BL小説 - 新書館作品一覧
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4.1後宮で人質兼八十七番目の愛妾として、王の訪れもなく孤独に暮らす小国の王子リクハルド。絵を描くことだけを楽しみに、十二歳からの十年を慎ましく過ごしてきた。ある時、そんな彼の元へこの国の第三王子であるフェリクスが忍んできた。実はフェリクスは第一側妃シルヴィアの不義密通を暴くために、後宮での協力者を得ようとしていた。王太子を排除し、病床に就く現国王の跡を継ぐという野心を持っていたからだ。フェリクスは目的を知らせず、リクハルドに近づいて彼と親しくなる。リクハルドの単調な日々は、フェリクスの訪れにより彩られていく。母国から十分な仕送りがない上にシルヴィアの横領で後宮費は届かず、つましい生活をおくるリクハルドにとって、フェリクスの笑顔は心を温め、画材や薪などの差し入れは心身を助けるものだった。リクハルドはフェリクスに惹かれ始め、いつしか彼の肖像を描きたいと願うようになる。一方、フェリクスは苛立っていた。ずっと放置されてきたに等しいリクハルドが何も欲せず、誰も恨まず、儚い笑顔を浮かべつつも淡々としているからだ。そんな純真無垢なリクハルドを利用して、手駒にすることに迷いが出始める。こうしてフェリクスも、いつしかリクハルドに惹かれていたのだが……? 野心家の王子×純真無垢な王子、宮廷シークレット・ロマンス!!
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4.2研修監督官としてやってきたFBIのナッシュは一週間の研修を終え、地元警察のグレンに別れを告げた。気が合うだけではすまない深い絆を感じていたナッシュは乗り継ぎの空港でグレンに電話するが、出た相手はグレンではなかった。グレンに何が――!?
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4.9父と兄の原因不明の死のせいで伯爵位を継承するため、戻りたくもなかった故郷のイギリスへ帰ってきたクレーンは、強烈な自殺願望に襲われる。追いつめられた彼は超常的な力に救いを求め、能力者(プラクティショナー)のスティーブン・デイを頼るが、デイにはクレーンの家族を憎む十分な理由があった。彼の家族は暴君であったクレーンの父親によって破滅させられていたのだ――。KJ・チャールズ、待望の新シリーズ開幕! 短篇「刺青(タトゥー)に纏(まつ)わる間奏曲」も収録。
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5.0片付き、全てが整った変化のない生活が好きなマーティン。一方同じマンションに住む、物がちらかった自由な暮らしが好きなラス。二人は、友人たちの忠告でそれぞれマンションの留守番募集に参加する。あまりに違う相手の部屋に、どちらも拒否感を示すのだが……。
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-女の子が大好きな軽薄男子の宝來(たから)は、ある晩変な夢を見た。実家である光珠(みたま)神社の神が、「おまえの腐った性根を叩き直すために、参拝者がおまえにかけた『浮気封じ』を叶えることにする」と告げたのだ。そして自室で目を覚ますと、萎れた宝來のモノには『封』の文字が浮かび上がっていた。再び現れた神(以下、タマ)が言うには、「封を解くには煩悩の数だけ、つまり108回、男とセックスをしなければならない」と。家族にも相談したものの、神託に従うようにと言うばかり。仕方なくタマと一緒に登校した宝來は、朝から天敵・入来数馬と出くわす。今日も今日とて挨拶代わりに睨みつけてくる数馬。ところがタマは「あいつが相手としておすすめだ」と言う。男という時点で冗談じゃないが、それが数馬だなんて絶対にお断りだ! と意地になる宝來だったが……? ファンタジック・ラブコメディ!
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4.2勤め先を半ば追い出されるように辞めたパティシエの玲央(れお)は、その日、ラウロと名乗る男の訪問を受けた。彼は外資系ホテルに新規出店するパティスリーに玲央を勧誘しに来たと言う。華やかな容姿のせいで嫌な思いをしてきた玲央は警戒するが、先輩・村重(むらしげ)の後押しもあり承諾。大喜びするラウロの姿は、イタリアに住んでいた幼少期、町で見つけて連れ帰った黒い犬を彷彿とさせた。二人でいる時に玲央が不審者に襲われ、心配したラウロは玲央を社宅と称する超豪華マンションに連れて行くと、甲斐甲斐しく世話を焼き始め……? 本書は「狂犬ドルチェ」(プランタン出版刊)を元に電子書籍化いたしました。表紙イラストは描き下ろしとなります。表紙イラスト以外の収録はございません。
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3.3新しい恋人に裏切られ、有り金を失って絶望のクリスマスを迎えようとしていたマイケルの前に、別れた恋人のローガンが姿を見せる。金と引き替えに、クリスマスまでの一週間、自分の奴隷になれと言うが……。
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3.2とびかう会話とジン、カメラのフラッシュ、半裸のバーテンダー。 狂乱のギャラリーでのパーティの翌日、従業員のシーザーが目撃したのは、解除されたセキュリティ・システム、消え失せた1万5千ドルの胸像。そして腕時計を「あそこ」に巻き付けられて全裸でトイレに転がる、売り出し中の俳優で元恋人シェプの姿だった!! いったい何が起こってる!? 混乱するシーザーはうさんくさくも魅力的な探偵・ダンとともに調査にとりかかるが――!? NYアートギャラリーが舞台のセクシー・コメディ!!
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-歯科技工士になって一年とちょっとの温(あつむ)。高い技術力を持つ所長の宇埜(うの)のもとで研鑽し、できることが少しずつ増えていく日々は充実していた。温にとって、宇埜は憧れの存在であり、そして密かに恋をする相手でもあった。そんなある日、温は突然五歳の甥っ子を預かることになる。二人目を妊娠中の姉が入院することになったためだ。姉の夫は現在アメリカに長期出張中、実家の父母は現在家業の繁忙期で休めず、甥の面倒を見られるのは温しかいない。そして宇埜の申し出により、職場兼宇埜の自宅に住まわせてもらうことに。仕事と慣れない育児の両立でいっぱいいっぱいになるなか、一つ屋根の下で一緒に暮らす宇埜には助けられてばかりで……? 歯科技工所長×技工士、ほんわか子育て&お仕事BL!
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4.0不摂生が原因で療養中のアニメ監督・楡崎の元に、突然「弟子にしてください」と一人の青年が押しかけてくる。その青年・駿は行動のわりに押しが弱く儚げで、帰る場所がないという彼を放っておけず身の周りの世話を頼むことに。生まれてから一度も泣いたことがないらしい駿。自身の中に渦巻く感情の吐き出し方がわからずもがいている彼は妙に色気があり、そんな駿を見ていると創作意欲が湧いてくる楡崎だが……? クリエイター同士の年の差ロマンス。
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4.6元カレの置いていった、いつも不機嫌な猫と暮らすザックは、ビデオレンタルショップ「AtoZ」の経営に苦戦するかたわら、新しいビルのオーナー・トムとの虚しい恋に悩んでいた。そんなある日、ザックはクビにしたバイトの代わりに映画好きの客、アンジェロを雇い入れる。他人を信用せず、誰も愛したこともないアンジェロだったが、ザックの部屋で映画を観ながら、二人は次第に心を通わせていく。音楽フェスを通じて知り合ったマットたちに誘われてコーダへ引っ越しする前日、一人の女性がアンジェロの元を訪れた――。夏が始まるコロラドで、ゆっくりと育まれる優しい恋。人気のコーダシリーズ、第2弾。
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3.7弁護士になる夢を抱きつつ、教師として働く律(りつ)。ある日、勤務先の高校に憧れの弁護士・仲塚が理事長代理としてやってくる。実はゲイだと秘密を打ち明けてくれた仲塚に、律は恋をしてしまう。けれど仲塚の好みは自分より年上の男。その上、好きな相手もいるようで……。胸がひりつく切なさと超エロスが融合した極上のラブストーリー! スケベ紳士・仲塚に溺愛される濃厚プレイたっぷりの甘々書き下ろしつき。 理事長代理(変態紳士)×非常勤講師(真面目)のラブ・セレブレーション!!【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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-「どうしようもなく絃くんが好きだから。俺のこと、好きになってもらえるように頑張るから、お友達から始めませんか?」「俺も甲斐さんのこと好きなんで……友達じゃ嫌なんすけど」 見習い大工の絃は仕事先で現場監督の甲斐と出会う。美人顔がコンプレックスで男らしさに憧れる絃は、ワイルド系ルックスなのに軽薄で胡散臭い甲斐に反感を覚えた。だが一緒に仕事をするうちに甲斐が実は努力家であると知り、作り物ではない彼の素の笑顔を見て好感を持つようになる。それなのに甲斐には「ほっとけない可愛い子」がいると同僚から教えられた絃は、ショックを受け……? ガテン系カップル、不器用ながらも全力全開パワフル・ラブ!!
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5.0水族館からの帰り道、離れがたくなった余村と長谷部は、部屋にたどり着くのも待ちきれずホテルへ駆け込み……? ――「言ノ葉日和」はじめ、朝の待ち合わせ、昼の動物園デート、夜のベッドまでを連作で綴る「言ノ葉ノ休日」、長谷部の妹・果奈に恋仲であることを知られる「言ノ葉便り」ほか、大人気小説「言ノ葉ノ花」の、両思い後の甘い日々を集めた後日談集。書き下ろしも加えて、上下巻で文庫化!! (収録作品)「言葉のあとさき―さき―」*書き下ろし、「言ノ葉日和・言ノ葉日和 ―短夜―」、「言ノ葉ノ休日 ―朝―・―昼―・ ―夜―」、「Kotonoha Birthday」、「言ノ葉便り〈前略〉〈冬木立の頃〉〈草々〉〈追伸・桜咲く頃〉」 ※本作は『言ノ葉便り』にも一部収録されております。重複購入にご注意ください。
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4.5就職祝いに連れていかれた料亭で板前・志波の作り出す料理に感動し、プロポーズ紛いの言葉を口走ってしまった健太。冗談で流されるものの、次の日から健太は志波の料理以外受け付けなくなってしまう。どうやら先祖に吸血鬼がいて、その症状は恋をすると発動するらしい。確かにちょっといいなと思ったけど、恋のわけがない──半信半疑ながら店に通ううち、志波も食べっぷりのいい健太を気にしてくれるようになり?
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4.0伯父から相続した古い屋敷で暮らし始めた新聞記者のロバートは、霊障に悩まされていた。壁は血を流し、夜な夜な聞こえてくる男同士の甘いうめき声――。依頼を受けたゴーストハンターのサイモンはまるでボクサーのような佇まいだった。彼が部屋に入りシャツを脱ぐとその体は文字で覆われていた。「物語が自らを書いている」と説明するサイモン。その後霊によって部屋に閉じ込められ、支配された二人は互いを激しく求め合う――。19世紀末の英国を舞台に、ゴーストハンター、サイモンにまつわる事件を新聞記者ロバートが記したオカルティック事件簿。
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