鹿島茂のレビュー一覧

  • 勝つための論文の書き方

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    読みやすく面白い本だった。
    ■問題を立てる
    ■資料を集める コーパス(資料体)の総体を知る
    ■論文を組み立てる

    著者の言う通り、ビジネスシーンでも使える考え方や手法が満載だ。残念ながら今のウチの会社では目の前の表面上の問題を対症療法で潰していくことが問題解決だと思っている人が多く、問題がそもそも立たない。自分はこんなのに流されることなく、正しいと思うことを貫こうと思う。

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    2024年02月06日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    「逆転の発想」は成功した事業者に共通するもの
    「仕事と娯楽は生活の両輪」
    「千里先」ではなく「百歩先」を見る能力にかかっている

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    2024年01月13日
  • デパートの誕生

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    21 マガザン・ド・ヌヴォテ
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    ポール・ド・コック『大都市 新パリの情景』
    ベンヤミン『パリ 19世紀の首都』

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    2023年12月15日
  • パリのパサージュ 過ぎ去った夢の痕跡

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    「パリのパサージュ」という題名であるが、普通の人にとっては、では、「パサージュ」って何?ということになるはずだ。
    それについて、筆者は「まえがきに代えて」の中に下記のように記している。
    【引用】
    ところで、パサージュを日本人に説明するときには、「まあ、日本のアーケード商店街のようなものですね」と言うのだが、そう言ってから、「いや、本当はまったくちがうものなんですが」と言い直したくなる。しかし、その実、具体的にどこがどうちがうのかを具体的に語るのは案外むずかしい。形態的にはよく似ているからである。
    ただ、形態的には同じでも、パサージュはパサージュで、アーケードの商店街はアーケードの商店街なのであ

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    2023年06月20日
  • 講談社 学習まんが 渋沢栄一 歴史を変えた人物伝

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    学習まんが渋沢栄一
     漫画ばかり読んでる暇空茜がすすめてゐたので、信用できると思って読んでみた。明かに大河をはじめとする渋沢ブームにのっかった感じ。
     伝記をよむのは好きで、明治時代に国民のためにがんばった人の話をよむと熱くなってしまふのだが、それは私がナショナリストだからかもしれない。第6話の「自愛の社会福祉」を読んだら、思はず落涙してしまった。さすがに泪もろすぎる。あと、三菱の岩崎弥太郎が悪人みたいに描かれてゐる。

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    2023年05月14日
  • ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789-1815

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    作者の考え強めで時々それほんとかな?と思うこともあったけど、人の情念をもって歴史を切ってみる見方は個人的には好き。ストーリー性が強く見えて面白かった

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    2023年05月04日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    小林さんの人柄や功績、戦前戦中戦後の日本社会(経済、娯楽、政治など)の状況が具体的に知れる有意義な本でした。

    自分の持ち駒の強み弱みを正確に把握し、社会の情勢と予測される変化を踏まえて、慎重でありつつ勇敢に目的達成に突き進む人。

    住む環境や娯楽を豊かにすることを通して社会の豊かさや発展を着実に実現してきた人。

    戦時中の政府においても、国家による統制ではなく民間の自由な活動が経済を強くするという主張を曲げなかった人。

    どの年代にこのようなパーソナリティーの土台が築かれたのか興味深い。慶應在学中か、銀行マン時代なのだろうか。

    また、小林さんが本格的に事業家として活躍し始めたのが40歳手前

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    2023年02月20日
  • 神田神保町書肆街考

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    今年、神保町では、3年ぶりに古本まつりを開催された。大勢の人が古本を手にとってパラパラめくっていた。







    そんな神保町を取り上げたのが今回の本だ。しかも著者は本好きで、様々な古い資料を集めていることで有名な鹿島茂。





    文庫というには分厚い766ページで、定価は2000円+税と他の文庫に比べて高い。




    神田神保町を取り上げようと思ったら200ページぐらいなんて済まないのだろう。





    神田という地名は、「むかし各国に一ヵ所ずつ大神宮の御供米を植える田が設定され、これを神田と称したので、武蔵国の供米田は即ち今日の神田にあったのである」と矢田挿雲『江戸から東京編(一)麹町

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    2022年12月24日
  • 『パンセ』で極める人間学

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    ビジネス書ばかりでなく、たまには哲学もと思い。丁寧に解説してくれるので読みやすく少しだけパスカルを理解できました。

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    2022年11月14日
  • 『パンセ』で極める人間学

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    人間はすべて幸福になろうとしている。しかし、自然でいると不幸になってしまう。なぜなら幸福は願望が作り出すものであり、いつでもより幸福を作り出せてしまうから。

    気晴らしがなければ、王位であっても意味がない。
    その他の気晴らしを考える余裕がないほど忙しい仕事に必要がある。
    人が気晴らしをするのは、無為と倦怠に陥らないため。無為や倦怠は悲惨と絶望の源である。しかし気晴らしに耽っていると倦怠を乗り越える方法を見失う。=神の存在を信じてキリスト教徒になること。
    「ドーダ」理論=人は、他人から認められたい、褒められたい、という願望で生きていてそれ以外にはない。ただし子供からこれを奪ってはいけない。

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    2022年08月15日
  • 世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵

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    面白かった。出口先生のお話も鹿島先生のお話も、どちらも本当に興味深く、雑誌の対談を収録した100ページ足らずの本とはいえ、とても読みごたえがあった。このお二人で、もっと突っ込んだ内容の対談をまた読みたい。

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    2021年12月01日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    阪急や東宝の創始者である小林一三の生涯をまとめた一冊。章ごとにコンパクトにまとまっていて、随所に一三翁の日記などからのいろんな書物の引用もされていて、本人の考えも知ることができ、読みやすくて分かりやすかったと思います。第二次大戦前後に、大臣にも就任されていたことは、全く知りませんでしたし、阪急のイメージが強かったのですが、後半生はむしろ東宝の事業に注力されていたことも意外。80を超えてもなお、衰えぬ情熱はすごいと感じ入りました。

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    2021年11月09日
  • 堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤

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    ネタバレ


    第二章 堀田善衛が旅したアジア 吉岡忍
    p52
     これはもう本当に堀田さんの『橋上幻像』の世界です。次々に国家から逃れて、どこに自分の居場所があるんだと探しているうちに、通過してきた言葉どれも自分のものではなくなっている。

    第五章 堀田作品は世界を知り抜くための羅針盤 宮崎駿
    p152
     ですから僕が漫画を書いたり、何かを書く時にも、これはどういった意味を持っているのか、自分はどこまで見渡してこれを書いているのか、自分がどんなに善良にこれをやりたいと思ってやったことでも、その裏側にどういう意味があるのか、それが自分がどうしてやりたくなったのか、何によって自分は突き動かされているのか、突き動

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    2021年11月08日
  • NHK「100分de名著」ブックス ユゴー ノートル=ダム・ド・パリ 大聖堂物語

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     原作は未読で、ディズニー映画でのみ内容を知っている物語。カジモドが、美麗な大聖堂から外の世界への憧れを歌う朝のシーンが大好きな作品。好きすぎて新婚旅行の行き先の1つに加えたほど。
     アニメで知っていた気になっていたけれど、原作と内容がかなり違うことに驚いた。同時に、フロローがエスメラルダのショールを半ば愛おしげに扱うシーンで感じた疑問が解けた。隊長がなかなかのクズ男だったこともびっくり。
     ユゴーが、当時まだ存在していなかった映画的視点を小説に盛り込んでいるところなど、とても興味深い。これは原作をぜひ読まなければ。最後の建築様式の説明はあまり興味がなかったので眠くなってしまったが、テキストそ

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    2021年10月27日
  • [新版] 馬車が買いたい!

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    軽い気持ちで読んだ「『レ・ミゼラブル』百六景」があんまりに面白かったので、同じ著者のものから代表作を、ということで事実上の処女作を基にしたという本書をまず選んで読んでみた。
    序文で著者自身が書いているとおり、「処女作に向かって作家は成熟する」らしく、著者の基本的な趣味嗜好が現れた本なのだろうという印象を強く持った。それは何かと言うと19世紀フランス文学への憧憬ということに尽きる。バルザック、フロベール、ユゴー、スタンダールらの小説に登場する「我らが主人公(=パリの大学生たち)」がどうやってパリに上り、どう暮らしたかを膨大な資料から解析したというものである。本書のタイトル「馬車が買いたい!」は、

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    2021年10月18日
  • エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

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    エマニュエル・トッドは、フランスの歴史人口学者・家族人類学者。1976年に、10-30年以内にソ連の崩壊を人口統計学的な手法で予想し、注目された。ソ連は実際に1991年に崩壊した。
    筆者の鹿島茂は、仏文学者で、明治大学教授。専門は19世紀のフランス文学。トッドの理論についての明治大学での講義や演習を書籍化したのが本書である。

    トッドは著作も多く、学問的には数多くの成果をあげているが、本書で主に説明されているのは、「4つの家族類型」という説明モデルである。
    縦軸に親子関係の強さをとる。縦軸の上が親子関係が強く、下が弱い。親子関係が強いとは、親子同居(必ずしも全員という訳ではない。例えば長男だけ

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    2021年09月27日
  • 文学的パリガイド

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    もう一度パリへ行けるとしたら、本書と、同じく鹿島さんの『パリのパサージュ』と高遠弘美さんの『物語パリの歴史』の三冊を持って行きたい。
    もし、そんな機会が訪れることがあるとすればだが…/

    なにしろ、目次を見るだけでわくわくする。

    「エッフェル塔あるいはアポリネール」、「シャン=ゼリゼあるいはプルースト」、「ノートル=ダム大聖堂あるいはユゴー」、「オペラ座あるいはガストン・ルルー」、「セーヌ川あるいはアナトール・フランス」、「パサージュあるいはセリーヌ」、「凱旋門あるいはモーパッサン」。

    この本からこれらの文学へ通ずる道が放射状に出ている。
    この本は、文学・歴史から見たパリのデッサンなのだ。

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    2021年08月15日
  • 渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説

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    道徳の教科書を読んでいるだが、東京商工会議所、東京海上等500社以上を立ち上げて、財を成さなかった人の言葉なのでスッと入ってくる。
    こういう考え方の人が経済団体のトップなら今のように役に立たない社外役員ばかり重んじて、全く機能しないガバナンス改革など起こらなかったと思う。

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    2021年07月30日
  • NHK「100分de名著」ブックス ユゴー ノートル=ダム・ド・パリ 大聖堂物語

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    ミュージカルからこの作品に入って、より作品の細やかな事情なども知っておきたい派の人にとって、この本はとても参考になる。
    原作を読む前にこの本を読むことで、その背景だけでなく、キャラクター一人一人の魅力もはっきりと浮かんでくる。
    本書を読むと、自分の手と目で原作を読みたくなる。

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    2021年06月16日
  • 渋沢栄一 下 論語篇

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    ネタバレ

    NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一伝の下巻「論語篇」。ドラマチックな部分はほぼ上巻「算盤篇」に収められていて、「論語篇」では財界の大物となった栄一の中年から晩年に掛けての様々な仕事、政治や民間外交との関わりがテーマごとに描かれ、最後には渋沢の私生活、特に渋沢の女性関係や渋沢家の人びとのことが描かれています。産業人にも論語の必要性を主張しその地位確立に尽力した栄一も、美しい女性には滅法弱かったという一面を見てホッとするのは男なら誰でも納得してくれるのではないか。92歳まで精力的に活躍した栄一の物語を読むと、まだまだ自分もこれから志を持って生きいきたいという活力が湧いてくる、か。

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    2021年06月15日