落語 寄席作品一覧
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4.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初心者必携!落語のあらゆるギモンをイラストで分かりやすく解説。もっと落語が楽しくなる!「寄席ってどんなところ?」「どんな噺があるの?」「そもそも落語って何?」「はじめてでも理解できる?」「江戸ってどんなところ?」「どこに行けば落語が聴ける?」……基礎知識から意外な豆知識まで盛りだくさんに楽しめる1冊です。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 落語・講談・浪曲・紙切り・奇術・漫才etc…日本が誇る大衆演芸を一度にたっぷり味わえる、今、一番楽しい場所…それが"寄席"。寄席でしか味わえない、寄席ならではの魅力がたくさん! まだ寄席に行ったことがないという方におすすめの一冊です。 【特別インタビュー】 *人気真打落語家 瀧川鯉昇・柳家喬太郎 *紙切りの大御所 林家正楽 【主な内容】 ◆PART1 寄席を知る 寄席の基本を教えます! ・寄席ってどんなところ? ・新宿末廣亭に行ってみよう! ・新宿末廣亭の外観を味わおう ・新宿末廣亭の中に入ってみると…… ・新宿末廣亭を堪能し尽くそう ◆PART2 寄席で観る いろいろな寄席に出かけよう! ・上野の森近くに鎮座 鈴本演芸場 ・浅草演芸ホールは肩肘張らずに ・池袋演芸場は演者が近すぎる! ・よそいき感たっぷり 国立演芸場 ・東京以外にもある! 寄席を紹介 ・寄席の一日、一か月を知ろう ・寄席の一年の見どころを知ろう ・寄席の裏側はどうなっているの? ・二ツ目さんの落語会に行ってみよう ・寄席で買えるフード&グッズ ・『東京かわら版』を使いこなそう! ・寄席の歴史(1) 江戸~明治時代 ・寄席の歴史(2) 明治時代以降 ・知っておきたい寄席用語集 ◆PART3 寄席を味わう 寄席の伝統芸能を堪能! (1)落語 ・演じ分けを味わおう ・仕草を味わおう ・落語に登場するキャラクターたち ・江戸っ子を知るともっと面白くなる ・江戸落語と上方落語は何が違うの? ・古典落語と新作落語は何が違うの? (2)講談 (3)太神楽・曲芸 (4)紙切り (5)奇術・マジック (6)俗曲・枠曲など (7)漫才 (8)コント (9)ものまねなど その他の芸 ◆PART4 寄席をもっと楽しむ さらなる寄席情報を紹介 ・寄席によく出る寄席で観られて嬉しい落語家さん&色物さん ・キャラクター診断で選ぶあなたにおすすめの落語 ・寄席でよくかかる古典落語トップ50 ◆コラム 寄席を支える人 ・席亭 ・お囃子 ・寄席文字を書く人
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-ニューヨーク在住の落語家が考えるこれまでの「落語」とこれからの「RAKUGO」 本書では「落語とは何か」をさまざまな角度から考え、享受する人、演じる人の道筋となり、落語が世界標準のエンターテインメントであることを提示する。これまでの本ではほとんど触れられることのなかった落語の「上・下(かみしも)」の約束や、現代的な視点を 入れた落語の歴史、寄席を中心とした落語界そして修業のことなど、噺家独自の視点から忌憚なく書き下ろす。「落語はそんなもんじゃない」という批判を想定するが、本書を通じて読者の一人ひとりの中に「落語とは何か」のイメージが出来あがれば本望。古典落語の保守本流の中で育った著者が、リベラルとアートの本場NYで過ごし、噺家として二十五年研究した「落語とは何か」を開陳する。 「一席お付き合いのほどをお願い申し上げます」 【目次】 第1章・落語のこれまで (1)落語の変遷(江戸より前の時代、御伽衆、安楽庵策伝、噺家の誕生、昭和・平成の名人) (2)落語の世界(落語家の修業、昇進の話、上下のルール、寄席の世界等) 第2章・新しい落語の世界(噺家のアメリカ移住、高校時代、入門、父の死からアメリカ公演、 コロナ禍のこと、RAKUGO Association of America 設立、英語での落語、新しい落語教授法、 落語からRAKUGO へ) 第3章・WEB コラムセレクト
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小学生から知りたい、「日本の伝統文化入門」第一弾。 クールジャパン戦略もあり、今日本の伝統芸能に注目が集まっている。なかでも、落語はテレビの教育番組で「まんじゅうこわい」が演じられたり、「寿限無」が歌になったりなど、子どもにもなじみがある。落語の噺の本も多い。ただ、「落語とは何か」をしっかり解説した、小学生でもわかる入門書はなかった。 本書では、落語の超基本をイチから解説。「高座ってなに?」というところから、落語家になる方法、寄席の舞台裏、江戸時代からの歴史まで。大人が読んでも「そうだったのか」と知識が整理され、落語を聴いてみたくなる。全ページイラスト図解、オールカラーで楽しく読める。監修は三遊亭楽松師匠。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世の中には「ちがい」があふれている。そして、知ったかぶりをすると思いもよらない恥をかくことになる。 本書では、身の周りのさまざまな物や事柄についての「ちがい」を集め、誰でもわかるように簡単に説明した。 「カフェオレとカフェラテ」の違い 「神父と牧師」の違い 「ネズミ講とマルチ商法」の違い 「整形外科と形成外科」の違い 「賞味期限と消費期限」の違い 「寄席と落語」の違い 「サンバとルンバ」の違い 「倒産と破産」の違い この中で、1つでも違いの分からないものがある人は、本書を読むべし。
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3.0【物価から見える江戸っ子暮らし】 「それって、いくらだい?」 かつての時代劇や時代小説と異なり、現在は商人や料理人など市井に暮らす様々な職業の人が主人公のものが多く見られるようになった。こういった江戸時代を舞台にするストーリーを目や耳にしたさい、江戸っ子たちは何にいくらお金をかけて暮らしていたのだろうかと思ったことはないだろうか。 「長屋の家賃」「寺子屋の学費」といった生活費から「屋台のそば」「居酒屋の飲み代」のような食費に「芝居の入場料」「吉原通い」の娯楽費……。また、一日に三食食べることや、相撲、歌舞伎といった現代でも人気の興行は、この時代に始まっていた。メイド喫茶の先祖というべきものまで登場し、江戸っ子に大人気だった。 本書を読めば、前知識のあるなしにかかわらず、現代とは違った江戸時代の金銭感覚について大いに学べ、楽しむことができる。 江戸っ子たちは、何にいくらかけていたか。 現代の貨幣価値で換算すると、江戸の暮らしがもっと身近に感じられる。江戸の物価を知るのにうってつけの一冊となろう。 〈本書の内容〉 序 章 江戸時代のお金 第一章 江戸のお値段【生活篇】 家賃/水道代/湯屋/髪結/飛脚/駕籠/按摩/歯磨き粉・房楊枝/おしろい・紅/着物/売薬/寺子屋 ほか 第二章 江戸のお勘定【食事篇】 米/そば/すし/ウナギ/てんぷら/カツオ/マグロ/豆腐・納豆/獣肉/居酒屋/酒/枝豆/卵/冷や水/焼き芋/団子/ところてん/甘酒/料理切手 ほか 第三章 江戸のお勘定【娯楽篇】 居合抜き/見世物小屋/芝居/寄席/相撲/瓦版/浮世絵/貸本屋/富札/朝顔・万年青/虫売り/花魁遊び/岡場所遊び ほか 第四章 江戸のお勘定【意外篇】 就活/商売の株/武士の身分/不倫の対価/牢屋の小遣い/元祖会いに行けるアイドル/伊勢神宮での祈祷/排泄物 ほか 第五章 江戸のお勘定【再生篇】 質屋の利息/献残屋/古着屋/古紙回収/古傘買い/鋳掛・焼継ぎ/雪駄・下駄直し ほか 〈本書の特長〉 時代劇や時代小説、古典落語などに出てくる江戸時代のモノの値段。「長屋の家賃」「銭湯の入浴代」「初ガツオの売り値」「吉原で遊ぶお金」にはいくらかかったのか。かけ蕎麦一杯の値段をもとに、現代の円に換算。江戸っ子たちの財布の中を知れば、ドラマや小説がもっと楽しくなる。 〈監修者プロフィール〉 大石学(おおいし・まなぶ) 1953年、東京生まれ。東京学芸大学名誉教授。1982年、筑波大学大学院博士課程単位取得退学。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授。2009年、時代考証学会を設立、現在同会会長。NHK大河ドラマ『新選組!』『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』『西郷どん』の時代考証を担当している。おもな著書に『新しい江戸時代が見えてくる』『時代劇の見方・楽しみ方』『大岡忠相』(以上、吉川弘文館)、『徳川吉宗』(山川出版社)、『地形でわかる東海道五十三次』(朝日新聞出版)、『カラー版&重ね地図 地形と地理でわかる大江戸の謎』 (宝島社新書)、『一冊でわかる戦国時代』『一冊でわかる幕末』(以上、河出書房新社)などがある。最近刊は『今に息づく江戸時代』(吉川弘文館)。
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-語りつくされる「談志哲学」 「江戸の風」って何だろう。 「便利」でなく、そこに吹いてくる「風」を大事に。 「文明」より「文化」を大事に。 そして勝手に生きな。難しいよ。 (本文より) [本書の特徴] 1 若い世代に伝えるため、ネット上での動画配信を前提に語られた「談志哲学」です。 2 気管切開によって声を失う直前、2011年1月~2月に撮影された映像の初書籍化です(2011年3月気管切開、同年11月逝去)。 3 名言「落語とは、人間の業の肯定である」から40年を経て、最晩年に言及した「江戸の風」という概念。このテーマを語りこんだ唯一の記録です。 4 動画付き書籍です。本書購入者は、談志の揮毫と声を組み合わせた動画「日めくりのつもり」366日分を視聴することができます。 【目次】 ■落語のリアリズム 講釈のリアリズム/人間の不確かさ/ナンセンスかリアルか/八公、与太郎のリアリズム/持ってるか、生かせるか 他 ■日めくりのつもり いつも一人が楽だよ/チャンと生きなよ/坊主にだまされるな/腹一杯に喰っときな/TVは大阪人ばかりだ/都電を増やしてくれ/夜が来るよ、いいネ/自然に逆らうなよ 他 ■立川談志の会 羽団扇/落語チャンチャカチャン ■江戸の風 風が違う/べらんめえ調と「べらぼうめ」/流行という風/魚河岸、江戸の最たるところ/芸人の風、それぞれの風 他 ■解説 松岡慎太郎(談志長男) 【著者】 立川談志 落語家、落語立川流家元。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。小学生のころから寄席に通い、落語に熱中する。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。
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3.5【担当編集者より】 本書は2018年5月に小社より刊行された『本日の高座』の続編というべきものです。前著の宣伝文句には「円熟の至芸に酔うのもよし、脂の乗りきった芸を堪能するもまたよし。見巧者、聞き巧者で先物買いもよし。どの場合でも、本書は必携!」と記しました。こんどもその言葉をそのまま申しあげたいところですが、あれからあまりに大きな変化がありました……。コロナが蔓延してもう4年、ウィルスは落語界、寄席をも直撃しました。惜しくも亡くなった師匠もいらっしゃいます。だが、芸人さんたちはヤワではありません。あらゆる手を使って最高の精神の妙薬「笑い」を観客に届けるべく連日奮闘しています。そのなかでの名人たちの枯淡の境地、中堅のますますの芸の進境、若手の著しい台頭がみられます。そしてなにより、女性落語家たちの実力が評価されていることを忘れてはなりません。この世界をずっと見てきた橘蓮二さんの、鋭くもあたたかいレンズとペンをとおして、このすばらしき大変化を読者と共有し、よろこびたいのです。損はさせません。これからは本書を持ってホールに寄席に行こうではありませんか。
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2.0やっと取れた休日。 多忙な勤務医の唯鶴は、 ふと立ち寄った書店で不思議な青年・陽仁と出逢う。 数日後、唯鶴は病院で陽仁と再会。 登校途中で倒れて運ばれてきた男子高校生を訪ねて来たという。 陽仁の慌てぶり。 二人は恋人同士? 唯鶴の心は微かに揺れながらも、 次第に打ち解け、お互いのことを知っていく。 現在ニートだという陽仁は、 唯鶴のような医学関係に進みたいからという。 その勉強を手伝うことになる唯鶴。 そして部屋へ通うようになった陽仁に、 ある時唯鶴は押し倒されて……。 著者 稀崎朱里(きざき あかり) 陽射しと人ごみが苦手で引きこもってまったりするのが好きですが、 いまは落語に夢中で、完全防備にて寄席廻りをしています。 いちばんのお目当ては前座さん。 代表作:『唇の掟~マフィアと恋に堕ちて~』『赤ちゃんとハードボイルド』『腕の中のラプンツェル』ほか
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-21世紀になって、いままた盛況となっている落語界。 伝統的な古典芸能だと思われがちな一方、「いま」を語るのが落語。 江戸時代から続く落語の歴史。 古くからある笑い噺から、泣かせる人情話、新作落語まで。 落語家とはどんな職業なのか、寄席とはどういう場所なのか、ちょっとしたマナー、時代とともに変わる落語の聞かれ方などについて解説します。
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4.3イマドキギャル、銀子が恋に落ちたのは、新進気鋭のイケメン噺家、虎ノ門新橋。彼に近づくため、落語好きのジジ専同級生、小路に教えを請い、寄席に通い始める…。名作落語を所々にちりばめた堂々の全一巻! まんがタイムジャンボ人気タイトル「寄席ばいいのに」を改題。
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-向島の寄席「墨亭」席亭による新講談論! 令和の初日、個人的に向島に「墨亭」という寄席を開いた。演芸場の許可を取ったので演芸スペースではなく寄席と呼ばせてもらいたい。落語に講談に浪曲に、その他の日本の芸能を寄せ集める空間でもあるので「寄席」でもいいだろう。オープン時には神田春陽先生にお世話になり、今もお世話になっている。そしてそこから広がりを見せ、講談の会を多く開くようになった。オンタイムで聴いてきた講談に、資料から知り得た講談。そして今の講談に、これからの講談の姿といったことを思いつくままにあれこれ記してみたいと思う。ただし、東京の講談界についてがほとんどであり、偏った見方や意見になる可能性があるのは承知で、反論や異論が出ることは覚悟の上だが、そこからまた各人の講談の魅力が引き出せればいいのではないかとも思っている。 【目次】 (1)今、本当に講談ブームなのか? (2)神田伯山は釈場を復活させるのか (3)最初に聴くなら何がいいのか、そして誰がいいのか (4)講談と落語の違いとは (5)東京の講談界が二派に分裂している訳 (6)天の夕づるの“ポルノ講談”とは何だったのか (7)分裂し続ける上方講談界 (8)改めて注目したい現代講釈師(神田織音・神田茜・神田愛山・ 宝井琴星・宝井琴桜) (9)若手講釈師群像(田辺いちか・神田紅佳・宝井梅湯) (10)《資料》昭和61・62年の本牧亭風景~本牧亭の楽屋帳から (11)木馬亭講談会の魅力 (12)あの頃の落語色物定席での講談事情 (13)講談を「読む」ということ (14)講談はどこで聴けるのか (15)講談を「聴く」ということ (16)これは聴きたい!講談らしいネタ (17)連続物の楽しみ (18)やっぱり聴きたい「赤穂義士伝」 (19)新作講談の楽しさ (20)八代目一龍斎貞山、鬼籍に入る
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-あなたは、お寺に行って何をしますか? お賽銭をあげて、お参りして、おみくじを引いて……それだけ? お寺は、坐禅や写経ができるだけでなく、精進料理教室があったり、 鍼灸治療をしてくれたり、落語の寄席が催されたりと、 さまざまな体験ができる“憩いの場”でもあるのです。 そこでは、悩みもストレスも、病気さえもどこかへ行ってしまいます。 まさに、私たちにもっとも身近なパワースポット! さあ、心も体も癒されるお寺めぐりへ出発しましょう。 本タイトルは、レイアウト固定型の商品です。 ・フリースクロール(リフロー)型でないので、文字サイズの変更、フォントの変更ができません ・マーカーは付けられません ・テキスト検索はできません ・推奨端末はPCかタブレットです(スマートフォンは推奨いたしません) 以上ご確認のうえご購入ください。
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4.02021年10月、落語家・柳家小三治が亡くなった。 古今亭志ん朝、立川談志と並ぶ、日本が誇る話芸の名人は、生涯、寄席を活動の場とし、TVやCMなどでの露出はなかったものの、落語ファンからの圧倒的かつ、熱狂的な支持を集めていた。 それほどまでに人を虜にした、人間国宝「小三治の落語」とはいったい、何だったのか。 小三治の芸論、哲学、技術は? 彼は過去から何を受けとり、何を後に遺したのか。 50年来の落語ファンにして、30年に亘り小三治の高座を追い続けた著者による『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』(2014年に単行本、16年に+α文庫化)を改題、増補改訂。 底本に収録した「小三治の高座」は、追悼番組までの映像・音源発売をすべて拾い上げた91席を、丹念に採取・検証。 また、新章「近代落語史における小三治の存在」も書き下ろし収録。 「柳家小三治」という落語家人生を総括しながら、現代落語史を解読する! 目次 はじめに 第1章 小三治から見た近代落語史 第2章 「小三治落語」の演目 第3章 小三治インタビュー 落語協会会長就任について 小三治「茶話会」会見 あとがき 参考文献および参考映像 演目索引 *本書は、『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』(2014年単行刊刊、2016年 講談社+α文庫刊)を改題、新章を加えて加筆修正された、増補改訂版です。
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-ネタのほとんどが下ネタ&放送禁止の落語家、「ガ●ダム」を切り絵で完ぺきに表現する紙切り師、元公家の女房になった後輩女流落語家、大富豪から日本一客の入らない演芸場の席亭になった男……相次いで逝去したふたりの師匠たち(雷門小福、立川談志)の思い出話も交えつつ、落語家兼漫画家の雷門獅篭が寄席で見てきた「すごいヤツら」を語るコミックエッセイ!
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-落語には、いろいろなルールがあります。基本中の基本が「上下(かみしも)」といい、どちらを向くかで男と女、年功序列まで変わります。ただ、これを知らずに落語を見ると、会話の人物のどっちがどっちやら、わからなくなってくることがあります。本書は、こうしたお決まりのルールはもちろん、落語界のしきたりから寄席の仕組み、噺に登場する定番のキャラクターや場面まで、この一冊で落語の基本知識がすべて身につくようにつくりました。第一章は「上方落語ってなあに?」「プロのこだわり道具」「オチにも種類がある」「落語家の序列、上下関係」「名前はどうやって決めるの?」などの基礎知識。第二章では初代桂文治、初代立川談志などの名噺家たちを、第三章では大家と店子、番頭、和尚、ご隠居など定番の登場人物を紹介。第四章では鰻屋、色街、湯屋、祭りなどの落語でわかる江戸時代を面白くわかりやすく読めます。落語が10倍楽しくなる本。
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-その出会いが僕の人生を変えた。 相撲部屋に生まれた身長192センチのイケメン青年が出会ったのは、あの「木久ちゃん」こと林家木久扇師匠だった! ほとんど何も知らずに落語の世界に飛びこんだ青年が驚いた、木久扇師匠の様々な教えとは? 著者は、林家木久扇の弟子で二ツ目の落語家。 秋田県出身の元大関・清國(元・伊勢ケ濱親方)の長男として生まれた。192センチの長身、爽やかな容貌で、「イケメン落語家」としても人気がある。 高校時代に林家木久扇の「学校寄席」を聞き、落語に目覚め、大学時代に弟子入りした。13年に二ツ目昇進。入門して9年、「落語家としての生き方も人としての生き方も、すべて師匠から教わった」。 何も知らないままに落語界に飛び込んだ著者がつづる、辛くて可笑しい修業の日々。テレビからはうかがい知れない木久扇師匠の素顔と、教えの数々。様々な師匠方との出会いと別れ。次第に分かってきた落語の面白さ……。ときに爆笑、ときにしんみりの青春落語物語。 【目次】 第一章 落語家入門 それは木久蔵ラーメンから始まった 第二章 寄席での修業 ポンコツ前座、本日も多忙なり 第三章 二ツ目昇進と我が一門 昇進披露での出来事 第四章 相撲部屋の少年 僕の家には土俵があった 第五章 木久扇伝説 うちの師匠ってこんな人 第六章 落語家の日々 思い出の師匠方 新作落語「どす恋」 特別師弟対談 林家木りん×林家木久扇
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-1,700円 (税込)三三さんが描いた、落語家の世界ののほほんとしたリアル。 扉 三三高座 1 目次 「みんなの人気者〝まっさん〟のお話」 「初笑い、新春寄席のウラ側で」 「ゆる~いアイツらに物申す!」 「満開の桜と噺家」 「駆け出し時代、春の日の朝に」 「たった一人の〝学校寄席〟で……」 「〝歯無家〟になりかけて」 「浴衣の〝江戸前〟な着方」 「私、出演者なのですが……」 「受話器の向こうから……」 「何しろ若いんだから!」 「普段のお仕事は何を?」 「よぉ、落語家!」 「当たると痛い!」 「縁の下の力持ち」 「〝ツー〟っとくる!」 「あれにははらわたが……」 「しあはせは」 「また最初からやって」 「噺家ってヤツは……」 三三高座 2 「あ、お構いなく……」 「それは僕のカバンです!」 「ピカッとひとつ光ったかと思うと……」 「芸人は高座で死ねれば本望だけど……」 「警部さんのルックスでも──」 「〝生さだ〟を〝生で〟見られるラッキー!」 「どうしても寝ておきたいのに」 「オチがなくてもいいじゃない」 「落語家、演劇の舞台に……座る」 「身近にあった思わぬ名所」 「おお、こいつが犯人か!」 「もしも世界征服をしたら……」 「始まれば終わる→夏休み」 「わっしょい わっしょい」 「ガラケーには冷たい……」 「測定不能の〝C〟マーク」 「二〇一七年台風ダイアリー」 「三三青年の過酷な体験記」 「股引の謎、すっきり解決!」 「扉が開いた先にあるもの」 三三高座 3 「伝統と進化の鈴本演芸場」 「祖母と行った末廣亭」 「伝説の浅草演芸ホール」 「真剣勝負の池袋演芸場」 「Gの勝敗に一喜一憂」 「真夏の松本彷徨記」 「あの頃の夏もやっぱり暑かった」 「三三少年、もののあはれを知る」 「なぜ? なぜ? 摩訶不思議なこと」 「あなたに言われたかぁないよ!?」 「噺家の〝そば〟あるある?」 「どなたか覚えていませんか?」 「珍しい竹、どんな竹?」 「白鳥師匠の鬼才たる……所以」 「三三流小田原名所自慢」 「歩けども歩けども」 「想定外だった素朴な疑問」 「夢中になった名勝負」 「小田原の? 長やかなる黒い魚」 「月に叢雲花に風、秋の落語は要注意?」 三三高座 4 「痩せの大食いデビュー秘話」 「あぁ良かった、柳家一門で──。」 「噺家の数だけ、かたちは違う」 「冬とは、あきらめの季節なり」 「流行病に弱いのが噺家のさだめ?」 「この瞬間が貴重で大切な経験となる」 「やんわりと伝えたかったのに」 「不意に出会う香りに誘われて」 「雨が連れてきたおまけ」 「唯一無二の透明感(?)」 あとがき 奥付 裏表紙
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5.0昭和の大衆落語芸人として名高い五代目古今亭志ん生。「火焔太鼓」「替り目」など十八番として知られる演目は多い。東宝名人会と寄席との対立、敗戦、レコードからラジオ、そしてテレビへと変化するメディア。「激動の昭和」をもろともせず、自由に、そしてしたたかに客を魅了する落語を追求し続け、進化していった芸人の生き様を活写する。貴重なホール落語・放送出演記録収録。
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4.5今、空前の落語ブームを受けて緊急新版! 人気の超定番噺から大ネタまで、ジャンル別にコンパクトに網羅しました。市井の人々の生活や人情の機微、さまざまな笑いなど、古典落語の面白さ、奥深さがよくわかる一冊です。時代を超えて愛され続けてきた古典落語の魅力がたっぷり。寄席や落語会に行く前の予習本としてもご活用ください。 今、江戸時代以来の落語ブームだといわれています。本書に収録されている古典落語の100席は、落語界の重鎮、十一代目 金原亭馬生師匠と神保町「落語カフェ」主宰の青木伸広氏が厳選しました。また、色気を感じる素敵なカバーの装画は、落語を素材とした漫画も描かれている人気漫画家、西炯子先生の作品です。もっと落語を楽しむために最適の一冊。そのまま覚えれば、あなたも落語家デビュー!?
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4.1いま再評価される十代目馬生の芸と生き様。 端正洒脱な芸風、酒を愛した日常。志ん生を父に、志ん朝を弟とし、江戸の粋を伝えて早世した、昭和の名人、十代目金原亭馬生。生きていたら、志ん生を超える志ん生になったと、いま再評価の声も高まっています。 娘夫婦である池波志乃・中尾彬、弟子たち、寄席の席亭等これまであまり語られることのなかった十代目馬生を、様々な角度から語り尽くす、決定版的評伝です。多くを語らなかった名人の貴重なエッセイ、玄人はだしの絵や川柳も収録。弟子である五街道雲助、十一代目金原亭馬生と著者による、馬生の主要演目鼎談では、十代目馬生の芸の幅広さと粋を体現したその芸風が、細かく分析され、“最後の江戸落語継承者”とも言える端麗な高座が蘇るよう。温厚で上品な人柄を表す写真も巻頭にたっぷり掲載。 また、馬生の亡くなった日の池袋演芸場での立川談志の高座を、その場にいた柳家喬太郎、寺脇研が回想し語った話、そして、当の立川談志が2回のインタビューで重い口を開いた、鋭くも深い「馬生論」は、落語ファン必読。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人の嗜み、教養として知っておきたい古典落語。いま寄席でもよくかかる押さえておきたい50席+αで、江戸の文化や情緒をツウのように楽しむ! 人情味あふれるストーリーと、文化や背景の丁寧な解説で、オチまでよくわかる。江戸風俗解説・永井義男。
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4.0その時、円生が怒り、談志と志ん朝は動き、円楽は耐えた……。落語界最大の抗争、落語協会分裂騒動とは何だったのか。志ん生、円生の復帰、ラジオ、テレビによる人気の沸騰、立川談志一門の協会脱退、寄席の衰退と復活。落語史に残る大事件から、時代を象徴する噺家の栄枯盛衰まで。四十年以上、「東京」の落語を見続けてきた演芸評論の第一人者による戦後落語史。現在の落語界が見えてくる格好の入門書。
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4.4かつて落語を凌ぐ人気を誇った講談は、戦後存続を危ぶまれるほど演者が減った。しかしここに、新たな光が射している。風雲児の名は、神田松之丞。確かな話術と創意工夫で高座に新風を吹き込み、二ツ目ながら連日満席の講談会や寄席に新客を呼び続けている。真打昇進と同時に六代目神田伯山を襲名する彼は、なぜ講談に生きる覚悟を固め、何処を目指してゆくのか。自ら語った革命的芸道論。(解説・長井好弘)
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-談志がジャンルを超えて憧れた芸人たちへのリスペクト! 天才落語家の視線で芸の本質を分析解説した『昭和の名人』芸談の集大成! 2005年から2008年にかけて発表したCD全50枚の『談志百席』で語られた芸談と、1999年に発表したCD全集『席亭・立川談志の夢の寄席』で語られた芸人解説を活字化した立川談志最後の芸談集。立川談志が落語界に入門する以前に憧れた色物、講談、浪曲の伝説的な巨匠たち、入門後に知り得た上方落語家たちの素顔、決して一般の客前では演じることがなかった芸人の余興など、合計6時間以上の膨大な録音データを書物にまとめた談志版の芸論大全。
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-唯一無二の思考を持つ落語界の風雲児=立川談志が神奈川県民ホール寄席で語った“まくら”を活字で綴った「まくらコレクション文庫」第3弾! 初登場の1982年は、談志46歳。参議院議員の任期満了から5年、落語立川流創設まで1年。「現代における落語とは何か?」を最も悩み抜き、それを高座から観客にダイレクトにぶつけていた生の思考を堪能できる貴重なテキストです。今でも、「談志師匠が生きていたら、この流行、この事件、この世相をなんて語るのだろう?」と多くのファンが偲び思う程、森羅万象の本質を問う珠玉の話芸でした。談志が斬った1982年から2005年までの世相史をイッキ読みする“落語まくら集”です。
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-落語を愛し、落語と格闘してきた「立川談志」の姿 気管切開で声を失う1時間前まで落語をしゃべり、意識を失う1ヵ月前まで 病床で仕事を続けた「落語を最後まで愛し抜いた落語家」立川談志。 絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、日記のように書きとめた言説の断片が存在する。 それらを初公開写真とともにまとめた拾遺集。 本書には立川談志出演の動画が付属しています。 【目次】 第一章:哲学—現代と落語、人間と落語 第二章:分解—落語の主題、志ん生、イリュージョン 第三章:継承—芸の伝承、弟子、落語立川流 第四章:師とライバル—小さん、志ん朝 第五章:己—客と談志、落語と談志、書くということ 解 説:松岡慎太郎(談志長男) 【Video on the Book】 本書には、動画1本が付属しています。 【著者】 立川談志 落語家、落語立川流家元。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。小学生のころから寄席に通い、落語に熱中する。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。
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-いま、戦後三度目の落語ブームだという。確かに寄席に若い女性の姿がグンと増えた。落語に関する書籍が次々と書店の店頭を飾り、雑誌では特集が組まれ、CDやDVDも充実してきた。この傾向はなにも落語だけに限ったことではない。ここ数年、歌舞伎にはじまり、能、狂言、文楽など、古典芸能という日本のエンターテインメントに関心を寄せる人たちが増えている。古典芸能に「一家言ある」ことが、若い人たちのあいだでは、一つのステータスになっているのである。しかし、古典芸には、敷居が高いイメージがあるのも確かだ。何を観ればいいのか、何を聞けばいいのか。それを払拭してくれるのが本書だ。本書では、五つの古典芸能を取り上げ、それぞれの成り立ちから代表的な演目、鑑賞のツボと会場の案内、チケットの上手な入手方法までを紹介。今日からでも「通」を気取れる、初心者向けのコンパクトな入門書だ。さあ、本書を片手に古典芸能デビューを!
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-「我々は鉄道落語という新たなるジャンルを創始し、生涯創り続けることを宣言する!」――噺家にだって鉄チャンはいる。古今亭駒次、柳家小ゑん、桂しん吉、桂梅團治という東西4人の鉄チャン噺家が、これまで寄席や落語会で掛けてきた鉄道ネタの中から、選りすぐりを披露! 鉄道&落語の濃ゆ~いオタク話で盛り上がる対談も必読。落語好きも鉄道好きも、そうでない人も、抱腹絶倒の「鉄道落語」の世界へ、ご乗車を! 古今亭 駒次(ここんてい こまじ) 昭和53年、東京都渋谷区生まれ。平成15年、古今亭志ん駒に入門。平成19年、二つ目に昇進。数多くの鉄道落語を発表する鉄道落語界のホープ。 柳家 小ゑん(やなぎや こえん) 昭和28年、東京都目黒区生まれ。昭和50年、柳家小さんに入門。昭和60年、真打ちに昇進。鉄道のみならず、天文、電気など多方面でのマニア知識を生かし、新作落語の名手として知られる。 桂 しん吉(かつら しんきち) 昭和53年、大阪府吹田市生まれ。平成10年、故桂吉朝に入門。平成19年から毎年、桂梅團治とともに鉄道落語会「『鉄』の世界」を開催する。 桂 梅團治(かつら うめだんじ) 昭和32年、岡山県倉敷市生まれ。昭和55年、三代目桂春團治に入門、平成9年、梅團治を襲名。鉄道撮影をライフワークにする上方落語界の重鎮。
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-なめこが落語を楽しく見せる♪「火焔太鼓」「文七元結」「死神」「短命」「時そば」「厩火事」人気演目6作品コミカライズ!!
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3.0ファン歴三十数年の著者が、業界ヨイショ・しがらみゼロの“客目線”で親しみ方を大胆指南。「聴く前に、興津要(おきつかなめ)編の作品集『古典落語』を読むと理解倍増」「寄席へ行くより名人のCD」「初心者は志ん朝から聴け」「志ん生は皆が褒めるが江戸弁がキツくて分かりづらい」……定説に時に突っ込みながら、うまい噺家(はなしか)、聴き方のツボ、演目の背景・歴史を一挙紹介。落語ツウも開眼多数の新感覚の入門書。
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-任侠団体にも機関紙があって俳句欄があった。その中から昭和の匂い漂う俳句を選句、解説を加えた俳句集。 かつて任侠団体にも機関紙がありその中に投句欄があり、ヤクザの心情、体験をもとに詠んだ俳句が多数ありました。本書はそれらの中から昭和の匂いの漂うしかもリアリティある俳句を選句、それに俳句に造詣の深い二人の解説が加わり、味わい深い独特の俳句集となりました。 【目次】 はじめに――往復ハガキで弟子入り志願 第一章 三十歳上の師匠に入門 通い弟子での修行は約四年間 芸人とお客さんの不思議な関係 思い出の「新花月」も今はなく…… 奥さんは美人の「あ~ちゃん」 師匠を絶句させた花丸兄さん 師匠の運転手はつらい 桂春団治の有名なエピソードは師匠が元ネタ 「差し押えの紙、わしの口に貼れ」 九官鳥にイタズラした弟子は誰? 他 第二章 上方落語と江戸落語 上方落語中興の祖とは? 松鶴師匠と米朝師匠 三代目桂春団治師匠は親友 松鶴の『らくだ』に鳥肌をたてた東京の噺家 何にでも首を突っ込む談志師匠 師匠念願の島之内寄席開場 師匠が紫綬褒章を受賞 上方漫才大賞と上方お笑い大賞 芸人はみなギャンブル好き 他 第三章 芸人は売れてなんぼ 師匠より売れてはいけない 「破門じゃ!」 老いらくの恋 「師匠、今日の三十石、滑ってましたな」 映画「男はつらいよ」に出演 良き指導者に出会えるかどうか 自分の車にはねられた!? 師匠が永眠した日 最後に私の弟子たちを! あとがき 六代目笑福亭松鶴年譜 【著者】 吉川 潮 吉川 潮 藤原 龍一郎 藤原 龍一郎
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4.0林家たい平のテレビじゃ見られない落語家の顔。その卓越した話芸の中でも、現代的なセンスがもっとも輝く「まくら」をズラリと並べてご機嫌を伺います。寄席の世界の愉快な人々、師匠や家族との爆笑エピソード、取り直した運転免許の顛末、花見の風情、震災と原子炉問題に対する痛烈な風刺まで「林家たい平」にかかると世の中がたまらなく面白い。卓越した人物描写、庶民の批判眼、天賦の話術で語られる長短33編でお楽しみの程を願います。 ご通家の方には、もう一つのお楽しみ。「まくら」の内容から、その後に続く古典落語を推理する「演目当てクイズ」付。是非お試しを。
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-落語へのリスペクトいっぱいの『パタリロ!』。本格的に落語を聴いてみたい人も、落語のネタやうんちくを知りたい人も、『パタリロ!』で笑いながら落語に詳しくなれる落語入門決定版! 魔夜峰央描きおろし漫画&インタビュー、『パタリロ!』落語ネタ傑作選、寄席お出かけガイドも収録!
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-《男目線》の落語評論があったっていいじゃねぇか! 落語てなぁ、江戸の富裕な町人の「男文化」のなかで生まれ、 昭和の頃だって寄席では男客が多かった。 いまじゃ女性客のほうが多いが。いけないなんて言いません。 現代文化は女性が作る。 そんなことは百も承知。 落語の噺に関しては、だいたいの作品が男目線で 作られている。 男が作って男が演じ、男とわずかな女性が 聴いていたんだから、しょうがねえや。 それをいまの女性客に受けるように演じるのも 噺家の技だ。 女性にも面白い古典落語を穿ったアングルで論じてみらぁ。 落語評論の目的を次の3つとする。 (1)「落語をひろく世間一般に知らしめる」 (2)「落語家の芸の向上を促す」 (3)「評論を通じて自己表現を行う」。 要するに評論に自らの主張を入れてゆく。 さらには、落語評論を書くうえで留意すべきことは 「落語界のためになる」評論を書くこと、という意見。 五代目柳家つばめは『落語の世界』『創作落語論』の なかで落語評論について述べている。 いずれも四十年前の本だ。 つばめは当時の演芸評論家たちに 「落語界のためになる評論をして欲しい」と言っている。 「皆が、よいと思っていたものを褒めるだけなら、 それは評判であって、評論というほどのもの じゃないだろうと思う。「見識が欲しい」とも言う。 そこが重要だ。 「一般の人が見えない、何かを、評論家の優れた 洞察力によって大衆の前にむき出してみせる。 これが値打ちではないだろうか」 落語評論のキモはこれに尽きる。
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-この本をひとことでいうと「落語と漫画のおとぼけコラボレーション」。貧乏長屋の住人たちが大家に誘われて、喜々として花見に行くが、大家がもってきた重箱の中身は大根のカマボコに、タクワンの卵焼き、極めつけは酒のかわりに茶という具合に、やはり普通の花見とはいかなくて…おなじみの「長屋の花見」から「火焔太鼓」「文七元結」「芝浜」「品川心中」などの名作落語十六席を落語に造詣の深い著者が漫画化。漫画ならではの情景描写、登場人物のキャラクター設定が寄席やテレビ、ラジオで聴くのとはまた違った落語の魅力を引き出す。収録噺は以下十六席。「長屋の花見」「火焔太鼓」「文七元結」「岸柳島」「らくだ」「死神」「夢金」「首提灯」「芝浜」「鰍沢」「小言幸兵衛」「品川心中」「あくび指南」「二番煎じ」「猫の皿」「粗忽の使者」。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東大出身落語家が解説! この本を読んでから寄席に行けば、落語が120%楽しめる! 若い世代からビジネスパーソンまで、人気のエンターテイメントとなっている落語。 ひとりで多くの登場人物を演じわける落語は、落語家の話術からコミュニケーションのスキルを学べるとあって、趣味としてだけでなく教養としても注目されています。 聞く側に想像力や考える力が求めらることもあり、演者とお客さんが双方で場をつくりあげるライブ感も魅力のひとつです。 とはいえ噺の難しさや“寄席”のマナーの無知などから、ハードルが高いと感じている人も多いはず。 そこで、寄席の楽しみ方、古典落語のあらすじなど、はじめて落語を聞く予習に最適な“落語の楽しみ方”を、東大出身初の落語家である春風亭昇吉さんが解説。 落語の圧倒的な知識と噺家の経験値から繰り出される独自の解説で、楽しみながら落語の世界を理解できます。 落語は噺の内容やオチがわかっていても(映画でいうネタバレ)楽しめる芸能であり、むしろ内容を理解していたほうが、噺家による演出や展開の違いがわかり、深く堪能することができるもの。 この本を読んでから寄席に行けば、落語が120%楽しめる、知識ゼロからの落語指南書です。
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-落語に入門書や解説書なんていらないよ。寄席とかホールに行きゃいいんだよ……とは言いつつも時間のない方、寸暇を惜しんでも噺に浸っていたい方に最適の、江戸の香あふれる、見る、読む落語全集。あらすじじゃない、コママンガだから、登場キャラクターが生きている。ストーリーを読みつつ鑑賞のツボがわかります。「名前だけは聞いたことがある」演目もズバリひける、シリーズ4冊に掲載した全落語・小噺の索引付き!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.0300年以上の歴史を持ち、数多くの名人たちの手によって完成された落語は、日本人の大いなる遺産である。この、古今東西、人間の変わることのない伝統の笑いが、初心者から落語通まで、誰でも手軽に居ながらにして寄席気分で味わえる!! 傑作落語21編と小噺33話も収録!! ※本書は1998年8月、小社より刊行された『マンガ 傑作落語大全――ウソとマコトの巻』を文庫化にあたり改題したものです。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.0テレビ番組もさることながら、いま寄席会場などでもあらためて幅広い層に「落語」が注目されています。本書は古典名作落語をコンパクトにまとめ、マンガで50席読めるまったく新しいコミックです。 以下の50席を収録。(順不同) 粗忽長屋/大工調べ/らくだ/野ざらし/あくび指南/夢金/出来心/粗忽の釘/子ほめ/火炎太鼓/宮戸川/崇徳院/紺屋高尾/たちぎれ/錦の袈裟/紙入れ/たらちね/悋気の火の玉/厩火事/明烏/品川心中/居残り/お見立て/三枚起請/元犬/猫の災難/ねずみ/権兵衛狸/寿限無/初天神/真田小僧/桃太郎/子別れ/時そば/酢豆腐/目黒のさんま/饅頭怖い/応挙の幽霊/親子酒/禁酒長屋/長屋の花見/芝浜/文七元結/藪入り/鰍沢/死神/お菊の皿/黄金餅/あたま山/化物使い
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4.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 よみがえる名人の名場面!奇人の珍芸!! 志ん朝の『文七元結』、談志の『芝浜』、圓生の『首提灯』、小さんの『笠碁』、小三治の『死神』、八代目林家正蔵が道具入りで演じた『真景累ケ淵』、桂枝雀の歌舞伎座独演会・・・。落語ファンの間で今なお語り継がれる名人の名場面を、たっぷりと収載した写真集です。 撮影したのは『東京かわら版』などで活躍する演芸写真家の横井洋司氏。半世紀近くにわたって撮り続けた膨大なフィルムをあらためて精査し、決定的瞬間を厳選。講談、浪曲、色物も含め、今はもう逢うことの叶わない、懐かしき芸人95名(組)の130カットを収録しました。声帯模写の三代目江戸家猫八、「おめでとうございます!」の染之助・染太郎、医事漫談のケーシー高峰ら、テレビでお馴染みの芸人も一堂に会し、ページを繰れば夢の寄席の開演です。 まえがきは、五代目小さんの滑稽噺の継承者で落語協会会長の柳亭市馬師匠が執筆。落語と寄席への愛情あふれる言葉が、写真をひときわ輝かせます。 印刷はすべてモノクロのダブルトーン印刷。可能な限りフィルム原板から製版し、フィルムの肌触り、空気感まで再現しています。昭和後半から平成・令和までを網羅した、演芸写真集の決定版です。
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4.5世の中の幸運や面白いことを、 柳家花緑が喋って喋って喋り 倒します! 笑って笑って、ほっこり幸せを 嚙みしめる …… そんな、 まくらをご堪能あれ ! 柳家花緑は、五代目柳家小さんを祖父に持ち、若かりし日に付いたキャッチフレーズが、「人間国宝の孫」、「落語界のプリンス」など。そんな生まれながらの重圧と葛藤を乗り越え、落語というものを現代的に解釈し、落語界を牽引する存在になる。近年自覚した学習障害の症状の多弁症を逆説的に駆使して、大量の言葉と共に「日常に潜んでいる幸せや、面白いことを見つける秘訣」を語る 〝まくら〞が大人気となった。 記録的な猛暑の夏の年に、熱中症になってしまったテレビ番組収録、その騒動の中で見つけた面白話の数々を語った「熱中症騒記」! 寄席の昼夜のオオトリをとり記録を作った年に、次々と国民的スターと出会う幸運を語った「ラッキーの作り方」! 落語家の日常の中で意味のある偶然の一致が連鎖する現象を解説した「シンクロニシティの作り方」など、不思議で面白い花緑の〝まくら〞でご機嫌を伺います。 著者について 柳家花緑(やなぎや・かろく) 1971年8月2日 東京都出身 1987年3月祖父・五代目柳家小さんに入門。前座名 九太郎。 1989年9月 二つ目昇進。小緑と改名。 1994年戦後最年少の22歳で真打昇進。柳家花緑と改名。 2017年 竹書房新書 『 花緑の幸せ入門「笑う門には福来る」のか?』 スピリチュアル風味~上梓 スピード感溢れる歯切れのよい語り口が人気で、古典落語は もとより、劇作家などによる新作落語にも意欲的に取り組んでいる。 着物と座布団という古典落語の伝統を守りつつも、 近年では新作落語や47都道府県落語を洋服と椅子という 現代スタイルで口演する〝同時代落語〟に取り組んでおり、 落語の新しい未来を切り開く旗手として注目の存在。 テレビ、舞台などでも、ナビゲーターや俳優として幅広く活躍中。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 古典落語の演目をコミカライズした『山田全自動の落語でござる』もスマッシュヒットさせた山田全自動と、今年春に真打昇進となった若手実力派の落語家・林家はな平がタッグを組んだ落語本企画です。 本書では、現役落語家の視点から生まれる、思わずクスリと笑えるような落語にまつわる「あるあるネタ」を山田全自動によるイラストでユニークに表現。さらには、落語家の生態、落語界のしきたり、落語家という職業や裏事情にフォーカスしたコラムなども充実。 【構成】 ●イントロ漫画 ●第1部 落語家編 落語家の生態/出番前/高座で ●第2部 寄席・落語会編 寄席・落語会/噺(演目)あるある/お客あるある/こう思ったらきっと落語好き ●コラム 落語家とは/前座の一日/高座に上がるまで/落語家の着物事情 ……etc.
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま、広告やメディアに引っ張りだこの人気イラストレーター・山田全自動による、ユニークかつ斬新な落語演目のコミカライズ本! ちょんまげに着物姿の江戸時代の町人をモチーフとしたキャラクターによる日常のあるあるネタを、シュールなコメントとともに表現する作品がインスタほかで大人気のイラストレーター・山田全自動。昨今、数多くの広告や企業コラボなどで彼のイラストを目にする機会がかなり増えていますが、メディアで取り上げられることも多々です。 そんな彼が現在最も注力しているテーマが落語。古典落語の演目をわかりやすくユニークなタッチで漫画化しています(Instagramにて精力的に投稿中)。本書はインスタにアップしてきた漫画に、新作描き下ろしネタも大幅に加えて構成する、落語演目をコミカライズした作品集です(定番系の話ほか30演目程度収録予定)。さらに、イラストによる各種コラム企画、寄席ルポ漫画なども盛り込み、山田全自動ファンのみならず、落語初心者も十分楽しめる入門書となります。
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-芝居ばなしで一世を風靡した落語家・三遊亭円朝が、人気を捨てて敢然と新しい素話を目指して苦闘する。『法善寺横町』『桂春団治』の著者、十八番の芸道物。<上下巻>
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-落語ブームと言われて久しい。 ここ数年、落語専門の劇場であり基本的に一年中興行を打っている「寄席」という場所も、演劇用の劇場や多目的ホールなどを会場とする独演会などの落語会(俗に「ホール落語」と呼ばれる)も、満員でないことのほうが少なくないのである。特定の噺家の独演会の中には、切符が取れないほどの人気を博するものもある。 で、寄席やあちこちのホール落語をちょくちょく覗き、お客の動向を細かく見ていると、寄席にはすでに仕事を離れたと思しきお年寄りが、特定の噺家の独演会などのホール落語には比較的若いお客が多いという印象がある(女性ファンは圧倒的にホール落語に多い)。 自分のお気に入りの噺家が落語という芸の追求を見せる独演会や落語会などのホール落語も落語の愉しみなら、いわゆる「毎度お馴染みの」芸をのんびり楽しめる寄席も、また落語の愉しみ。むしろ、江戸時代から綿々と続く、庶民の“生活と地続きの”娯楽としては、寄席のほうが落語の“本籍”であるともいえる。現在は、東京でも定席と呼ばれる寄席は厳密に言えば四席となってしまったが、文化年間(19世紀初頭)に興った寄席という遊び場は、明治・大正時代には東京だけで240軒もあったのである。 本書は、落語が好きだが、あるいは落語を聴き始めてみたいが、寄席ってのはなんだか敷居が高いな、入りにくいな、などなど躊躇っている向きに、寄席への第一歩を促し、より身近に落語や演芸を楽しんでほしいと思い、寄席で遊ぶ際のあれこれを綴ってみるものである。もし寄席に足を運んだことがないのなら、本書を参考に、落語の愉しさに接する機会をより多く増やしていただければ、筆者はみなさんと同じ一落語ファンとして、とても嬉しい。
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4.0爆笑! すぐに使えるすべらないプチ落語の笑百科。この1冊があれば、いつでもどこでも、即席の寄席のできあがり。落語には、右を向いて左を見たらもう終わっているというような、線香が一分燃えるくらいの時間で終わる一分線香と呼ばれる小ばなしがあります。この本は、そんな、長くても2分足らず、短いものなら10秒くらいで終わる、笑える小ばなしを、たっぷり108話紹介しています。ネタは、落語のもとになっている日本の江戸時代の小ばなしや民話だけでなく、中国、アメリカ、フランスなどの海外の小ばなしのなかで、お子さんにも理解して笑ってもらえるものを選んでみました。読み聞かせだけでなく、大人相手にも使えるし、子どもが自分で演じることもできます。なかにはちょっと難しいのも交じっているかもしれませんが、お子さんと、ともに読み、ともにしゃべり、ともに笑ってください。
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4.5寄席ってえのは、あたしたち噺家にとっての聖地です。修業、しくじり、憧れ。寄席には噺家のすべてがある――。古希を過ぎて老いや病気と向き合いながら、なお熱い高座で客席を沸かせずにはおかない平成の大看板が、怒涛の半生を語りおろす全30席! 大震災と噺家の誇り/志ん朝のカラオケ/おふくろは自由人/「雪椿」で最後の孝行/梅原君のひとり落語部/オチケンと落語就活/つばめに賭けた人生/ほたるの前座修業/サヨナラ、つばめ師匠/墓前に問う、初めての壁/生涯の伴侶、見つけた/二ツ目と師匠前結婚/深夜寄席で巻き返し/同期に負けて「化ける」/「お達者くらぶ」/おばちゃんの透視術/稽古場は無人の寄席/抜かれても悔しくない!/おう、権太楼はいいぞォ/綱渡りの真打披露/ずっこけた「人生計画」/感謝!三つの原動力/ヒロクミさんと丁々発止/戦え!宿命のライバル/稽古場は寿司屋のカウンター/寄席とゴルフとお家芸/踊る円朝まつり/ああ、ジャンバラヤ!/落語でがんに克つ!/噺家にゴールなし
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3.1その噺で謎が解けるたび、笑って前へと踏み出せる! どん底女子とイケメン噺家が挑む不可解な事件とは?頑張るあなたへ贈る人情ミステリー! 【あらすじ】夢破れ、失意のドン底だった女子が出会ったのは、落語! 勢いで弟子入りし、青葉亭かりんという名で懸命に修行する中、ある日、寄席で一人だけ全く笑わないおばさんを見つける。クールなイケメン兄弟子・舎林の助けを借りて、その謎を探ってみると、思わぬ真相が――。事件解決のヒントは毎回、落語の中に隠されている!? 夢、恋、挫折、そして失踪したかりんの父を辿るドラマに、笑えて泣ける人情ミステリー!!
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3.0落語史の泰斗が描く、話芸400年の軌跡! 「落語ブーム」と言われはじめて7、8年。中堅・若手落語家のなかにも、将来が楽しみな逸材が目立つようになりました。落語の前途は安泰に見えますが、果たしてどうでしょうか。 落語は、演じ手だけで成り立つ芸ではありません。いつの時代も、落語には必ず聴き手がいて、聴き手の感覚が変わることで、落語そのものも変わってきました。落語には、「優れた聴き手」もまた、不可欠なのです。 本書では、芸能史研究60年という著者が、戦国末期から現代まで、約400年の落語の歩みを一望。豊富な資料をもとに、「落語のようなもの」の誕生と発展、圓朝による「近代落語」の成立などを平易に解き明かします。さらに、いつも話題を呼ぶ「真打制度」の変遷や、人情噺/滑稽噺の精確な区分、寄席の看板の種類と意味など、長年のファンにも興味深いコラムを満載。笑いを主体としながらも、ただ笑わせればいいというものでもない、伝統を背負った話芸の深みに触れることができます。 昨今のブームで落語にハマった人から、ホール落語の常連さんまで、すべての落語ファン必携、座右の落語史です。
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-近代および現代の作家や文学者そして画家たちの作品と「落語」「落語家」「寄席」にまつわるひろく世に知られた事象から著者(天満天神繁昌亭支配人)が探り当てた事柄まで多岐にわたる逸話と蘊蓄。 「産経新聞」(夕刊、連載継続中)と「大阪保険医新聞」に連載されたコラム「落語×文学」と「作家寄席集め」を1冊にまとめる。取り上げた作家および文学者は、坂口安吾、永井荷風、芥川龍之介、森鷗外、織田作之助、武田麟太郎、谷崎潤一郎、吉井勇、江戸川乱歩、太宰治、内田百閒、正岡子規、吉村昭、折口信夫、久保田万太郎、直木三十五、塚本邦雄、色川武大、富士正晴、藤沢桓夫、井上ひさし、宇野浩二、星新一、永井龍男、坪内逍遥、向田邦子、久米正雄、秋田實、田村隆一、田辺聖子、周作人、野坂昭如、池内紀、吉行淳之介、田河水泡、鍋井克之、徳田秋声、小松左京、宮本百合子、横溝正史、岡本綺堂、和田誠、中江兆民、小島政二郎、安野光雅、半村良、開高健、渋沢栄一、幸田露伴、手塚治虫、丸谷才一、小沢昭一、古井由吉、瀬戸内寂聴、松崎天民、石原慎太郎、辻潤、司馬遼太郎、山口瞳、山崎豊子、二葉亭四迷、夏目漱石、山田風太郎、水原秋櫻子、南方熊楠、志賀直哉、齋藤緑雨、山本周五郎、泉鏡花……等。
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-「子別れ」「紺屋高尾」「寿限無」「真景累ヶ淵」ほか、寄席や口演会で人気の噺を厳選収録。演目別に筋書や会話、噺のサゲ、噺家の十八番をコンパクトにまとめる極上のガイドブック。上巻演目【あ~さ行】。
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-「平成落語論─12人の笑える男」(講談社現代新書)の著者、演芸評論家・瀧口雅仁が選ぶ名演DVD落語50本。 古今亭志ん生、桂文楽、桂枝雀、柳家小三治、三遊亭圓楽、立川志の輔……。 今は寄席で観ることができない名人芸、旬の落語家の名演DVDの演目の背景から「観」どころまでを1本ごとにじっくり解説。 寄席に行く前に予習したい駆け出しファンやなかなか生で観る機会がない人へのガイドとしてはもちろん、DVDごとに解説しているので、ベテランファンが手元に置きたい1本を検討するのにも役立つ一冊です。 巻末には紹介したDVDのデータ一覧に、落語家、演目、タイトル索引付。 ※DVDはついていません。
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-志ん朝、談志が鳥肌を立てて聞いた伝説の六代目松鶴。その豪放磊落な人生を筆頭弟子の鶴光が語りつくす。 古今亭志ん朝、立川談志が鳥肌を立てて聞いた、上方落語伝説の六代目笑福亭松鶴。 その豪放磊落な人生を、現在筆頭弟子でラジオパーソナリティーで一世風靡した鶴光が語りつくします。 【目次】 はじめに――往復ハガキで弟子入り志願 第一章 三十歳上の師匠に入門 通い弟子での修行は約四年間 芸人とお客さんの不思議な関係 思い出の「新花月」も今はなく…… 奥さんは美人の「あ~ちゃん」 師匠を絶句させた花丸兄さん 師匠の運転手はつらい 桂春団治の有名なエピソードは師匠が元ネタ 「差し押えの紙、わしの口に貼れ」 九官鳥にイタズラした弟子は誰? 他 第二章 上方落語と江戸落語 上方落語中興の祖とは? 松鶴師匠と米朝師匠 三代目桂春団治師匠は親友 松鶴の『らくだ』に鳥肌をたてた東京の噺家 何にでも首を突っ込む談志師匠 師匠念願の島之内寄席開場 師匠が紫綬褒章を受賞 上方漫才大賞と上方お笑い大賞 芸人はみなギャンブル好き 他 第三章 芸人は売れてなんぼ 師匠より売れてはいけない 「破門じゃ!」 老いらくの恋 「師匠、今日の三十石、滑ってましたな」 映画「男はつらいよ」に出演 良き指導者に出会えるかどうか 自分の車にはねられた!? 師匠が永眠した日 最後に私の弟子たちを! あとがき 六代目笑福亭松鶴年譜 【著者】 笑福亭鶴光 昭和23年大阪府生まれ。高卒で六代目笑福亭松鶴へ入門。昭和50年「ゴールデンアロー賞」芸能新人賞、昭和51年「夜のレコード大賞」最優秀新人賞、昭和54年「第15回ギャラクシー賞」個人撰賞。ラジオDJとして、ニッポン放送「鶴光のオールナイトニッポン」で11年9か月、「鶴光の噂のゴールデンアワー」では16年間パーソナリティーを務めた。現在ニッポン放送「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」、j:COM「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV@j:COM」隔週(土)等に出演中。落語芸術協会唯一の上方真打。
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