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一人の着物を着た人がただ座布団に座って話をするだけ。古典落語になると、観客も話の筋も落ちもわかっていることがある。そんな演芸がなぜ日本人をこんなに惹きつけるのか? 本書では、人気落語家5人が演芸写真の第一人者に、落語ならではの魅力を語り、さらに自身の落語との向き合い方を本音で語る。「噺の全体を聴いていただくことで、脳をゆっくりほぐしてる」(春風亭昇太)、「(落語は)ドラえもんの四次元ポケットみたいなもの」(桂宮治)、「落語の強さは、やっぱりわかってる奴がいかに順番、役割の自覚を持って最後のトリに渡していくか(による)」(笑福亭鶴瓶)、「奇跡的な空間そのものがすごくいい」(春風亭一之輔)、「日本人が日本人らしく幸せに、のんきに生きられる方法論」(立川志の輔)――。観客と演者の狭間に身を置く立場だからこそ引き出せる、奥行きのある話が満載!
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年10月16日
昔は古典落語ファンが多く、古典落語こそが落語の本道だと思われてたそう。高座で一番うけていても、新作というだけで異質に見られていた状況で、「やりたいことも評価されることも、両方やればいいんですよ。」と新作落語をやり続けた昇太師匠。今では笑点の司会者ですもんね。
宮治師匠のことは、笑点メンバーに選ばれた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月12日
対談形式で読みやすいというのもあるけれど、一気に読み切った。
落語家と落語家の写真を撮り続けてる写真家のお話だけれども、要は落語という容れ物の中の人間のことを書いている。
人選の妙もあり、容れ物の中で様々な活動と葛藤をしてきた人たちの話は飽くことない。さらっと読める人生白書だ。
橘蓮二氏の話の...続きを読む
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