阿部智里のレビュー一覧

  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    ネタバレ

    2024年。咫烏シリーズ第12作。
    あせびと奈月彦の父の子の凪彦が金烏代(まだ少年)。そろそろ嫁を、とのことで登殿の儀。北の娘は生まれてくる子の乳母。南の娘が正妻、東の娘が側室(逆かも)と決まっているのだが。落女(女を捨てた)の澄生(美女)が朝廷で騒動を起こす。薄力粉と討論する彼女に、凪彦は興味を持つ。捕らえられたり、側室候補とされたりの澄生は自殺する(死んでない)。薄力粉(雪哉)は彼女が紫苑の宮(浜木綿の娘)だと見破っている。貴族の腐敗が進む滅びゆく山内を薄力粉はどうしようとしているのか。ここで山を相続したはじめの話が出てくる。 忘れちゃうから書いておくのだが、薄力粉だけは忘れないなw
    望月

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    2025年08月23日
  • 楽園の烏 八咫烏シリーズ7

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    ネタバレ

    ここでまた人間界の人物が登場。

    彼が山内へきて、皆に問いかける『ここは楽園か?』という質問がなかなかにえぐいなぁと思いつつ読んでました。

    楽園って実は地獄なんじゃないかと私は思うところがあり(『失楽園』のアダムとイブとか同じタイトルの諸星さんの『失楽園』などでそう思うってしまったんだよねぇ)、独裁者のいる世界ではやはりそこが楽園と信じている人々もいるわけでね。

    そんなことも思ってしまった作品でしたね。

    0
    2024年05月06日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    短編でも安定感がありますね
    雪哉のブラックなところが彼自身にしか分からない覚悟が表現されていて個人的にはいいと思いましたが、多分、賛否両論が出そうですね
    お薦めの短編集です!

    0
    2023年10月08日
  • 烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2

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    やっぱり外伝はいい(笑)今回は四領に特徴的なエピソードが揃っていました。書き下ろしの最終話は重要な気がしました。

    0
    2023年08月12日
  • 烏は主を選ばない(1)

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    小説は未読です

    八咫烏ものってあまり詳しくはないので、これはこれで興味深い作品ではありましたね。
    主人公の雪哉君、宮仕えは向いていなさそうですが、どうなるんでしょうね?
    ずる賢く立ち回るのか、真っ向勝負するのか⁇
    この続き、まんがアプリでボチボチ続き、読んでも良いですね。コミックDAYS等で閲覧可能みたいです。

    1
    2023年04月11日
  • 猫はわかっている

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    「世界を取り戻す」雑誌編集者の九美が取材で行った動物病院で出会ったのは。
    「50万の猫と7センチ」野良猫ニャアとのドタバタ生活。
    この2つが一番好き。

    「猫とビデオテープ」十年ぶりに見た旧友の名に思い出がよみがえって。
    権田が「私」に渡したかった中身に笑ったー。美しいよし子こさん見てみたい。

    「幸せなシモベ」妊娠した姉から「王子様」ミャオを預かることに。
    人見知りで不愛想なのといじけて愛想がないのは別、という言葉にハっとなった。確かにそうだ。自分を偽らずに自分でいる。猫からの教え。

    0
    2023年03月30日
  • 烏に単は似合わない(4)

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    神道の元でもある古代日本神話を元にした可愛らしい恋愛物語かと思いきや後半怒涛の展開に驚き。
    ある意味新しい発見のある作品だった

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    2023年02月20日
  • 猫はわかっている

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    いろんな作家さんが描く猫のアンソロジー。
    猫はわかっている。
    ・・・多分(笑)
    基本的に人間は猫に振り回されるし、それを存外悪くないと思ってるよね(笑)

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    2022年11月18日
  • 猫はわかっている

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    猫ちゃんに纏わるお話7つ。有名な作家さんでも猫のことになるとメロメロになっちゃうのかなとか、よく耳にする生態も改めて文字にすると可愛さが倍増するのかなとか。とにかく猫愛が溢れてくるのが面白かった。長岡さんのミステリーもさすが怖いところをえぐってくる。本質はいかに。
    真実は知らない方が幸せということもあるらしい。箸休め的に色々なお話が読めてよかった。

    0
    2022年09月28日
  • 発現

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    時代が違う二つの物語がどう絡み合っていくのか、ワクワクしながらあっという間に読みましたが…最後のラストがうーん…
    現実的にはこんなもんだと思うけど、物語なんだからもうちょっとすっきりした解決方法を提示してほしかったな。

    0
    2022年08月01日
  • 烏に単は似合わない(4)

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    ネタバレ

    ※全4巻の感想をまとめてこちらに。

    作品を知ったきっかけは小説だったけど、いつの間にやらコミカライズされていたので読んでみた。
    主要キャラである四姫&若君に対する、私なりの印象を感想に代えて…↓↓↓

    ★あせび(馬酔木)
    か弱いヒロイン面したサイコパス!!((;゚Д゚;ノ)ノ
    どうみても確信犯なのに、「悪いことだなんて知りませんでしたぁ」「周りが私を思って(勝手に)やったことなんですぅ」と、自分すら騙せるヤベー奴。
    結局この子どうなったのかな?
    制裁あった方がスッキリするけど、こういう人には関わらないのが一番ってことで…。

    ★浜木綿(=墨子)
    真のヒロイン!?
    普通はここまで献身できないも

    2
    2022年05月05日
  • 妖し

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    地に足がつかない。結末は、個々に委ねられる。短篇でしかたないけど、展開の変化や末路に至る解説を欲してしまう。不自由な自分に星3つ。

    0
    2022年02月27日
  • 猫はわかっている

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    借りた本。自分では絶対選ばなかった本。
    でも、村山由佳さん、阿部智里さん、望月麻衣さんの話を読んで、ちょっと猫、おもしろい?と思った。
    今まで猫と全く接することがなかったけど、もう少し興味持ってみようかなと思うきっかけにはなったかな。

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    2022年02月15日
  • 猫はわかっている

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    猫はわかってる
    私も猫のたいていの事はわかってる

    今回読んで私はミステリーは好きじゃないってわかった

    0
    2022年01月26日
  • 猫はわかっている

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    ネタバレ

    【収録作品】村山由佳「世界を取り戻す」/有栖川有栖「女か猫か」…学生アリスと江神部長/阿部智里「50万の猫と7センチ」/長岡弘樹「双胎の爪」/カツセマサヒコ「名前がありすぎる」/嶋津輝「猫とビデオテープ」/望月麻衣「幸せなシモベ」
    猫好きの愛が溢れている短編集。読んでいるとかわいいのはわかる。

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    2022年01月17日
  • 猫はわかっている

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    猫モチーフのアンソロ。人と猫の繋がりみたいな話で、村山由佳さん、阿部智里さん、望月麻衣さんの作品はああこれは猫経験が非常に豊富な作家さんだなと読んで解るが、別の作家の密室仕立ての話とガールズバーでブチ切れる話は猫を小道具に使い書いてみましただけ感が凄い。表題に近い「猫をわかってる」人選はもっとあったんじゃないだろうか。

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    2022年01月07日
  • 妖し

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    ネタバレ


    短編集は知らなかった作家さんに出会えるのが楽しい。
    今回いちばんのお気に入りは村山由佳さんのANNIVERSARY。
    「俺が寂しいの」に不意にきゅんとしてしまった。
    話のあらすじとはズレちゃうけど、こんな旦那さんと結婚したいなあとしみじみ思いました。笑

    真珠星スピカはちょっとうるっと来たし、
    マイ、マイマイは思春期のムズムズ感を思い出したし、
    わたしキャベンディッシュはぞわっとした。

    一冊で色んな感情を引き出される本でした。

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    2021年10月24日
  • 猫はわかっている

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    ――

     猫にもいろいろ居るように。


     アリス目当てで珍しく猫短編集など読んでみたけれど(『猫は見ていた』に収録のエア・キャットを他で読んで気に入ったのもある)、猫好きにもいろいろ居ますなぁ。


     にしても短編というのはどうにも、良いところも悪いところもはっきり出ちゃうよね。いまいちかなぁと思っていた作家さんのはやはりいまいちだし、反対に思わぬ出会いもあったりで、まぁほんとに肌が合うかどうかなんだけど…
     そうねぇ。結局のところキャラクタ、或いは物語そのものにさえ、生命性を感じてしまうタイプなのよね。極端に云うなら作家の仕事は、生まれてきた物語を伸びやかに世に放ってあげるブリーダー的なも

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    2021年10月10日
  • 発現

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    阿部智里さんが書くホラー!と期待して読みました。

    でも終わり方は個人的に「ん?」と首を傾げるような感じで、不満というわけではないですが、不思議な感じです。

    八咫烏シリーズとは違って読み返したいとは思いませんが、読んで損はなかったと感じます。

    0
    2021年09月25日
  • 発現

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    八咫烏シリーズの作者が描く、
    ジャンルとしてはホラーになるのか?

    目の前に見えるはずのないものが見える。
    途中までモヤモヤと怖くて、
    内容を知らずに読み始めたことを後悔。

    クライマックスが来た!
    と最終章に辿り着いた段階で、
    残りのページ数の少なさに
    あれっ?となった。
    なんだか急いだ感のあるラスト。。
    うーん…。

    ただ、自分が抱える恐怖の原因が
    自分自身にあるのではなく、
    先祖に遡って存在する、という部分は
    すごく興味深かった。
    ありえない話ではないかも、と思った。

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    2021年09月17日