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禁じられた恋
他人のものだと思うと欲しくなくなる千明。しかし、紅葉のような赤い狐のことは別だった。他人の式神だと分かっても、欲しいと思ってしまう。可愛らしい猫宮ちゃんが随所で良い味を出して、たまらない。ぶーん!って可愛すぎる!さて、鳥谷作品の攻さまは変態、いえ、独自のツボを持っているのですが、今回も!楽しかった。
Posted by ブクログ
初めての鳥谷先生でした。手に取ったきっかけは、もちろん笠井先生のイラスト。
笠井先生のイラストはいつ見ても美麗ではあるのですが、それ以上に、小説の挿絵や表紙を拝見するたび、小説の内容をしっかりと表されていることに感動します。イラスト内に散りばめられたアイテムが、決して美的センスを満たすためだけに描かれているのではなく、ちゃんと小説の内容とリンクしているのが、笠井先生すごいなープロだなーと毎回感動&感心します。
地の文が綺麗で、主人公が相手に惹かれていく過程が丁寧に書かれているのが好きでした。
廊下が揺れたり、四季がぐちゃぐちゃになって花が咲き乱れる庭、勝手に部屋と部屋がくっついてしまったりする家、というのがとても面白くて、またそれを「そういうものだ」と納得してしまっている主人公が可愛かったです。
本当に細かいことなのですが、小説に動物が出てくる場合、セリフとして擬音語を書かれると妙に気持ちが冷めます。猫宮が「にゃー」とか「にゃう」とか言うたびに、どうして地の文がここまで美しいのに、わざわざ擬音語を書かれるんだろう?と不思議でした。
後半、猫宮が話し出すので、なるほどこれの伏線だったのかと思いましたが、それでもやっぱり、擬音語はそこまで使わなくても良かったのでは…と思ってしまいました。
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