岸本佐知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#河出文庫 #ミルハウザー 著 「 #エドウィンマルハウス 」
ジェフリー著 の伝記「エドウィンマルハウス」を まるごと入れてしまう入れ子構造。「復刻版によせて」や「初版へのまえがき」も入れた遊び心のある構成
芸術家の人生が終わらなければ、芸術に結びつく 中間点や始点が定まらず、伝記作家は伝記が書けない一方で、芸術家を見出す伝記作家がいないと、芸術家が誕生しないという、芸術家と伝記作家の表裏一体性は なるほどと思う
著者は、子供の執着心に芸術性の萌芽を見出している
「何かに執着できる能力を天才と呼ぶ〜誰もかっては天才だった」
ジェフリー著の伝記は、予定調和的に出来事をプロットしていく狂気性がテーマであるように思う。エドウィンの死すらプロットとして捉えている
「この世の初めには沈黙があった。沈黙は あらゆる言葉の生みの母」
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Posted by ブクログ
普段、ほとんど読むことのない現代の日本人作家のアンソロジー。
興味深く読んだ。
もとは、深堀骨 の作品を読んでみたかったから手に取ったが、どれもなかなか良かった。ありそうでない話というファンタジーというか、不気味な話が多い。恋愛要素はどれも少なく見えるが、一応恋愛ものという括りらしい。
一作だけ、多和田葉子の漢字の話はすでに読んでいた。
特に印象的だったのは、
本谷由希子、迫力とリアリティと奇想天外で面白かった。
村田沙耶香、細かく書き連ねて積み上げるのがうまい。
吉田知子、多分この中で一番好きなタイプの作家。
小池昌代、切れ味がよい。
星野智幸、描写がうまい。
というかんじ。
編者は岸本佐知子。掃除婦の訳者だ。納得。 -
Posted by ブクログ
外国文学を読む時、最近は訳者が気になるんです。エドウィン・マルハウスという本を読んでみたいと思っているのですが、その訳者さんが岸本さん。というわけでエドウィンに行く前に岸本さんのエッセーにて彼女をチェック。
いやはや、なんというか、ぶっとんでおります。
幼少期の自分語りを読んでいると、え、なんかかなりへんてこな子だったのね、、、と思うのと同時に自分もそういや同じような事普通にしておったぞと気付き、強烈なショックを受けるという。
そしてどうやらご自身の変態さ(失礼過ぎる)に完全にお気づきのようで、そのなんというか自分の趣向というのか、好きな本を訳したいという感じでお仕事をされているのかなと勝手に想像。
III章「軽い妄想癖」では、今までのキテレツぶりから一転してちょっとなんというかゾッとする小話が続くんですよ・・・
いやはや、懐が深くてビックリです。彼女がお好きな本を何冊も紹介されているのですが、なんというか読むのが恐い(笑