【感想・ネタバレ】演芸写真家のレビュー

あらすじ

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演芸写真を撮り続けて30年の集大成。

1989年、パルコ・ギャラリーが主催する『期待される若手写真家20人展』に選出され、気鋭の写真家に数えられていた橘蓮二さんですが、その後、自らの道を見いだせなくなっていました。そんなときに出会ったのが寄席演芸の世界です。
「この世界こそ、自分の生きる場所だ」。そう直感した蓮二さんは、上野鈴本の席亭に直談判して、楽屋や高座の撮影の許可を得ます。1995年のことで、先代小さんも志ん朝も健在でした。
以来、落語をはじめとする演芸の世界を撮り続けて30年。あえて舞台袖から撮ることで、暗いバックのなかに演者の孤独と気高さを浮かび上がらせる。蓮二さんの手法は落語ファンのみならず、演者からも大きな信頼を得ています。
本書は、蓮二さんの、演芸写真を撮り続けて30周年を記念する写真集です。30年前の上野鈴本の楽屋から、志の輔、一之輔、神田伯山、桂二葉ら旬の演者まで、蓮二さんが切り取ったそれぞれの表情を主体に、蓮二さん本人のエッセイを随所にはさんでいます。
蓮二さんが創りだした演芸写真の世界と、蓮二さんの演芸愛を堪能できる写真集です。

(底本 2025年7月発売作品)

※この作品はカラーが含まれます。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なんて粋な写真ばかりなのだろう。
“静と動”という言葉がピッタリな格好良い場面ばかり。
芸人さん達の息づかいが伝わってくる。

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

味のある懐かしい顔々が、表情豊かに各ページから飛び出してくる。自分の体と小さな道具だけで、落語の物語の世界を生き生きと表現する力は偉大だと思う。時間を忘れて聴き入ってしまう。寄席などでは流れで見てしまいがちになるが、この本ではその時ならではの静止写真が楽しめて、とてもうれしかった。

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2025年08月03日

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