あらすじ
われわれの美徳とは、偽装された悪徳にほかならない――17世紀フランスの激動を生き抜いた公爵にしてモラリストが、人間の本性を見事に言い表した「箴言」。鋭敏な洞察と強靱な思考、そして豊かなユーモアによって紡ぎ出された一行が、神からの自立を果たした近代人の抱える「自己愛」という宿命を撃ち抜き、さらには現代のわたしたちの心に深く刺さる。原文が醸す空気までをも伝える新訳。【訳者まえがきより】彼の人間を見る目、そして自分自身を見る目は鋭く、個人的体験のいかんにかかわらず、神からの自立をとげ、人間中心主義を標榜する近代人の本質、本性を早くから見抜いていたと思われる。彼は、自分自身、そして自分の個人的運命さえも客観視できるだけの強靱な精神、心の余裕、ユーモアさえ備えており、だからこそ、彼の人間観察は現代にも通用する普遍性を獲得しているのである。【主な内容】書肆から読者へ 道徳的考察 削除された箴言 没後収録の箴言 さまざまな考察 ラ・ロシュフコー自画像
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Posted by ブクログ
『パンセ』『エセー』からの本書。モラリスト文学面白し。ハマりそう。
因みに個人的に気に入ってる箴言は、
趣味が変わるのを見ることはよくあるが、性癖
が変わるのを見ることはめったにない。
Posted by ブクログ
箴言集
普通のことばかり書いてある。何がアフォリズム?あるいは、こうしたものを基礎に、今の普通がある?
アンチキリスト教としては、画期的である?いやむしろ、信心深そう
一個奥なことあるいは逆のこと裏のことを言おうとしているが、それは400年後の今となってはとてもありふれた奥逆裏でしかないようなことが多い
貴族すぎる、その部分が多い
「Aじゃないと思っている時、実はAである。」が多すぎる
こうした感情や気質や性格をなでつけて、察したような内容の文章は、少ないからありがたい
性格についての考察が多い
ロシュフコーと性格が似ていそう。書いていること、思っていることが似ている。そうした、事物に対する態度は、性格とも親和する。
ひねくれているが、そのひねくれも、その改善は見込めないものだとして諦めている。だが、それでいい。
むしろ今は自己愛が足りていない、いやそんなことはないか?
だがね、結構鋭い言葉もたくさんあった。学びになった部分あり。