【感想・ネタバレ】本当は偉大だった 嫌われ者リーダー論のレビュー

あらすじ

人の上に立つリーダーの孤独と、己の信念の貫き方を知る一冊。雑音は聞かない! 直感を信じよ! いつか歴史が正しさを証明してくれる!! 激動の時代に国家の岐路に立たされ、たとえどんなに当時の人に嫌われても、自分の信念を貫いた5人の<嫌われ者リーダー>の物語。彼らこそが、その国を救い、新たな未来を作った。第二次大戦中、ナチスに占領されたフランスに対し、ひとりで別の政府をロンドンで宣言し、人々を鼓舞して結果的に戦勝国に導いたシャルル・ド・ゴール。17世紀のヨーロッパ、新教徒と旧教徒の争いの中、諸外国との争いからフランスを守り抜きフランスの王権を確立し強国に育てた宰相リシュリュー。19世紀末、フランス革命後のパリにてナポレオン3世の懐刀として、今も世界中から観光客が押し寄せる“花の都パリ”を作ったウージェーヌ・オスマン。激動の中国近代史を父・蒋介石と共に指導者として生き抜き、最終的には台湾に渡って、台湾の近代化と台湾人のための国づくりを進めた蒋経国。幕末の動乱期に、朝廷と幕府の間にはさまれ、融合を図るも失敗。諸外国の思惑を外に内戦の危機から日本を救った最後の将軍・徳川慶喜。東西の傑出したリーダーをフランスで3人、アジアでふたり、取り上げた。彼らの決断こそが、今に続く繁栄の礎になったことを、人々はもっと知るべきであろう。

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Posted by ブクログ

まあ、タイトル通りなのだが、なんかイマイチ。
徳川慶喜のぞいて、名前くらいは知ってるけど、くらいなのと、内容に検証がないと言うか。そう言う解釈もできるし、俺はそう思うぞ的に展開していくからか。

そもそも取り上げてるのがフランス人に偏ってると思ったら、著者がフランス文学者。んで、あとがき読むと、これ、歴史書じゃなくってビジネス書だったと書いてあってちょっと納得。
それで、こう言う時はこんなもんだ、的な教訓めいた断言が太文字で散りばめられてあったのか。

それでも、シャルル・ド・ゴールが、フランスが実質的にドイツに敗退しても、外国に逃げて、俺こそフランスだ、と頑張り続けたからこそ、戦後に国連常任理事国の一角を占めるまでになったとか。
どこぞの臨時政府とは全く違うよね。

徳川慶喜も、なるほど、こう言う勤皇の一面から見れば、かなりスッキリ行動を理解できるのかと思ったり。

どっちにしろ、こう言う本が読みたかったのではない。

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2021年07月01日

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