岸本佐知子のレビュー一覧

  • エドウィン・マルハウス

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    #河出文庫 #ミルハウザー 著 「 #エドウィンマルハウス 」

    ジェフリー著 の伝記「エドウィンマルハウス」を まるごと入れてしまう入れ子構造。「復刻版によせて」や「初版へのまえがき」も入れた遊び心のある構成

    芸術家の人生が終わらなければ、芸術に結びつく 中間点や始点が定まらず、伝記作家は伝記が書けない一方で、芸術家を見出す伝記作家がいないと、芸術家が誕生しないという、芸術家と伝記作家の表裏一体性は なるほどと思う

    著者は、子供の執着心に芸術性の萌芽を見出している
    「何かに執着できる能力を天才と呼ぶ〜誰もかっては天才だった」

    ジェフリー著の伝記は、予定調和的に出来事をプロットしていく狂

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    2024年06月10日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会の発言に4人の作家それぞれの性格が現れていて面白かった。
    読書会に参加するなら違う性格のタイプの人達とすると面白そうだと勝手に妄想してました。

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    2024年05月11日
  • ほとんど記憶のない女

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    内容とは関係ないのだが、作者とポール・オースターとのご子息のダニエル・オースターに関するNYTの記事が悲しくて。本書を読みかけで記事を読んで、まだ本に戻ると、見る目が変わってしまう。

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    2024年05月05日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    表紙の写真の影響もあると思いますが、どの短編もモノクロの映像が思い浮かぶような文だと感じました。

    またどの物語もあらゆる形の疵(「傷」ではない字のきず)を描いているような印象を受けました。でも、暗さの中にも不思議な明るさも見え隠れして、独特な文体だと思います。

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    2024年04月20日
  • ほとんど記憶のない女

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    ネタバレ

    物事を突き詰めて考える話が多かった。
    言葉の意味について、感情について、ひとつひとつ解明していくような文章が多く、こういう視点で内側を見つめていくことで整理されていくのが興味深かった。
    感情的ではなく淡々とつづられていて、その手触りはまるで実験のようでもあり独特な雰囲気を醸し出している。
    表題作の「ほとんど記憶のない女」は共感する点が多い。そのほか「大学教師」「話の中心」「エレイン牧師の会報」などが好みだった。

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    2024年04月14日
  • ひみつのしつもん

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    翻訳家のエッセイ。たまたま手に取り1編読んでみて面白そうだったので読んでみた。面白いといっても爆笑というのではなく、クスッと微笑するような感じ。著者がどれだけ自分を滑稽に無様にドジに描いても、描いても知的な感じがそこはかとなく漂う。

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    2024年04月03日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    母からメルカリで売って欲しいと預かった本の一冊で、ずっと家事のマニュアル本かと思っていた。
    なかなか売れないので、読んでみたら、めちゃ面白い。
    小説なんだ!と思ったら、ほぼ事実の小説とのこと。
    どこでも読んだことがないような刺激的な文章だった。

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    2024年04月01日
  • いちばんここに似合う人

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    ネタバレ

    朝吹真理子さんとかが本の中で大島弓子が好きな人はミランダジュライが好きそうと言ってて読んだ

    タイトルが全てであとは物語をつけるだけって感じが似てる…かも?
    いやいや、マジェスティひどかったよその通りすぎるもん

    孤独って時間を持て余したり手持ち無沙汰だったりすることだなーと思う

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    2024年03月05日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    お嬢様学校に通う女学生と共産党員の先生とで貧民街にボランティアに行く話と、表題にもなっている掃除婦の話が好き♡
    自分が資本主義の奴隷だから共産主義的動きを見ると唾吐きそうになる

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    2024年01月19日
  • ねにもつタイプ

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    現実と妄想の境界線が非常に曖昧で、やや悪夢的ともいえるエッセイ。子供の頃の感覚を失っていない人なのかなと思います。車が来たときに飛び越えるのは…なんでか知らないけど私も子供の頃やってた!懐かし!(笑)

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    2024年01月08日
  • ひみつのしつもん

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    ネタバレ

    著者のエッセイは「ねにもつタイプ」と合わせて二冊目。
    相変わらず嘘のような本当と、本当のような嘘が混じった不可思議空間に生きてらっしゃる。
    第三者視点で自分を観察して書いた章が好き。私も似たようなすっとぼけをするけれども、あとから思い返してさえこう細かく行動を把握してはいられない。
    表題の「ひみつのしつもん」は著者の毛布の友達をふと思い起こさせる切ない結末。
    クラフトエヴィング商會の挿絵がしっくり来る。

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    2024年01月05日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    NHKの理想的本箱で紹介され気になった本。
    人間はくだらないことで争い続けるけど、こうやって第三者が現われて問題がサクッと解決すればいいけど、そううまくいかないのがこの世の常。戦争、早く終わって欲しい。
    フィルがモンスターとして過去のものになり、忌避されるようになっても再びフィルに惹かれてしまう人が現われるっていうのが繰り返される独裁の予見のよう。

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    2023年12月13日
  • いちばんここに似合う人

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    私の中にもあなたの中にもある今の世の中が展開されている。現代の人々はひたすら孤独なのだ。たとえ家族がいても、恋人がいても。

    この本が古典となって読まれる時、例えば100年後、1000年後にもしまだ世界があれば、この本は時代を、今を生きる人々の心情を理解する良いテキストになりそう。

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    2023年10月21日
  • 気になる部分

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    この知的好奇心の高さが筆者の独特な魅力を創り上げてるな、と
    知的好奇心、こんなんなんぼあっても良いですからね

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    2023年10月19日
  • 『罪と罰』を読まない

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    4よりの★3
    取り組みが面白いです(笑)
    友達と読む前に読書会してみたいと思うので、ございます。
    他の古典でやってみたいです。
    今年は重厚な本を読み続けてるので、年末に『白痴』や『悪霊』で友達と試してみたいです。

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    2023年09月24日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    短編集の2/3を読み終えるまでは、ひたすら、退屈で読みにくい本だと思った。
    最初は、訳が下手くそなのかとも思ったけど、時々、ハッとする美しい表現が出てきて、そうではなさそうと思い直した。
    喪の仕事まで来て、少し変わって、沈黙、さあ土曜日だ、巣に帰るの4編は良かった。

    簡潔な文章で、特徴としては、周囲の状況を描くことで、主役について物語を紡ぐ。それが、若い頃の数編においては、私が村上春樹に感じる、それいらなくない?関係なくない?という感想。

    そこから、どんどん、作者が歳を重ねていき、彼女の人生が酸素ボンベを離せない状態であることまでわかるうまいチョイスをしている短編集の構成になっている。

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    2023年09月15日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    僕のような年寄りには、他人の人生の生き様を読まされてもたいした感想も持てない。ふ~ん。そうなの大変だったね。
    人生色々だよ。位の薄っぺらい感想しか持てない。
    これが、若い時に出会っていたら、とても感動出来たと思う。他人の人生から学ぶ事は有るけど、この年で学べたとしてもね、たいして役に立たない。

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    2023年09月14日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    岸本さんの本ということで読む。

    着想が面白い、こんな国の話は読んだことがなかった。だって3国でてくるけど、国民の圧倒的少なさよ。こんな国の民主主義はあってないような。すぐにパワーバランス崩れるから。

    ヘンテコ三昧の登場人物(最初人間と思っていたのですが、読み進めるとどうやら違う)。外の国の大統領がでてくる度にハラハラ。そして題名通りのフィルの恐ろしさよ。

    最後の最後で全編通してそこいらにあった雰囲気は一変し、クライマックスへ。

    いや、でもね。
    とにかく岸本さんの唸るような圧倒的翻訳力よ。

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    2023年07月11日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    心に残るというものではないけれど 日頃あまり読まないようなファンタジー要素のある1冊で、実力のある作家さんたちが書いているものなので、文章的にも楽しめる。感動的とかではないけれど、たまには一味違ったものを読みたいという気分のときには良いと思う。

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    2026年01月12日
  • エドウィン・マルハウス

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    子ども目線の細かい描写が凄かった。物語も読み進めるうちに、なんか気になる登場人物が多くてゆっくりゆっくり読み進めていけた。

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    2023年04月27日