岸本佐知子のレビュー一覧

  • 気になる部分

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    初エッセイ本読破。エッセイ本とはこういうものなのか?と疑問に思いつつも、この著者は、頭の中に思い描いている疑問について、私が思うに、、他人には言えないこと、話しても絶対に共感を得られないというか、他人に話すことで、その他人から一定の距離を置かれる可能性がある部分を、曝け出して上手く言語化した結果、それがユーモアになったと勝手に理解した、抜群のユーモアセンスをお持ちの方、変人だなと思い、そい思うと、自身の心が救われる気がした。

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    2025年11月25日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    「何かを風刺しているんだろうな〜」というお伽話風小説。最後に大ケラー国よりも外側にある国が内側の国に対して同じように統治を始めるとか、新しい15人の国で同じようなことが繰り返されるとか、そういうお約束のオチを期待してしまったのだがなかったので、肩透かしなのか、逆に新鮮なのか、評価に困った。

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    2025年11月23日
  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集

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    「ケツァール」がよかった。サラの豹変を恐れつつ、ただのサラに安堵するエドワード。誰もがどこかで感じたことに気づく。

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    2025年11月22日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

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    2025年11月13日
  • 十二月の十日

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    不思議な魅力たっぷりの短編集。
    報われない人々の様々な日常がそこにはありました。もちろんフィクションなんだけど、ここに書かれている主人公たちの心情、それが今の世の中だよなぁなんて妙に納得させられます。
    いい本に出会えたな、と感じる短編集でした。

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    2025年11月05日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    読んだことないタイプの本で衝撃だった
    いろいろ出来事が書いてあったがなんとなく常にゾッとしながら読んでた

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    2025年10月20日
  • ねにもつタイプ

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    談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは少しずつ読んでいこうと思っています。)

    岸本佐知子さんとは誰ぞ。
    全く存じ上げておりませんでしたが、ちょっとリサーチしたところ、かなり人気の翻訳家さんで、勝手なイメージですが、コアなファンの方が結構いそうでした。

    おススメしていただいたということもあり、ワクワクしながら読み始めましたが、予想を裏切られました。
    うまく表現できないのですが、先日読み終わった北大路公子さんの「生きていてもいいかしら日記 」の方が、どちらかというと予想通りで、ぐふふふと笑えるエッセイで、なんてこ

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    2025年09月16日
  • わからない

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    文章を自由に書けるってすごいな、と思った。エッセイなので特に重要なことは書かれていない。だけど、読んでいて得した気分になる。
    本書の中でおすすめの本や著者が仕事をした本が書かれていた。魅力的。手を伸ばしてみようかしら。

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    2025年08月10日
  • ひみつのしつもん

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    まるで金太郎飴。どの作品を読んでもキシモト、キシモト、キシモト。ウェーブのかかったおカッパ頭の金太郎が浮かんでは消える。その金太郎、たまに寝癖がついている。口の周りにカレーがくっついている。二日酔いなのか瞼が腫れていたりもする。稀に目鼻口がなく十字顔になっている。
    一作毎に作者の何かが垣間見えて楽しい。どれだけ自分ことが好きなんだろうとも思う。きっとずやずやな毎日(誤用です)を送られているに違いない。
    どんな人だろうと気にはなるもののネットで"岸本佐知子"と検索できない。十字顔の金太郎が出てきたら怖過ぎる。

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    2025年08月06日
  • ねにもつタイプ

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    初めて岸本佐知子さんのエッセイを読んでみた。
    一風変わった人なんだなぁ〜ということと
    「ねにもつタイプ」だろうなぁ〜と感じられました。

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    2025年07月25日
  • なんらかの事情

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    「ちくま」に連載したもので、「ねにもつタイプ」に続く2冊目

    相変わらず、一風変わった感性で、独特の不思議な世界や笑いを楽しめる。

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    2025年07月14日
  • サミュエル・ジョンソンが怒っている

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    1行で終わる小説
    しゃっくりをする人の口述筆記
    問いが空欄で回答だけで書き進められるお話
    などなど
    とても自由に好き勝手に書かれていて
    筆者は面食らってる読者を想像しながら
    ニヤニヤ笑っているのでは?
    訳者の岸本さんも相当ニヤニヤしてると思う

    【面談】

    妄想が炸裂!
    読後感はなぜか爽やか
    溜飲が下がる

    【甲状腺日記】

    生活のほとんどが甲状腺に支配されてる?
    病気に囚われがちな自分を眺めているよう

    【サミュエルジョンソンが怒ってる】

    原文でも読んでみたい

    妄想の暴走ぶりがそこここに垣間見える
    お話が私は好きでした

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    2025年07月12日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    正直、読み始めは状況を把握しづらく、入り込めなかった。
    でも、読み進めるうちに、一つの人生が立ち上がってきた。
    孤独な幼少期、虐待、アルコール依存、妹の病気、3回の離婚と結婚。
    これら、すべて彼女の実人生から生まれたもの。
    波乱万丈ではあるけれど、悲壮感がなく、カラリとした印象すらある。
    ラストの「巣に返る」という話に、「私がここまで生きてきたのは、過去を全部捨ててきたからだ」という一文がある。
    ルシアは、書くことで、昇華してきた人なのかもしれないな、って思った。

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    2025年07月05日
  • 『罪と罰』を読まない

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    もの書き4人による「罪と罰」の宴席読書会

    まず、本について読まないで推測するという遊びが面白い。面子が楽しそうだからかもしれないが。
    また、素人にはできない、書く立場の人々からの視点が興味深い。
    どうやら本は面白そうであることを知れて良かった。そろそろ食わず嫌いで放って置いた名作に取り掛かろうという気持ちにさせてくれる。

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    2025年07月05日
  • わからない

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    翻訳家岸本佐和子さんのエッセイ本。
    これまで読んだ岸本さんのエッセイ本の中で一番面白かったような。
    特に最初の方の旧約聖書の話とかすごい。まじか~。
    途中で言及されていた片岡義男さんの本が読んでみたくなった。
    25年ほどの時間軸で書かれているので同時代の雰囲気がわかる人は特に興味深いかも。
    後半の日記は岸本さんファンの方向けかな。

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    2025年05月16日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    オシャレな雰囲気の表紙とは逆でオシャレ感はなく、只々現実があるのみ。おそらく1人の女性(作者?)の人生が時系列バラバラに短編集としてまとめられているのかなと思うんだけど、幼少期の虐待、学生時代のいじめやアル中の描写などがリアルすぎて未来にいい事があると思えず、子育て真っ只中の自分には読み進めるのがキツかった。人生積み重ねて50代ぐらいに読み返したら感じ方も変わっているかもしれない。

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    2025年05月04日
  • ひみつのしつもん

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    岸本さんの翻訳とエッセイのギャップはご健在。

    この人にだけはなりたくないなぁと思う(いい意味で)

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    2025年04月07日
  • ねにもつタイプ

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    ニヤリとさせられる。
    面白い。

    しかし、エッセイなので面白かったなぁとは思うが、それ以上でもそれ以下でもない。

    著者の違うエッセイも読もうと思う。

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    2025年04月07日
  • なんらかの事情

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    独特の世界観炸裂。勝手にしろ的な内容だけど面白い。おぉぉ、うんうん、はぁ?、ん?、ぷぷぷー、うーむ、と読者は一話ごとに忙しい。次はどんな話かとページをめくる。タイトルは「あとがき」。あれ?もう終わり?

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    2025年04月03日
  • 最初の悪い男

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    ミランダ・ジュライ、前は結構好きだったんだけど、これに関しては感性が変わったのかあまり合わなかったと感じた。主人公があまり好きじゃなかったからかも。

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    2025年03月31日