矢野隆のレビュー一覧
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大河ドラマでも取り上げられていた著名な長篠合戦。武田側、徳川側の両側面から細かく描かれており、特に武田軍の内部紛争に近い様相が非常に面白かった。ただ、過去の矢野氏の作品と比べると、彼らしい戦いの疾走感や苛烈さが薄かった。鳥居強右衛門のエピソードなどは虚実をうまく混ぜながら物語性が高く描かれるかと思ったが、驚きは少なく凡庸という印象。
武田勝頼が長篠合戦後もしぶとく織田・徳川に食らいつき、最大版図を拡大していくという点に勝頼の武将としての優秀さが窺える。ただ能力が高いからこそ、信長や信玄の奇抜性に憧れ、勝負をかけてしまったのではないかと思う。一方で四天王の3将が欠けたことが武田滅亡の要因と語 -
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『どうする家康』桶狭間の戦い!面白さを増幅するストーリー揃い。オススメのアンソロジー。決戦!シリーズの第5弾。桶狭間の限定された時空に凝縮された義元の首を巡る七つの物語。どれも傑作です。七つ目の物語が首になった義元の語りになっていますが、こちらの読む気力が無く、評価できませんでした。
六つの物語を評価すると5点満点中、平均は4.8点になりました。
①覇舞謡 幸若舞の敦盛をバックミュージックに信長公記を素直に解釈した作品。斬新性は有りませんが、冒頭にあることで、桶狭間の戦いのガイドストーリーになっています。 4点
②いのちがけ 信長の勘気を被っていた前田利家の主従の物語。ネタバレ出来ない傑作。 -
ネタバレ 購入済み
熱き漢たちの闘い
いささか後味が悪いのは史実に基づいたストーリーだからか。
かって、沖縄の城の美しさに惹かれ、中城、勝連城などを訪れたことがある。再訪も計画しており熱き漢たちの魂をかの地で思い起こしてみたい。 -
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源義経戦の生き様を戦神に例え描いた歴史小説で時を同じくして始まったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と同じ時代である事、あまり馴染みの無かった平安→鎌倉時代の話である事から興味深く面白く読めた。
源頼朝と異母兄弟の義経は、夢の中で義朝、為朝、頼光など源家の父祖を幻視して平氏滅亡を胸に宿し、京の五条大橋で武蔵坊弁慶と出逢い刃を交えた後、主従関係となり、世話になっていた奥州の藤原家(当主:藤原秀衡)に帰省する。義経は痺れを切らし奥州人を蝦夷と蔑ます事に憤りを感じている忠信、継信兄弟と弁慶のみで平氏打倒の旅に出る。その後、頼朝は遠方鎌倉の地で打倒平家に起兵するも遠方の地を離れず実践は、義経に心を寄