すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読みながら何度か泣いてしまった。
そうなんだろうな、とは思いつつ、タイトルのネタバラシまでヒリヒリして読むのを止められなかった。結局、なぜ杉森くんが死んでしまったのかは最後までわからない。そのことがまた現実的で身に迫る。
自分もトラウマ島にのぼるのがつらくて諦めてしまったことがある。それによって私の杉森くんが死んでしまうことはなかった。だからそこまでの罪悪感を覚えることは、なかったけど。自分が殺した<殺すのだ、と思い詰める主人公に胸が詰まる。
主人公のかなしみの乗り越え方もいいけど、主人公のまわりにいる登場人物たちのやさしさもベタベタとしていなくて、救われるものがある。完全な救いではなく、 -
Posted by ブクログ
初期メンバーが大活躍する第15巻。10年以上の連載を続けながら、ここにきて作中屈指のベストバウトが見れるとは思わなかった。
個人的には、最初の美琴と雷斧のバトルを推したい。今までは御坂のポテンシャルが高すぎるがゆえに規格外な相手との戦いばかりだったが、今回は純粋な超能力でのバトル。しかも、相手は御坂よりも下位の超能力者……にも関わらず、御坂に一矢報いたのはすごいことだと思う。レベル差があったとはいえ、御坂に一方通行を想起させただけでも相当善戦した方なんじゃないかな?
それと黒子と釣鐘のバトルも素晴らしかった。科学全盛の世界観に「忍者」というファンタジー要素を違和感なく落とし込み、それを戦い -
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ面白い。
序盤では何も分からない状況から科学と論理でひとつずつ事実を導き出していく過程とその状況に至るまでの回想がフラッシュバック的に蘇るプロットが巧みで引き込まれる。
主目的が判明した後も次々発生するトラブルへの対処も続きが気になる面白さだし途中の展開は全く予想してなかったからグレースと同じ驚きをしてしまいかなり物語に入って読めてしまう魅力がある。
SFに求められる科学の奥深さ、現実に有り得ると思えるようなリアルさ、スケールの大きさ、そういった要素がバランス良く成り立っていることに加えて、グレースの人間味溢れるキャラの魅力が物語をより引き立たせているのかなと感じる。
下巻に続 -
Posted by ブクログ
本編では、モブキャラ扱いされている初春さんが世界の創造主みたいなことしててビックリしたわ……。能力が能力なだけにアレイスター=クロウリーが黙ってなさそうだけど、スピンオフで出して大丈夫だったのかな? むしろ、スピンオフだから許されたのかな? まぁ、なんにせよ、初春の覚醒が最高にアツいクライマックスだった。
ただ、自分は初春さんよりも影の功労者である佐天さんについて言及したい。避難ハッチが開いた瞬間の「間に合った」でどれだけ感極まったことか……。嬉美の攻撃から初春さんを庇うだけでなく、闇堕ち寸前の初春さんを引き留めた彼女の献身には、拍手を送りたいね。
今まで守られることの方が多かった無能力者 -
Posted by ブクログ
椹野さんが若い頃、祖母と一緒に2人でロンドンへ行ったときのお話。先の予定などお構いなしにふらふらと1人で買い物に夢中になってしまう、興味のないものには見向きもしない、その時食べたいものを食べられないと文句たらたらと、かなりわがままな祖母。そしてそれに振り回される椹野さん。
贅沢な旅行ということで、ファーストクラスのフライト、ロンドンの一流のホテルで出会う人々のホスピタリティも素晴らしく、本を通してこちらも姫になったかのような疑似体験をさせてもらった。特にバトラーのティムが、椹野さんのために椹野さんの相棒のところまで深夜に連れ出してあげること、そして2人の一生の思い出として胸に刻まれているんだろ -
Posted by ブクログ
やはりこの人の描く物語は、胸が熱くなる。
原田さんの思い描く世の中は、見ている世界は、どんなスケールのものなんだろう。脳みそを分けてもらいたいくらい、羨ましい。
戦争を経験したこともなければ、行ったことのある外国も数時間で着く韓国だけ。今あるすべてが、平和が当たり前すぎて、世界が繋がっているなんてわざわざ考えてこなかった。でもこれを読んで、世界はひとつなんだと思えた。
だからこそ自分の身を持って、いろんな空の下で毎日を営んでいる人々に出会って、「世界はひとつ」なんだと感じてみたい、と思った。
エイミーのように、強く逞しく生きたい。
読み終えてから、飛行機を見るたびになんだか息を大きく吸いた -
Posted by ブクログ
UDデジタル教科書体というフォントが作られたことは何年か前から知っていました。中心になって作ったのが女性であることも、UDがユニバーサルデザインを意味することも。
関心は強くあったのに触れる機会がありませんでした。近ごろ福祉問題で議員さんにお願いすることがあり、名刺を作ることにしたとき浮かんだのがこのフォントでした。肩書よりも何よりもUDデジタル教科書体で作りたかったので、いくつかの業者に電話して見つけた所に依頼しました。
本書では、書体作りの仕事のあれこれも興味深く読みましたが、何よりも「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」への優しい眼差しに感激です。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。