阿部智里のレビュー一覧
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八咫烏シリーズ『黄金の烏』。面白くて一気読み。相変わらず阿部智里さんの書く世界観は独特で面白い。
今回は八咫烏を喰らう、天敵の猿が現れ…。
今回は、「山内」という世界の謎、外の世界との関わり、そして、真の金烏とは何か?
と言う謎が少し明かされます。山内は言わば大きな結界であり、そこからの出入りは(特に入ることが)容易ではありません。
今までの敵は、宮中内の同じ烏同士でしたが、今回は新たな敵「猿」が登場します。
また八咫烏の世界と何らかの関わりがある「人間」の存在も。
今まで、独立した異世界だと思っていた「山内」が、実はいろいろな世界とつながり、影響を受けていることがわかってきます。
雪哉 -
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ネタバレ気になってた!っていう人たちの話でとても面白かった。
特に、松韻の「まつばちりて」と雪哉の二人の母たち「ふゆきにおもう」が好き。
「まつばちりて」は、松韻の成長による気付きが切ない。なにも知らないままだったら、生きていけたとかもしれないのに⋯。
純の想いも辛い。愛が憎しみに変わるとはこのことだ、を体現したような話。
そして女性と男性との平等とは何か、というのも考えさせられる。
「ふゆきにおもう」は、なぜ梓が冬木のことを悪く言わないのかがすっきりする。
冬木は雪哉みたいな人で、本質的なものを見ることができるとても賢い女性だった。
梓はそんな冬木が大好きで、冬木も梓を可愛がっていて。この2人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ金烏と同じように、玉依姫も代々の記憶を持って、体を乗り移っているようで。
でも志帆の意志や感情は消えてなくて、
そうすると若宮もやっぱり感情はあるんじゃないかな。護衛が山神に殺されてしまったとき、感情がないようには思えなかった。
死んでしまった護衛が誰かも気になる。。
雪哉、無事でいてくれ。。
志帆の他人の幸せが自分の幸せ、っていう考え方は、素晴らしいのかもしれないけど、身内は辛いなとも思う。
自分の幸せを考えて欲しいって、親や祖母の立場から望むのは当然で、でも志帆本人の幸せとはまたずれるから悩ましい。。。
志帆は椿とともに滅ぶことを選んでしまったけど、それが本当に幸せなんだろうか。。難しい -
Posted by ブクログ
表紙のイラストが素敵で購入しました。
風・火・水・土の精霊たちの世界の物語です。皇帝、王、皇后、愛妾、宦官、女官などが登場する宮廷もので、ファンタジーにミステリー要素が加わったような内容でした。神秘的で幻想的な雰囲気と不思議な謎に魅了され、一気に読んでしまいました。
終盤のスピード感ある展開は見事だったと思います。ずっと疎外感を感じていたと思われる主人公が最後に信じ合える仲間と、安心して過ごせる環境を手に入れることができ、本当に良かったです。
本の装丁のイメージどおり世界観がとても美しく、精霊が登場するような日本のファンタジーは初めて読みましたが、このジャンルも良いなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったー!!
前作と対になった作品で、桜花宮に来ない若宮なにしてたんだよ、に応えてもらった。
大変だな若宮、と思って、姫様達への誠意もわかった。
だけどやっぱり殴りたいよね若宮を。特に雪哉にはその資格がある。無理かもしれないがぶん殴ってやれ。
若宮の考えの裏を敵に読まれたかと思ったらまたそこも若宮の掌で…的なインフレが多くて、最後までドキドキした。
この話は忠誠とは何か、大切に思うものはなにか、がテーマとして語られていて、其々が其々の心に従っていて、とても気持ち良い。すれ違おうが、殺されかけようが、皆が皆筋が通っている。理解できるかは別として。
そんなところがとても良かった。
最後の