鹿島茂のレビュー一覧

  • 勝つための論文の書き方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    二十五年間にわたり、文章と考え方の指導をしてきた教授による徹底指南。
    論文も仕事も、勝利をつかむための極意は問いを立てることにありとして、「カフェと喫茶店の違い」「牛丼と宅急便の関係」「司馬遼太郎と山田風太郎」など奇想天外な例証を次々に挙げつつ思考のレッスンを展開する。
    点のとれる論文、会議に通る企画書、銀行をウンと言わせるプレゼンテーション案を書きたい諸氏は必読。

    [ 目次 ]
    第1回講義 日常生活と論文(どうせなら、日常生活に応用のきく論文の書き方はないものだろうか;自分の頭で考えることの楽しさ ほか)
    第2回講義 問題の立て方(論文指導とは問題の立て方を教えること;良い問

    0
    2011年04月17日
  • パリの秘密

    Posted by ブクログ

     先日、神戸オリエンタルホテルのカレー復活のドキュメンタリーを観た。阪神大震災以来途絶えていた伝説の絶品カレーを、15年ぶりに甦らせた料理人の執念の物語であった。苦心惨憺の末探しあてた、独特のコク・深み・旨味の決め手は「注ぎ足し」だった。
     有名おでん店の秘伝と全くおなじで、何十年と注ぎ足しながら使い続けられた汁とルーが、食通をうならせる味の秘密なのだ。
     『パリの秘密』と題するこの一冊。連綿と続く西洋文化の坩堝であり煮込み鍋である花の都パリの魅力を、絶妙な文で綴っている。書き手は自他共に認める日本一の読書家、鹿島茂さんだ。

     鹿島さんは「遊歩者(フラヌール)」というものを生んだ世界最

    0
    2011年02月27日
  • セーラー服とエッフェル塔

    Posted by ブクログ

    むっちゃ面白いです。あたりまえにみんなが受けとめてることの謎を追及したエッセイ集なり。
    最近、鹿島茂さんの著作にハマってます。
    スタンスがすごくいい。

    0
    2011年01月05日
  • 怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全600ページに上る長い評伝だが、飽きさせない。文学者の鹿島氏が書いており、左翼史観に偏らず、産業皇帝として、フランスの近代制度の礎を築いた人物として、ナポレオン3世を正当に評価しようとしている所が勉強になる。なかでも、オスマンによるパリ改造、ペレール兄弟のクレディ・モヴィリエ(投資ファンド)、鉄道敷設、ロスチャイルドとの抗争、皇帝の発案による労働者慰労施設の建設や、労働者の集会を擁護する法律、関税クー・デタによる産業の育成、高級娼婦の暮らし、デパートの発展などはたいへん興味深い。モルリー公・ペルシニーを中心とした権力奪取の様相も面白い。ナポレオン3世は96%という大変高い得票で、「民主的」に

    0
    2014年10月17日
  • 吉本隆明1968

    Posted by ブクログ

    生まれた場所とは違う場所へ、知的に洗練されることで移動することにともなう悲しみについての分析。がこの本の内容ですよ。というのがぴったりくるような気がする。吉本隆明のどういう部分に鹿島さんが惹かれたのかが、高村光太郎などを通して書いてある。ちょっと私情を挟みすぎではないかと思わなくもないが、それなりに論としてはおもしろい。

    0
    2011年09月03日
  • 勝つための論文の書き方

    Posted by ブクログ

    学部生・院生必読の一冊だと思います。
    問いの立て方から批判的考察、資料の集め方など、説得力・信頼性のある論文を書くためにはどうすれば良いかがとても明解に書かれています。
    特に、問題を縦軸と横軸に視点をずらして検証するということは、当たり前のようで、文字にされると改めてその重要性を感じます。

    詳しくは本文に譲りますが、「連鎖式」「並列式」の2つの論文の書き方は、自分もこれから意識し続けていこうと思います。

    ただ、どうしても例が長い。もう少しコンパクトに例を提示してもらえれば読みやすくなるのに、あまりに例が冗長になってしまうのは、著者の性格もあるのでしょうか。内容があるだけに、それが個人的には

    0
    2009年10月04日
  • SとM

    Posted by ブクログ

    Mである自分を知る為に読んだ。
    SMをキリスト教との関わりから文明史的に考察することがメインテーマとなっている。
    SMというのはSとMの間の信頼関係の上で構築されるものなんだという事が分かった。
    キリスト教のイエスの磔刑の像は、北ヨーロッパのドルイド信仰の人たちを改宗させ吸収する為に作られたものという事を知った。
    あと宇多田ヒカルの日記であった「右手の聖性と左手の聖性」の話も出てきた。
    欧米のSMの道具は革製が中心の動物系で、日本のSMの道具は紐などの植物系が中心である事を知った。
    精神分析や心理学の知識や概念を利用してSとMについて語ってほしかった。(死の欲動とマゾヒズムの関係、親子関係とマ

    0
    2009年10月04日
  • 勝つための論文の書き方

    Posted by ブクログ

    論文、あるいはプレゼンテーションのいろはをまとめた本、といったところ。理想の論文というのはどういうものかを最低限知るためには最適な一冊だと思う。けれど、理屈はわかっても実際書くとなると難しいもんです。

    0
    2011年07月17日
  • セーラー服とエッフェル塔

    Posted by ブクログ

    この人の適度な文学的硬さと柔軟な思考と猥雑さを茶化せるようなまじめさが超好み。
    絶対謝らないフランス人怖えー。
    ビデの使い方がやっぱりよく分かりません。
    多分、日本人には存在意義が理解できない、のか。
    女性の体を突き詰めると米俵になる??面白いっす

    0
    2009年10月07日
  • SとM

    Posted by ブクログ

    旧約聖書のヨブ記の理不尽さも、理想を語りながら戦争する人々のメカニズムまで、長年の疑問が解けました。題名に惑わされますが、SとMの発生のプロセスから日本と欧米の文化の違いを見た興味深い1冊です。
    女性の自由度と文明の完成度が比例しているという意見には激しく賛成です。

    0
    2009年10月07日
  • セーラー服とエッフェル塔

    Posted by ブクログ

    知的に下世話なおもしろ本。
    要約するとそういうことです。
    赤門出身の鹿島教授ならではの
    知的な表現や豊富な学識でもって、
    亀甲縛りの源泉の追究や、
    愛とおっぱいに関する社会人類学的見地
    からの分析など…

    まぁ、為になるんだかならないんだかわからないけど、読んでいて飽きない、「なるほどー!」と思わせてくれる本です。

    書いてあることは下らないはずなのに、
    学問的な匂いがぷんぷんする、
    たいへんすてきな本です(^^*

    0
    2009年10月04日
  • セーラー服とエッフェル塔

    Posted by ブクログ

    ひどくささいなことでも気になって仮説を立てずにいられないという著者ならではのエッセイ集。SMの緊縛方法が海軍、陸軍までつながるとは思いもよりませんでした……手軽に読めますが、「へぇ」と思わされることも多くて(生きていくには全然役に立たないけど)面白く読めました。

    0
    2009年10月04日
  • 平成ジャングル探検

    Posted by ブクログ

    タイムトラベラーが、東京の12の盛り場を探検。キャバクラからヘルスまで、東京ジャングルの奥地に入り込みます。

    0
    2009年10月04日
  • セーラー服とエッフェル塔

    Posted by ブクログ

    普段気にしないようなことを、著者が豊富な知識で仮説を立てていく。例えば、女性の乳房はなぜ膨らんでいるのかとか。仮説が非常に面白い。

    0
    2009年10月04日
  • パリの秘密

    Posted by ブクログ

    著者のパリ愛が詰まった一冊。
    パリでの体験を綴った回顧録のようなエッセイ集で、全体的に歴史を振り返るような内容が多い。具体的な地名が繰り返し登場するため、パリに土地勘のない私にはやや読みにくさを感じる部分もあったが、現地の空気感が伝わってくる文章が魅力的で、パリへの憧れを掻き立てられた。

    来年、ついに私もパリに行ける。
    著者の本を読んで感じたトキメキと、行きたい場所のリストを片手に、パリの街を存分に味わい尽くしたい。

    0
    2025年12月13日
  • 文学的パリガイド

    Posted by ブクログ

    パリと文学を結びつけたもの。オペラ座の怪人、ヴィクトル・ユゴーや、ボードレール、スタンダール、プルーストの失われた時を求めて、など。色々リンクしていてフランス文学をさらに読みたくなった!

    0
    2025年10月13日
  • 堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤

    Posted by ブクログ

    堀田さんの本を直接読むより、ハーそういうことかと納得する場合があった。読者の幅の広さも大したものだ。

    0
    2025年08月06日
  • 蕩尽王、パリをゆく―薩摩治郎八伝―

    Posted by ブクログ

    NHK「知恵泉」で「伝説の蕩尽王 薩摩治郎八 金は粋に使え」を観て。
    この番組を観なければ、読まなかったかも知れない本。
    テレビでは、華やかなパリの武勇談よりも、一文無しになって帰国してからの姿に薩摩治郎八の真の姿を見出していて共感が持てた。
    薩摩治郎八が、パリで800億円を使って得たのは、文化的素養と、ダンディズムだったのではないか、と思ったのだ。
    無一文で安アパート に暮らしながら、浅草のストリップに通い、安食堂のメシを美味しそうに食べる姿に、永井荷風に似たダンディズムを感じるのだ。

    本書は、鹿島茂の書にしては、残念ながら、魅力に乏しい。
    彼は、ナポレオン、フーシェ、タレーラン更にはナポ

    0
    2025年06月16日
  • NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ

    Posted by ブクログ

    現代人の悩みを対話形式で描き、その悩みについてパスカルのエッセンスから学んでいく本。
    各章ごとに筆者なりの結論を出してくれているので、ひとつのパンセの読み方として参考になった。

    0
    2025年04月19日
  • パリの本屋さん

    Posted by ブクログ

    パリの歴史と古書店についてのエッセイ。書店好きとしては、旅先でどんなものか見てみたいと訪れた書店で拭い消せないほどのトラウマを受ける接客を受けたら、二度と行くか!となると思う。書店以外では、レ・アールにまつわる話が印象に残った。墓地の近隣の家ではスープや牛乳がわずかな時間で傷むなんて。トイレ問題は知っていたけど、フランスの衛生面よ・・・

    0
    2024年10月22日