岸本佐知子のレビュー一覧

  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    最初は読み慣れず休み休み読んでいたが、途中から一気に進み読み終わった。
    劇的な展開があったわけではなくて、著者の文体のリズムに自分が合ってきたようだった。
    犯罪、依存症と共存して酷く辛い生活なのかと同情を誘うのではなくて、それも含めてユーモアに変えて、すました顔でたばこを吸う著者の姿が浮かぶ。

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    2025年02月07日
  • わからない

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    「気になる部分」「ねにもつタイプ」「ひみつのしつもん」とおかしすぎて電車で読めない系エッセイスト、もとい翻訳家の最新刊。とは言え併載の日記は2000年からのもので、筆者はトルシエに夢中!この破天荒な私生活こそが、数々の名作を生む(翻訳ではなく、エッセイです)秘訣かと。

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    2025年02月01日
  • わからない

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    アンソロジーという分野で異彩を放つひとなんだと思いました。
    初めは、なんで手に取ったか「わからない」感じでしたが、アンソロジストとして見たら、興味深い部分の多い本かな。

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    2025年01月15日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    記録。キャラクターが多種で、魅力的。未熟な人たちの苦しい日常の中でもがく生命力が描かれている感じでした。

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    2025年01月01日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    作品によってスッと入るものとそうでないものがある。『メリーナ』『カルメン』『BFとわたし』は描写が丁寧で心地よい

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    2025年01月01日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    前作にブコウスキーのようなパンクを感じていたので読んだが、
    今作はパンチが弱いと感じた。
    読後感はとても普通だ。なので、何も入ってこない気がする。
    訳者あとがきを読んでようやく、各作品を見出しぐらいの短さでまとめてくれていて、ハチャメチャ感を知ることになり、星2つから星3つにした。
    しかしやはり、この作品には作者の女性らしい優しさを感じるので、他にはない特長が消えたと思う。それは訳者にもせきにんあるとおもう。

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    2024年12月25日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    3度の結婚と離婚を繰り返し、4人の子どもを育て、アルコール依存症にも陥った。そんな著者の壮絶な人生をベースにした「オートフィクション(自伝的虚構)」。とても評価の高い本だったけど、ついていけなかった…。いろんなエピソードが時系列でなくつづられていて、登場人物もそのたびに違うし…。楽しめてる人がなぜ楽しめているか知りたくてくらいついてみたのですが。コインランドリーで色とりどりの服がまわる描写など、端々にきらりと輝く表現がある感じはわかったけれど…。いつかもう一度チャレンジしてみたい。

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    2024年12月18日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    ネタバレ

    ルシア・ベルリンが彼女の生きてきた道のりを書いた短編集。とても興味深く読み始めた。各短編の内容から彼女の起伏の激しい人生を想像してみるが、私の想像を遥かに超えた人生だったのだろうな。

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    2025年02月01日
  • ねにもつタイプ

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    妄想を思考する著者の脳内がドバーっと溢れ出たような作品。風変わりで理屈抜きのとりとめのなさが面白い。
    本書に何かを求めてはいけない。ひたすら五感で味わうのがよい。時折り共感すると何故かイラっとする、説明のできない気持ちに見舞われる。

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    2024年11月26日
  • エドウィン・マルハウス

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    ネタバレ

    なるほどね。エドウィンの伝記という形をとった主人公ジェフリーの小説なのね。最後にそれがわかったから読んだ甲斐があったものの、ここにこれがあって、これがあって、、という情景描写が多すぎるのと、特別なところがそれほどない人物エドウィンの普通の日常を大量に読むのに疲れてしまい、何度も途中で離脱したくなった。翻訳が読みやすかったので何とか頑張れた。
    素直に感動する伝記小説を期待して読んだのがいけなかった。実験的な小説なのね。

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    2024年11月16日
  • 十二月の十日

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    不思議な読み応えの作品ばかりでした。

    特に印象的だったのは、著者の決して親切とは言えない文章でも、読んでいくと意味が繋がって感じられるところです。

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    2024年10月31日
  • 十二月の十日

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    久しぶりの海外文学、やっぱり日本のものと違って独特。状況把握が難しい部分もあったけど毒っ気のある不思議な世界を堪能できた。

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    2024年10月25日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    一人称での記述だから、突然一人称の人物が変わることがあるので、ストーリーラインを追うのが難しいと。油断するとわからなくなる。各編を超えて、名前が違うけど似たキャラクター、慣れない外国人の似た名前の登場人物が多いというのもあると思います。日本の小説とは勝手が違いますね。ストーリーはやはり日本の文化とは違うので、日本の小説だけ読んでいるのと狭い世界に閉じていすぎるんだと、文化的に閉じた読書の欠点に気づかせくれます。

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    2024年10月14日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    純文学作家の発想
     ひとつづつ評していく。

     川上弘美。未来SF。
     発想が陳腐だと思ふ。書きたいことを意識的に書いてはゐるが、予定調和的で凡庸から突き抜けない。
     人間由来の人間を工場で作らず、多様な動物由来の人間どうしが結婚し合ふ未来観(近親交配によるホモ接合型を減らすためだらう)。そこでの恋愛。
     厳密にいへば、人間と他種ではゲノムの相補性が少ないからありえない。遺伝子組換かもしれない。まあそこは目をつむることにしても妙だ。
     未来でも入籍といふ制度は残ってゐる。人間に本能の性欲が残ってゐるんだらうけど。結婚しない人や、核家族がどうなったかも書いてない。
     妙にSFが現実路線のわりには

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    2024年10月10日
  • わからない

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    岸本佐知子さん、きちんと作品を読むのは初めてかも。
    エッセイ、書評、日記と分かれている中で、エッセイが一番面白かった。
    物事を捉える視点がさらっと自然なんだけど、とても個性的で新鮮に感じた。
    エッセイを読む時、自分との共通点を何かしら見つけて共感するパターンか多いけど、今回は発想が自分と違いすぎているところが面白いと思えた珍しいパターン。
    書評で取り上げられている本は未読のものが多かったので、また読んでみよう♪(読みたい本が増える一方…)

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    2024年10月03日
  • 気になる部分

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    翻訳者としての岸本さんしか知らないので、はじめて本書エッセイを読んで、へー、こんな人だったのかと思った。
    細かいこと、みんなが気にしないことがやたら気になるひとが言葉づくしで書いたエッセイである。
    テイストは、昨年読んだ三浦しをんの昔のエッセイにちょっと似ている。
    それは20年前のエッセイだったので、さすがに古いなと思った。
    本書も初出は20年ほど前のもの。
    三浦しをんほどの共時性ニーズはないものの、やはりこの手の本は出版されてから、5年以内に読まないと鮮度が落ちてしまう。
    今回は00年代以降の倫理観価値観の変化を大きく感じた。
    いまの岸本さんが同じ内容を書くなら、書き方がかなり変わるだろうと

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    2024年09月29日
  • ねにもつタイプ

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    「さいきんのわたくし」オチ笑った!

    ひとつひとつ短く読みやすかった
    頭の中で思う事を書き出してみたくなった

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    2024年09月27日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    問題作。
    あとがきにもあるが、ジョージ・オーウェルの「動物農場」を引き合い出されて書評が多く語られているそう。
    家畜を擬人化して、独裁体制的な政治を批判しているが、こちらの擬人化されているものは、もっと過激で何が何だか分からない奇妙な物となっている。
    ちなみに登場する大統領の姿は「小柄で貫録たっぷり、たくさんの腹、白い口髭、二重顎が小山のように積み重なり、細く頼りない三本脚で支えてる」だそうだ。
    どんな生き物だか想像が出来ない。他の登場人物はもっと分からない。
    何となく気が付かない内に、どんどん恐怖政治が実行されて行き、気が付くと理不尽な理由で自由が奪われ、ちょっとした事で殺される(物語では解

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    2024年09月26日
  • わからない

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    ネタバレ

    本の感想で『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』の書評が特に面白かった。
    書評の項はところどころ岸本さんの優しさみたいなものが見え隠れしてほのぼのさせられた。
    「あなたを危機から救う 一分間謝罪法」では、謝ることについて日米の違いを鋭く指摘。私も岸本さんの考えに近いので最後の方は笑いながら共感。

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    2024年09月19日
  • わからない

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    一回も著者の本を読んでいないくせに手に取ったこの本。想像以上に著者は変な人だという印象を受けた。特に最後の日記はカオス。しかし、日記なんて人に見せる前提のものではないからカオスで何が悪いと言われそうだ。

    さて、エッセイで好きだったのは、テロップについて書かれていたところ。最近テレビ番組を観ていると、必ずテロップが出てくるとのこと。著者はこれをあまり快く思っていない。確かに聞く力はどんどん衰えてしまうかもしれないが、私はテロップ結構ありがたいと思っている。耳が悪いのか聞きとれないことが割とあり、イライラするからだ。でも著者もテロップを場合によっては認めている。心が広い。

    また、ゴキブリに対す

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    2024年09月11日