あらすじ
成績優秀、世渡り上手なリア充高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す! センター試験も終わり、実技に向けた課題に集中して取り組む八虎。しかし藝大試験を一週間後に控えたある日、予備校の講師・大葉から自分の足りないものを指摘され迷走してしまう…。絵を描かない人もアツくなれる、話題沸騰のアート系上昇志向漫画、待望の第4巻!
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スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。
感情タグBEST3
好きなことでも苦しい。
芸大受験に向けて大きな壁に当たった八虎。それを乗り越えようと試行錯誤する様子が描かれています。好きなことでも真剣に取り組んでいれば苦しいこともある。その困難に対する八虎のひたむきな真面目さが良かったです。
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恋ちゃんとのラーメン屋での会話がいいなー。みんな一歩踏み出したいけど、どうすればいいか分からずに途方にくれて。そんな時、動き出した友達に刺激されて、自分も小さな一歩を踏み出して。踏み出した自分に感動して・・・。八虎と恋ちゃんの話を聞きながら目頭を押さえてるラーメン屋の大将の姿も描かれているんだけど、この大将もきっと、過去に、そんなふうに一歩を踏み出したのかな。/「話術で本音を隠すんじゃなくて 本音を技術で武装したらいいんじゃないか?」(by恋ちゃん)この「自分を認めろよ」の励まし、攻めの姿勢。かっこいい。
Posted by ブクログ
受験って普通の学校でも異常な雰囲気になる(と思う)んだけれど美大ってもっと異常なんだなあ…。
確かに正解ないし合否を決める人によって決まりますもんね。
恋ちゃん……!
八虎の復活のキーがまさかの恋ちゃん!ラーメン屋で二人とも泣いてるのが凄く良かった。
受験時に鏡を割られた体育会系爆裂お○ぱいさんも気になるが、龍之介の行く末はもっと気になる。
誰かが受かれば誰かが落ちる。受験の時の緊張を思い出す。全員が受からなくても、自分の道を見つけて欲しい。
Posted by ブクログ
こういう話が読みたかった。大満足。
すいすいと受験まで来てしまって、良かったような怖いような。受かるのかな。
マキのコンプレックスも、それを打ち砕くきっかけになりそうな、八虎が口にした本心もいい。あとは戦うことへの怖さ、葛藤、実は自分が友人の背中を押していたこと、彼にまた押されること。本音を隠して付き合うのが上手い八虎が、絵を通して友達とコミュニケーションの仕方が変わっていく。本気で打ち込めることをみつけて、成長していく物語はやっぱり好きだ。でも、デフォルトでいい友人関係だな。
ユカちゃんの話がバックでちょいちょい進むけど早く全貌が見たいなあ。
いい絵っていうのはモノクロにしてもいい、っていうのはなんか自己言及的で面白いよな。
前巻の話だけど、自分が何が好きかを知っておくのって作る上でも大事だよな、と思う。
自分も話を作ったりするけど、本気で好きなもの書いて否定されたら、とか思うことはあんまりないなあ。
Posted by ブクログ
このマンガ読んでると、
1つの美術作品に対して、【実際に作品を作ってる人】と【そうでない人】とでは感想内容が違ってくる気がしてくる。
その中身をわかってるから、【表現する事の難しさ】や【何で《魅力》と思うのか】がわかっちゃったりするのかな、と。
これは、「美術だけに限った話ではないんだろうなー」って思うのと同時に「勉強不足だなー」って思う。
でも、こういう気づきが楽しいからこのマンガはやめられないし、やめたくない。
泣いた…主人公の気持ちがよく分かるなっていうシーンが多々ある。ほろりとします。
受験へのプレッシャーや先生や仲間たち、どこを切り取っても面白いです。
恋くんのところ、泣きました。
運も実力のうち!
みんなのメンタルが心配です。
受験だから落ちる人も普通にいるんだろうけど、八虎は人を安心させる力がすごいなと思いました。
単に喜ばせるんじゃないところが男前!
ブルーピリオド好き!
毎巻読むたびに共感しかなくて胸がツラい!!絵を描く全ての人におすすめしたいです!夢を追う人はかっこいいよ!
最高
自分のやりたいことを見つけて頑張ってる主人公に背中を押されて自分もやりたいことに進んでいく。恋ちゃんも頑張って欲しい。
YOASOBIの曲にもなってい
YOASOBIの群青という曲から、ブルーピリオドを知りました。あまり漫画を読まない私ですが、面白くて大好きな漫画になりました。
受験まで残り1週間
とうとう受験日までラスト1週間。大場先生の「真面目さが評価されるのは義務教育まで」と八虎へ言った一言、社会人の自分にも深く突き刺さりました。作中の一番の名言です。八虎も、他の受験生達もみんな当日まで頑張っている。合否は次巻でわかるのかな、なんか知りたいような知りたくないような。
とても面白かった。
一次試験の八虎の作品とてもいいですね。
受験の必死さと、大変さを乗り越えようとする彼らが、とても魅力的。
Posted by ブクログ
絵と言葉で涙が出る
滲んだ様な水彩画の様な、影になる部分の描き方が素敵。心掴まれた。
今まで先生から学んだこと、努力してきたこと、友達とのこと、総決算!のように重なって試験に向かっていく様が熱い。
おもしろい
登場する人物一人一人に個性があり、さまざまな感情が飛び交っていることが、作品をおもしろくしているのではないかと感じた。
試験の描写を見て、自分が国試受ける時を思い出してしまった。
正解があるだけマシだったんだなぁ。
主人公の蕁麻疹の描写とかリアルで頑張ってと応援しちゃう。
Posted by ブクログ
恋ちゃんが、パティシエになるの話したところ、感動した、、俺たちは、お前の話聞くの好きだぞって!
藝大の課題は、わたしも同じこと考えてて、ちょっと嬉しかった
主人公に共感よりも尊敬の念を抱きます。苦しいほど自分を追い詰めて頑張る人に比べて自分は何も頑張ってないなと落ち込みすらしました。読んでいて苦しいですが、やはり絵を描く虎を見るのは楽しいです。
Posted by ブクログ
この巻はセンター試験~一次試験の終わりまで。
実は桑名ちゃんがけっこうブラックなことを考えている子だったなぁ^^;
「落ち込んでいる人を見ると、私はまだ大丈夫って思える」
ってのを読んで「気持ちわかるわぁ」って思った私もかなりブラックな人かもしれない。
谷口くん曰く歴史は流れとキャラで覚えれば楽勝確かにそう
大葉先生の受験間際のこのテンションすごいわ。でもこれぐらいの方が空気変わっていいかも。一方で八虎にプレッシャーかける大葉先生もめっちゃかっこいい・・・を通り越して怖いか。自分勝手力、いい言い方するなぁ。「対応力」「楽しんじゃう力」「自分勝手力」これが融合すると・・・?八虎くんの答えは果たして・・・。
今回は恋ちゃんが自分の夢を見つけた話がめっちゃ好き。
泣けました。
そして「話術で本音を隠すんじゃなくて、本音を技術で武装したらいいじゃないか」という恋ちゃんのセリフが刺さります。
恋ちゃんは八虎くんが美術を始める前の、何事もそつなくこなしていた頃からの友達。でも八虎がそんな感じで過ごしていても恋ちゃんはじめ、この頃の友達たち、めっちゃいいホントの友達やったやん。八虎くんは友達にすごい恵まれていると思う。
そして気になるのがユカちゃん。まさか棄権・・・?
Posted by ブクログ
受験、、!!ドキドキするっ、、!!!
みんなが壊れていくのとか八虎が蕁麻疹でてるのとか見てるだけでもストレス感じた、、!笑
続きが気になるけど時間が来てしまった〜(満喫)次回までの楽しみにしておく!
Posted by ブクログ
自分勝手力とかどうすればいいんだ、めっちゃわかるわ〜。
周りに合わせることで生きてきた人間にとって、それを求められるとどうすればいいかわからんのよね。
受験が始まった!
なんかこう…心の奥に訴えかけてくる感じがいいですよね〜。八虎を見てると自分の忙しいなんて暇だったんだなと思います。恋ちゃんが夢を追いかける選択ができてよかった!
主人公、八虎の情熱に触発されて、自分の未来に自分の好きなことを選択した恋ちゃんの決断が尊い。
ストーリーはいよいよ藝大一次試験開始。課題に八虎らしくマジメに、そして楽しんで取り組んでいく。
試験の緊張感がえげつない。
緊張感溢れる勝負の日。
自信の無さから他人と比べてしまうことが多い八虎ですが、プレッシャーに押しつぶされても人の足を引っ張ったり、八つ当たりをしたりしない彼のキャラクターの良さが出ていました。そして、ついに藝大受験1次試験の日がやってきました!1次試験の結果がどうなったのか、次の巻が気になって仕方ありません。八虎、受かってますように!
Posted by ブクログ
恋ちゃんと話す場面と一次試験のシーンが圧倒的。脳が動いてると実感できること、あっただろうか。まだ使える脳があるんだから使わないと、と思わせられる。
Posted by ブクログ
八虎が頑張ってるのを見ると自然とこっちも頑張らなきゃなって気持ちになれる。
空気を読める、相手の求めているものが分かってしまうがゆえに、自分を出さずにいた八虎。絵では自分を表現しなければいけないから、それが欠点になる。そしていざ表現しようとしても自分の素を受け入れられた体験の少ない八虎にとってそれはめちゃくちゃ大変なことで、怖いことやった。
自分の楽しいを人に伝えるのって勇気がいる。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
成績優秀、世渡り上手なリア高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す! センター試験も終わり、実技に向けた課題に集中して取り組む八虎。しかし藝大試験を一週間後に控えたある日、予備校の講師・大葉から自分の足りないものを指摘され迷走してしまう…。絵を描かない人もアツくなれる、話題沸騰のアート系上昇志向漫画、待望の第4巻!
【感想】
Posted by ブクログ
いよいよ藝大受験の幕開け。
読んでいて物凄く胃がキリキリするほど藝大受験の壮絶さが伺えた。
好きなことに向かって情熱を注ぐことはなぜこうも残酷なんだろう、、、
Posted by ブクログ
追加
恋ちゃんいいよな。カッコいい。けど、高校生だ。いいね。
自分で催眠術かけようとしてるところかわいい。うまくなーれ
世田介くん こつん また後で
ってこれなかったら、世田介ちゃんと実力が発揮できてたのかなって感じがしていいよね
Posted by ブクログ
良い絵は白黒にしても良い絵、
構図の引き出しを増やす、など
先生の指導が具体的で分かりやすくて面白い。
桑名さんとの会話は良かった。
お姉さんの絵と似ていないと言われて
少しは気が軽くなったのでは。
それにしても蕁麻疹も体を壊しているわけで
体調管理もしっかりして欲しい。
後藤はなんでこんなに絡んで来るんだろう。
クズな先輩みたいな絡み方だけれど
良い大学に受かって自分の点数になって欲しかったから
恨んでいるのだろうか。
真面目さに価値があるのは義務教育まで。
厳しいなぁ。
自分勝手にやろうと考える時点で真面目な訳で。
恋ちゃんは良い友達だと思う。
やりたい事をやる勇気を与えられたことを、
八虎は誇って良いと思う。
今はそれどころではないかもしれないが、いつか自信につながると良い。
話術で本音を隠すのではなく武装しろ。
八虎のことを理解している素敵なアドバイスだ。
試験でルールとして禁止されているのに
黙認されることがあるとは。
本当は駄目なのにとびくびくするより
飛び道具は使わないと決めた方が『真面目』な人間には良さそう。
鏡が割れるトラブル、時間的にもメンタル的にもキツそう。
試験管、折れてないか多少なりとも心配してくれるなら、
被害者でしかない八虎に「鏡割った人」と言わないで欲しい。
相手もずっと気になっていただろう。
空気が悪いのは殺意剥き出しというより、
みんな怖いだけなのだろうな。
みんな受かったらいいな、もみんな邪魔だ、も
合格なんてどうでもいいからこの絵を描きたい、も
同時に矛盾せず成り立つという表現にとても共感した。
Posted by ブクログ
シリーズ、第四弾。
絵を描く楽しさを知り、美大を目指す事となった高校生・矢口 八虎。
様々な難問の壁にぶち当たるが、果たして、矢口はどうなる?
そして、いよいよ美大の一次試験が始まる。
アート系スポ根物語です。
Posted by ブクログ
ついに始まる入試編です。
主人公の葛藤とかもがきがよく伝わって、楽しく引き込まれて読み進めました。
表現者っていつもこんな根元的な問いと闘って作品を産み出してるのかなぁと思うと、敬服します。
続きも気になります。
Posted by ブクログ
僕には八虎のような器用さはないけど、彼の「まじめ」な行動パターンはすごくわかるし自分にも似ていた。周囲から求められる正解を探り当てるのが得意で、外面はいいんだけど、そうやって「攻略法」を探り当てることで評価されているのを自覚してもいるから、自分の実力ではない気がして、自分に自信が持てないっていう感覚。インポスターシンドロームとも言えるんだろうか。彼のような人は、受験戦争と過度の情報に晒される現代日本の若年層には結構多いんじゃないだろうか。
彼は普通の大学に進学するならたぶん淡々と順調な道を進むのだと思う。が、高校という比較的早い場で絵画に出会えたことは幸運だったんだろう。周囲から求められる正解ではなく、彼自身の中にある正解の「表現」をしなければ認めてはもらえない世界。絵を描くとはどういうことか、そうやって八虎のキャラクターに沿う形で掘り下げて、彼の内面的な葛藤を絡めて展開されるストーリーが本当にすばらしい。
Posted by ブクログ
恋ちゃんがラーメン屋で「震えたよ」っていう台詞に震えた。八虎が自分を見つめる姿に、個性とは何かを考えるし、それを表現する為に必要な技術の大切さに気付かされる。描いてる人に読んで欲しいし、描いてない人も描いてみたくなる良い漫画だ。
Posted by ブクログ
作品内の絵画をちゃんと描写しきってる所がすごい。あんまりない。作品内でキャラが思う天才とか凡人が描いた絵を必ずしも読者がキャラと同じように思えるかどうかわからない。個人的には、それなりに重なるので、すごいと思う。
Posted by ブクログ
藝大受験スポ根マンガは、今回もザクザク刺さりまくる内容だった。
中でも今回は、主人公の友人が、絵の道を選んだ主人公を見て、自分の好きなものを認めて、その道に進もうとする姿にグッときた。
思春期に自分の好きを認めること。それは自分に対しても周りに対してもだけど、すごい勇気のいることだったと思い出す。
また、ついに始まった藝大の一次試験で、課題に対して自分の解釈が拓けていく感覚も懐かしい。
マンガとしての強烈に印象的なコマ割り、カットが増えて、おこがましい言い方だけど作者の進化も伺える。
Posted by ブクログ
鱈場蟹って蟹の仲間じゃないって知ってる? それはね…構図の引き出しが少ないからよ 話術で本音を隠すんじゃなくて_本音を技術で武装したら良いんじゃないか? 藝大受験は究極の表現実力主義 「二面」じゃない…「多面」的な性質があるという解釈…!
Posted by ブクログ
いよいよ藝大受験スタートの新刊。
感激できる見開きが多くカッコイイ一冊。
主人公が自分と向き合い、葛藤する様子を描いている本作。
自分と向き合うなんて大人になるとなかなか無い気もする(少なくとも私は嫌だ、疲れるし)。
青年たちの、向き合い、階段をかけあがる、殻をやぶっていく物語。読むだけでエネルギー消費する。
さて感激できる見開きの件、
・一位を表現する一ページ
・主人公に足りないものを告げるシーン
・あの人さえいなければの悲しみと自己嫌悪
・知ってるよ、
・立てなくなりそうで
・俺が描く絵、
・鏡のハプニング
他にもたくさんある。省くけど。
読者をひきこむコマ割りページ構成は、作者の拘りも感じられるし、読者的にも読み易いから「気がきくな〜」と思う。
好きなシーン
・鏡をみて自分を見つめているコマ。自分に足りないものを得るためにどうしたらいいか…?漫画というより、芸術的表現。
・「同時に存在するんだよ」のページは痺れが凄い。
漫画的だからできる表現。
いつも思うけど表紙が良い。橋田くん好きな人いっぱいいると思うけど私も橋田が好きだ。
表紙買いしたくなる漫画はファンとしても推しやすいから助かる。