あらすじ
2次試験当日、目に激痛が走り動けなくなってしまった八虎。痛みに耐えながら試験課題に臨むも、集中して作業ができない…。そこで予備校講師・大葉が提案したのは「飛び道具」!?――そして試験2日目にしてテーマを決めた八虎は他と差を付けるため豪快な秘策に打って出る! 藝大受験編クライマックス第6巻!
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スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。
感情タグBEST3
サヨナラ高校
受験終了。
受験中にふと「あれ?...」と気づくところ等々、描写が素晴らしく、
ワクワクする場面の連続の巻。
芸大の美術系は変な専攻や変な人々だらけ。次巻楽しみ!
Posted by ブクログ
「この世界の誰より 俺は 俺の絵に期待してる」
高校から美術の世界に足を踏み入れた男の子の話。
このマンガに出会えて本当によかったと思う。
自分にとって宝物みたいなマンガ。
主人公の成長過程がとても丁寧に描かれていて、その中で生じる不安とか悩みの言語化が凄まじい。
新しいことに挑戦したいと思ってる人にオススメ!
Posted by ブクログ
ひとまず、今発行されているところまで。たまたまだけど、ちょうど受験編終了ってことで区切りも良かった。1巻の表紙に描かれている主人公からは、まさか美術モノとは思わんかったけど、読み始めると納得。このキャラだからこその説得力もあり。全く縁のなかった美大入試の在り方も味わえて、未知を知る満足度も得られる。ここからの美大編、更なる盛り上がりに期待。
Posted by ブクログ
八虎、救命道具を持っていくだけのヤツって言われてその先にちゃんと行ける。
すごいなあ。
私は救命道具すら持って行かず、それなのに「いいやつ」って気取ってると思う。
命削るどころか魂削って試験してるのが伝わってくるのもよかった。
Posted by ブクログ
受かっちゃうらしい、ということはなんとなく聞いていたけど、なんとなくだったので、ここまでドキドキしながら読むことができた。一区切りついたけど、面白かったなあ。僕はこんなに真面目になにかに取り組んだこと、ないかも知れない。
自分のパーソナリティのあり方を、絵画という自分で選んだ題材を通して、この土壇場でもう一度見つめ直し、捉え直すことができる展開も良かったし、絵画なら言葉よりもっと多くのことが伝えられる、みたいな話があった気がしたけど、まだそこまで通じあえてない世田介くん、ライバル視しつつもコンプレックスを抱いてる世田介くんに、絵を通して自分の気持ちが伝わったこと、そこまで成長できたんだ、というのも凄く良かった。
結局自分の見たようにしか世界を見れない、と常々思っているけれど、それにちょっと近いことがもう少し肯定的に語られていた。ブルーピリオドを読むといつも、思考のどこかしらを引っかかれて刺激されていくような感じがして、この辺でそれを感じたけど、ちょっとまとまらなかった。
なんのかんの美術部部員と打ち解けられているのも良かったよな。森先輩とはずーっとすれ違い通しだけど、彼女の最後の台詞は一つの区切りとして綺麗に締まったなと思った。
あとは、ヌードモデルの人がシンプルな線で綺麗な形に描かれていて良かった。
涙腺が熱くなった。泣いた。
受験を思い出したし、緊張感苦しさ解放感嬉しさ全てかけがいのない経験だなと。
先生の諦めたら…のセリフはパロってるのかと思ったけどイマイチ理解できなかった。
そこだけ微妙だった。あとは全部面白かった。
美大受験の内容がここまでバードとは知らず美大受験生&美大生とにかくすごいとしかいえない…(作品を作ることへの意識の高さetc..)緊張感のある内容で胃がキリキリしながら読んでます…
感動!!!
親とのやりとりとか、先生とのやりとりとか、受験生同士のやりとりとか、、感動を誘った感じじゃないところにグッときました。
ご褒美に森先輩とお話しする時間作ってあげて欲しいです笑
一気読みしました!
受験までの緊張感、終わって結果が出るまでのソワソワだけど変に冷静で、でも地にあしが着いてない感じを思い出しました。誰かに何かをいえるわけでもなく、聞かれたくないけど聞いてほしいみたいな。
八虎
森先輩と八虎がずっとすれ違い続けてるのもどかしすぎる〜〜!!(笑)
そして本当に八虎おめでとうだ...苦しくなるシーンもあったけど受かる人もいれば落ちる人もいるってことで、受験っていうのは難しい世界だなと改めて感じました。
止まらない!
八虎の突然の体調不良、めっちゃハラハラしました、、、 緊張感とか張り詰めた空気の描写がすごくて読む側にダイレクトに伝わってきます。面白いよー!
どうなるのか
ついに2次試験です。
ここまで来るのは想像以上に大変だったのに、しっかりと前に進む八虎くんは本当に凄い……!
藝大二次試験
藝大試験の最後の難関です。一巻から現役合格の確率の話などがあったので、最後まで受かるか落ちるかハラハラしました。
早く次が見たい
矢口らの、人生の岐路となる大事な場面です。読んでいてハラハラするような展開と、漫画の描かれ方で、何回読んでも飽きません。
受験編のクライマックス
受験日まで必死に課題と自分に向き合って頑張り続けた八虎。蓄積されたストレスは受験当日に目の激痛となって八虎を苦しめる。一コマも無駄なく、八虎の痛みが描かれていて苦しかった。
とても良かった。
二次試験の課題を自分のテーマと当てはめて、論理的に絵を作っていったのが、矢虎らしくてとてもいい。
受験編が終わったけど、大学編もとても楽しみ!
Posted by ブクログ
桑名さんカッコいいね。
担任は最後まで変わらんかったな。
美術部の話ももっと描いてもらってもよかった気がするけど。このスピード感が今っぽいよね。
Posted by ブクログ
まっじっでっ
最高です。課題図書。学校に置きましょう。
大葉先生の言葉が、
森先輩の言葉が、
色んな今までの感動した点が続いて線となり、その先の目指すところへ光が差してる、そんなふうに思えました。
絵だけでなく話運びがとてもお上手で感激です。
何を描くか、に関して徹底した自己分析、自問自答を繰り返された著者さんだからこそこの漫画もそのようにきちんと丁寧にみっちり濃厚にかかれてるんですね。
反対していた矢口くんのお母さんが
受験の朝には応援して送り出してる姿に
グッときました。
美術の世界にさほど興味をもっていませんでしたがこの作品を通してすごく見方が変わりました。
切り良く受験編を合格で終わってて良かった。
主人公の集中には感服する。
自分が臆病だと認めれるのがいい。
そして彼は素直だね。好感が持てる。
大学編も楽しみです。
いよいよ試験、と言うところで崖っぷち。それがまたリアリティがあるというか、これまで抱えていた疲れやプレッシャーが全て形として出てしまったんだなと納得します。読んでいて手に汗握りました。
受験結果
芸大受験の山場。
印象的だったのはスケッチブック。
絵って見てすごいとか綺麗とか何か感じるものだけで観る、見る、だけではおいしいところを逃しているんだろうな、って。
純粋に思えた。
Posted by ブクログ
自粛期間に1〜6まで読破。わたしも絵はセンスの世界と思ってて、観るのは好きだけど自分には遠いかな…と思ってた。けど絵の基本がわかりやすく論理的に説明されてておもしろい。好きな絵もたくさんでてきて楽しい。油画だから仕方ないかもだけど、日本画もたくさん出てきたら嬉しいな〜!実際に高校からはじめて現役で藝大ってとてつもないよな〜と思ったり。
すっきり!
悩んでは答えを見つけるということを今まで何度も繰り返していましたが、最終試験で八虎が悩み導き出した自身の「モヤモヤ」への答えは、非常にすっきりするものでした。個人的に大葉先生のキャラクターがすごく好きだったので、頻繁に登場しなくなってしまうと思うと少し寂しいですが、大学編もとても楽しみです!
Posted by ブクログ
素晴らしいの一言です。これからも続くんですね。楽しみです。ずっと読んでるBLUEGIANTとブルーで重なるこの作品、音とは別の筆致や色彩の力量が鮮やかに降り注ぐのが感じられます。アートの魅力が波のように押し寄せる、そんなパワーをこれからも感じ取りたいです。ずっと読んでいきます!
面白かった
一次通った3人のうち1人しか通らないのリアリティあっていいなと思うし、主人公の合格も無理やりではなく試験テーマに沿った作品を作ったからというのがわかり、とても良かった
続編も楽しみ
Posted by ブクログ
毎巻読んで思うのは密度が半端なく濃い。
前巻が受験当日朝で終わっていて、試験はもう2、3巻くらいに渡って描かれるかと思ってたので合否が出たのは良かった。一安心できた。
八虎が周りの人との何気ない会話からヒントを得られるように、自分の周りにもヒントはあるんだろうけど、なかなか気付けないのでもうすこしアンテナを高く持ちたいなと思わせられた。
あとはやっぱり高校生くらいに戻って、この漫画の登場人物のように何かに必死に、がむしゃらに努力するってのをやりたい。やればよかったな、という後悔が襲ってくる。
おもしろい
社会人になってから高校生の時のような感受性は失ったように感じる毎日でしたが、それが確信に変わりました。
しかし、自分にもこんな風に頑張る瞬間があって毎日を生きていた過去があることを思い出しました。
今、どう感じてどう行動するかを大切にして生きていこうと思いました。
Posted by ブクログ
ついに大学入試の結果が出た。
絵に対する知識ゼロからここまでほんとよく頑張ったと思う!!
自分が本当にやりたいこと、好きなことに一生懸命になることに本気になれる人ってそうそういないと思う。
ここまで続けることができるのも八虎の強さだと感じた。
自分も何かに対して一生懸命に、がむしゃらに取り組む姿勢を見習いたいと思う漫画だった…
続きが楽しみ…!!
芸術って奥深い!
読むと美大に行きたい!って思う作品です。笑
6巻で大学受験編が終わり、7巻以降の大学での出来事がとても楽しみです。ぜひ読んでみてください。
先輩可愛いなぁ!!
6巻目が最終巻ではなく、とりあえず一安心。自分が受験した時のことを(あまり思い出したくはなかったが)思い出したり、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。
王道の展開!?
矢虎が合格したのはホント嬉しい。
絵に対して何も知らなかったインテリヤンキーがここまでのし上がってきた、これだけで読む価値ある漫画です
ここから大学編どんな進展で矢虎が道を歩んでいくのか期待っ!
Posted by ブクログ
読んでいて目から腕の先が筋肉痛になる。
この巻の表紙は森先輩?
この目。
僕がこの漫画にハマったのは一巻で森先輩のこの目に会ったからだ。
次巻以降、森先輩どう絡む?
Posted by ブクログ
東京藝大の二次試験とその合否が語られる巻。3日間掛けて油絵を1枚仕上げる中のストレス、葛藤、そして成長が描かれている。
今巻では主人公のライバルであり友人(?)である“天才”世田介くんの「自信なんかないよ。事実だから、俺が絵が上手いのは。(中略)矢口さんはご飯食べたりうんこしたりするの。褒められたらソレに自信持てるの?俺は無理なんだけど。」が響く。
そう、上手い人にとって“上手いこと”は当たり前なのだ。その先の世界を覗けるか、表現できるかが、すごい人になれるかの分水嶺だ。そして主人公の成長に真っ先に気付くのも、その天才なのがグッとくる。
Posted by ブクログ
入試編がついに完結します。
美大の入試ってすごいなと知りました。自分の価値観も能力も全てさらしてぶつけるというハードさ。改めて、芸術家の方々に敬意を表したくなりました。何気なく見ている一枚一枚の作品、もっとよく鑑賞したいです。
やった〜すごい
何かか足りない、何かがわからない。そんなジレンマに立ち向かって掴む、最高。きっとあなたにも一度はあるだろう。
一気に読めて主人公に感情移入できたのは、作者に経験があるからでしょう。
Posted by ブクログ
今までのいろいろな場面が連鎖的につながって自分にとっての「ありのまま」が八虎の脳裏に降りてきた、その瞬間。次の一手が一気に浮かび上がって気付いたらスケッチブックに油をぶちまけていた、あの瞬間が、気持ち良くてたまらなかった。
八虎と一緒に、ひらめきと連想の脳の発火を疑似体験したあの感じ。まるで自分自身が暗闇から何かを手繰り寄せたような快感に襲われて、鳥肌が立った。
絵を描くことで、見ている世界を、自分自身を再定義する。描きたい衝動を掻き立てる、そんな巻でした。どうか八虎が競争の螺旋に飲み込まれず、見つけた楽しさを忘れずに絵を描き続けられますように