阿部智里のレビュー一覧
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八咫烏シリーズの5作目。
といっても、八咫烏シリーズよりも先に生み出されていたお話のようで、八咫烏シリーズのエピソード0という感じらしい。
4作読み続けてきて、急にストーリーの世界観が変わったように思えて、最初は戸惑った。
舞台は人間界で、古く忌まわしい因習の残る村と、神の御供物として捧げられる少女。
化け物と化した山神をめぐる物語。
まわりにはお馴染みの烏と猿。
新たに大天狗が登場!
いやー、面白すぎた。
腹立たしいやら、切ないやら、なかなか感情が落ち着かないけれど、この物語が原点で八咫烏シリーズが派生していったのだから、シリーズの肝ともいえる作品なのだなぁとしみじみ思う。
続きもめちゃ -
Posted by ブクログ
ネタバレ若宮に仕えるため、山内衆に入ると決めた雪哉が、山内衆の養成機関である勁草院で過ごした3年間を描いた巻。
四章構成で、各章ごとに主人公が変わり、初めて第三者から見た雪哉が描かれたが……。
いやはや、雪哉こわ~~~!!
本当に性格が悪いw
味方に引き入れればこれ以上心強い者はいないが、敵に回したくないタイプだ。
明留は、前作で雪哉が衣装を借りたという真赭の薄の弟か。
彼に、「勁草院の改革なんて、院生に負わすには荷が重すぎる」とか言っておきながら、自分ではそれを淡々と遂行し、改革と同時に若宮派の主軸も獲得してしまう。
策士過ぎる。
そして、雪哉の卒業試験が終わったタイミングで、3年ぶりの -
ネタバレ 購入済み
アニメに興奮してまとめ買い
最初に烏が人の姿になる人から烏になるのおもしろい!平安時代のような独自な異世界のファンタジーな大奥のような物語予想がつかないふわふわした女が実はみたいなミステリー、推理もの。あと何より真の金烏がすごい大物感があって痛快に朝廷を掌握していくのだろうと思ってたこれを読んだ時点では。空棺の烏まではほんとにワクワクしてたし楽しかった。
追憶の烏までまとめ買いしました。がっかりです真の金烏まぬけに死にました。丁寧に人物像を描き感情移入させ推していた主要キャラたちがあっけなく死にますバッドエンドで一つの時代が終了しました。
ライトノベルではありませんキャラ萌えしてはいけません!鬱になります。気軽に手 -
購入済み
待ちに待った新作!!
雪哉のことやすみきのこと、もどかしかったですが、最後まで読んで私はこれまでモヤモヤしたことも腑に落ちました。八咫烏シリーズは大人になってから久しぶりにどハマりした作品で、毎度早く続きが読みたくて仕方がないです!笑
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Posted by ブクログ
全巻と同じ時間軸で、いよいよ若宮が登場。
あの時はこんな事が行われていたのか…と思いながら読み始め、後半は一気に読めた。
1〜2巻の間にこんなにも印象が変わる作品は初めてです。これは嬉しい誤算。
ラストの解説でも書かれているように、十二国記を読んだ時のことを思い出した。
私もあの時、続きを買いに走ったわ〜。
そして今、とりあえずと思って3巻まで買ってあった自分をちょっとだけ褒めつつ、すぐに残りを買いに行こうと決意した。
そこで今悩んでいるのが、アニメを見るタイミング。原作読んでからの方がやっぱりいいのかな〜?
「火狩りの王」はアニメを先に観てしまった故に読む気が失せてしまったからな〜と。