阿部智里のレビュー一覧

  • 黄金の烏【新カバー版】
    話は広がりを持ちエンタメとしては面白い

    おそらく読者のほとんどが気に入っているだろう雪哉が私には魅力的には感じられない
    それゆえに共感しにくく感情移入もできず

  • 望月の烏
    シリーズを初めて読んだが、今ひとつ乗り切れない。
    時代物小説と読み始めたのが間違い。
    架空の時代と場所の山内が舞台である、ファンタジー的時代小説。
    澄生と博陸侯の紫宸殿での対決は、なかなか興味深い展開ではあった。
    次回へと続く結末もシリーズならではのお楽しみ。
  • 烏に単は似合わない【新カバー版】
    マンガの再現度が高い
    文体は未だ稚拙と感じる
    解説を読むと、烏は主 の方が完成度は高いようだし、マンガを読む限り人物描写も主 の方が完成度が高いと予想

    2冊を合わせて読むのが吉かな
  • 楽園の烏
    面白かった!
    舞台が前作から20年後で、安原はじめが主人公というストーリーが新鮮だった。

    最後の文章で、空白の20年に一体何があったのかと思わずにはいられません。

    次巻は過去編とのこと。
    読むのが楽しみです。
  • 玉依姫【新カバー版】
    前作までが八咫烏サイドのお話だったので、今作では世界観ががらりと変わって驚いた。

    山神とは何かと、山内の成り立ちの全容が明らかとなり、興味深い章でした。

    雪哉など八咫烏側の物語を楽しみにしていたので、そこが描かれなかった分少し物足りないけれど、若宮と天狗の関わりなどは楽しく読めました。

    肝心の...続きを読む
  • 玉依姫【新カバー版】
    エピソード0の位置づけとなる『八咫烏』シリーズ第5巻。神隠しの話しは、丸で十二国記の『魔性の子』のようであり、『天上編 宇宙皇子』にも似たような話しがあったなぁと思いながら、読み終えました❗

    1巻と比較すると、大どんでん返しがある訳でもなく、自分が少し日本神話を苦手にしていることから、読み終えるの...続きを読む
  • 弥栄の烏【新カバー版】
    第1部完結の『八咫烏』シリーズ第6巻。前作の『玉依姫』の話しを忘れていましたが、難なく無事に読み終えることが出来ました❗

    猿と八咫烏の最終決戦は、何とか止められなかったのか?ちょっとモヤモヤ感はありましたが、最終的には満足した作品でした♫

    特に『終章 こぼれ種』で浜木 綿と奈月彦が語り合うシーン...続きを読む
  • 空棺の烏【新カバー版】
    『八咫烏』シリーズ第4巻。エリート武官を養成する全寮制の学校『勁草院』に入学した、少年達の成長の話し。

    前3作と比較すると、少し話しが小粒でしたが新たな仲間も加わって、今後の展開もますます目が離せません❗

    小出しに『山内』の事情が解明されてきて、期待度も巻を重ねる毎にアップしていきます♫続きが気...続きを読む
  • 烏の緑羽
    作者の、どのキャラクターも大事にしたいという気持ちが素晴らしい。
    どの正義も間違っては無いんだけど、それ同士がぶつかると諍いになる不条理劇で色々かんがえさせられる
  • 烏の緑羽
    久しぶりの八咫烏シリーズ、登場人物達の記憶が曖昧になっていて前のを読み返したくなる。シリーズの中で時系列の通りに進まないのもややこしい。これだけ前作を振り返りさせたくなるのは作者の思惑通りなのかな?作者の頭の中にはどんなストーリーができてるんだろう?
  • 烏は主を選ばない【新カバー版】
    八咫烏シリーズ気になりつつも読めていなかったのでこんな感じなんだ〜と雰囲気を知れてよかった。こちらは2だったのを読み終わった後に気づいたけど全然ついていけました。読みやすく、後半になって真相が明らかになっていく様が面白かった。けど他の中華ファンタジーほど心惹かれるものはなかったから続きを読むかは迷い...続きを読む
  • 玉依姫【新カバー版】
    シリーズ通して読んでいるが、違った視点でのストーリーでした。
    読後の感想としては、鬼より神より信仰心の強い人間の怖さが垣間見えた。生贄文化というより、自分たちさえ良ければいい。そんな人間のエゴで神も邪神になりかねないという思い。
  • 烏百花 白百合の章
    短編でも安定感がありますね
    雪哉のブラックなところが彼自身にしか分からない覚悟が表現されていて個人的にはいいと思いましたが、多分、賛否両論が出そうですね
    お薦めの短編集です!
  • 烏百花 白百合の章
    やっぱり外伝はいい(笑)今回は四領に特徴的なエピソードが揃っていました。書き下ろしの最終話は重要な気がしました。
  • 玉依姫【新カバー版】
    子供の頃読んだ、藤子不二雄さんの短編で、普通の男性が、世界を育てる話がありました。その世界にとって、その普通の男性は神様なんです。それをちょっと思い出しました。なんというか、八咫烏シリーズの楽屋裏を見てしまった感じで、この作品がシリーズの間に挿入されて来たことにびっくり。この作者さん、引き出しが多す...続きを読む
  • 烏の緑羽
    うーん
    路近か、
    悪くはないけど、物語を進めてほしい。
    エピソードは後で、
    と思ってしまうけど。
  • 玉依姫【新カバー版】
    仕方がないことだけど、これまでの金烏とちょっとキャラが違っててそこだけ少し残念だったかなと。
    ただこれまで思っていた以上に日本的な背景のある物語だったんだなと。さらに世界が重厚に広がっていく感じ。
  • 烏の緑羽
    八咫烏シリーズ11作目。長束と路近、翠の話。先がめちゃくちゃ気になるけど読むのが怖いこのシリーズ、過去編で少し安堵して読める複雑な心境。今作で一気に翠のイメージが変わった、更に深みが増し読み返したくなる。そして最後、次作がまた楽しみで怖くてそれでも待ってる。
  • 弥栄の烏【新カバー版】
    2023.06.23

    芝丸が死に、澄尾が黒焦げになるらへんで号泣…まさか八咫烏シリーズでこんなに泣かされるとは。
    玉依姫で、そのシーンはさらっと流されてたので誰が死んだんだ?まさか雪哉?と思ったんだけど、弥栄で、雪哉が偉くなるごとにどんどん腹黒く?なっていくのが…上に立つってそういうことなのねって...続きを読む
  • 烏の緑羽
    八咫烏シリーズ第2部の3作目。

    長束の周辺の話。

    翠寛、路近がどうして長束に仕えるようになったのかという話。

    宗家の嫡男なのに、日嗣の御子に選ばれなかった長束は、これまでの物語では、聡明なように描かれていたが、今回は世間知らずな貴族として描かれていて面白い。

    翠寛の話は読んでいても気分が悪く...続きを読む