鹿島茂のレビュー一覧

  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    最近(昔から?)よくエマニュエル トッドの名前を目にするので、入門編っぽい本と思って手に取った。第二章迄は凄く刺激的だったが、第三章以降は、こじつけかと思う点多々。
    『というわけで』という接続詞で繋がっている箇所はだいたい違和感を感じた。

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    2021年02月18日
  • 世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵

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    人間は一度知った便利さを手放せない。ゆえにアフターコロナでもリモートワークはニューノーマルとして定着する。
    地方にするメリットは増えていく。
    男性が残業後に夜の街へ行く…という流れがなくなり、家庭で育児や家事を手伝わざるをえなくなる。
    オンラインで会議や発言が記録されることで、「見える化」が進み、日本社会の閉鎖体質が変わる。
    コロナ禍をチャンスとみなして変化していく必要がある。

    なるほどなぁ…と思いました。
    「コロナ」が原因でなければいいことだらけの改善ばかりですね。

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    2021年01月03日
  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    エマニュエル・ドットの家族類型や識字率についての考え方をベースに世界や日本を考えてみる本。自分にとって、新しい補助線をもらったような感じがします。世の中の見方が変わる本でした。

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    2021年01月02日
  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    ネタバレ

    ■ひとことで言うと
     家族の形態が人の行動に無意識下で影響を与える

    ■キーポイント
     ・家族類型=家族形態の分類
      →親子関係(弱 or 強)✕ 兄弟関係(平等 or 不平等)
     ・絶対核家族(親子関係 弱 ✕ 兄弟関係 不平等)
      →アメリカ、イングランド
      →子供は親と別居、相続は遺言に依存
     ・平等主義核家族(親子関係 弱 ✕ 兄弟関係 平等)
      →フランス、スペイン
      →子供は親と別居、兄弟が平等に相続
     ・直径家族(親子関係 強 ✕ 兄弟関係 不平等)
      →日本、ドイツ
      →子供は親と同郷、相続は遺言に依存(基本的に家長が相続)
      →「家」の存続のために教育熱心な傾

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    2020年12月23日
  • オール・アバウト・セックス

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    フランス文学者である著者が、古今東西の性にまつわる本を紹介した本です。

    一つひとつの話題についてはそれほど掘り下げられているわけではないのですが、これだけ性にまつわる広い分野を渉猟していることに驚かされます。著者自身はSでもMでもなくいたってノーマルだと述べていますが、性についての興味を完全に知的関心へと昇華して、世相の一面としてとらえなおそうとする姿勢が顕著なのはそのためでしょうか。かたよりのない議論が展開されているものの、すこしもの足りないようにも感じます。

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    2020年06月22日
  • セーラー服とエッフェル塔

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    フランス文学者の著者が、世のなかのさまざまな事象に関心を向け、考察をおこなった本です。

    内容そのものは歴史的な考証というべきなのでしょうが、日常的なあらゆる事象の背後にまなざしを注ぎ、その来歴をさぐろうとする著者のスタンスに瞠目させられることしきりです。雑多な内容があつかわれており、暇つぶしに気軽に手に取ることのできるエッセイではありますが、著者ならではのユーモアと格調が随所に感じられました。

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    2020年06月21日
  • 怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史

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    三世というと、ルパン三世を思い出す。
    しかし、同じフランスが生んだこちらの三世は、とらえどころがない。

    学校の世界史を普通にさらっただけの知識では、叔父のナポレオンの威光で皇帝となり、普仏戦争で捕虜となった残念な皇帝、というイメージくらいか。
    もう少し詳しいと、今のパリの街並みを整備した人、という程度。
    当時、ヨーロッパ各国にいた”皇帝”像をもって捉えようとすると理解に苦しむ。
    かといって共和制寄りかというと、そうでもない。

    彼の時代を第二帝政と呼ぶが、”第二”と言っても実質ナポレオン三世の時代。
    彼だからこそあのような時代になったのだろう。
    帝政ではないが、その後のファシズムもシステム上

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    2020年04月19日
  • 吉本隆明1968

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    吉本隆明を読むためのブックガイドとして良いのではないか。自分の言葉で、自分の生活に引き付けて、エモーショナルに語ることは大切だと感じる。

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    2020年04月05日
  • 京都、パリ――この美しくもイケズな街

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    面白いとも言える。
    歴史そして雑学が読み手の中にあればもっと愉快に読めたのかも…
    注釈を読みながら時に吹き出したりして読み終えた。

    まっ 知識人同士の雑談 って感じがしないわけでもない…^ ^;

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    2019年04月30日
  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    社会情勢や過去の事件などを、人口構成や家族構成、女性の識字率から類型化した主に4つのパターンから説明する。非常にシンプルで、納得感があり、魅力的な説。あまりに見事なので、反証を探さないと、と思う怖さがある。もう少し読み進めよう。
    著者のエマニュエル・トッドは、先輩から飲み会で教えて頂いた。酔うと忘れるのでメモってたが、案の定、次の日には忘れてた。メモは大事だ。

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    2019年01月31日
  • パリの秘密

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    趣のある本でした。ここまで詳しくないからほとんどの地名は分かりませんでしたが、時々歩いたことのある場所やその近くが出てきて風景を思い出しました。また近いうちにパリに行ってみようと思います。

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    2018年12月18日
  • 堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤

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     堀田善衛という人は「インドで考えたこと」ぐらいしか知らなかった。「広場の孤独」「方丈記私記」「ゴヤ」「定家明月記私抄」「めぐりあいし人びと」など、脱走米兵を匿うベ平連の活動、南京虐殺事件への関心、ゴヤへの関心も反戦から…。ゴヤが描いた死が迫っていることへの恐怖に怯える眼をした犬の絵に関する解説は驚き。堀田がゴヤに惹き込まれていった原因はそこにあるという。「何万人ではない、一人ひとりが死んだのだ。この二つの数え方のあいだには、戦争と平和ほどの差がある。」との南京事件を取り上げた「時間」の文章も凄い!宮崎駿が映画にしたかった作品!堀田氏のキリスト教嫌いが想像できる一方で、「伝道者の書」の引用がた

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    2018年11月17日
  • 渋沢栄一 上 算盤篇

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    渋沢栄一の若かりし日のことは全然知らなかった。そこそこ裕福な百姓に生まれて、学問をして、尊皇攘夷にかぶれて、なりゆきで一橋慶喜の家来経由で幕臣となる。時代のせいではあるが、ここまででもけっこう波乱万丈。で、なんでこの本を鹿島茂が書いたかというと、ここで渋沢は、慶喜の弟がパリ万博への使節をするお供としてフランスへ渡るのだ。稼業をやっていた頃から商才はあった渋沢は、使節団の台所を仕切るうちにアテンドしてくれた銀行家や、万博そのものから影響を受ける。それが、そのときたまたまナポレオン3世時代のフランスを席巻していたサン・シモン主義だと。

    たしかマルクス主義者から空想的社会主義ってこきおろされていた

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    2018年11月05日
  • 京都、パリ――この美しくもイケズな街

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    鹿島先生が知的で学術的な方向に話を進めてるのに、下世話な方へ引っ張り続ける人が、、、鹿島先生の話は★5なんだけど、、、対談相手の人が下品すぎて無理でした。

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    2018年10月29日
  • SとM

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    文明史の視点からSMの成立を考察している本です。

    キリスト教の教父たちは北ヨーロッパに布教する際に、サクリファイス(供犠)をおこなうケルト人の信仰にあわせて、キリストの磔刑を利用しました。これは、ゴシック建築が北ヨーロッパの聖なる森の代用として作られたのと同様だと著者はいいます。こうして、キリスト教の宗教感情の中核に「苦悩」が位置づけられることになります。つまり、精神的・肉体的な苦しみを介さなければ神に近づくことができないということが、教義の根本とされるに至ったのです。

    ところが近代に入ると、こうした「苦悩する人間」に対する神の座を、人間自身が占めるようになります。サドの小説の登場は、「近

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    2018年03月18日
  • 悪の引用句辞典 マキアヴェリ、シェイクスピア、吉本隆明かく語りき

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    同じ言葉でも異なった並べ方をすると別種の思想が生まれるのと同様に、同じ思想であっても、それが異なった並べ方をされると、別の論旨がかたちづくられるものだからだ。  (パスカル 『パンセ』拙訳、飛鳥新社)

    じっくり待つことと、変わらないこと、この二つは我々の時代には負担なのだ。
    『精神の危機』 ポール・ヴァレリー

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    2017年09月20日
  • オール・アバウト・セックス

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     AV嬢に「なんでAVやってるの?」って聞くと「なんとなく」って言葉が返ってくる。この「なんとなく」をちゃんと言葉にできる人はあまりAVに出ないのかもしれない(P173参照)じゃあ、国立大出身の黒木香はどうだったんだ。言葉にできる数少ないAV嬢ってことなのかもしれん。

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    2017年08月11日
  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    概略が分かる入門本

    エマニュエル・トッドとはこういうことを言ってる人なのか!ということは十分に分かりました。
    でももっと理解するには、熟読するか、図解などを添えてもらいながら書いてある本の方が良いのではないでしょうか!?

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    2017年07月23日
  • 渋沢栄一 上 算盤篇

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    ネタバレ

    みなさん、お久です。
    書評ブログ職人のBookmakerです。
    本日の書籍は、日本史を習った人なら、一度は聞いたことがあるだろう、「渋沢栄一 算盤編」である。

    日本史の先生といえば、一般的に経済オンチで渋沢の功績について正確に詳述できない方も多いだろう。ところが日経新聞なんかで経営者の座右の書に「渋沢栄一」を挙げている人が多い。したがって本書を読むことにした。

    まず著書は19世紀後半の明治時代に日本が資本主義化に成功したのは、渋沢の功績に尽きるところが多いという。

    マックス・ヴェーバーが考察したように、近代資本主義にはプロテスタンティズムの禁欲的なエートスが必要だという。

    日本では、渋

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    2016年07月18日
  • 進みながら強くなる――欲望道徳論

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    個人個人の幸福追求が、ひいては社会全体の幸福につながっていく。そうなるような形の幸福を追求するための考える力とは、合意形成のあり方とは。ときどき首を傾げたくなる根拠に基づいた話もあったものの、興味深く読めました。

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    2015年08月02日