無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
アフターコロナの介護業界の闇、その先の希望を描く。熱き刑事の物語
介護施設経営者が殺害された。容疑者となった友を救うため、警視庁刑事が走る。高齢化社会の絶望と希望を描く社会派ミステリー。
※この電子書籍は2121年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
第一印象として、
「タイトルがもっと興味をそそられるようなものだったら、もっともっと人気というか話題になっているだろうに、もったいないな。すごく面白いのに」
という感じ。
とはいえ、このタイトルの「マンモスの抜け殻」は、当然のことながら、物語に深い関係があり、40年前に起こった出来事と一緒に最後まで核を成している。
それは、今も昔も変わらない社会問題であり、そこに絡むお金の話でもある。そして、近い将来、自分が直面するだろう問題でもある。
1つの殺人事件が起き、犯人を突き止めていく話は、それだけでも面白い。
そこに身近な社会問題が絡んでくると、一気に自分ごととして読んでしまうから、さらに熱心になって読んでしまう。
とても身近なことなのに、何も知らない自分は関心しっぱなし。
面白くて、さらに勉強にもなる。
だから、このジャンルは堅いけど、一度読み始めると止まらない。
だから、この小説に限らないけど、あとはタイトルだけもっと手に取りやすいそうなのでお願いします。
Posted by ブクログ
⭐︎4.99
なんというか、せつなく、哀しく、悩ましいものかたりだった。
みにつまされるというか、皆さんもそうだろうが、何かしら同じような経験をしている人も多いと思う。
私の場合は母が、そうだ。もう、私のことはわからない、人に対して壊れるという表現はいかがなものかと、ずっと思っていたが、実際自分の目で観てしまうと、正直「母は壊れてしまったのだ」とせつないが思う。
作中にあるような、画期的な介護システムが1日も早く実現することをせつに願う。
次は自身の番なのだろうから。
おそらくモデルは高島平団地で、経済成長華やかなりし頃、マンモス団地ともてはやされ、この失われた30年で、抜け殻都会の限界集落となった団地が舞台だ。タイトルもストレートだが、そのマンモスの抜け殻という響きがなんとも郷愁というか、哀愁というか感じさせるなぁ。
素晴らしいものかたりをありがとう。相場作品の中でも一推しである。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。