岸本佐知子のレビュー一覧

  • 分解する

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    岸本さんのエッセイで薦めていたので。
    もちろん、岸本訳。

    不思議な盛りだくさんの短編集といった印象。
    良くわからないけれど、なぜか止められない中毒性のあるお話ばかり。

    あとがき解説を読んで、なるほどと更に読み返すものもあり(骨、フランス語講座その1・・・)。

    また、著者の作品を読んでみたくなる。

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    2024年08月27日
  • ねにもつタイプ

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    雑誌に連載していた文章をまとめた一冊。エッセイだけれど、時々違うものが混ざる。エッセイの顔をして居座っているのは、創作というよりも空想と言ったほうが感覚的に近くて、枠にとらわれずこの上なく自由なところがこの本の魅力のひとつだ。当人が感じていることなら現実なんじゃないかとすら思えてくる。
    思わず吹き出してしまったのは、プリティ・ウーマンのズンドコ。仕事の実況も面白かった。
    おしゃれな挿画はクラフト・エディング商會。ウィットに富んでいてよかった。

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    2024年08月26日
  • ねにもつタイプ

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    菊池亜希子とAマッソ加納の好きな本を紹介するという番組で紹介された本。翻訳家の岸本佐知子さんのエッセイというか、妄想というか。いたってまともなエッセイもあれば、荒唐無稽のことばかり書いてある部分もある。翻訳のかたわらでこんなに色んなことが頭の中を駆け巡っている不思議。ところどころ吹き出し笑いをしてしまった。でも荒唐無稽すぎて、読み疲れる感じもあった。

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    2024年08月24日
  • 気になる部分

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    ネタバレ

    不思議な言葉のセンスが炸裂していて、妙な臨場感もあり、愉快な気持ちで読める本だった。少し時代を感じる箇所もあったが、やはり翻訳について書いてあるエッセイは興味があった。こういう話をもっと読んでみたい。
    どこまでもひとりで飛んでいってしまいそうな自由な発想と想像力の豊かさが眩しかった。
    会ったこともないらしい川上弘美さんの思い出が綴ってあるのが怖い。ここに書かれているのはとてもミステリアスな魅力溢れた「カワカミさん」だ。ここだけ短編小説を読んでいるような味わいがある。

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    2024年08月10日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    人の歴史が駆け巡っていく。そして時々逆戻りして跳ね回る。短編ひとつひとつのエネルギーが凄くって読み終わるたびにどっと疲れる!きっと読んでいる間力が入っているんだと思う。それくらい力を入れないと読みきれない。
    バス通り、人々の流れ、コインランドリー、etc
    中古の本から時々タバコの匂いがした。本そのものかもしれないが、きっと話しのエネルギーがそうさせたのかもしれないと思わせた。

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    2024年08月01日
  • なんらかの事情

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    飛びすぎててついていけないところ多し。
    「ねにもつタイプ」のほうがいい。
    挿絵はやはりとてもハマってる。

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    2024年07月21日
  • ひみつのしつもん

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    ネタバレ

    著者の名前は存じ上げていたが、今回はじめて文章を読んだ。
    きっかけはSNSで有名な人が好きだと言っていたから。

    最初はよくある(?)自分の生活や老いを面白おかしく書くタイプのエッセイだ、と思ったら「羊羹」あたりからおや?となった。
    短いテーマの文章を読み終えるたび、いろんな種類の不思議な気持ちになった。
    エッセイというより創作の短編集を読んでいる気持ちになった。
    小さい頃、今よりもっと世界が狭くて面白いものも少なかったとき、身の回りにあるものともっと距離が近くて、いろいろ考えていたことを思い出した。
    著者はずっとずーっとその感覚を持って大人の頭で考えて唯一無二の感覚を磨いてきたんだな、と思っ

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    2024年07月17日
  • ねにもつタイプ

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    岸本さんの頭の中を覗いてるような
    エッセイがとても面白かった。

    4〜5ページで1つの話があって全部で50以上。

    声出して笑っちゃうくらい面白くて
    「分かる!分かる!」って話もあれば
    「なんじゃそりゃ!」って呆れ笑いする話もあって
    ホントに飽きずに読める!

    絶対に他のエッセイも読む!

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    2024年07月10日
  • ねにもつタイプ

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    やらないといけないことが目の前にあるのに脳内トリップしちゃう、あの感じ。頭の中ぐらい自由でいてもいいんじゃないかと思った。

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    2024年06月16日
  • エドウィン・マルハウス

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    #河出文庫 #ミルハウザー 著 「 #エドウィンマルハウス 」

    ジェフリー著 の伝記「エドウィンマルハウス」を まるごと入れてしまう入れ子構造。「復刻版によせて」や「初版へのまえがき」も入れた遊び心のある構成

    芸術家の人生が終わらなければ、芸術に結びつく 中間点や始点が定まらず、伝記作家は伝記が書けない一方で、芸術家を見出す伝記作家がいないと、芸術家が誕生しないという、芸術家と伝記作家の表裏一体性は なるほどと思う

    著者は、子供の執着心に芸術性の萌芽を見出している
    「何かに執着できる能力を天才と呼ぶ〜誰もかっては天才だった」

    ジェフリー著の伝記は、予定調和的に出来事をプロットしていく狂

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    2024年06月10日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会の発言に4人の作家それぞれの性格が現れていて面白かった。
    読書会に参加するなら違う性格のタイプの人達とすると面白そうだと勝手に妄想してました。

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    2024年05月11日
  • ほとんど記憶のない女

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    内容とは関係ないのだが、作者とポール・オースターとのご子息のダニエル・オースターに関するNYTの記事が悲しくて。本書を読みかけで記事を読んで、まだ本に戻ると、見る目が変わってしまう。

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    2024年05月05日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    表紙の写真の影響もあると思いますが、どの短編もモノクロの映像が思い浮かぶような文だと感じました。

    またどの物語もあらゆる形の疵(「傷」ではない字のきず)を描いているような印象を受けました。でも、暗さの中にも不思議な明るさも見え隠れして、独特な文体だと思います。

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    2024年04月20日
  • ほとんど記憶のない女

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    ネタバレ

    物事を突き詰めて考える話が多かった。
    言葉の意味について、感情について、ひとつひとつ解明していくような文章が多く、こういう視点で内側を見つめていくことで整理されていくのが興味深かった。
    感情的ではなく淡々とつづられていて、その手触りはまるで実験のようでもあり独特な雰囲気を醸し出している。
    表題作の「ほとんど記憶のない女」は共感する点が多い。そのほか「大学教師」「話の中心」「エレイン牧師の会報」などが好みだった。

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    2024年04月14日
  • ひみつのしつもん

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    翻訳家のエッセイ。たまたま手に取り1編読んでみて面白そうだったので読んでみた。面白いといっても爆笑というのではなく、クスッと微笑するような感じ。著者がどれだけ自分を滑稽に無様にドジに描いても、描いても知的な感じがそこはかとなく漂う。

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    2024年04月03日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    母からメルカリで売って欲しいと預かった本の一冊で、ずっと家事のマニュアル本かと思っていた。
    なかなか売れないので、読んでみたら、めちゃ面白い。
    小説なんだ!と思ったら、ほぼ事実の小説とのこと。
    どこでも読んだことがないような刺激的な文章だった。

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    2024年04月01日
  • いちばんここに似合う人

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    ネタバレ

    朝吹真理子さんとかが本の中で大島弓子が好きな人はミランダジュライが好きそうと言ってて読んだ

    タイトルが全てであとは物語をつけるだけって感じが似てる…かも?
    いやいや、マジェスティひどかったよその通りすぎるもん

    孤独って時間を持て余したり手持ち無沙汰だったりすることだなーと思う

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    2024年03月05日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    お嬢様学校に通う女学生と共産党員の先生とで貧民街にボランティアに行く話と、表題にもなっている掃除婦の話が好き♡
    自分が資本主義の奴隷だから共産主義的動きを見ると唾吐きそうになる

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    2024年01月19日
  • ねにもつタイプ

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    現実と妄想の境界線が非常に曖昧で、やや悪夢的ともいえるエッセイ。子供の頃の感覚を失っていない人なのかなと思います。車が来たときに飛び越えるのは…なんでか知らないけど私も子供の頃やってた!懐かし!(笑)

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    2024年01月08日
  • ひみつのしつもん

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    著者のエッセイは「ねにもつタイプ」と合わせて二冊目。
    相変わらず嘘のような本当と、本当のような嘘が混じった不可思議空間に生きてらっしゃる。
    第三者視点で自分を観察して書いた章が好き。私も似たようなすっとぼけをするけれども、あとから思い返してさえこう細かく行動を把握してはいられない。
    表題の「ひみつのしつもん」は著者の毛布の友達をふと思い起こさせる切ない結末。
    クラフトエヴィング商會の挿絵がしっくり来る。

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    2024年01月05日