作品一覧

  • 演芸写真家
    4.5
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 演芸写真を撮り続けて30年の集大成。 1989年、パルコ・ギャラリーが主催する『期待される若手写真家20人展』に選出され、気鋭の写真家に数えられていた橘蓮二さんですが、その後、自らの道を見いだせなくなっていました。そんなときに出会ったのが寄席演芸の世界です。 「この世界こそ、自分の生きる場所だ」。そう直感した蓮二さんは、上野鈴本の席亭に直談判して、楽屋や高座の撮影の許可を得ます。1995年のことで、先代小さんも志ん朝も健在でした。 以来、落語をはじめとする演芸の世界を撮り続けて30年。あえて舞台袖から撮ることで、暗いバックのなかに演者の孤独と気高さを浮かび上がらせる。蓮二さんの手法は落語ファンのみならず、演者からも大きな信頼を得ています。 本書は、蓮二さんの、演芸写真を撮り続けて30周年を記念する写真集です。30年前の上野鈴本の楽屋から、志の輔、一之輔、神田伯山、桂二葉ら旬の演者まで、蓮二さんが切り取ったそれぞれの表情を主体に、蓮二さん本人のエッセイを随所にはさんでいます。 蓮二さんが創りだした演芸写真の世界と、蓮二さんの演芸愛を堪能できる写真集です。 (底本 2025年7月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • 貞鏡 講談絵巻本 写真と文で綴る講談師 一龍斎貞鏡半生記
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 祖父は『お化けの貞山』と謳われた名講談師の七代目一龍齋貞山、父で師匠は八代目一龍齋貞山、義祖父は名人と謳われた六代目神田伯龍という講談界初の三代続く女性講談師の一龍齋貞鏡は、昨年2023年10月に真打に昇進し、将来的に祖父、父と同じ講談界の名跡である貞山を継ぐことが期待されている。入門時から、その美貌でも話題となり、2023年5月の時点で第四子が誕生したママさん講談師でも話題。 講談師は、神田伯山が書籍のタイトル『絶滅危惧職業』と説明するとおり、現代ではかなり貴重な話芸のスタイルです。本書は、演芸写真の第一人者である橘蓮二氏の写真を豊富に使用して、貞鏡先生が講談師の一家に生まれた生い立ちから、真打に昇進、今後の貞山襲名に至るまでをインタビュー構成で、オールカラーの書籍化が実現!
  • 演芸場で会いましょう 本日の高座 その弐
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    【担当編集者より】 本書は2018年5月に小社より刊行された『本日の高座』の続編というべきものです。前著の宣伝文句には「円熟の至芸に酔うのもよし、脂の乗りきった芸を堪能するもまたよし。見巧者、聞き巧者で先物買いもよし。どの場合でも、本書は必携!」と記しました。こんどもその言葉をそのまま申しあげたいところですが、あれからあまりに大きな変化がありました……。コロナが蔓延してもう4年、ウィルスは落語界、寄席をも直撃しました。惜しくも亡くなった師匠もいらっしゃいます。だが、芸人さんたちはヤワではありません。あらゆる手を使って最高の精神の妙薬「笑い」を観客に届けるべく連日奮闘しています。そのなかでの名人たちの枯淡の境地、中堅のますますの芸の進境、若手の著しい台頭がみられます。そしてなにより、女性落語家たちの実力が評価されていることを忘れてはなりません。この世界をずっと見てきた橘蓮二さんの、鋭くもあたたかいレンズとペンをとおして、このすばらしき大変化を読者と共有し、よろこびたいのです。損はさせません。これからは本書を持ってホールに寄席に行こうではありませんか。
  • 落語の凄さ
    3.6
    一人の着物を着た人がただ座布団に座って話をするだけ。古典落語になると、観客も話の筋も落ちもわかっていることがある。そんな演芸がなぜ日本人をこんなに惹きつけるのか? 本書では、人気落語家5人が演芸写真の第一人者に、落語ならではの魅力を語り、さらに自身の落語との向き合い方を本音で語る。「噺の全体を聴いていただくことで、脳をゆっくりほぐしてる」(春風亭昇太)、「(落語は)ドラえもんの四次元ポケットみたいなもの」(桂宮治)、「落語の強さは、やっぱりわかってる奴がいかに順番、役割の自覚を持って最後のトリに渡していくか(による)」(笑福亭鶴瓶)、「奇跡的な空間そのものがすごくいい」(春風亭一之輔)、「日本人が日本人らしく幸せに、のんきに生きられる方法論」(立川志の輔)――。観客と演者の狭間に身を置く立場だからこそ引き出せる、奥行きのある話が満載!
  • 喬太郎のいる場所 柳家喬太郎写真集
    3.0
    喬太郎愛、炸裂! 柳家喬太郎落語家生活30周年記念落語会「ザ・きょんスズ30」を中心に描く、ファン垂涎の写真集。 喬太郎師匠を愛してやまない方々の談話、著者と師匠の対談も収録。 師匠の知られざる魅力が満載!

ユーザーレビュー

  • 演芸写真家

    Posted by ブクログ

    なんて粋な写真ばかりなのだろう。
    “静と動”という言葉がピッタリな格好良い場面ばかり。
    芸人さん達の息づかいが伝わってくる。

    0
    2025年07月24日
  • 演芸写真家

    Posted by ブクログ

    味のある懐かしい顔々が、表情豊かに各ページから飛び出してくる。自分の体と小さな道具だけで、落語の物語の世界を生き生きと表現する力は偉大だと思う。時間を忘れて聴き入ってしまう。寄席などでは流れで見てしまいがちになるが、この本ではその時ならではの静止写真が楽しめて、とてもうれしかった。

    0
    2025年08月03日
  • 落語の凄さ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    演芸写真家を拝読してから橘さんの存在を知る。
    そしたら、こんなに素敵な本を出版されていて、すぐに購入。
    大好きな師匠ばかりとの対談だったので、声の脳内再生が余裕だった。
    橘さんは「落語の凄さとは、落語の世界に通底する優しさである。」とあとがきで書かれていた。
    自分は、その優しさに触れたくて、落語を聞きに行っているのかなと感じた。
    これからも先入観をもたずに落語を楽しみたいなと思わせてくれた一冊。

    0
    2025年08月02日
  • 落語の凄さ

    Posted by ブクログ

    贔屓にしている落語家がいる。その人が常々口にしているのと同じ考えが描かれていると知り読んでみた。
    演芸写真家の橘氏と昇太、一之輔、鶴瓶、宮治、志の輔の5人との対談。
    対談本って安易で退屈なものが多いが、この本は読みやすくて内容が濃い。

    昇太
    p41
    落語ファンが落語を楽しむ秘訣は? の答えとして
    *昇太:余計な知識を入れないことかな。僕も落語ファンだったときに、だんだん笑えなくなってくるんですよ、僕がね。笑わなくなったんですよ。なぜかと言うとね、「今日はこの人なんのネタやるのかな?」とか「このねたですか」とかね。あるいは、「このネタ、誰から習ったのかな?」とか。
    橘:批評家っぽくなってくるん

    0
    2024年08月21日
  • 演芸場で会いましょう 本日の高座 その弐

    Posted by ブクログ

    写真と噺家。落語は良い!

    三遊亭歌武蔵師匠、柳家喬太郎師匠、柳亭小痴楽師匠、立川吉笑、春風亭与いち、どれもが好きだなぁ!

    その一瞬の煌めき、表情、どれをとっても橘蓮二氏のファインダーから伝わってきて大変見応えがあった!

    橘蓮二氏、ありがとう!

    0
    2023年11月11日

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