阿部智里のレビュー一覧

  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    翠寛にあまりいい印象がなかったけれど、この間を読んで大分好きになった。
    それと長束の世間知らずぶりには笑ってしまった。3巻あたりであまり優秀な人じゃないのかもとは思ったけど、赤ん坊とは言われるとは。

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    2024年11月10日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    衝撃の展開からの今作はどんな感じで始まるんだろう?とある意味不安を感じながら開いた。どう考えても不穏な話にしかならなそうで私のメンタルが保つかしら…?と(笑)
    ところがいざ読み始めると路近と翠のお話だったので、私にはある意味緩衝材的な物語になっていた。この物語構成も意図的の行われたものなんでは?と思った。
    心揺さぶられる展開は確かに必要だけど、それがずっと続くってなるとしんどいのもまた事実。こうした周辺のキャラを深掘りすることでその匙加減を調節するようにしているとしたら凄いな、と。読者の視点を変え落ち着かせる効果もあり、物語に厚みを加えているし。
    登場人物に一切の無駄がないのも凄い。主要キャラ

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    2024年11月09日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    最初はずっと泣きながら読んでて、目が腫れて、辛かった。でも最後に救いがあって、良かった。
    登場人物達に、少しでも救いがあると安心する。

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    2024年11月05日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    今回は全体的に暖かい話多めでよかった!
    「かれのおとない」
    雪哉が茂丸の妹を訪ねる話
    「ふゆのことら」
    市柳の子供時代の話
    「ちはやのだんまり」
    千早の妹、結に好きな人ができた話
    「あきのあやぎぬ」
    西家本家の側室達の話
    「おにびさく」
    鬼火灯篭の作り手の挑戦の話
    「なつのゆうばえ」
    大紫の御前の過去の話
    「はるのとこやみ」
    あせびの君の母、浮雲と笛奏者の話
    「きんかんをにる」
    なつぎひこと紫苑の宮の話

    どことなく切なさもあって読んでて楽しかった!
    1話あたり30分くらいで読めるのも良いところ。

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    2024年11月02日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    謎だった路近や雪哉とぶつかるキャラの深掘り
    過去回だからかわりと平和(感覚麻痺中)と思ってたらやっぱりラスト
    雪哉のこと悪く言わないで…雪哉がああするしかなかった状況と世界が問題なんだ
    雪哉全然出てこないけど対比の描写がすごすぎて…雪哉…誰だって進んで酷いことしようと思ってるわけじゃなくて、誰もできないなら自分がって部分もある。非道なのは非道だけど…
    あと本当に周りが…!茂さんを思い出してしまう
    目指す場所は同じなのに道を分かってしまうの本当に切ない
    望月の烏、はやめの文庫化お願いします!

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    2024年11月01日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    阿部千里さんの、八咫烏シリーズ9冊目。
    ワクワクが止まらない!
    キャラクターをひとりずつ、生い立ちから内面まで深く描いてくれるのが、嬉しい。
    それぞれの人々の事情を知ってしまうと、皆んなのファンになってしまう。
    シリーズもクライマックスかな、と思う。
    山内の話、ずっと読みたいから「外伝」をいっぱい描いて欲しい。

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    2024年10月29日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    ネタバレ

    楽園の烏までの空白の20年間の一部が詰まってました……。

    奈月彦がいないなー、金烏は二人の子供なのかなー、代替わりしたから、出てこないのかなーと悠長に構えていたら、とんでもなかったです。

    これでもかってほど、多方面から精神を削ってくるので、読んでてきついです。それから逃れたくて、この先には安寧や希望が待っているはずだと思って、読み進めるのに、出てくるのは、不安や絶望という、容赦のなさ!

    雪哉の立場や態度の理由がはっきり分かったわけですが、第一部第一巻から、ずいぶん遠くに来たなーと思いました。アニメのおかげで、おさらいできたのがよきです。

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    2024年10月27日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    ネタバレ

    面白かったです。
    シリーズ3冊目ですが、どんどんこの世界観に引き込まれていきます。雪哉達八咫烏が人間のいる世界とつながっていることを意識する巻でもあります。

    八咫烏が猿に襲われ食糧にされていると知った雪哉。日嗣の御子、金烏である若宮と共に調べるうちに、金烏とは何か少しずつ知らされることになります。それと共に若宮の奈月彦の印象が変わっていきます。
    そして若宮に忠誠を誓うことを決意します。
    これから雪哉は成長していくのでしょうね。続きが楽しみです。

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    2024年10月27日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    八咫烏シリーズ八作目。
    第二部の二作目。
    とても長い時間をかけて読んだ。
    思いもしない、あまりの衝撃的な展開が辛くて、するすると読み進められなかった。

    楽園の烏を読んで金烏が変わったこと、出てこなかった面々に何かが起きたことはわかっていたけれど、まさかこんな風になっていたなんてー。

    良くも悪くも、女性たちが物語を大きく動かしている感じがすごくした。
    中でも、若宮殿下のお妃選びの時に強烈な存在感を放ちつつ退場したかの性悪姫が、強力な隠し球をもって再登場するとは!
    あのまま埋もれていくようなキャラではなかった。
    流石です、しぶとい。おみそれしました。

    終わりがけに、また謎のキャラクターが登場

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    2024年10月26日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    作者の阿部智里氏、物語を造形するのが実に上手い。今作「烏の緑羽」も読んでいて惹き込まれました。前作前々作との繋がりが、いまひとつ判然としなくて不安を感じながら読み進める部分もありましたが…どうなるかは読んでのお楽しみです。

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    2024年10月23日
  • 八咫烏シリーズ外伝 かりんみず

    購入済み

    大河小説に埋もれた小さな真珠

    八咫烏シリーズが膨大な人々(?)と年月を描く大河小説であることに異論は無いでしょう。本編でば、その時限りの登場人物、怒涛のストーリーに飲み込まれ何処に居るのかわからなくなる、そのひとり。掘り下げてみれば、優しくて哀しいひとたちが現れ小さな真珠の輝きを見つけたような心地にさせてくれます。

    #共感する #胸キュン #切ない

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    2024年10月13日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    ネタバレ

    雪哉と対立することになった長束とその配下の物語。時系列的には金烏の暗殺の前まで。
    路近を信じきれない長束にまさかの人物を側近のもう一人にすることによって、彼を一人前の政治家にさせるのだった。

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    2024年10月12日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    この八咫烏シリーズはTVアニメを見て読み始めたのですがシリーズ5作目に当たる本作がアニメ放映以降の話になります。
    八咫烏シリーズはアニメを見る前に予備知識なしで1作目から読みたかったと痛感しています。それほどに面白い。
    今作のように痒いところを隅々まで書いてくれる物語は好物なのです。

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    2024年10月11日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    ネタバレ

    「目的の為なら手段を選ばず」という言葉がぴったりの作品。前作を読んできて雪哉が凄いんだろうなと、もちろん思ってたけど、ここまでとは…
    しかも全ては偶然ではないという所が、最後に分かり今回もやられたなという感想。
    信頼できる仲間も出来て、よしこれから大猿と戦いに備えるぞ!と思ったらこの展開だし、若宮の記憶の問題も抱えつつ次回作もすぐ読みたい。

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    2024年10月10日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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    ネタバレ

    流石雪哉!天晴れ!と申したい所ではあるが、巻末にてかなりシリアスになったので、両手を挙げて喜びかねる事態に。
    最後の方の、治真と雪哉のエピソードとか、もっと読んでみたいなと。

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    2024年10月06日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    ネタバレ

    澄尾さん、好きすぎて……。
    「しのぶひと」で泣いて、「わらうひと」で真っ直ぐさに貫かせる。

    どの短編も好きだが、「まつばちりて」で松韻が出てきて「おや、意外」と思ったら、素敵な話で松韻さん見直しました。
    雪哉の母、冬木についても梓視点で明かされて、きらきらしてるなと思った。

    あとがきを読んで、もっと「ゆきやのせみ」的なエピソードも読んでみたくなった。

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    2024年10月06日
  • 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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    ネタバレ

    すっごく面白かったです。
    シリーズ1作目は主人公に肩入れして読んでいたので残念感が先に立ってしまったのですが、本作は本当に面白かったです。

    北家垂氷郷のぼんくら次男、雪哉は中央で若宮の側仕えとして1年働くことになり、うつけと噂される若宮を排除しようとする陰謀に巻きこまれていきます。
    誰が味方で敵なのか、それぞれの駆け引きにページを捲る手が止まりません。

    自分が利用されたことに傷付く雪哉が、若宮の味方になるかわりに出した条件「日嗣の御子の座を降りること」。条件をのまれなかったので雪哉は垂氷に帰ったようですが、そんな雪哉の信念をとても好ましく感じました。

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    2024年10月04日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    ネタバレ

    やっとアニメの内容まで追いついた。
    大猿との戦いは終わっていないし、人間も同時期に存在して、しかもそれは現代の世界っぽいし謎だらけだ。天狗という存在も気になる。この全体の世界がまだまだ見えてこない。
    次回は雪哉が勁草院で訓練を積んで、正式に若宮にお仕えすると言うので心強い。
    という事でまだ楽しみはたくさん残っている。

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    2024年10月02日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    現代が舞台。山神信仰がなお強く残る村に行き、図らずも御供となった女子高生志帆が山神の母に指名された事から、村と山神の秘密、烏と猿との確執など物語の舞台設定が明らかになっていく。志帆と村との関係は、玉依姫とは何か、読み進めるごとに物語に引き込まれる。暴れん坊の山神は、志帆はどうなるのか、最後の最後まで良い意味で予想を裏切る展開で楽しめました。

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    2024年09月28日