阿部智里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱり面白い。
nhkで今まさに土曜夜中に放映されているアニメの原作、私的にタイムリーに読めている幸せを噛みしめ中。
どうやらこれはかなりのシリーズになっているようでこれからも読むのが楽しみ。
確かに本作品はシリーズ2作目だけど、まだまだ物語は滑り出したばかりの感覚。
今後奈月彦が金烏になるまでにクーデター、スキャンダル(多分あるだろう)など命を狙われて、、、は続くのだろう。もしかしたら、金烏後にも何かあるかも、、。いやはや今後も実に楽しみである。
ただ、アニメの方はどこまでいくかなぁ。かなり原作に忠実な感はあるが次の作品くらいまでか。 -
購入済み
今回は学校です。
男子校です。登場するキャラが濃いくてとても良いです。
あと、雪哉!
賢いのは分かってましたがこんなに桁違いだったとは!
この巻での出会いがこの先どうなっていくのか楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ巻を追うごとに面白くなる。果たして山内は楽園なのか?
まずは雪斎こと雪哉の独裁っぷりよ。安原さんは早々に、その行き過ぎた合理性のヤバさに気が付いて警戒してたね。幼少期からその根幹は多分変わってないと思うけれど、あの頃は行動思想以上に家族と故郷への愛情が溢れてた。それが今や、山内の存続の為ならばと、人情を切り捨てすぎやしないか。何回茂さんに帰ってきてほしいと思う場面があったか。多分、彼が唯一情で雪哉を止められる人だった。
一方で、山内を楽園と胸を張る頼斗。傍から見たら疑問しかない世界だが、安原さんと見て回って徐々に違和感を覚えていき。結果的に外へ出たけれど、彼の監視は継続すると。楽園の正体を -
Posted by ブクログ
ネタバレ気力の持っていかれた今作だった。
奈月彦さんと明留がいなくなるのは、前作を読んで何となく予想していた。そう予感はしてても、衝撃は免れなかったが。ただ、その背景が悲しむ間を与えてくれなかった。金烏の死はメインではなく、目的遂行の過程でしかなくて。
如何せん崩御以降の展開が、相変わらず怒涛過ぎた。終盤になるにつれ“2人で夜桜見に行ってた頃で時を止めてくれ”と何度思ったか。雪哉が心を殺す瞬間を目にする度に、もういい止めてくれ、容赦がなかった。
近習時代に放った“自分の知らないところで勝手に死んで下さい”の通り、奈月彦さんは死んでしまった。
更に、浜木綿さんの“アンタは選ばなかった”も。2巻の『烏は主