国内ミステリー - 文藝春秋 - 文春文庫作品一覧
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3.0劇場支配人兼名探偵・ウィリアム近松太郎、登場! サブカルチャーの聖地・下北沢で起こる怪事件に、 東西の2大劇作家の名を持つ謎のイケメンが挑む! 進学のため上京した竹本光汰朗は、亡き祖父が作り、今は祖母が経営する 下北沢センナリ劇場でアルバイトとして働き始める。 演劇人やミュージシャンたちが夢を追いかける街で起こる 「甦る死者」や「人間消失」など様々か怪事件を、 劇場支配人・ウィリアム近松太郎とワトソン役の光汰朗が快刀乱麻解決! ACT1 神様のたまご シャーロック・ホームズや金田一耕助が出るパロディ芝居の初日に、 小道具の宝石が盗まれた!? コナン・ドイル「青いガーネット」のパスティーシュ。 ACT2 死と乙女 芝居小屋を狙った連続空き巣事件が発生。 一人で留守番していた光汰朗の前に謎の黒い人影が! ACT3 シルヤキミ 島崎藤村の詩「知るや君」に曲をつけたロックナンバーを歌う 女性ボーカルの正体は? ACT4 マクロプスの旅 下北沢の街が靄に包まれる”シモキタの白い夜”に、 死んだはずの暗黒舞踏のカリスマが出現!? ACT5 藤十郎の鯉 劇団藤十郎一座が上演した歌舞伎の演目「鯉つかみ」の舞台から 役者が消えそのまま失踪した。 横溝正史「幽霊座」のパスティーシュ。
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3.0人間の尽きることない欲望をあぶりだす美術ミステリー! 技術の粋を集めて作ったヴィンテージアロハの精巧な偽物を売り捌く男は、やがて……(「ヒタチヤ ロイヤル」)。素人の蔵から出た重文級の屏風。協力者を仕立て、安く買い叩こうとするが(「栖芳写し」)。古美術業界を舞台に、尽きることのない人間の欲望と騙し合いを描く、著者十八番の傑作美術ミステリー連作集。解説・山村祥 価値を知らない素人に、親切を装って作品を売りさばく段取りをつけるが――「マケット」 阿漕なホストに画廊勤務があると知り、美術品を使って罠を仕掛ける――「上代裂」 技術の粋を集めてヴィンテージ・アロハの精巧な偽物を作るが――「ヒタチヤ ロイヤル」 資産家に偽物を掴ませた悪徳業者を懲らしめようと、ある策略をめぐらす――「乾隆御墨」 素人の蔵から重文級の屏風絵が出た。安く買いたたこうと芝居をうつが――「栖芳写し」 財政難に陥った美術館が極秘に青銅器のコレクションを売るという――「鶯文六花形盒子」 ※この電子書籍は2020年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.0地味部署社員たちの夢と意地を乗せて、新型戦闘機が飛び立つ! 『推定脅威』に続く松本清張賞受賞第一作の航空サスペンス 中堅の航空機メーカー、四星工業の女性技術者・沢本由佳は、社の主力製品である戦闘機「TF-1」を担当しながらも、自分の仕事に行き詰まりを感じていた。 業務は順調だが、仕事は煩雑なルーチンワークのみ。 もと技術者の恋人・倉崎から自分の焦燥感の理由を、「技術者の醍醐味は、新しい製品を開発することだから」と指摘され、沢本は社内で新規開発の機会を探り始める。 TF-1の過去の資料を調べた沢本は、かつて社の先達たちが目指し、挫折した計画を元にTF-1のリヴィジョン(改修開発)を提案する。 だが、計画の実現には防衛省との折衝や巨額の防衛予算の獲得など課題が山積。 社内の不正やライバル企業からの妨害も発覚する中、新型機は無事に大空へと飛び立つことができるのか!? 戦闘機設計の裏側にうずまく、民・官の思惑とは? 経験者にしか書けない、これまでなかったほどのリアルな航空サスペンス小説。 解説・吉野仁
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-大人気「幽霊」シリーズ第27弾! 宇野警部と恋人の永井夕子が旅先のレストランで食事をしていると、 ”死んだはずの男”から「予約」の電話が入った。 この男は、かつて地元商店街会長の16歳の娘が遺体で発見された際に、 店の主人の証言によって、殺人容疑で逮捕され、 現場検証の直後に、トラックにはねられ、即死していた。 果たして、「死者からの予約」はホンモノなのか――。 そして少女は、いったい誰に殺されたのか。 不穏な雰囲気が漂う街の謎に、宇野と夕子が迫る。 表題作のほか、「ふさがれた窓」「忘れな草を私に」「悪夢の来た道」 「悪魔の美しさ」「行列に消えて」「手から手へ、今」の計七篇を収録。 ※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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-進化した類人猿の処理を任された男、反米テロ組織リーダーの暗殺作戦に参加した少年たち、姐さんにスパイの拷問を依頼された極道の俺、福島の警戒区域にATMや空き巣を狙って侵入したチンピラ、夏休みの少年少女たちに襲われた多摩川の河川敷のホームレス、おやじ狩りを繰り返す少年、運命の人と出会うべく婚活パーティーに参加するサラリーマン、SNSで友達をつくるナイジェリア出身の少女…… 豪華な音楽に彩られた12本の短編が新たな世界の到来を予言する! 『ピストルズ』『クエーサーと13番目の柱』『□』と同時期に書かれた珠玉の12の短編を収録。 芥川賞作家・阿部和重の魅力を堪能できる短編集。 収録作品: 「Man in the Mirror」「Geronimo-E, KIA」「Bitch」「Just Like a Woman」「Search and Destroy」「In a Large Room with No Light」「Life on Mars?」「Sunday Bloody Sunday」「For Your Eyes Only」「The Nutcracker」「Family Affair」「Ride on Time」
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-大人気、赤川次郎による「幽霊」シリーズ第26弾。 美しいピアニストとの恋に溺れ、翻弄された末、一人の男が命を絶った。 男の死体を前に、女は冷たく言い放った。 「どっちかを選ばなくてはならなかったんです。自分のためにすべてを捨ててなんて、 頼んでない。私は無関係です。」 二年後、男の弟が、コンサートマスターとして 女と共にチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」舞台に立つことに。 因縁の二人が再会した場で、宇野警部と永井夕子は……。 表題作のほか、「後ろ姿の夜桜」「スキャンダル、スキャンダル!」「私の秘密はあなたの秘密」「夜は知っていた」「夕やけ小やけ」「闇に迷って」の計7篇を収録。 どの巻から読んでも楽しめるシリーズです。 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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-なんと宇野警部が、大晦日の国民的テレビ番組「赤白歌合戦」の審査員に! 大好評「幽霊」シリーズ第25弾。 ケガをした警視総監の代役をつとめることになった宇野は、慣れないタキシードを着せられ、メークまでされて審査員席で大奮闘。 恋人で女子大生の夕子は、「ずるい!」とうらやましがりつつも、「何か起こる」と予言する。果たして、本番が始まり、秒刻みの進行で大騒ぎの舞台裏で、事件が……。 表題作のほか、「犯罪買います」「哀愁列車」「愛と憎しみの果て」「意地っ張りの季節」「もういいかい」「過去のある勲章」の全7篇。 「世の中が変わっても、常に変らないものを描き続けていきたい」と仰る赤川さん。人が殺されても、男女が争っても、どこか温かい感情が流れる赤川作品の真骨頂です。 殺伐とした現実を見据えながらも、すがすがしい読後感を残す7篇。
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-豪華列車「ななつ星」の車中で明かされる、戦争末期に試みられた日中和平工作の秘密とは!? 警視庁副総監からの命令で、十津川警部は「ななつ星」へ乗り込む。 乗客を装うために同伴した妻・直子は、豪華列車に声を弾ませるが、十津川はマークすべき人物が誰なのかさえも分からない。同乗するは、台湾からの旅行客、アメリカ人夫婦、気鋭の歴史学者、外務省の職員。 やがて、列車最後部の7号車DXスイートに集まった彼らは、太平洋戦争末期の1945年にあったという南京政府の高官・繆斌(みょうひん)による日中和平工作について激しい議論を交わす。 十津川は、彼らの目的が日中の歴史の真実を明かすことと知るが、ここに敵対する勢力が登場、思わぬ妨害工作で乗客たちは絶体絶命の危機に直面する! JR各社が手掛ける「クルーズトレイン」のなかでも、JR九州が運行する「クルーズトレインななつ星in九州」はいまだに予約が困難な人気豪華列車。「一度は乗ってみたい……」と思う読者も多いはず。 本書は、鉄道・トラベルミステリーの第一人者である著者が、「ななつ星」に実際に乗車し、車内を隅々まで取材して書かれた、臨場感溢れる作品である。 2015年に単行本として刊行された本書には、西村さんの実際に乗車した「ななつ星」への感動と、戦後70年という節目にも関わらず対立を深める日中両国への危機感とが込められている。作中、熱く議論される歴史の断章は、鉄道ファンのみならずすべての日本人必読だ。
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-前代未聞のクイズ付きミステリー小説! 製菓メーカー主催のクイズ大会に参加したものの、優勝候補の不自然な脱落を怪しむ探偵の橋本。その背後を探り始めた十津川警部にも危機が迫る――。東京駅から神戸、有馬温泉、洋上へと舞台が移り変わるノンストップミステリー。ストーリーの進行に応じ難問クイズも登場(解答つき)。貴方は事件の謎とクイズが解けるか? Q現在の東京駅には、存在しないホームがあります。それは何番線ホームでしょうか? Q神戸の名所に、メリケンパークがあります。どうしてメリケンパークと呼ばれているのでしょうか? Q兵庫県尼崎市の杭瀬東墓地には、残念さんと呼ばれる墓があります。これは、どんな人の墓でしょうか? ――答えは本文中にあり!
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-巨匠の妖しき名作を桜庭一樹が厳選! 日本推理小説の巨匠・江戸川乱歩が没して50年。 名作に光を当てるアンソロジー第1弾はデビュー作「二銭銅貨」、 明智小五郎初登場の「D坂の殺人事件」、大正期の退屈と倦怠を 犯罪に描いた「屋根裏の散歩者」、絢爛と恐怖の箱庭世界「パノラマ島綺譚」……。 初期傑作にして異形の問題作「陰獣」を中心に、傑作七編と二つの随筆を厳選。 直木賞作家・桜庭一樹が案内する、妖しくも美しい巨匠乱歩の新世界。 【目次】 「二銭銅貨」 「一枚の切符」 「D坂の殺人事件」 「屋根裏の散歩者」 「一人二役」 「パノラマ島綺譚」 「陰獣」 随筆「恋と神様」 随筆「幻影の城主」 監修・新保博久
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