すべての高評価レビュー
-
購入済み
傑作の予感
長いタイトルなんだけど上手いつけ方だなと思います。
表紙のタイトルデザインにもセンスを感じます。
映画の「T2」とラノベの「はたらく魔王さま!」の要素を感じる物語だが、
独創的な世界観とストーリーにオマージュ感やパクリ感を全く感じない。
若干台詞が多く読むのに時間を要するが、会話の楽しさや筋道がしっかり通っているので飽きない。
しれっと社会風刺が入っていたり、哲学的な話であったり、まじめな話もあって好きな作品です。
作画は軽めのキャラクターデザインに対して、背景や小物などの書き込みは深く丁寧で好感が持てます。
感情タグは3つでは足りない。 -
Posted by ブクログ
まず「カフネ」とは、作中で家事代行サービスをする団体のことを指します。弟を亡くし、不妊に悩み生活が荒れてしまった野宮薫子。弟のパートナーだった小野寺せつな。弟の遺した遺言書をきっかけにこの2人が出会い、物語が展開していきます。カフネの活動、弟の死の真相、それらを通して気付かされる家族、友人、恋人、との関係の在り方。2025年本屋大賞作品、その賞に恥じぬ素晴らしい作品でした。現代に疲れた方にもぜひ読んでいただきたいです。
(ちなみに読んでいる時イメージしたのは、薫子が江口のりこさん、せつなが池田エライザさん、春彦が岡田将生さんでした。映画化が楽しみです。) -
購入済み
最後はハッピーエンドで
例に漏れず、義母と姉妹に虐げられる主人公がイケメン王子と幸せになるストーリーで、最初の勘違いから、王子が選んだ奥様が性格の悪い義妹だったことから始まり、義妹はわがままな結婚生活で、王子から愛されないことにイラついて、主人公サラに身代わりをさせるが、王子はわがままな妻が、主人公に変わってることに気付き、段々惹かれていく過程が面白かったです。
途中、王子は身代わりの妻が実は以前惹かれた女性で、結婚を申し込んだ相手は間違いと気付き早く、サラと再婚して欲しいとハラハラしてましたが、最後はハッピーエンドでサラと王子が結ばれて楽しく読めました。
4巻完結でスッキリして一気に読めてスカッと出来ました。
お勧 -
ネタバレ 購入済み
敗退続きでハッピーエンド
最後の最後まで王子説得バトルに敗退し続けてしまった主人公ノワール。その結果のハッピーエンド。彼等の幼少期から成人までを見守った一読者としても感慨深いものがあります。
聖女が転生者でこの世界を乙女ゲームの舞台と信じて疑わない設定はもはやテンプレですが、シリアスなシーンを挟みながらも終始コミカルでテンポの良い物語でした。ラスボス不在となってしまったクライマックスで突然登場したプチラスボス。『誰?』と思ったのは私だけじゃないはず。そんな粗さ...というか突っ込みたくなる部分もちょこちょこありますが、それも含めて面白かったです。このプチラスボス、なかなか可愛らしかったですし。私もソーセージパン、好きで -
Posted by ブクログ
ネタバレまとめブログの代わりに漫画を読もうキャンペーンを実施しているので手に取ったこの作品。
日常系の始祖と言われているARIAを読むことに。
結果として、まとめブログの代わりに流し読みするには勿体ないぐらい良い作品だった。
当時、アニメは途中まで見ていた気がするけれど、全然話しは覚えていなかった。海で、夕日で、眠くなるな~くらいの作品というイメージだったけれど、全然それだけじゃなかった。
移り変わる季節、変わっていく日常、いつか終わってしまう時間を、とても静かでやさしい目線で描いている。
言葉にするとありきたりすぎて陳腐になっちゃうんだけど、毎日を大切に生きるってことを、物語として伝えてくれる -
Posted by ブクログ
番外編のような特別感があって、ファンはより一層ファンになるのでは、という一冊。
私ももれなく大ファンになりました。
『わらう月』
「子供の頃、月がこわかった」から始まるのが印象的。月が怖い、という感覚がどこかわかる気がする。
『完璧な遺書』と同じく、語り手の彼女を通して火村・アリスの姿を体験できるのが面白い。
そして最後の一言。思わず「上手い…」と声が出た。
『暗号を撒く男』
解決編は、アリスがクイズのようにヒントを出しながら進んでいくのが楽しい。
読者を飽きさせないために、毎回違う楽しみ方を用意してくれるのが嬉しい。
『赤い帽子』
火村・アリスは登場せず、いつもは脇役のジャニーズ系イケ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。