阿部智里のレビュー一覧

  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    ネタバレ

    玉依姫の時、山内ではどうしていたか。前もこのパターンあったな。山神の崩壊、英雄の出番。とうとう猿が牙をむく。すべてを覚えているのは大猿のみ。若宮は教えを乞うが、大猿は黙し自死する。
    何が真実なのかわからないではないか、と雪哉は言う。思い出せないからなんだと。まずは民を幸せに導かないと。
    雪哉は冷静で冷酷なんだよな。かたき討ちの子ザルを難なく刺す。烏にとって猿は悪だ。
    玉依姫が夢枕にたち、浜木綿懐妊。女の子生まれる。
    弥栄=雪哉(薄力粉)かなぁ。

    0
    2025年08月23日
  • 発現

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    ほの暗く恐ろしく、そして結末は心苦しく後悔に溢れる
    ある時少女のみに舞い起こる幻覚
    そして過去に起きたある事件
    彼岸花と少女が意味することとは
    末代まで祟られるとは言うけれど、先祖が犯してしまった罪で自分まで被害を受けると思うと…

    1
    2021年03月26日
  • 妖し

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    「怪異」をテーマにした奇譚アンソロジー10篇。

    作家それぞれの色々な「妖し」が表現されてます。
    冒頭の恩田陸さんの「曇天の店」 ページ数少ないのに終盤で一気に不穏な空気にしていくのが秀逸。
    「李果を食む」阿部智里 どっち?どっち?表現の生々しさが印象的だった。

    0
    2021年01月27日
  • 発現

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    ネタバレ

    現実世界のホラー。
    終わり方が雑というか、確かに現実ならそうするしかないのかもしれないが、少し残念だった。
    風景や状況の描写が綺麗で、展開もよく、引き込まれた。

    0
    2020年12月15日
  • 発現

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    読みやすかったです。
    戦争は悲惨です。私はその悲惨さを小説をよむことでしか、知ることができません。その意味では、読んで良かったと思いました。
    戦争でおかした罪は、ずっと償い続けなければならないのでしょうか。難しいですね。

    0
    2020年11月02日
  • 烏に単は似合わない(2)

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    ネタバレ

    ・やっぱり白珠怖いじゃないですかー!!やだー!!

    ・でもやっぱりめっっっちゃやばいの浜木綿な気が。

    ・藤波の異母姉妹か異父姉妹なのでは。知らんけど

    0
    2020年09月21日
  • 烏に単は似合わない(1)

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    ・パルシィで途中まで読んでから紙で読みたくなって購入。原作未読

    ・浜木綿がきな臭いけど一番ヤバそうなのは白珠かな……見た目清楚だけどクセつよ感がある

    0
    2020年09月21日
  • 八咫烏シリーズファンブック

    購入済み

    ちょこちょことした情報が楽しい

    つい最近このシリーズにハマり、一気読みした後にこのファンブックを見つけました。好き嫌いなどの基本的なプロフィールなどが書かれており、その中には番外編との関連を伺わせるものもあって、思わず「ふふふっ」となりました。キャラのことをより知りたい方にはおすすめです。
    反面、内容はTwitterのやり取りをそのままおさめたような形で、ファンブックというよりはツイートのまとめを読んでるような印象を受けました。また、物語の裏側、核心、キャラのその後、といった要素に対する質問は一貫して答えられていません。
    あくまでキャラの基本的なプロフィールが知りたいな、という方向けだと思います。

    0
    2020年09月19日
  • 発現

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    幻覚が見えるお話。
    タイトルからなんか能力に目覚めるのかと思いきや、わりとホラーで怖ってなりました。
    昭和と平成が交互に語られて、最後に人間関係が繋がったところが良かったです。すっきり。
    大団円ラストかなってとこからの数ページ、肝がひゅっとなりました。
    お父さん、かっこよすぎかよ。

    0
    2020年09月16日
  • 妖し

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    時代小説がどうしても苦手で読み飛ばし

    ホラーをほとんど読まないんだけど
    あの、滴るような甘い果実がとても気になる。

    あの果実は‥

    0
    2020年07月01日
  • 妖し

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    【収録作品】「曇天の店」 恩田陸/「わたしキャベンディッシュ」 米澤穂信/「ANNIVERSARY」 村山由佳/「真珠星スピカ」 窪美澄/「マイ、マイマイ」 彩瀬まる/「李果を食む」 阿部智里/「フクライ駅から」 朱川湊人/「細川相模守清氏討死ノ事」 武川佑/「かぐわしきひと」 乾ルカ/「喪中の客」 小池真理子

    0
    2020年06月20日
  • 妖し

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    十人の人気作家が作る、妖しげな世界。

    「ANNIVERSARY」は言葉の持つ明るい世界とは異なる、なんだか奇妙な、悲しい世界だ。
    世界がループするのだ。
    ちょうど今読み返している『D.Gray-man』にも、繰り返される日々の話が出てきていた。
    この漫画について語るのはまた別の機会として、とにかく元の世界においてきた子供のことが気になってしまう。
    愛する者との離別を考えると、胸が苦しくなる。

    『李果を食む」は、私が感じ取ったおぞましさは二つあった。
    どちらだ。
    どっちなんだ。
    いや、どちらでも構わないだろう。
    もうすぐ、スモモの季節。
    あの甘酸っぱいすももを、私はこの話を思い出さずに食べら

    0
    2020年05月16日
  • 発現

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    戦争で犯した罪は、どこまで人を苦しめるのか。
    潜在的な罪の意識は、子や孫にまで遺伝していく・・・
    その事実を知ることで、その罪を抱えながら生きていくことを決めた兄妹に、希望を感じつつ、多難な人生を思う。

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    2020年03月28日
  • 発現

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    冒頭からの不穏な空気。阿部さんの描くこの空気感、すごいと思う。単語一つ一つ、風景はむしろ美しいのに…。とにかく不安になるの。

    読後感は…不穏ではないが、うーん、表現難しい気分。

    0
    2020年03月23日
  • 発現

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    ネタバレ

    スラスラと進む読みやすい文章とは対照的なテーマの重さ。
    過去の極限の生死の境で起きたトラウマが何十年もの時を超えて子や孫に理不尽に襲いかかる。いや、でも本当に理不尽なのはトラウマのきっかけを最初に受けた側で…。誰にも止めようがない負の連鎖を生んでしまう戦争の悲惨さが改めて胸に刻まれた。
    母の願いと祖父のトラウマと共に生きていく覚悟を持つという終わり方は悪くないが、あやねとさつきは今後子どもを産むことに深く悩むはず。となると、いずれ山田家の血は絶え、、、遺伝なのか呪いなのか、その曖昧さがゾワリとした寒気を残す。

    0
    2020年02月27日
  • 妖し

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    【怪異】をテーマに描く奇譚小説。
    アンソロジーシリーズ。
    この面子だし、と思って読み始めたのが
    間違いだった…

    想像のはるか上の上をゆく怖さだった…
    夜、部屋で一人で読んでいられないページが
    何度もあった。

    大好きな米澤穂信の
    「わたしキャベンディッシュ」も、
    あーー、これが伏線でこうなる感じかぁ
    のんきに思っていたあたし。
    伏線は伏線でも回収先が違っていて
    安定の穂信のぞわぞわ感。

    乾ルカの「かぐわしいひと」なんか
    ここから先は、もう読めない……と
    次の日に
    持ち越したくらいなのに
    その怖さに上塗りされるように
    壊れていく人間の怖さがくる。
    えーーー??そっちーーー??!みたいな…

    0
    2021年05月30日
  • 妖し

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    気持ち悪い話が多かった。は?何?と思っても読み返さないほうがよかった…。皆さんお上手なので気持ち悪さが絶妙。

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    2020年01月26日
  • 妖し

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    評価は三ツ星半と言ったところか。
    タイトルどおり「妖し」を共通テーマとした異なる作者による短編集であり、それぞれに異なる趣きの作品からなっており、飽きることなく読み終えることが出来た。

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    2020年01月04日
  • 妖し

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    表題「妖し」のような統一感はあまり感じない。
    「真珠星スピカ」「李果を食む」「フクライ駅から」が良かったかな。特に「フクライ」の終盤に雪崩れ込むような展開のスピード感がなかなかよい。朱川湊人氏の作品は読んだことがないので、今度読んでみたい。

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    2019年12月27日
  • 発現

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    「八咫烏シリーズ」で好きになったので手に取ってみたら、どんどん怖くなり…表現的には非常に怖いホラー。でも、現代のわたしにはホラーでも、戦時下には実際にあった場面の数々で。戦争体験を直接見聞きする機会が激変する日本では、貴重なフィクションなのかもしれない。でもやっぱり怖かった…

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    2019年12月04日