阿部智里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
読んでいる前半のうちに
1巻目の『烏に単は似合わない』と並行した時間の物語りだと分かります。
ほとんど出てこなかった若宮様について、
その時若宮様がどのようにしていたかの視点です。
1巻目の最後のあたり、“食わせもの”だという印象を残した若宮ですが、
その人物の深掘りがされていて、
“金烏としてこの世界の頂点に立つ人物”
“有無を言わさず金烏=主として据えられる、その金烏たる人物というのはどんな特色をしているのか”
この世界の理(ことわり)と、
その中で若宮ができる裁量で進む物語であったかなぁと思います。
『真の金烏』『本物の金烏』という、
動かせない世の理と真実があり、
それだけで運命を変えられない(変えてはいけない)という部分と、
その運命の中でも変えられる(選択肢が与えられる)という部分での、
話の展開が、ファンタジーとしての面白さを広げます。
ちょいちょい若宮について思うのが、
『信長かよ!』ということ。
1巻読んで、2巻目の序盤読んで、
若宮が“うつけ”と評価されている現状は、実は間違った評価であると、
1巻を読んだ読者は知っているわけです。
なぜ“うつけ”を演じているのか、
2巻目の裏で進行している、1巻目の物語との関連性を想像しながら読んでいって、途中で明かされるわけなのですが、
“うつけ”の一面とそうじゃない一面がある若宮にしかり、
前作『烏に単は似合わない』にしても『烏は主を選ばない』にしても、
人(ここでは八咫烏ですが)というものは“一面ではその人を語れない多角的な面があるものである”ということも大きな要素になっているように思います。
↓セリフ含むのでネタバレめ
p.342
誰のセリフかを書くと面白さ半減するので言いませんが、2つの鉤括弧。
「お前が言っているのは、ただの我がままにすぎんぞ。自分をこう見て欲しい、こう扱って欲しいと、希望通りにしてもらえなかったからと言って、他人に八つ当たりして良い道理にはなるまい」
続けて、
「〜〜 お前がどんなにそれを否定し、嫌がったところで、その骨肉に北家の血が流れているのは、紛れもない事実なのだ」
宗家があり、貴族にあたる四家があり
血統が重要視される世界において、
“その一族である”ということは、アイデンティティになり得るものであり、また他者からはレッテルや先入観で見られるものである。
それに対してのセリフになりますが、
非常にグッとくるセリフです。
発言した人物が誰かも、グッとくる要素にはなってるんですが、
この物語での主人公・雪哉にとって、1番とらわれている部分に対する開放の言葉のように思いました。
雪哉にとってだけではない。
人は見た目で判断をされがちな生き物である。
(この場合の見た目というのは、ルックスだけではなく、清潔感や発言やTPOを考えているかということを含めて)
得をするのも損をするのも、見た目に大きく左右されることがある。
しかしながら先にも述べたように、人は多角的な生き物なのである。
一面だけでは語れないのに、
一面だけで評価されてしまうこともある。
それはどうにも仕方のないことではあるのだけど、
(受け止める側としては)
だったらその評価される一面をどうしていくべきなのか
そこである程度評価されること込みで受け止めなければならない
(評価する側としては)
その一面は相手の一部ではあるけれど、他の点も多種多様であると理解しなければならない
ということだろう。
そして、お互いがお互いに見えてる部分は一面なのだと念頭において接することが必要になってくる。
結局若宮という人となりについて
1巻から深く知ることになりましたが、全てを知ることにはなりませんでした。
一面を知った1巻から、半分くらいの人となりを知った2巻。
次の3巻にて、“真の金烏”であることは何かを深く知ることになりそうです。
後からの『解説』にて書かれた大矢博子さんの感想、めちゃめちゃ共感!
正直なところ、前作面白かったけど、真に面白いと感じたのは2巻目読んだ後
2巻まで読むことで、これはシリーズを読み続けるべきだ!と思いました。
もともと夫が文庫を4冊買ってきていて、
発見して読み始めたので、それだけで完結すると思っていた私。
現在シリーズめっちゃあるじゃん!!
なぜ、続きを買っていない⁈
引き続き『解説』にて、
『小野不由美の「十二国記」を読んだとき。上橋菜穂子「獣の奏者」を読んだとき。菅野雪虫の「ソニン」を読んだとき。どのときも、慌てて他の巻を買いに走ったのを覚えている。〜ーこんな名作に乗り遅れてたなんて!』
と書かれていますが、
「ソニン」買いに行きますね
でも、八咫烏シリーズ刊行のものを全部読んだ後にね!
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Posted by ブクログ
ネタバレぎゃーーーーー、なんてこった!
そんな展開ですかーーーーーーーっと
叫ぶ
連休だし久々に八咫烏シリーズ読むかあっと手にとる
なるほど長束さまのお話かーおもしろそーーっと
読み始める
アニメ序盤、敵か味方かどっちかなーーーっと
思いつつうっわー味方でしたーーっっとめっちゃおいしい
立ち位置だったお兄さま
読みつつ、あれ、なんかちょっとイメージ違うとか思ってたら
あかちゃんよばわりされてるし‥
なんかやばいひと、という印象に違わずやばいおひと路近さん
ほんっとにほんっとにやばかった。
長束さまふぁいと!!としか言えん
とゆーかこれ、新章始まりってことだよな
あれなんか読んでない巻ある?
いやあーこのシリーズ完結したと思ってたよーー
ここからまだ展開があるとは
阿部先生すごいです。
あー久々に一気読みしたー面白かった
藤宮ちゃんなんかやばいことになっちゃったんだなーーうーん
奈月彦が殺されるとこは読みたくないなーーー
はあ
しかし読まねばな -
Posted by ブクログ
おんもしろかった、、、、
単を読んだ後にアニメの放送が始まったので読書をお休みして(原作さきに読みすぎちゃうと原理主義になるので)アニメをリアタイし、完走後に主を読んだらアニメで補完できすぎてしまってあまり集中できず ものすごい間をおいてやっと黄金の烏を読みました。
いや、おもしろすぎる。黄金の烏部分はアニメよりおもしろかった。(個人の感想です。アニメもドチャおもしろいです)
単の時はアニメを見ながら描かれていない部分を家族に説明したりしてたんですが(ここどう描くんだろ〜みたいな部分もあったりして)、主の時はアニメが面白すぎてそっちに集中してしまいそのまま黄金の部分もアニメで見ていたけど
原作でより鮮明に、より魅力的に人々が躍動していて いや、お、おもしれ〜泣(語彙)もうさ。雪哉と浜木綿さまの目線で見守っちゃうよね…(クソデカ感情)(それを上回るクソデカ父母〜!な八咫烏絶対守るマン)
同僚も何人か八咫烏読んでいて、(皆十二国記大好きウィミン)原作面白すぎるからアニメから戻ってきてー続き読んでーと言われ続けていた理由がやっとわかりました…夢中で空棺の烏を読む…
(またひとり別の同僚が単を読み始めたのでみんなでニコニコして読破を待っている…笑)