【感想・ネタバレ】落語の凄さのレビュー

あらすじ

一人の着物を着た人がただ座布団に座って話をするだけ。古典落語になると、観客も話の筋も落ちもわかっていることがある。そんな演芸がなぜ日本人をこんなに惹きつけるのか? 本書では、人気落語家5人が演芸写真の第一人者に、落語ならではの魅力を語り、さらに自身の落語との向き合い方を本音で語る。「噺の全体を聴いていただくことで、脳をゆっくりほぐしてる」(春風亭昇太)、「(落語は)ドラえもんの四次元ポケットみたいなもの」(桂宮治)、「落語の強さは、やっぱりわかってる奴がいかに順番、役割の自覚を持って最後のトリに渡していくか(による)」(笑福亭鶴瓶)、「奇跡的な空間そのものがすごくいい」(春風亭一之輔)、「日本人が日本人らしく幸せに、のんきに生きられる方法論」(立川志の輔)――。観客と演者の狭間に身を置く立場だからこそ引き出せる、奥行きのある話が満載!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

演芸写真家を拝読してから橘さんの存在を知る。
そしたら、こんなに素敵な本を出版されていて、すぐに購入。
大好きな師匠ばかりとの対談だったので、声の脳内再生が余裕だった。
橘さんは「落語の凄さとは、落語の世界に通底する優しさである。」とあとがきで書かれていた。
自分は、その優しさに触れたくて、落語を聞きに行っているのかなと感じた。
これからも先入観をもたずに落語を楽しみたいなと思わせてくれた一冊。

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2025年08月02日

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