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久しぶりの八咫烏シリーズ。
前作までの内容か抜けてるから微妙かと思ったら問題なく楽しめた。
今回は長束さまと路近の物語。
と思いきやメインはまさかの翠寛。
いつぞやに雪哉と対立して完全なる敵だと思っていた翠寛ですよ。
びっくり。
路近と昔馴染みだったということで、翠寛視点で路近がどんな人物かを掘り下げていきます。
また「赤ちゃん」と評された長束さまの教育係としても大活躍。
これがまたいいキャラしてて。
印象がガラッと変わって好感度爆上がり。
初登場時はあんなに完璧で素晴らしい人物に見えた長束さま。
ポンコツっぷりが確かに「赤ちゃん」笑。
路近も芯は通ってるけど、お気に入りのおもちゃで遊ぶ子どもみたい。
ある意味いいコンビかも。
冒頭で「真の忠臣とはなにか?」に対する奈月彦の答え。
果たして奈月彦にとって雪哉は真の忠臣だったのか…もう知ることはできないのかな。
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前作の事件までの
いわぱ周囲の人間の来し方の連作中編集。
それによって、なぜ奈月彦が凶刃に斃れたのかの理由がわかった。
全部つながっている。
これからどうなっていくのか。
次回作への期待は、いやが上にも高まるばかり。
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読めば読むほど謎が深まっていて面白い。
序盤は「翠」と「路近」が中心だったため、「今回は番外編なのかなー」と思っていたらラストに猛スピードで物語が展開して驚いた。
翠寛は一部では思慮の浅い悪人として描かれていたのに、今作では知恵者として登場していた。
次作からはキーパーソンになる予感がする。
山内はどうなってしまうのだろうか…?
必要なまわり道
タイトルの法則から外れていたので外伝かと思いきや、そうではなかったですね。
新刊の望月を読む前にあやふやになっていた記憶を補完するために再読。
阿部先生は翠寛と路近と清賢がお好きなのだろうなと感じられる作品。
正直なところ、この3人のエピソードが本編に必要なののかどうか現段階では不明。望月、もしくはその先まで読まなければこの巻の位置づけはわからないかもしれない。でもあとになって「ここに繋がるのか!」と思わせるのが阿部先生の手法だと思うので、その驚きを楽しみに待ちたいと思います。
余談になりますが、誠実に理想を追い求めるだけでは子供のまま、清濁あわせ飲んだ上で理想を実現させようとするのが大人、という表現に身をつまされました。
社会においては綺麗事だけじゃ回らないですよねー。
もっと色々見て感じて考えなければなと思わされました。
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第2部始まってからずっと地獄で、急に長束様と路近の過去回だキャッキャと思って読んでたらちゃんと最後に地獄に引っ張り戻らされた辛い。
もう2部始まってから毎回最終的な感想「辛い」しか言ってない気がするんだけど、雪哉は最大多数の最大幸福を前提として動いていてその為の犠牲に自分自身が入るのを厭わない男だから、この先に雪哉の幸せがある気が全くしないの!!
わたしは!!推しには!!!幸せで居てもらいたいのに!!!!なんで!!!!
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初登場の時は翠寛にあまり良いイメージ持っていなかったけれど、彼含め路近のイメージもがらりと変わった。清賢の片腕が無い秘密が書かれていた。道理とか義とかについて考えさせられる。過去編かな?と思ったら前巻軸にも絡んできた。貴族だろうと谷間だろうと辛いものは辛い。もう奈月彦が金烏の代につく前から未来が決まっていそうにも見えた。傀儡政権ダメ、絶対。相変わらず雪哉が闇堕ちしてるので誰か救いの手を。金烏に物怖じしなかった頃の彼をもう一度見たい。
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2部に入ってどんどん面白くなっていく。
この巻で両陣営が出揃い、長束派の面々の背景が語られたことで一気に愛着も湧いた。
この先の展開が楽しみで仕方がない。
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「なぜ、私の配下になった?」
生まれながらに山内を守ることを宿命づけられた皇子。葛藤と成長、彼らのその先には――
「文藝春秋BOOKS」より
今回も一気読み.
なぜこいつはこういう性格なのかとか、なぜあそこでああいう行動をとったのかとか、うすい靄がかかっていたものが晴れていく感じのする展開.よく分からない道理で動いていた登場人物の考え方がわかるやりとりが面白かった.
人とやり取りをすることで、自分の考えていることとか感じていることってあるよなぁと改めて思う内容だった.面白かった.早く次が読みたい!
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面白かった。
清賢、翠寛ともに好きになった!
奈月彦に、猿との決戦で雪哉のしたことは本意か?と言う質問に対しての答えが、またよかった。
ラストに、「追憶の烏」のネタバレが凝縮されていて、読む順番を間違えてしまったので、井の中の蛙状態になってしまい、急いで「追憶の烏」も読みました。
まとめて読むとなお面白くて、全作読み返したい想いに駆られています。
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阿部さんってすごいなぁと思った一冊。路近の話しかと思いきや翠寛の話しかと見せかけて長束のお話しか〜と思ってたら…まじ天才だ。翠寛の事ちょっと好きになっちゃったな。けど私は澄尾が好きなのだ
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早く続きが読みたい、切実に。
今まで深く知らなかったキャラクター達の背景も知れてとっても大満足だった。
山内も現実の私たちの世界も立場や環境が変われば見える景色も違うという当たり前のことに普段は気づかず生活しているものだなと、
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今までスポットライトがあまりあたっていなかった長束、路近、翠寛、清賢について描かれていた。
ぐっと物語の理解が深まった感じ。
前作から若宮の死を引きずっていて、ふとした時に悲しくなる。もう登場シーンはないんだなぁ。
それにしても路近のクセが強すぎ!
こんな人を護衛においておくって、長束は怖くないの?
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なんだい、またサイドストーリーかい、と思いながら、
それでも楽しく読んでいたら、最後にぐぐぐいっと本筋に戻らされた。
長束、路近、翠寛、清賢が好きになる。
次なる主力と思いたいが、やっぱり中心に立つのは…。
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長束がとんだバブリシャスで可愛かった!
弟にまで赤ちゃん扱いされる30過ぎの箱入り美丈夫でした。
路近と翠寛と清賢のエピソードは読み応えがありました。路近も不気味だったけど、力を持った好奇心旺盛なでっけぇ赤ちゃんだと思ったら可愛く見えてきました。
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あいかわらず、ファンタジーに包みながら生きる中での真を突く中身のある物語だと思う。
真の忠臣とはなにか
なぜ人を殴ってはいけないのか
賢く完全無欠の跡取りといわれ育てられたが人を思う心がないと判断され、あらゆる手段で親から刺客を送られる暴君路近。
その根っこにあるのは育ちのなかでの大人の矛盾。力を求めることのおぞましさを説きながら、大いに力をふるうべきだという。
親としてや子どもたちに関わるものとして、誤魔化さず疑問に徹底的に付き合い、問答を続ける意味を思い知る一幕が、路近と清賢の一晩あかす問答により暴力に頼らずに過ごした場面。
また
「こうあるべき」ではなく「どうあるべきか」
授業で教わった内容が何であれ、他人の唱えた字義を諳んじるだけでは、ただの阿呆だということです。
全ての階層の者が揃う勁草院で多様な価値観に触れ、覚えるべきと教えられた貴族の考え方をそのまま飲み込むのではいけないと気づいた清賢。
大貴族の中で崇められ続け、矛盾の中で心を欠いた路近。
この2人の師弟関係とともに、翠といった魅力的な人物の生い立ちが細かく描かれて、それぞれの章に引き込まれた。
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面白かった!!!
長束、路近、翠寛の物語と絡ませつつ、紫苑の宮がどういう経緯で澄生になったのかが分かりやすく描かれていた。
長束の成長が良かったです。
いよいよ朝廷に戻った澄生が、どんな風に雪哉と渡り合うかがますます楽しみ。
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雪哉が主人公ではなかったので番外編かぁ〜ぐらいの気持ちで読んだらとんでもない。これを読むことできっとこの後の展開をより面白く読み解けるんだろうなと思った。早く山内の安寧をみたいな。
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今回の主人公は翠寛。
あの翠寛。
ただの嫌なヤツかと思っていたら、なんと魅力的な人物か。
視点が変わるとこんなにも違うものか…
そしてサイコパス路近。思っていたよりもずっとやばい奴(翠談)。
清賢も長束もいいキャラ。
翠寛が眼鏡な理由、清賢が隻腕な理由がわかります。
キャラの描き分けが光る今回。でもメインストーリーは進まない。
あと、いじわるなどんでん返しがなく良かった。
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ほんっとに、ひっさびさに読んだ烏シリーズ。
(本編玉依姫あたりで止まってます(苦笑))
長束様の側近、南橘家路近にまつわる物語。
めちゃめちゃ理屈っぽくて、いちいち面倒くさい人(八咫烏)たちだなー、と思いながらも、一気読み。
、、、しばらく読んでない間に、本編がめちゃめちゃ動いているらしいこともわかってしまった、、、、
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お馴染みの登場人物の生い立ちなど外伝的なお話が大部分ですが、最後には本編に繋がります。
立場が違えば見ている世界はこんなにも違うものか。私が見てきたものはいったい?!いつの間にこうなってしまったのか?きっとまだ見えていない何かがあるはず。続きが気になります。
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ようやく予約待ちが回ってきた、第二部三作目
外伝気分で読んでいたけれど、三作目。
長束とその部下二人の話。
これは過去作を読み返さないといけない奴では?
そして次あたり、娘がようやく表に出るの、かな?
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面白かった!奈月彦が殺されたあとは、つまらなくなるのでは、とガッカリしていたのだが、ところがどっこい面白い。本作は真の金烏奈月彦が殺される前の話で、長束の側近、路近と翠寛の話が中心。路近がとても面白いのでこれからももっと出てきて欲しい。続き、ものすごく続く感じなので、次作が楽しみ。
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作者の、どのキャラクターも大事にしたいという気持ちが素晴らしい。
どの正義も間違っては無いんだけど、それ同士がぶつかると諍いになる不条理劇で色々かんがえさせられる
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久しぶりの八咫烏シリーズ、登場人物達の記憶が曖昧になっていて前のを読み返したくなる。シリーズの中で時系列の通りに進まないのもややこしい。これだけ前作を振り返りさせたくなるのは作者の思惑通りなのかな?作者の頭の中にはどんなストーリーができてるんだろう?
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八咫烏シリーズ11作目。長束と路近、翠の話。先がめちゃくちゃ気になるけど読むのが怖いこのシリーズ、過去編で少し安堵して読める複雑な心境。今作で一気に翠のイメージが変わった、更に深みが増し読み返したくなる。そして最後、次作がまた楽しみで怖くてそれでも待ってる。