岸本佐知子のレビュー一覧

  • ほとんど記憶のない女

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    いろいろな感情や状況や設定を煮詰めて書いている作品。
    とても短い話(三行のものもある)ばかりだけれど、おもしろい。短い言葉だけれど、的確に伝えてきてくる。

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    2011年09月17日
  • いちばんここに似合う人

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    ここに出てくる人はみんなどうしょうもなく変な人。
    でもね、不器用でも変人でもみんな生きているのよ。
    確実に、圧倒的にここに出てくる人は
    あなたであり私である。
    くそったれの人生だけど駆け抜けてみようよ。
    もう一度ゆっくり読みたい一冊。

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    2015年05月26日
  • ほとんど記憶のない女

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    確かに禅問答のような、詩のような。不思議な感覚になる。
    今のところ中でも、「大学教師」という話は意外に!うなずけた。

    女がカウボーイと結婚したいと思い込む。ほぼ話はカウボーイと結婚したらという妄想で続く。カウボーイと結婚して暮らしたらきっと馬具に油を塗ったり、素朴な料理を作るのだろう・・・・と。でも女は思う。もしカウボーイと結婚することになったら夫も連れて行こうと。
    たぶんこれが夫婦なんだと思う。お互いが一部になって自分でもあり伴侶でもあり一対にいつしかなっているんだと思う。
    村上春樹的にいえば「100%の女の子に出会う」というのに近いのではないかと強く思った話。

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    2011年06月11日
  • 気になる部分

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    寝るためのひとり尻取りから脳内論争が勃発。
    ゴキブリが怖いのはその見た目、感触、そして味。
    人々の願い事を覗き見る七夕観測が好き。
    人々が殺到する福袋は兵器になるのでは。
    コピーの一文字埋めクイズで間違えるマイナーな人々。
    夜中の3時に訪れた小さな客人。
    食べながらスキップするとおいしくなる説。
    翻訳中のニコルソン・ベイカーの作品の機微。
    ちょっと変わった翻訳家の妄想エッセイです。
    ブックデザイン:田中一光/片山真佐志
    カバーイラスト:土谷尚武

    薬関係のコマーシャルで悪い部分をちょっと残す、
    私も気になってたんです!歯磨き粉のCMとか。
    あと絶対全員正解するだろう、っていうクイズに
    間違えち

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    2019年01月16日
  • ねにもつタイプ

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    楽しく読めるエッセイでした。
    翻訳家として活躍する著者の、日常に潜む
    ちょっと気になることに対して、鋭い目線を
    送っています。
    岸本さんの翻訳作品も読んでみたいです。 

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    2026年02月05日
  • 話の終わり

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    今は別の男性と暮らす女性が、かつての恋人との出会いと別れを追憶する。…出来事としてはそれだけ、でも、追憶し記述する“現在”の「私」が過去を見つめるその距離感と、追憶という行為自体の特徴を掴んだリアルな描写が、プルーストを彷彿とさせて魅力的。

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    2026年01月24日
  • ひみつのしつもん

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    エッセイが好きで評価も高いので読んでみたいなぁと思っていた作品。岸本佐知子さんの本は初めて読んだが、3章くらい読んでやめてしまった。

    とても読みやすいけど、著者の独特な空想ワールドになかなかついていけなかった。

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    2025年12月14日
  • 気になる部分

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    初エッセイ本読破。エッセイ本とはこういうものなのか?と疑問に思いつつも、この著者は、頭の中に思い描いている疑問について、私が思うに、、他人には言えないこと、話しても絶対に共感を得られないというか、他人に話すことで、その他人から一定の距離を置かれる可能性がある部分を、曝け出して上手く言語化した結果、それがユーモアになったと勝手に理解した、抜群のユーモアセンスをお持ちの方、変人だなと思い、そい思うと、自身の心が救われる気がした。

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    2025年11月25日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    「何かを風刺しているんだろうな〜」というお伽話風小説。最後に大ケラー国よりも外側にある国が内側の国に対して同じように統治を始めるとか、新しい15人の国で同じようなことが繰り返されるとか、そういうお約束のオチを期待してしまったのだがなかったので、肩透かしなのか、逆に新鮮なのか、評価に困った。

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    2025年11月23日
  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集

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    「ケツァール」がよかった。サラの豹変を恐れつつ、ただのサラに安堵するエドワード。誰もがどこかで感じたことに気づく。

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    2025年11月22日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

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    2025年11月13日
  • 十二月の十日

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    不思議な魅力たっぷりの短編集。
    報われない人々の様々な日常がそこにはありました。もちろんフィクションなんだけど、ここに書かれている主人公たちの心情、それが今の世の中だよなぁなんて妙に納得させられます。
    いい本に出会えたな、と感じる短編集でした。

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    2025年11月05日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    読んだことないタイプの本で衝撃だった
    いろいろ出来事が書いてあったがなんとなく常にゾッとしながら読んでた

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    2025年10月20日
  • ねにもつタイプ

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    談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは少しずつ読んでいこうと思っています。)

    岸本佐知子さんとは誰ぞ。
    全く存じ上げておりませんでしたが、ちょっとリサーチしたところ、かなり人気の翻訳家さんで、勝手なイメージですが、コアなファンの方が結構いそうでした。

    おススメしていただいたということもあり、ワクワクしながら読み始めましたが、予想を裏切られました。
    うまく表現できないのですが、先日読み終わった北大路公子さんの「生きていてもいいかしら日記 」の方が、どちらかというと予想通りで、ぐふふふと笑えるエッセイで、なんてこ

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    2025年09月16日
  • わからない

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    文章を自由に書けるってすごいな、と思った。エッセイなので特に重要なことは書かれていない。だけど、読んでいて得した気分になる。
    本書の中でおすすめの本や著者が仕事をした本が書かれていた。魅力的。手を伸ばしてみようかしら。

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    2025年08月10日
  • ひみつのしつもん

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    まるで金太郎飴。どの作品を読んでもキシモト、キシモト、キシモト。ウェーブのかかったおカッパ頭の金太郎が浮かんでは消える。その金太郎、たまに寝癖がついている。口の周りにカレーがくっついている。二日酔いなのか瞼が腫れていたりもする。稀に目鼻口がなく十字顔になっている。
    一作毎に作者の何かが垣間見えて楽しい。どれだけ自分ことが好きなんだろうとも思う。きっとずやずやな毎日(誤用です)を送られているに違いない。
    どんな人だろうと気にはなるもののネットで"岸本佐知子"と検索できない。十字顔の金太郎が出てきたら怖過ぎる。

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    2025年08月06日
  • ねにもつタイプ

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    初めて岸本佐知子さんのエッセイを読んでみた。
    一風変わった人なんだなぁ〜ということと
    「ねにもつタイプ」だろうなぁ〜と感じられました。

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    2025年07月25日
  • なんらかの事情

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    「ちくま」に連載したもので、「ねにもつタイプ」に続く2冊目

    相変わらず、一風変わった感性で、独特の不思議な世界や笑いを楽しめる。

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    2025年07月14日
  • サミュエル・ジョンソンが怒っている

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    1行で終わる小説
    しゃっくりをする人の口述筆記
    問いが空欄で回答だけで書き進められるお話
    などなど
    とても自由に好き勝手に書かれていて
    筆者は面食らってる読者を想像しながら
    ニヤニヤ笑っているのでは?
    訳者の岸本さんも相当ニヤニヤしてると思う

    【面談】

    妄想が炸裂!
    読後感はなぜか爽やか
    溜飲が下がる

    【甲状腺日記】

    生活のほとんどが甲状腺に支配されてる?
    病気に囚われがちな自分を眺めているよう

    【サミュエルジョンソンが怒ってる】

    原文でも読んでみたい

    妄想の暴走ぶりがそこここに垣間見える
    お話が私は好きでした

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    2025年07月12日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    正直、読み始めは状況を把握しづらく、入り込めなかった。
    でも、読み進めるうちに、一つの人生が立ち上がってきた。
    孤独な幼少期、虐待、アルコール依存、妹の病気、3回の離婚と結婚。
    これら、すべて彼女の実人生から生まれたもの。
    波乱万丈ではあるけれど、悲壮感がなく、カラリとした印象すらある。
    ラストの「巣に返る」という話に、「私がここまで生きてきたのは、過去を全部捨ててきたからだ」という一文がある。
    ルシアは、書くことで、昇華してきた人なのかもしれないな、って思った。

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    2025年07月05日