岸本佐知子のレビュー一覧

  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    岸本佐知子の妄想という名の暴走エッセイ第二弾

    気楽に読めてクスッと笑える。
    ホントに不思議な方です。

    「やぼう」に爆笑しました\(//∇//)


    0
    2022年12月13日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

    Posted by ブクログ

    フィルの暴力的な独裁が本当に辛かった…
    けどタイトルに『短くて〜』と入っていたのでなんとか読めた!
    ほんとロシアのウクライナ侵攻とだぶって見えたね…
    デウス・エクス・マキナ的な事が起こらないかな〜。

    0
    2022年10月02日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    面白そうだなと購入。でも期待せずに読み初めて、えっ、これ予想以上に面白いじゃんとびっくり(笑)
    ドストのラスコに馬の修造だよ?「罪と罰」かなり読みたくなったんだけど、私はいつか読む読む詐欺マン(笑)

    0
    2022年08月31日
  • 気になる部分

    Posted by ブクログ

    予想を超えて面白かった。
    収録されているエッセイの初出は、一番古いものだと1993年。だけど、時代を感じさせるものは少なく、普遍的な日常や記憶の中からお題を取り上げて深く考える過程が、上手く、面白く文章化されている、と感じる。
    元々人間的にも魅力を感じていて、この本を読んで言語感覚も好きなことを確認できた。

    岸本さんは、元々はショーン・タンの絵本の訳者として知り、その後、アトロクで翻訳者のお仕事の話だったか日本翻訳大賞の審査員としてだったか、とにかく出演し話しているのを聞き、話し方や話す内容、会話の反応から「この人、なんかちょっと気になるな……」と思っていた(そのとき一緒に出演していた柴田元

    0
    2022年08月31日
  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★3.8
    岸本さんのものの着眼点がとにかくおもしろい。

    特に好きだったのは前半部分で、もう今の時代マスクしててよかったなっていうくらい電車の中で読みながらニマニマしてしまった。

    自分にとっては一見どうでもいい、どうでもよくないことが他の人の気持ちを楽しくさせてくれるんだなと、。
    こういうくだらないこと(本人にとってはそうでもないことかも)を人に伝えたり、お話するのっていいな、と思う。
    岸本さん、元気をありがとう。

    わたしも思ったこと、くだらなくても
    これからメモしとこ。誰かや自分を時々救ったり救わなかったりするかもしれないから。


    好きな章:
    才能 レジで遅い列並ぶ人優勝
    ダース考  

    0
    2022年05月07日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    『罪と罰』を読まずに読む。

    まず自分も『罪と罰』を読んだことがありません。確か主人公は若い男で老婆を殺す話だったはず。それくらいしか知りません。というわけで前半の推理合戦も、後半の読後感想も楽しく読み、『罪と罰』読みたい、と思いました。色々なキャラクターが気になります。これは読むしかないのでは?

    「読む」という行為は、読む前から始まっており、読んだ後も終わらない。読書は一人で完結しない、著者や他にその本を読んだ人、また読んでいない人とのつながりだと思いました。読書万歳。

    0
    2022年05月01日
  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    12編のアンソロジー。
    どの作品も変愛の名に相応しかった。この一冊に密度濃く詰め込まれたそれぞれの変愛。愛と一口に言っても当たり前ながら1つも同じものはない。
    その中でも特に好みだった2つについて書きたい。

    『藁の夫』
    2人の間に嫌な空気が流れる、その始まりはいつも些細なことなのだと思い出させる自然な流れだった。あんなに幸福そうだったのに、藁に火をつけることを想像させる経緯、鮮やかな紅葉にその火を連想させるところがたまらなく良かった。

    『逆毛のトメ』
    シニカルでリズムのいい言葉選びが癖になる。小説ってこんなに自由でいいんだと解放して楽しませてくれた。躊躇なく脳天にぶっ刺す様が爽快だし、愚か

    0
    2022年04月21日
  • いちばんここに似合う人

    Posted by ブクログ

    80歳を過ぎた老人に海もプールもない土地で泳ぎを教えた経験を語る女性の話とか、あり得ないようでいていや、あるのかもしれんな…と思わせるようなユーモアと魅力があって、息抜きに読むにはちょうどいい。比較するにはポップ過ぎるけど『ワインズバーグ・オハイオ』を思い出した。

    0
    2022年04月15日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    いやこれ、めちゃくちゃ面白かった。
    世界的名作、ドストエフスキー作の『罪と罰』を読んだことのない作家4人が、持っている知識(断片的)を駆使し、出版社の人にヒントをもらいながら、作品の内容を想像(妄想)し語り合う企画を書籍化したもの。

    企画からして既にかなり面白そうなのだが、なまじ作品構成や小説づくりを日頃から考えている人たちなので断片からの推理力や展開への発想が鋭かったり、好き放題言ったり盛り上がりがすごい。というかわからないからこそ皆さん言いたい放題。笑

    特に三浦しをんさんによる登場人物へのあだ名の付け方や人物考はかなり笑わせてもらった。
    主人公の名前も「ラスコーリニコフ」じゃとっつきに

    0
    2022年02月18日
  • 最初の悪い男

    Posted by ブクログ

    一番ここに似合う人、あなたを選んでくれたものに続いて。こんなに1人の人の著書を読むのは久々。人があえて文字にしたり口にしたりしないような人間のどろっとした事や世界の一部を冷静かつプッと笑っちゃうような表現でひとつの作品にしちゃうのがこの人のすごいところ。動物の鳴き声が「たすけて」に聴こえてもその動物にとっては全く違う意味かもしれないし、とか。しょーーもないんだけど確かに真理だと思わせられる面白い表現がいっぱい。端的に書こうと思えば全然書けそうなことを良い意味でダラダラ書いてて、でもそのどうでもよさに登場人物たちの生活を感じる。短編もドキュメンタリーも面白かったけど長編は読み終わってこのミランダ

    0
    2021年09月24日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『罪と罰』は挑戦したことはあるけど、結局まだ読めていないです。
    なので、こんな有名な作家さんたちも読んでないんだ!と嬉しくなって手に取ったのですが、最終的に読んでる・・・!
    でも読まずに推理する座談会って画期的すぎる。
    そして言うこと言うことが面白い。登場人物に変なあだ名付けるし。
    でも『罪と罰』が堅苦しくない、エンタメ本だと分かったので、
    この本を傍らに置いて今度こそ読破してみたいです。
    欲を言えば『カラマーゾフの兄弟』とか他のドスト作品でも座談会して欲しい。

    0
    2021年09月01日
  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    「なんらかの事情」 岸本佐知子(著)

    2016年 3/10 文庫第1刷発行 (株)筑摩書房

    「ねにもつタイプ」の第2弾らしい…

    岸本佐知子さんの翻訳がとても良い感じなので
    エッセイに手を出してしまったが…

    とても変な人だって事が良く分かりました。

    依然として好きです。

    0
    2021年05月24日
  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    いちばん早いと思ったレジが、最も遅くなる。

    買ったばかりの服のボタンが、初めて着ようとした時に、ぶらぶらになって垂れ下がってる(しかもそこそこ高いやつ)。

    家庭科の授業で配られた裁縫セットの中にあった、アルミの円盤部分に、なぜかローマ皇帝の横顔みたいな模様がある、針穴に糸を通すための道具のような、間がもたない気がしてついつい入れてしまった飾りが、心の琴線に触れる。

    上記について、すごい、私の心が読まれてるよ。
    なんか分かってくれる人がいる! 
    と、思わず心の中で快哉を叫んでしまった。

    ダースベイダーも夜は寝るのだろうかと考えることや、アロマを嗅ぐ時の「くんかくんか」って表現は私のツボに

    0
    2024年07月07日
  • いちばんここに似合う人

    Posted by ブクログ

    読書会の課題図書。
    ジャームッシュの初期の映画を見ているような。
    エイドリアン・トミネの「サマーブロンド」とか、映画で言うと「ゴーストワールド」を彷彿とさせる。
    一時期の村上春樹さんもちょっとこういう感じだった。
    レーモンド・カーヴァーを初めて村上さんの訳で読んだときと似た感覚。
    だが、それから21世紀になり、よりより閉鎖的な気分になってるんだなあ、と。
    その中でも泥の中の蓮、という気分にさせてくれるものもあれば、そうでもないものも…。

    0
    2021年02月28日
  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日常と妄想の狭間的エッセイ第二弾。こちらのほうが、前作「ねにもつタイプ」よりマイルドな印象。ところどころほんのりブラックで、妄想をかきたてるオチ。お気に入りの一編は「瓶記」。空き瓶の訴えにエンドレスの予感。モノが捨てられない人ほど共感しそうだ。それから「やばさの基準」も好き。著者の語る“あの宇宙人”と比べれば、たしかにねぇと思う。そこと比べたら、自分の中の(やばい……)は太刀打ちできないよ。

    0
    2021年01月27日
  • エドウィン・マルハウス

    Posted by ブクログ

    おもちゃ箱と宝箱をひっくり返したような物語。その、ひっくり返して出てきたもの一つ一つに、まんべんなく焦点が当たるような。全部読み終わって、どこからがフィクションなんだっけ?としばらく考えてしまった。

    0
    2020年12月04日
  • なんらかの事情

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんと似た雰囲気を感じる。仲が良いのも頷ける。
    検非違使に笑いを禁じえなかったし、あだ名の時には吹き出しそうになったので外で読むのを止めた。

    0
    2020年10月23日
  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    タイトル通り変愛を集めた短編集。

    「お、おう、そんなところに」「そんなのと」「え、何この設定」とか本当にそれぞれ変な愛ばっかり笑

    吉田篤弘目当てだけど、電球交換士が出てきていたとは。

    0
    2020年04月16日
  • 最初の悪い男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    同年代の独女には劇薬だ。
    こうも赤裸々に語られると、どうにもいたたまれない、それでも読むのを止められない。

    今の変わり映えしない生活は居心地良くはあるけど、少し窮屈で退屈。
    このまま老いていくのかと思うと、このままで良いのかと不安にもなってくる。
    そろそろ何か新しいことを始める時なのかもしれない。

    0
    2020年03月22日
  • 気になる部分

    Posted by ブクログ

    奇観のエッセイ三冊のうちで一番好きかも知れない。ビザールな(奇妙な)本に挙げられているようなものが私も特に好きだ。

    最近読もうとした(最後まで読んでないけど)藤枝静雄、昔から読んできた筒井康隆(特に虚人たち)それに吉田知子、村田喜代子、それに、それに、奥泉光の怖さがドッペルゲンガーのそれだ、と書いてある(嬉)。好きなのもそのあたりか、
    裸で書割の窓に向かってサックスを吹くカフカかぶれの男など。なんとも言えず奇妙で面白い。(そうそう私ファンの奥泉光さん作)

    後、笙野 頼子(私。残念ながら未読、Wikiでは緊密な文体で鬱屈した観念・心理表現と澄明な幻想描写の融和を試行した、とある、読まねば)そ

    0
    2020年01月05日