鹿島茂のレビュー一覧
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NHK「知恵泉」で「伝説の蕩尽王 薩摩治郎八 金は粋に使え」を観て。
この番組を観なければ、読まなかったかも知れない本。
テレビでは、華やかなパリの武勇談よりも、一文無しになって帰国してからの姿に薩摩治郎八の真の姿を見出していて共感が持てた。
薩摩治郎八が、パリで800億円を使って得たのは、文化的素養と、ダンディズムだったのではないか、と思ったのだ。
無一文で安アパート に暮らしながら、浅草のストリップに通い、安食堂のメシを美味しそうに食べる姿に、永井荷風に似たダンディズムを感じるのだ。
本書は、鹿島茂の書にしては、残念ながら、魅力に乏しい。
彼は、ナポレオン、フーシェ、タレーラン更にはナポ -
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特別企画「上皇上皇后様御夫妻ブルーレイ65巻セット婚記念!陛下の愛読書を読んでみようのコーナー!(何かが違う)」
はい、そういったわけでね
先日4月10日に65回目の結婚記念日を迎えられた両陛下にちなんで、両陛下が毎日音読しているという愛読書、17世紀のフランスの哲学者パスカルの『パンセ』を読んでみよう!と、思ったんですが『パンセ』そのものはちょっと難しそうだったので『100分de名著』に逃げましたw
うん、なんとなく理解できたような気もしなくもないんで逃げて正解だったかなw
『パンセ』と言えば、有名な「人間は考える葦である」ですよね
この一節がある章の全文はこんな感じ
「人間は一本の葦 -
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ネタバレ実際にフランスに行ってみると、日本とのあまりの違いに反発することもありますが、その一方で素晴らしいところもたくさんあります。自分と全く違うものを学ぶということは、比較が可能になるということです。自分の国しか知らないと比較が難しい。例えば、北朝鮮です。今、我々が外側から見て、「民衆はさぞや不幸だろうな」などと思いますが、結構幸せかもしれない。一つしか知らない人間は、かなり幸せなはずです。自分と他を比較するようになると、人間は不幸になります。
しかし、さらに比較を進めることによって、逆に、自分とは何かが分かってくる。あるいは、自分たちと比較することによって、他者が分かってくる。だから、フランス -
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ネタバレ(2021-09-01 2h)
「?」を「!」にするのが論文。
・日本のカフェの変遷(p.50)
:卑猥なものから区別するために「純」粋喫茶
・『セーラー服とエッフェル塔』(p.56)
・『思考のレッスン』(p.70)
・『小倉畠男 経営学』(p.70)
・うんこはなぜ汚いのか。他人のものと自分のものの差別化はいつ為されたのか(p.88)
:ちょうどウンコについての新書を読んでいたところだったので、非常にタイムリーな話題でびっくりした。
・桃太郎はじつは性的メタファー
・『論文の作法』(p.118)
:あえてつまらない論文を読むことで、新たな視点が広がる、という考え方
・「欲望の三角形」ル -
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まあ、タイトル通りなのだが、なんかイマイチ。
徳川慶喜のぞいて、名前くらいは知ってるけど、くらいなのと、内容に検証がないと言うか。そう言う解釈もできるし、俺はそう思うぞ的に展開していくからか。
そもそも取り上げてるのがフランス人に偏ってると思ったら、著者がフランス文学者。んで、あとがき読むと、これ、歴史書じゃなくってビジネス書だったと書いてあってちょっと納得。
それで、こう言う時はこんなもんだ、的な教訓めいた断言が太文字で散りばめられてあったのか。
それでも、シャルル・ド・ゴールが、フランスが実質的にドイツに敗退しても、外国に逃げて、俺こそフランスだ、と頑張り続けたからこそ、戦後に国連常任 -