【感想・ネタバレ】望月の烏 八咫烏シリーズ10のレビュー

あらすじ

若き金烏の新たな后選びに波乱の予感――。

累計200万部突破&2024年4月よりアニメ放送スタート!
大人気異世界ファンタジー「八咫烏シリーズ」待望の最新作。

絶対権力者・博陸侯の後ろ盾のもとで、
新たに異世界〈山内〉を統べる金烏代となった凪彦。
その后選びのため、南北東西の大貴族の家から選ばれた、
四人の姫君たちが、宮中での〈登殿の儀〉へと臨む。
しかし下級官吏として働く、絶世の美姫の存在が周囲を――。

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
Rated 5 stars out of 5
Rated 4 stars out of 5
Rated 3 stars out of 5
Rated 2 stars out of 5
Rated 1 stars out of 5
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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これまであまり意識していなかったけど、どうやら自分はファンタジー作品が好きらしい。
巻数を重ねるごとに広く深くなっていく世界。
その世界の行く末を傍から眺めている感じが好きらしい。
第一作を読んだときはまさかこの作品がこういう跳ね方をするとは想像できなかった。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

点が線になっていく謎の回収が素晴らしい。そして気持ちいいくらい、2部の1作目とついに繋がった!次の作品も待ちきれない。

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2024年11月19日

Posted by ブクログ

突如落女として現れた謎の美少女、澄生に朝廷は引っ掻き回され慌ただしい。登殿の儀もざわざわすることばかり。澄生は何者なのか、狙いは何なのか。負けん気の強さとハッキリした物言いにハラハラしながら楽しむのも束の間、いつの間にか不穏な空気に包まれ息を呑む。やっぱりこういう流れになるのか。博陸候(雪哉)のことはずっと好きだったので民を蔑ろにする政策や態度が悲しい。凪彦の頼りなさにうんざりしてたけど変わりつつある姿に期待。澄生の素性と裏の仲間には驚いた。ここでやっと安原はじめに繋がり更に続きが気になり楽しみ。

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2024年10月28日

Posted by ブクログ

アニメを見て世界観にはまり、最新刊まで一気に読み進めました。
山内の存続は難しそうですが、まだまだこの世界観に浸っていたいので、阿部先生の最新刊待ちですね。それにしても、雪哉改め雪斎のキャラ設定がすごすぎですね。

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2024年09月23日

Posted by ブクログ


何度も出てくる
「せめて自分ができることをやれ」
おそらく、それぞれが自分にできることを自分の立場で、時期を見計らってやっているんだろう。

2章に入ってからの時系列を整理するのに全部読み返したくなる。前巻と同じく最後の最後でいろんな重要なことがわかって次巻へ・・・。気になるー。

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2024年09月19日

Posted by ブクログ

凪彦がいい!
どうして性悪のあせびからあんないい奴が生まれるのか(笑)
そして最後、あ、そこに繋がるのね〜という結末。思わず声が出てしまった



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2024年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず「澄生が登場した時、紫苑の宮が帰ってきた!」という喜び。頭の片隅で「じゃあ、葵はどこ?出てくる?」っと、ずっと考えてた。まさか、はじめから存在してなかったなんて、、、、衝撃的でした。浜木綿の用心深さと一線引いてたんだと思いました。
最後の「終章」で博陸候 雪斎としてでは無く、雪哉としての気持ちが描かえるのがとても好きでした。

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

八咫烏シリーズ 最新作

本作で今までの話の伏線を回収する。久しぶりの登場人物に大興奮する。この作品の虜です。
次回作楽しみ。
その前に、楽園の烏を読み返す。

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2024年07月07日

購入済み

夢中で読みました。

最高でした。歩いている時も食べている時もスマホが手放せなかったです。くすっと笑ってしまった箇所もいくつかあったし、艶っぽいところや醜い感情にさえ、胸を躍らせ八咫烏の世界に浸らせて頂きました。登殿のお姫様も怖いのがいましたね~。先も知りたいけれど、これが最新刊。なのでまた楽園に戻ります。あ、書き終えた今頃になって「あせび」がまたやってくれたことに気がついた!さすがだ、、

#胸キュン #カッコいい #スカッとする

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2024年06月07日

購入済み

待ちに待った新作!!

雪哉のことやすみきのこと、もどかしかったですが、最後まで読んで私はこれまでモヤモヤしたことも腑に落ちました。八咫烏シリーズは大人になってから久しぶりにどハマりした作品で、毎度早く続きが読みたくて仕方がないです!笑

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はあ、苦しい〜

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
平安時代栄華を極めた藤原道長が詠んだ歌として有名だけど、雪斎はそれと同じようなことを他人から言われている訳で、雪斎は賢いからそんな褒め言葉で気持ちよくなるはずもなく、彼の孤独を感じてしまった。

澄生は紫苑の宮だったことが雪斎の口から明かされたけど民を想う信念とか、真っ直ぐとした強さは父親の奈月彦そっくりで、絶対対峙したく無かったであろう相手と対峙しなくてはならないのが苦しい。

垂氷郷雪哉が博陸侯雪斎になるまで、何故ここまで合理的で冷徹な独裁者然とした人物になってしまったのかを考えるとまた苦しい気持ちになるけど、年月が経っても「紫苑の宮の顔を見間違うはずがない」と断定する程に執着というか愛というかとにかく強い気持ちを奈月彦のいた頃の山内に持ち続けていること、今作の終盤で治真の問に対して反射的に「なるべく殺したくはない」と呟いたこと。
たったそれだけだけどまだ少しは希望はあるかなって思った。(そう思いたい、の方が正しい。)
逆にその発言で雪斎ではなくて雪哉らしいというか、心の底にあるものが少し見え隠れした気がするのが痛々しい。

最初は鶴が音の不遜な振る舞いにいらいらしてたけど雪斎や澄生、凪彦たちの立ち回りが混乱を極めてくると桜花宮の姫さま達の不憫さが一層際立つし鶴が音の思い上がり甚だしい態度もバカ正直で自信家なところも愛おしく思えてきたから不思議。
けど鶴が音の傲慢さと真赭の薄が桜花宮に入内した時の傲慢さは全然雰囲気が違うなとも思った。
真赭の薄は己の類稀なる美貌を1番の根拠に自信を持っていたけど鶴が音は自分の家の背景にいる雪斎や己の知りうる情報を1番の根拠にマウントを取るタイプなので。
自信の根っこに己がいるか他人がいるかの違いは大きいなと感じた。
ここから四人の姫たちがどうなっていくかも楽しみ。
蛍が凪彦に耳打ちした内容も気になる。
個人的に今回好きだった姫は桂の花。
山吹、蛍、鶴が音と違って立場上目立つことはないけど奥ゆかしい、慎ましくてとっても可愛らしい姫さまだった。

楽園の烏で山内の状況ががらりと変わったことを突きつけられたけど、雪哉や澄尾、真赭の薄といった面々が第二部で描かれるとやっぱりもう「あの頃」では無いんだなぁほんとに変わってしまったんだなぁということをまざまざと実感させられた。
もちろん変化することは悪いことではないけど、第二部で描かれている山内の変化に対して失うものがあまりにも多すぎて辛い。
第一部も中々に辛かったけどそれを乗り越えた先の第二部にはさらなる地獄が待っていた感じ。

とにかく私は真赭の薄さまが大好きなので、自分の信念に基づいて日々を過ごしていること、澄尾と夫婦になったこと、子を儲けて素敵な家庭を築いていること、それを知れただけでもう幸せ。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

あせびはあせびだったが、凪彦が良くも悪くも普通に育っていて良かった。シリーズ完結してから時系列順に読み直したい。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

やっぱり、烏シリーズは読まずにいられない。
本編は「玉依姫」で読むのが止まっているので、「烏の緑羽」を久しぶりに読んで、大大大大、、、事件が起こったこと自体は察しているものの、まず、最初の人物相関図を見て、時代の進み方とカップリングにびっくり。

第一巻と同じ登殿がテーマ、后選びはやはり目が離せない、そして、いろんなドラマが絡み合う。
澄生は、わたしにとっては、正直、考え方が青いというか非現実的に思えて今一つ「見目」以外の魅力がよくわからないと感じたものの、まだまだこれから活躍してくれるはず、続きに期待しよう。




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2024年12月15日

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ネタバレ

やはり澄生はあの子なのねーと思うとともに、初期の雪哉たちのやりとりが懐かしい…何をどうしてればこうならなかったのかなぁと切なくなります。
みんなが幸せな結末になってほしいと思う一方で、もうすでにたくさん死んでしまっているのでもはや不可能?
どう着地していくのか気になります。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

まだまだ物語は続いていきます。
正直、最初の頃のようにのめり込むのではなく、ちょっと離れた感じになって読み進めています。

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2024年11月09日

Posted by ブクログ

派手な殺陣などは無く、絵的に地味な政治的駆け引きや舌戦なのだが、飽きずに最後までぐいぐい読める。うまい。

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2024年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スミキちゃんたら蔦屋重三郎かしらん。とにかく元気に生きていて良かったけど、なっかなかな性格の悪さ(笑)さすがユキヤが面倒見てただけのことはある。意外に純粋無垢な凪彦にちょと癒される。
遅刻してきたのは、フジミヤレンとくまさんの卵の子かな?
和製ファンタジー的専制君主制vs民主主義。面白うございます。虚構の世界でシュミレートするのはけして無駄じゃないと思う。神と猿と朝廷と民衆と、入り乱れてきた。そしてはじめちゃんに繋がる物語。
凪彦のユキヤへの「奈月彦に会いたいのか」発言は痺れる。そーきたか。そうか。記憶を継ぐならそれも出来るのか。ズルし!
繋がる記憶はとりもなおさず「歴史」のことだよなと思う。猿側にはあるのかな。神にはあったけど。
今全体のどれくらいまで進んだのだろう。忘れないうちに次巻聴きたいな〜。

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまで読んできて、やっと腑に落ちた感がある。

奈月彦が守りたかった民と、幸哉が守りたかった民と、澄生が守りたかった民は、そもそもその範囲が全く違う。

幸哉は単純に、犠牲が最も少ない最大効率を狙っているんだろうかと思っていたが、幸哉が守りたいものは最初から故郷であり家族であることを思えば、幸哉の中で山内を守る=山内のシステムを守る、という構図が見えてくる。

外伝に入っていた、幸哉が蝉を食う話を見せたかった作者の思いが、雪齋になってしまった幸哉を見るとジワジワ沁みてくる。

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2024年09月04日

Posted by ブクログ

八咫烏シリーズ第12巻。

前の巻から期間が空いているので、山内の現状を思い出すのに時間がかかりつつ、読み始めたら引き込まれて一気読み。

第一部から遠いところに来てしまったな、としみじみ。

雪哉は山内をどうしたいんだろうか。。。
本心が全くわからない(ってところも雪哉らしいんだけど!)ので、そこらへんが今後開示されるのが待ち遠しい。

「追憶の烏」の衝撃は凄まじかったけど、今巻も続きが気になって仕方ない。
仕方ないから「楽園の烏」を読み直そうかな。

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の金烏代、凪彦の皇后選びから始まるが、お妃選びではなく、澄生を中心に進む。雪哉の真意が早く知りたい。最後になって大切なキーワードが出てくる。長束は?
次巻が楽しみすぎる。このシリーズも再読したくなってくる。

八咫烏も第2章になって、奈月彦もいなくて雪哉も怖くなって少し淋しい。あの時が良かったな。



そうか、やはり澄生が… だよね。
雪哉は猿が山内に潜んでいることを知っている。そして外界のはじめさんと荒山は。

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ちょっと待って。気になるところで終わっていらっしゃるのですが? えー。まじか。八咫烏シリーズずっと1巻で起承転結だったからな。今回もそうだと思ったのに。続きが読みたい! 気になる〜

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

第1巻を彷彿とさせる后選びに終始するお話かと思いや、怒涛の展開。懐かしい人達が過去の人物となったのはとても胸がしめつけられる。
雪哉はとてつもなく大きな人に成り得てしまい、敵対する立場で描かれる。肩入れしたいキャラではなくなったのがとても残念。

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2024年06月28日

Posted by ブクログ

まだまだ続く山内……と言いたいが
本当に滅びへ向かっているのだろうか。

落女(女の戸籍を山神へ返上し男として官吏になること)となった澄生。
その正体はまあ予想どおりというか
前巻までで匂わせはあったよねっていう。

これからどんなふうに山内は変わっていくのだろうか。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

 このシリーズ、初めて読んだ。1巻からではなくて、最新作を読んで意味がわかるのかな、と思ったが、意外に面白かった。
 NHKで、アニメ版を放映しているので、どちらも観てみたい。

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2024年06月06日

mii

ネタバレ 購入済み

シリーズ読み返したくなりました

澄生という名前でもしかして、と思ったけどやっぱりそうでしたね。

相関図見た時点でもしや、と思っていたので今回はあまりどんでん返し感というか過去作みたいな衝撃は受けなかったのですが、そのかわり懐かしい人たちがたくさん出てきて嬉しかったです!
そして「そうそう!そんなことがあったんだよ……」としみじみとしたり。またそれぞれのエピソードを『烏に単衣は似合わない』から順に読み返したくなる1冊ですした。 特に『楽園の烏』。このラストからのあれかぁ〜と。

エピローグにて「雪哉」と表されていたのがおそらく全編通して1箇所だけありましたが、「雪哉」としての言葉はおそらくあそこだけだったのかなと思うと彼の苦しさがしのばれます。
滅私しすぎじゃない?と思いますがそもそも彼の胸のうちなんて過去作においてもわからないことばかりだったので、滅私どころか彼の盛大なエゴの可能性もありますけどね。さてどっちに転ぶかな。

この風呂敷を阿部先生がどう畳んでいくのか、次回もとても楽しみです!


#ドキドキハラハラ #深い

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

遂に物語が動き出すかと思いきや前日譚。
もう色々忘れてる。
もっかい読みなおさんとあかんかなあ…。情けない。
なんにせよ凪彦は哀れだ。 出自からして仕方がないのだけど、いい人だからこそ不憫。
少しは救いがあって良かった。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

どうなることやら、って感じ。
雪哉は山内をどこに導くのか。
自分が死んだ後はどうするのか。
謎が残る話だった。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

まったくもってこの後どう転がって行くのやら。
刊行順に読めと言うことになっているが、外伝も含めて、今少し人物関係や時系列が怪しくなってきた。これはこの後も読んで行かねばならぬと言うことか。それにしても雪哉(博陸候)の考えや振る舞いが、やっぱりどうしちゃったの?状態である。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

猿が敵のはずが相変わらず貴族同士で争っているのが歯がゆい
紫苑の宮と雪哉、似た者同士が対立しているが板挟みになる西家の人々と今上金烏の凪彦が不憫でならない

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

あー、おもしろい!
澄生のことが好きになれなくて好きになれなくてw
でもこの作者だから印象に振り回されるな!!と戒めながら読み進めるw
最後、もう相変わらず全部ひっくり返してくるな!
雪弥好きとしては終盤までがちょっとツライ。
ここまで来たら最後まで付き合うので、続き待ってます!

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

金烏代となった凪彦の妻選びが始まる。

澄生のしなやかな強さが小気味よい。
そして凪彦が意外にもふつうにいい子だった。なぜあの両親で…と思うが、長束同様、育ての親がしっかりしていたわけか。

伏魔殿とおぼしき桜花宮に集った姫たちも個性がなさそうで個性的。全体に女性が生き生きと描かれている。
それに魅力的なキャラがまた増えて、実に楽しい。

中央での出世もののような出だしだけれど、そんなに悠長な話になるわけがない。展開の早いこと。

アニメの雪哉を見ていると、こんなだったのにねぇとしみじみしてしまう。

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2024年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代につながっちゃった
あの人はやはりあの子だったのか
明留が悪く言われる部分は涙出ちゃった
何が正義かは人それぞれやけど、考えが全く別の人とはどうやったら分かり合えるのか
雪哉の本心が知りたい
そして幸せになってほしい
まだまだ続きそう
次はいつかな〜

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2024年06月06日

Posted by ブクログ

『楽園〜』の直前にあたる話。
新しい金烏代の后選びの話かと思いきや、ほとんどは『追憶〜』のラストで出てきた落女・澄生の話。澄生の動向に始終はらはらさせられまくり。
雪哉も金烏に悔しい思いをして、このままではいけないと思った結果、四家を立てる方向で今できることをしていると思うが、その状態ではいけないという澄生。じゃあどうすればよかったっていうんだよ!って叫びたい。読んでいる側も、澄生の考えでは甘い、と思わざるおえないが、そう思うのもわかる。でも、それは結局他力本願でしかない。
そろそろ、雪哉自身のことが語られる巻があってもいいのになあと思う。それか、先を読みたい。

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2024年06月03日