【感想・ネタバレ】最初の悪い男のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年11月05日

映画「君と僕の虹色の世界」「The Future」そして、短編集「いちばんここに似合う人」、ドキュメンタリー「あなたを選んでくれるもの」で、ちょっとイタイ・なんかズレてるこじらせアート女子による、抜群のセンスを見せてくれたミランダ・ジュライの待望の長編小説です。

や、もうこれ、文句なしの傑作で、そ...続きを読むのこじらせと妄想が100倍にスケールアップしていて、私は女子ではないんですが、なんかおんなじようなこと考えてる人いるのか!と感情移入しすぎてページ進まないので困りました。松岡茉優の「勝手に震えてろ」も名作でしたがこじらせと妄想はミランダが圧倒的に上です。容赦なくこじらせてます。世界の40代女子のこじらせを一人で引き受けて、まるで「地球のみんなオラに元気をわけてけろ」と孫悟空が元気玉を集めて放つ時のような超エネルギーを爆発させてます。

主人公シェリルの一人称小説で、もはやミランダ本人の私小説といっても過言ではなく、どこまでも赤裸々にそしてカオティックに散乱するディテールの集合体なのですが、内に籠りすぎたエネルギーが容量オーバーで爆破してしまい、溢れんばかりのエモーションをこちらにぶつけて来ます。

ここに書かれているのは、個人的ななにかではなく、おおきな全体のような気がしてなりません。たとえばドストエフスキーのような全体です。それは小説が根源的にもっている本質のことです。

ボリス・ヴィアンとミシェル・ウェルベックがマウンテンハウスで相談しながら女性になりきって書いたみたいな本作は、ミランダ・ジュライのミランダ・ジュライによるミランダ・ジュライとちょっと変わり者と言われる我々のための小説です。猛烈にお勧めします。タイトルについては読めばわかるんですが、センスがありすぎる。

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Posted by ブクログ 2019年06月16日

訳者があとがきで主人公のことを「繊細ぶってる割に他人の気持ちに鈍い」と評していて、膝を打つ手が止まらない。いるいる。わかる。

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Posted by ブクログ 2019年06月16日

とてもよかった。自分のルールをガン無視してくる他人と関わるのはしんどいし腹も立つけど関係性は変わっていくし考え方も広がるし自分はもっと遠くまで歩けるようになる、したいと思ってもできなかったことへの勇気も湧いてくる。少しずつ自分を愛せるようになる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月09日

Amazing! と言いたくなった。笑えて切なくてホロッと最後は泣きそうになるエンディング。ページターナーでした。43歳女性が66歳シングル男性に密かに恋してる所から始まるけど日本の恋愛市場ではオワコンの年齢だ。その主人公シェリルの人生がそこからあれよあれよと、ここどこ?私誰?な感じでスピーディーに...続きを読むモノクロからカラフル人生に変わっていく。一番印象に残ったのはやはりsexual fantsies性的妄想やその描写があからさまなんだけど、ちっとも下品ではないとこ。「おりもの」だなと分かるって新鮮だった。おっぱいが垂れてるとか陰毛に白髪とかウケるけどいくつになっても恋してるっていいなと思う。タイトルはクリーの事らしい。本当に素敵な物語だった。

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Posted by ブクログ 2019年03月09日

中年になること、孤独であること、異性であれ同姓であれ誰かを愛するということ、子供を育てるということ。誰かの平凡に見える人生でも、血は流れ痛みを抱えている。ミランダ・ジュライはいま、こんなことを書いてくれるんだ、という喜びを感じた。

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Posted by ブクログ 2019年02月15日

これまでの人生で当たり前のように内在化してきた自分自身の「価値観」や「倫理観」が思いがけない方向からぶんぶんと揺さぶられる。散々振り回されてへとへとになるのに読後感は人と人が愛しあうことへの祝福に満ちている。不思議な一冊。

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Posted by ブクログ 2019年02月09日

こんなにヘンテコでエキセントリックでユーモアに溢れた作品ってほかにある?

中年女と若い女が殴り合ったかと思えば、愛し合ってみたり、子育てしてみたり。
ほんとに意味がわからない展開ばかりなんだけど、不思議と嫌悪感はゼロ。むしろ次はどうなるの?とページをめくる手が止まらない。

え、これってアリ?そん...続きを読むな問いはシェリルには愚問。
ぜんぶ、アリ。なんでも、アリ。

信じられないことが起きるのが、ミランダ・ジュライの小説なんだとおもう。

本の後ろに書いてあるコメントにすごくいいのがあるので、それを載せておしまい!

『私たちの愛し愛される能力について、誰にもできない形で教えてくれる。』

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Posted by ブクログ 2019年01月27日

「最初の悪い男」(ミランダ・ジュライ)

「例えばシェリルの家の壁から、世界地図が外れなかったとしたら。」


この物語の主人公、シェリルは43歳独身女性。職場ではある程度の地位を得て、快適な一人暮らしを謳歌している。

本当の自分とか、生きる意味とか、無くても生きていくことはできる。煩わしさを排除...続きを読むして、毎日なにかを少し我慢しながら。

空想の世界では饒舌なシェリル。
人の良い感じがするけれど、その世界では誰かを踏みにじってしまうこともある。

それはそれで、ひとつの人生。誰にも当てはまる人生。
自分を感じずとも、生きることはできる。

だけど。

世界地図は外れる。ミランダの描く世界はひとところには留まらない。


望んだわけではない出来事だったはずなのに、足が臭くて暴力的な美人の娘、クリーが転がり込んできて、偶然は必然かのように、シェリルの人生は回り出す。

世界地図が外れる!
その展開のめまぐるしさ、生々しさ、ページをめくる手が止まらない。

前半は、シェリルのイジイジした様子、優しいようで、決して心を開かない様に、読みながらあんなに悶々としたのに。

新しい価値観に気付いたあとのシェリルの心の声は、センシティブの極み。ヒリヒリと心を打つ。

そして、声を限りの、
ノーノーノーノーノーノーノーノーノーノー。

サンドロップを見たときのこと。虹に似た何かなんてない。美しすぎるエピローグ。ここはもう、何度読み直したかわからない。

これ以上ない美しい気持ち、これ以上ない悲しい気持ち、これ以上ない優しい気持ちに満たされる。もちろんすごく笑わせてもくれる。会話のセンスが、ずば抜けて面白い。

あと、これは個人的な意見です、と前置いた上で書く。
ミランダがこの作品を、子供が産まれてから書いたこともやっぱり作品の手触りがより切実になった要因な気がする。

生まれたての子を昼夜問わず世話するあの、作中に出てくる言葉で言うところの、
「洗脳」、の表現。子を持つ前の自分がいなくなってしまうような感覚。
それでもなにかひとつでも、例えばずっと出なかったウンチがやっと出たりとか、初めて声をあげて笑ったとか、それで帳消しになるようなあの感覚。
すごくリアルだった。

奇跡と偶然で、「私たち」はここにいる。
絶対に、ひとりではないのだ。

作中の様々なシーンが頭をよぎる度、自転車を漕いでいても、バスに乗っていても、どこにいても、甘やかな痛みが鼻を刺しては目が潤む。

素晴らしい映画を観終わった後のような読後感。そしてまた始めから、味わうように読み直す。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月25日

めっちゃネタバレです。

翻訳小説ひさしぶりに読んだけど、読みやすかったなあ。岸本さんの訳、すごく身近な言葉でいい…。「肩がバキバキ」とか「ぜんぜんオッケーです」とかそういう微妙にリアルな言い回し。岸本さんのエッセイも大好きなのでたぶん自分的に肌に合ってるのかも。

んで、これ最初孤独な独身中年女性...続きを読むの狂気、みたいな感じで進んでいくのかとちょっと警戒した。いや杞憂でした。
クリーと同居しはじめて、傍若無人に搾取されるだけだったのが反撃をはじめて、バトルになり、だんだんその関係性が変わって来る、そのあたりでもうぐいぐい話の中に引っ張り込まれる。
主人公がややこしい妄想にとりつかれて、ファック、としか言い様のないことばっかり考えてるあたりもだいぶ突っ走ってるんだけど、でもこれやばいな、と主人公に自覚があるので、どこかちょっと明るい。

クリーが妊娠して、出産のあたりは、ふたりの祈りが本当に切実でうつくしくて胸に迫って来るものがあります。
あたらしい命はどうやったって尊くて、愛そのもののかたち。
なんかこのあたりは印象的な文章があちこちにあって、うぐぐぐ、ってなる。

受精卵は自分が精子と卵子という二つのものだったころの記憶を宿していて、なのに一つのものとして生きていかなければならない永遠の孤独を運命づけられている、なんて、ひりひりするんですよね…。

危機にある赤ん坊に、主人公が、この世界はすばらしいんだよ、だからこっちにおいで、生きろ、生きろ、と呼びかけるとこはここがクライマックスかってくらい、もうシンプルに力強くて心が揺さぶられました。

でもってクリーとシェリルの恋。最初のキスシーンはとてもやさしくてピュアなんだけど、その恋はたぶんはじめから終わりが見えてるんだよねえ。すくなくとも主人公のほうには。
あれだ、神田川の、ただあなたのやさしさがこわかった、的なやつ。現実には破綻するであろう、って予感があるからせつない。
それでも人と人との関係って、一瞬のしあわせであっても一生分の価値があったりもする、一方的なものであってもいい、どんな型にもはまらないオリジナルなものであってもいい、ってことなんかがちゃんと伝わって来るわけで。

運命の子クベルコ(であるジャック)とのやりとりが本当に救い。
スイートポテト、って呼びかけて、あ、根菜だと勘違いされたらいけないな、って思い返すのとか、とてもかわいい。

いやー最後ほんとフィリップとどうにかなるかと思ってそれはなんかいやかも…と思ってたので良かった。

そしてエピローグ。あああ、これが本当でありますように、と祈らずにはいられなかった。

なぜかすごく感想を書きたくなる小説だったなあ。
心斎橋の本屋さんで岸本さんと津村記久子さんの対談イベントがあって、行けなかったんだけどもそこでこの本取り上げられてたってんで読んでみたんですけど。
もっと早く読んでおけばよかったー。

ミランダ・ジュライも岸本さんの翻訳も(絵本以外では)初めて読んだ。
誰にでもオススメではないんだけど、自分的には妙に癖になる感じ。
なんだかとてもいとおしい、と思うような物語でした。

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Posted by ブクログ 2018年12月02日

読み終わって、叫び出しそうになった。
でも、何に? ー なにかに。
イタくてアツクて、色んなものが刺さってくるんだけど、
金色の光のようなものがそこにちゃんとあって、
私たちはぼろぼろにはならずにいられる。

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Posted by ブクログ 2018年11月11日

『彼はぼくこわいよと思うこともできない、「ぼく」ということも知らないのだから』

このちょっと世間からずれている主人公にミランダ・ジュライを投影しないでいるのはとても難しい。「君とボクの虹色の世界」、「フューチャー」の主人公のその延長線上に(あるいは同じ位置にと言った方がいいか)この本の主人公は位置...続きを読むしているのだから。コケティッシュという表現は最近余りに耳にしないけれど、正にその言葉が真っ先に頭に浮かぶあのミランダ・ジュライの顔を主人公に貼り付けずにはいられない。

SNSで時々披露される作家自身を写した映像の少々痛い感じ(その言い方は余り好きではないけれど)、それらは主人公の言う所の「システム」を彷彿とさせずにはいられない。例えば車から箱を抱えて降りてきた彼女が転んで箱をぶちまける映像などに感じる「あざとさ」のようなもの、あるいはロンドンのホテルでの怪しげな行動から感じる「迷子の気持ち」のようなもの。それらはシェリルの心の中のつぶやきによって説明可能となるもののように思う。そして漸く、そういうことか、と理解されるものであると感じる。もちろん、その映像は偶然を捉えたものではない。作家の表現の一つである。全て計算されたことであるとは思いつつ、そこにどことなく漂う「よるべなさ」は、作家の個人的な趣向や価値観の根幹を成すものであって、それが作品に滲み出ていると考えた方が自然であると思う。

ミランダ・ジュライを読み始めた切っ掛けは岸本佐知子であるのは言うまでもない。彼我の差はあれど、自分の中でこの翻訳家はどこかしらミランダ・ジュライと通じ合う「変」さがある。「気になる部分」を読み返してみたらきっとこの作品のシェリルそっくりな逸話が見つかる筈と思う。その翻訳家の趣味嗜好がぎっしり詰まった翻訳私花集「変愛小説集」の二冊目でミランダ・ジュライは強烈な印象を残した。以来翻訳を待てずに読んで来た作家ではあるけれど、この作品は岸本佐知子によるトランスレーションを待たずには消化し切れなかった作品。とてもジェンダー・オリエンテッド(性別志向性とでも言うのか)が高い作品だと感じる。特にセクシュアリティの表現のされ方に、男性目線を模した女性性の主張のようなものを強く感じる。同じ翻訳家の手になるニコルソン・ベーカーのフェルマータが男性性を強く意識させるのとちょうど正反対であるように。その敷居の高さが少しだけミランダ・ジュライを近寄り難くさせる。シリアスな顔のミランダ・ジェニファー・グロッシンガーに初めて出逢った気にさせる。いつもに増して岸本さんの翻訳が光る。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月22日

同年代の独女には劇薬だ。
こうも赤裸々に語られると、どうにもいたたまれない、それでも読むのを止められない。

今の変わり映えしない生活は居心地良くはあるけど、少し窮屈で退屈。
このまま老いていくのかと思うと、このままで良いのかと不安にもなってくる。
そろそろ何か新しいことを始める時なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年06月14日

ある種妄想の世界に生きる43歳の女シェリルと、その前に現れる最強最悪の「現実」クリー。よくある女性2人の分かり合いの物語ではなくて、変化、変化、変化。2人の関係はひたすらに変化し続ける。避ける、闘う、愛し合う、あらゆる剥き出しの感情の表出だ。そして見えていないものが見える。職場の人物。セラピスト。恋...続きを読む愛。あまりにも入り組んでいて話の流れとして読みやすいとはいえないけれど、最初に感じたあまりの嘘くささ(現実との乖離)から、最後には滅茶苦茶な現実が輝く。エピローグの輝かしさ。
主人公にどことなく共感してしまう。ぜんぜん違う性格だし考え方も違うけれど、その人生回避の姿勢に。しかし彼女はぐちゃぐちゃではありながら走り抜けた。素敵だ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月02日

マイルールを守りながら静かに生きている43歳独身のシェリル。
上司の20歳の娘と同居しなければならなくなるが、このクリーが怠惰な爆乳の汚ギャル。
しかし一緒に暮らすうちにいろいろな感情がシェリルを襲い、クリーの妊娠発覚・出産で爆発する。
題名の「最初の悪い男」は、護身術DVDに登場する悪役のこと。
...続きを読むラストが本当に夢のように明るくて微笑まずにはいられない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月28日

netflixのドラマのようにゴクゴクと読んでいけちゃう喉ごしでありながら、しっかりと人間のアブない深淵を覗かせてもくれる一冊。笑い、泣き、慄きました。

個人的に一番キてるな〜と思ったのは、シェリルが玄関でカタツムリ百匹ぶちまけながら自慰にふけってしまうシーン。その後人間同士の関係は驚くべき変化を...続きを読む遂げていくのに、カタツムリは後半に至ってもまだ屋内を這っていたりする。また、クリーが去った後もしばらく彼女の搾乳したミルクがジャックに与えられ続ける描写などもあって、一瞬で変化する物事とマイペースに連続性を保った物事との対比が面白く、もの悲しい。

奇妙な筋立てにリアリティーを与える細かな描写もいちいち印象に残った。「いまやわたしたちはいっしょに救急車に乗り、内側からサイレンを聞いた仲だった」とか、「これは政府が国じゅうの出産中の女たちのために配布した道具だ」とか、本当にそういう経験した人からしか出て来なそうな表現で感心してしまう(馬鹿みたいな感想ですが)。

子育て中の身にとっては、夜中の授乳時に自分の人生の可能性について思いを馳せてしまうシーンが、男であっても共感せずにはいられない。訳者あとがきによると本作は妊娠中から出産の三年後まで執筆されていたようだから、これらのシーンの異様な説得力にも納得できる。

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Posted by ブクログ 2019年05月04日

43歳独身妄想女シェリルの家に、上司の娘クリーが転がりこんできたことで起きた人生の奇跡。
精神的に余裕がないと辛い。人間ってどうしてこうも残酷で単純な生き物で、また美しいのだろう。
シェリルの妄想はリアルだ。欲求や理想をこれでもかと見せつけ、私の脳内にまで踏み込んでくる。
サプライズでシェリルと読者...続きを読むを困惑させる。守るべきもののおかげで、なんとか前へ進むのだが。

幸福とは変化なのか?理想の追求なのか?
この結末は正しい。そう納得するしかないのは私の器の問題。

タイトルの意味を理解した時、やはり正しいと再認識するだろう。

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Posted by ブクログ 2019年03月16日

ミランダ・ジュライは、「人生はビギナーズ」の監督マイクイルズの妻。彼女の初長編であるこの作品は、中年女性シェリルの元に飛び込んできた、上司の娘、20歳のクリーとの物語。傍若無人なクリーとの関係は、二転三転して予測がつかない。かなりファンキーな展開かつ、シェリルの空想話が混ざってくるので、かなり独特な...続きを読む読後感。何が言いたいんだか、よくわからないが、気の利いたエピローグでなんとなくすっきりする。

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Posted by ブクログ 2019年02月24日

人生とは肉弾戦だったと、こんなにはっきり突きつけられて清々しい。
意表を突くタイトルも巧妙な角度から作品を浮き上がらせる象徴性で、手練れの技につくづく感じ入った。この言葉だけで、血気溢れるこの物語のことを、私たちはすぐに思い出せるだろう。

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Posted by ブクログ 2019年01月18日

面白かった。平日にひと晩で読んでしまい、明日は寝不足だ。実はこの人の書く人物のみじめっぷりがあまりに身につまされるので好きではない。しかし、面白くて止まらなかった。

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

ミランダ・ジュライのワールド爆発な長編。
短編が上手い人が長編も上手いとは限らないけど、この作品はいつもの彼女の世界観が出すぎなくらい出ていて楽しかった。
主人公の妄想オンパレード、ズレた登場人物たち、珍妙な展開。タイトルも、そこから取るんかい!という唐突さ。
意外性とかいうレベルでなく、とにかくへ...続きを読むんです。笑
でもへんなのに愛おしくて、登場人物にあまり感情移入しない、キャラ小説を好まない自分が最後にシェリルと別れるのが惜しいと思ってしまったほど。
翻訳も安定の岸本佐知子さんで、良かった。
ずっとこのコンビでいてほしい!

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