鹿島茂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ(2021-09-01 2h)
「?」を「!」にするのが論文。
・日本のカフェの変遷(p.50)
:卑猥なものから区別するために「純」粋喫茶
・『セーラー服とエッフェル塔』(p.56)
・『思考のレッスン』(p.70)
・『小倉畠男 経営学』(p.70)
・うんこはなぜ汚いのか。他人のものと自分のものの差別化はいつ為されたのか(p.88)
:ちょうどウンコについての新書を読んでいたところだったので、非常にタイムリーな話題でびっくりした。
・桃太郎はじつは性的メタファー
・『論文の作法』(p.118)
:あえてつまらない論文を読むことで、新たな視点が広がる、という考え方
・「欲望の三角形」ル -
Posted by ブクログ
まあ、タイトル通りなのだが、なんかイマイチ。
徳川慶喜のぞいて、名前くらいは知ってるけど、くらいなのと、内容に検証がないと言うか。そう言う解釈もできるし、俺はそう思うぞ的に展開していくからか。
そもそも取り上げてるのがフランス人に偏ってると思ったら、著者がフランス文学者。んで、あとがき読むと、これ、歴史書じゃなくってビジネス書だったと書いてあってちょっと納得。
それで、こう言う時はこんなもんだ、的な教訓めいた断言が太文字で散りばめられてあったのか。
それでも、シャルル・ド・ゴールが、フランスが実質的にドイツに敗退しても、外国に逃げて、俺こそフランスだ、と頑張り続けたからこそ、戦後に国連常任 -
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購入済み
女性にオススメ
初めてこういった分野に足を
踏み入れてみました。
内容は総じてソフトな印象で
幸いでしたね。ノーマルな志
向の?女性向けの一冊だと思
います。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ■ひとことで言うと
家族の形態が人の行動に無意識下で影響を与える
■キーポイント
・家族類型=家族形態の分類
→親子関係(弱 or 強)✕ 兄弟関係(平等 or 不平等)
・絶対核家族(親子関係 弱 ✕ 兄弟関係 不平等)
→アメリカ、イングランド
→子供は親と別居、相続は遺言に依存
・平等主義核家族(親子関係 弱 ✕ 兄弟関係 平等)
→フランス、スペイン
→子供は親と別居、兄弟が平等に相続
・直径家族(親子関係 強 ✕ 兄弟関係 不平等)
→日本、ドイツ
→子供は親と同郷、相続は遺言に依存(基本的に家長が相続)
→「家」の存続のために教育熱心な傾 -
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Posted by ブクログ
三世というと、ルパン三世を思い出す。
しかし、同じフランスが生んだこちらの三世は、とらえどころがない。
学校の世界史を普通にさらっただけの知識では、叔父のナポレオンの威光で皇帝となり、普仏戦争で捕虜となった残念な皇帝、というイメージくらいか。
もう少し詳しいと、今のパリの街並みを整備した人、という程度。
当時、ヨーロッパ各国にいた”皇帝”像をもって捉えようとすると理解に苦しむ。
かといって共和制寄りかというと、そうでもない。
彼の時代を第二帝政と呼ぶが、”第二”と言っても実質ナポレオン三世の時代。
彼だからこそあのような時代になったのだろう。
帝政ではないが、その後のファシズムもシステム上 -