阿部智里のレビュー一覧

  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    小説の舞台となっている地域の北方の僻地で、大猿に人(=八咫烏)が喰われるという悍ましい事件が発生。唯一の生き残りである少女が何かを隠している様子だが、これにも二重三重のトリックが。若宮と従者、子供の頃からの親友の衛者、妻となった姫、姫の女御など数少ない味方と多くの敵、そして地下の者たちなど新しい勢力も登場。ここまで引っ張っても全貌を見せない大きな世界を描く能力は、もしかすると十二国記以来かも。

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    2025年11月26日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    烏シリーズ第2弾。第1巻の姫騒動の間、若宮が何をしていたのかが明らかになるとともに、この壮大な物語の背景が徐々に明かされる。前巻とセットになっているという、なんとも大きくかつ緻密な仕掛けに驚く。同時に、辻褄がちゃんとあっていて、いくつかの伏線も回収されている。良い意味でやられたと思いつつ、これで舞台が整ったので、いよいよ物語本編が始まると言う意味でより楽しみが増えた!

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    2025年11月26日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    前作の『追憶の烏』で少し中弛みのような心持ちがしたけれどまた持ち直して面白かった…
    これまで登場してきたキャラクターの過去や人物描写が色濃く、路近にでさえ同情の気持ちが湧くような、なんとも形容しがたい心理…
    長束は雪哉に非情な場面を任せようとするけど、、
    最初の雪哉とは真逆な扱いに未だ戸惑う。
    どうしてそうなった?!ただただ雪哉の行く末が悲しい。

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    2025年11月17日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    これまでの展開から一転、異世界につれてこられた少女が、異形の神の世話をさせららるところから話が始まり、山内世界と、どうつながるのかと思ったら…。

    シリーズ五作目で異世界・山内の謎が明らかになったのには驚かされました。これだけの設定、もっと引っ張ることもできただろうに。この潔さがすごい。

    少女視点から見た山内と神の世界は、これまでになく新鮮で面白かった。

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    2025年11月11日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    八咫烏シリーズの中でも人気の高い巻。山内のホグワーツとも言うべき勁草院での学生生活が中心です。

    勁草院は進級試験に合格しなければ、身分にかかわりなく退学という実力社会です。

    そんな中でもご飯を食べたり、語り合ったり、時には喧嘩したり。ハリー・ポッターの魔法学校、ホグワーツを思い出しました。

    最初は貴族の明留と平民(雪哉は郷長の息子だけれど平民寄り)の生徒たちとの軋轢があったりするのですが、それを乗り越えて行くところが胸熱で。青春ていいな♪

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    2025年11月11日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    NHKでもアニメが放送されていたので興味を持って購読。宗家とそれを支える東西南北(春秋夏冬)の4家。それぞれのお姫様が宗家の若宮に嫁入りすべく、宮城に集められる。蓮っ葉な夏の姫、見栄っ張りな秋の姫、冷徹な冬の姫、天真爛漫な春の姫とわかりやすい設定で、超絶イケメンだが訳ありの若宮を奪い合う、よくある異世界ファンタジーかと思いきや、思わぬ広がりを見せる奥行きの深い物語。これは楽しめる。続編購読決定。

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    2025年10月28日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    これから長く暗い猿との戦争が始まるのかと思ってたので、ひとまず良かった
    浜木綿の言う通り、ただの烏として生きる道があるのならまだいいのかもしれない

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    2025年10月27日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    ネタバレ

    ああ、これは前巻の『玉依姫』の
    八咫烏側から見たストーリーなのですね…。
    1巻目と2巻目もそうだったけど
    色んなサイドから考えることができて面白い。
    よくできているなぁ。

    金烏、大猿、ますほの薄、雪哉それぞれの事情、感情、価値観が交錯する。

    『自分には感情が無い』
    と、言っていた金烏も人間らしく
    クヨクヨしている。笑
    そこがいい!

    それを母親のように見守り支える
    奥方の浜木綿。
    本当に憧れの女性です。

    大好きな雪哉は厳しい戦いの参謀になり
    非情な決断を躊躇わずにする。
    ちょっと小賢しいけどかわいかった私の好きな
    雪哉なんてもうどこにもいない…泣
    今回親友を亡くし荒んでしまったのか?
    戦いが終わっても雪哉はもとに戻らない…

    でも、最後の最後に涙を流し
    ようやく泣くことができた雪哉…。
    良かった!と、私も涙してしまいました。
    おかえりなさい雪哉…。

    ここで物語りは一段落らしい。
    この後はどうなるのかな?

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    2025年10月26日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    ここからはアニメでまだやってないところ。
    チラリと雪哉が学院に入ることだけはわかっていたけれど…
    正直、学園ものになっちゃうのかー…
    と、がっかりしてました。
    だけど、そんなこと思っていたのは愚かでした。笑
    雪哉が院生を仲間にしていくことを嬉しく思う反面、雪哉くん、そんなに怖い人だっけ?とドキドキしてしまいました。

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    2025年10月23日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    これもアニメでやっていたところ。
    内容はわかっているはずなのに
    どんどん引き込まれてしまいます。
    『金烏』の哀しさがひしひしと伝わってきて
    切ない。
    今後も楽しみ!

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    2025年10月23日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    ネタバレ

    衝撃すぎて一気読みした。
    紫苑の宮との桜の場面が綺麗すぎて、その後の出来事との落差か激しかった。
    忠誠ってなんなんだ。あんなに雪哉は奈月彦と心通じてたんじゃないのか。
    最後の目が死んでいく雪哉が悲しい。
    それでも、姫宮を大事に思っていてほしい。そのために冷酷になっていったんだっていう雪哉でいてほしい。

    どんなに腹黒くなっても、雪哉が一番の推しです。

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    2025年10月11日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    長束さま側からの追憶の烏までの話。
    初登場時はなかなか頼り甲斐があったように見えた長束さま。
    この巻でついにポンコツ認定されてしまった⋯。
    でもそれがいい。奇跡的なバランスで生きてる彼が、路近には珍しくて仕える気になったのだろう。
    最後の翠寛に手荒く育てられてる彼にほっこりした。最後までほっこりさせてくれて嬉しい。

    奈月彦は感情豊かになって、普通の八咫烏に近づいていたのかと思いきや、冷静冷酷な面(金烏としてる部分?)もあって、雪哉を利用してた。それでもいい。
    心苦しくも雪哉の忠誠心を使って汚いことさせてたでいいから、雪哉のことも皇后と同じくらい信頼しててほしい。。
    追憶の遺言は、ああ書けば雪哉が山内のため動いてくれると思って書いたとしてほしい。
    雪哉が報われなくて辛い。。

    この話は空棺ででてきたいろんなキャラを立体的にしてくれた。読み直したら空棺の印象がらっと変わりそう。

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    2025年10月11日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    第一章のおわりから、第二章の始まり『楽園の烏』までのおよそ20年間を描いてる巻。
    このシリーズにおけるおそらく最大の事件が起こる。
    衝撃。
    普通は過去の出来事が繋がってくるのが分かり、読み進めていくと気持ちはスッキリしていくけれど、今作は繋がってきても全くスッキリしない切なさが後を引く。
    衝撃しかない。

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    2025年09月29日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    私はファンタジーが苦手ですし、貸してくれたから読んだけど、正直そんなに前のめりでは無かったんです。

    なかった筈なんです。。。

    が!!
    何これ!?
    めっちゃ面白いじゃんっ!!

    今回もこのシリーズのスピンオフのような話。
    いや、誰が主役なのかわからない話なので、スピンオフも何もないかもしれないですが、めっちゃ面白いです。


    今回は金烏の弟の長束の護衛の路近のお話。
    路近、翠寛(翠)、清賢の勁草院時代。

    今までで1番面白かったです。
    政治的な内容もすっごい上手いですし、人と人との(烏と烏ですが)人間関係の描写が凄いんです。上手いんです。

    めっちゃ良かったのですが、私の表現力の無さでは、この本の良さを誰にも伝えられません。゚(゚´ω`゚)゚。

    この本は単行本で本屋さんのカバーがついた状態で貸して下さったのですが、新品買っちゃう気持ちわかります!
    面白いですもん♪

    白状しちゃいます。
    ファンタジー嫌いとか言ってましたけど、このシリーズ、しっかり面白いです。゚(゚´ω`゚)゚。
    ファンタジー嫌いだなんて言ってすみませんm(_ _)m
    こんな素晴らしい小説を教えてくださった先輩に感謝です(*´∇`*)






    今日は23日の振り替えで会社がお休みでした。
    最近会社ではDXを推進しており、ITパスポートという資格取得を呼びかけていたんです。

    私は初級システムアドミニストレーターという資格をもっており、ITパスポートには全く興味を持てず、静観しておりました。

    が、毎月、毎月イントラを見ていると、社員がどんどんITパスポートの資格に合格していくんです。

    気になって先週、過去問題を数年解いてみたところ、全部60%以上合っていたんです。
    600点/1000点 で合格なんです。

    これならワンチャンいけるんじゃね?
    と思い、26日の受験日、浜松の空きがあったので申し込みをしてしまったんです。
    申し込みしたのが22日。

    申し込みをしてしまってから、過去問題を少々勉強しただけ。。。
    舐めてました。めっちゃ舐めてました(-。-;


    そして本番!!

    試験問題を見た途端、解らない(-。-;
    次!
    解らない(-。-;
    次!
    解らない(-。-;
    何が書いてあるのか理解出来ない。
    聞いたことがない単語だ。。。

    これを20回以上やりました(~_~;)
    合計100問、ほぼ解りませんでした( ^∀^)
    あはっ(*´∀`*)


    舐めてました(-。-;
    どこか浮かれポンチでした(-。-;
    アホすぎました。
    資格試験前は勉強しないとダメです。
    本当ダメです。゚(゚´ω`゚)゚。


    久しぶりにこんなに解らない地獄を味わいました。
    来月の中旬合格発表があります(笑)

    皆さん、資格試験はちゃんと勉強してから挑みましょうね♪

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    2025年09月26日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    面白い、これは面白い。
    最後の最後で、一本の線に繋がる。
    長束、路近、清賢、翠寛の一連の過去があるからこそ、のラスト。
    血盟箱を開けた後、皇后サイドはどうなっていたのか……。
    成る程、と唸らずにはいられない。すごい。

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    2025年09月25日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    八咫烏シリーズ『黄金の烏』。面白くて一気読み。相変わらず阿部智里さんの書く世界観は独特で面白い。
    今回は八咫烏を喰らう、天敵の猿が現れ…。

    今回は、「山内」という世界の謎、外の世界との関わり、そして、真の金烏とは何か?
    と言う謎が少し明かされます。山内は言わば大きな結界であり、そこからの出入りは(特に入ることが)容易ではありません。

    今までの敵は、宮中内の同じ烏同士でしたが、今回は新たな敵「猿」が登場します。
    また八咫烏の世界と何らかの関わりがある「人間」の存在も。

    今まで、独立した異世界だと思っていた「山内」が、実はいろいろな世界とつながり、影響を受けていることがわかってきます。
    雪哉は金烏である若宮が世界を救う力を持つことに懐疑的でした。

    でも、今回、若君の力を目の当たりにしたことで、若君のマイペースな行動の裏にある思いに触れることになります。
    それが、どんな結果を若君や雪哉にもたらすのでしょう。これからの展開が楽しみです。

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    2025年09月18日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    ネタバレ

    夕闇の中、手鞠のようにまるまると咲き誇る紫陽花が、………「どうして」という文章の意味が理解出来ないまま読み進み事の次第が明らかになった後、またそこから再読。阿部先生「どうして」と言いたい。この巻は一番泣いた。暫くは続きが読めない。本当に衝撃です。

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    2025年09月12日
  • 妖し

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    電車の乗り換え時に構内の本屋で購入

    「妖し」という固有名詞を題材にするとこんなにも作者のカラーが出るのかと…!

    大好きな恩田陸さんの作品のじっとり感がたまらなかったです。
    バナナの話は、一生忘れないと思います。
    情景描写が秀逸で、主人公視点の光景が目に浮かびすぎて怖い。そして情景は目に浮かぶのに主人公の感情が絶妙に言語化されないままそこにある感じが凄かったです。

    たまたま手に取った本でしたが大好きな一冊になりました。

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    2025年08月24日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    今回の主人公は、路近の周りの人たち。
    路近の過去の話がメインですが…想像以上の過去。
    なにかと悪いイメージの翠寛の過去も興味深いです。
    それにしても、少しずつしか語られない紫苑の君の空白の過去が気になる!!
    今回も少ししか進まなかった〜

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    2025年08月23日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    『烏は主を選ばない』。前作『烏に単は似合わない』と対になる作品です。
    若宮を命を狙う事件が少年・雪哉の視点で描かれます。
    ファンタジーの形を借りたミステリでもあるので、謎解きの面白さもあります。

    人の姿をとる八咫烏の世界、山内。
    出自のため、ひねくれたところのある少年、雪哉が仕えることになった若宮・奈月彦は、その美しい容姿とは裏腹に、とてつもなくマイペースで破天荒。

    そんなふたりが。若宮の暗殺事件の謎を追います。

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    2025年08月19日