動かないよう無意識のうちに自分を護っているんだろうなと解釈。これってそうしようと思ってやるわけじゃなくて出来事を受けて無意識のうちに始めた思考が結果的にそういう働きをしていたみたいなことだから誰にでもわかる感覚じゃないと思うんだけど、阿部先生はたぶんわかる人だし、引き出しがあるなーと感動した。
普段口コミとか読まないタイプだけどたまたま事故で「5巻はこれまでに比べるとまったく面白くなかった」みたいなこと書かれてるの見ちゃってほ〜〜と思いながら読み始めたらこれ4〜6巻セットで読むやつだからあの口コミ書いたひとに誰か絶対6巻までは読むよう伝えてあげてほしいすぎ -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。
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ネタバレ長束を知る一冊になるかと思ったら、路近だった。
路近を理解したいという長束の気持ちを通して長束の
事も知ることになるんだけど、イメージが変わった。
両親とは似ても似つかない彼で良かった。
(それはそれで奈月彦が心配になるのもわかる。)
路近をよく知る人ということで、読者は勁草院の院志・
清賢と翠寛の背景と人柄を知ることができる。
路近を疎む南橘家が送り込んだ二人が路近の命を救う
ことになったのは皮肉だけど、こういう二人の存在は
今後の展開の希望になった。
特に翠寛は、勁草院で雪哉と色々あったし雪哉のやり
方に不満もかなりあるようだけど、やり方が違うだけ
で根っこの部分、価値観は同じだと思うので、そんな
風に違った目を持つ聡明な人が味方にいるのは強さに
なると思う。
路近は…何だろう。複雑なのか単純なのか…
極端な行動はまだ怖いけど、朔王が言ったことや谷間
で清賢に言われたことを真剣に聞いて考えるところは
面白い。様々な状況下で様々な人と出会って変わって
いく路近を見ることがない両親は残念。
巻末では奈月彦が死んでから6年後まで飛ぶ。
いよいよ本筋が動くかな。
雪哉を忌々しく思う長束の気持ちはわかるけど、それ
ぞれの場所でそれぞれのやり方で同じ目的を達成する
ために動いているのは最善だと思う。
味方の動きがわからないというのは、敵にも絶対に知
られることはないということだからね。
あーそれにしても、雪哉が違う金烏に仕えていると知ら
ずに楽園の烏を読んでいた自分を思うと複雑。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悲しい。悔しい。はらわた煮えくりかえる。
真赭の薄と澄尾のことに喜んで読み始めたのに、まさか
こんな巻末になるとは思わなくて…
懐かしい名前がいくつか出てきて嬉しかったのに、あの
薄気味悪い女の存在はすっかり忘れてた。
長束のは慟哭かもしれないけど、私なら完全に怒号。
人も八咫烏もどこまでも堕ちていけるものだね。
この山内の存続が危ういという時に現状も全て奈月彦の
せいにする。金烏が変われば現状は変わるのか?
四家の負担は減らすことが出来ても、山内の危機は変わ
らない。あの愚かな紫雲の院くらいだろうと思っていた
のに…
奈月彦の遺言は、雪哉の行動を推測して敢えてそうした
のじゃないかな。浜木綿の発言も全て計画?
奈月彦も雪哉も好きだから、私の希望的観測なのかもし
れないけど。
雪哉が多くの民を死なせるような判断をするとは思わな
かったと思うし、真の金烏が自分のため、娘の地位のた
めに血を流すことを望むはずがない。
青嗣はいくらか雪哉を知ってはいたようだけど、理解は
出来てない。「宥めすかし、鞭を匂わせ、飴を与えれば」
陥落するって、誰のこと?と思ってしまったわ。
そんな人を奈月彦が信頼するはずないでしょう。
彼らが思い知らされる日が待ち遠しい。
明留…