【感想・ネタバレ】落語の凄さのレビュー

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Posted by ブクログ

昔は古典落語ファンが多く、古典落語こそが落語の本道だと思われてたそう。高座で一番うけていても、新作というだけで異質に見られていた状況で、「やりたいことも評価されることも、両方やればいいんですよ。」と新作落語をやり続けた昇太師匠。今では笑点の司会者ですもんね。
宮治師匠のことは、笑点メンバーに選ばれたことで初めて知り、アマプラで観てみて、この人すっごく落語が好きなんだろうなぁという印象でした。枝雀師匠の高座を見て、「何百人というお客さんが、たった一人のおじさんが喋っているのを聴いて、信じられないくらいひっくりかえって笑ってる。こんな人になってみたい」と落語家になったという宮治師匠の落語を生で聴いてみたいです。
テレビではタレントとしての活躍されてる鶴瓶師匠。本格的に落語をやろうと思ったのは2007年とのこと。お忙しい中、本当に一生懸命落語に取り組んでらっしゃるのが伝わりました。「こっちがすべってたら自分らもすべったみたいになるから、お客さんを恥ずかしくさせてはいけない」と、毎日すごい量の稽古をされている。恥ずかしいというか、大丈夫かなと心配しながら聴いた経験はあるけど、確かにしんどかった。
私が落語にハマったきっかけの一之輔師匠。嫌なことがあったり、気分が滅入ってても、そんな事全部忘れさせてくれるように腹から笑える噺家さんだと思います。これだけ活躍されてるんだから、真面目に落語に取り組魔れてるんでしょうけど、そんな事ないよ〜みたいな力んでない感じが好き。ラジオも面白いしね。
「ためしてガッテン」と龍角散のCMのイメージが強かった志の輔師匠。少し前に「志の輔らくご」を聴きに行ったけど、オーラ半端なかった。談志師匠に鍛えられ、認められた一番のお弟子さんなんでしょうね。PARCOでの一ヶ月公演では、ずっと同じネタをされるって、それでもすぐにチケット完売してしまうって、やっぱり凄い噺家さんなんだなぁ。

対談で共通して口にしたのは、落語を楽しむコツは“先入観をもたない”ことだと。どんな分野でも通ぶって知識をひけらかす人っているけど、そんな事を気にせずに自分の感覚で楽しんでいいんだなと改めて感じました。まだまだ落語に関して知らないことだらけの私は、純粋に落語を楽しめるってこと。これからも生でいろんな噺家さんの落語を聴いていきたいと思います。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

落語の奥深さが少し分かった気がする。
やっぱり、鶴瓶はすごいよなあ。
BIG3とか言われるけど、
この人を忘れちゃいかんですね。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

対談形式で読みやすいというのもあるけれど、一気に読み切った。

落語家と落語家の写真を撮り続けてる写真家のお話だけれども、要は落語という容れ物の中の人間のことを書いている。

人選の妙もあり、容れ物の中で様々な活動と葛藤をしてきた人たちの話は飽くことない。さらっと読める人生白書だ。

橘蓮二氏の話の引き出し方も良い。写真で一言、じゃないけれども印象的な一枚を持ってきて饒舌に舌を湿らすのも大したもの。

落語という背景をある程度知ってるからすんなり話に没入出来てるのかも、しれないけどね。

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2022年10月12日

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