鹿島茂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この人は、すごいなぁ。突き詰めますね。
SMに関して、歴史・文化的考察をしているのだが、ここまで徹底して考察されると、本人は否定しているが、ある意味「変態さん」とよいのではないだろうか(これは、鹿島氏に対しては褒め言葉になる?)?
この人の書く本はとっても読みやすく、ばかばかしく、教養深く、変態チックである。
なので、僕は好きだ。
ちなみに変態は迷惑さえかけなければ悪ではないからね。
この本の面白いところは、「健全な!?」SMを解説し、現代の世俗的に受け入れられているSMの一般的見解を、「間違ってる!」と断罪している点である。
この本を読むまでは、僕も断罪される側の一員であったわけだけど、これを読んでからは、真面目にSMについて考えてみようとちょこっとだけ思った。
これで僕も変態に一歩近づいたかな?
ところで、僕は通勤電車の中でこの本を読んでいたのだが、見出しのページなんかは、一般的に言う卑猥な言葉がちりばめられているので、ちょっと恥ずかしかった。
もしかしたら、周りの人から「この人、SM趣味なのかしら」と密かに思われていたのかもしれない。
断っておくが、僕にはSMの趣味は全くありません。興味はあるが・・・。 -
Posted by ブクログ
パスカルのパンセと言う本の存在を知らなかった。たまたま雑誌の中で紹介された記事からパンセを知り、まずは100分で読める本と言うところで購入。なんとなくわかったような、わかってないような、そんな気になった本である。人は死を考えないために、いろいろな施策をしている、動き回ってると言っていいのかもしれない。常に揺れ動く時代にあって、思考も揺れ動く、何が正しくて何が間違っているかは、その時代によることもそれとなくわかる。ただ真実は人は必ず死んでいくと言う事、それも考えなくは無いのだと、漠然と思う。なんだか救いようがない気もしないでもないが、まだとりあえず生きていく。
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Posted by ブクログ
デパート発祥の地がフランスとは知らなかった。ボン・マルシェという今までなかったデパートという小売業態を作り上げた経営者アリスティッド・ブシコーの物語。
こういう初めて物語は読んでいて楽しい。店に行って好きな商品を選べる。返品制度、バーゲン、チラシ戦略、カタログ販売、などなどデパートに限らず今では当たり前のことが当時(1800年代)は出来なかった。何も買わなくて覗いて立ち去るなんて許されなかった時代。一度入ったら最後何か買わないと出れない、という売る側と客側の力関係が今とは全く違う。
そんな時代の中でブシコーが今までとは違う全く新しい小売の方法を次々と打ち出し、成功していく姿は痛快そのもの。
また販売業の革新性とともにブシコーが手掛けたのが従業員への待遇改善。福利厚生の充実や給与改革、年金制度の導入、など。こちらも今の時代で当たり前となったものばかりだ。
ブシコーが貫いたのは「誠実」さ。お客様に対して誠実であれ、というのは全ての商売に通じるものだと思う。 -
Posted by ブクログ
正直ユゴーのレミゼ読んでないです…
トム・フーパーの映画とイギリスのレミゼミュージカルコンサートしか知らないです…
(映画は私のベストムービー)
ユゴーのを読む自信がなかったのでこちらを読みました。挿絵にも興味あったし、色々知れて良かったです。
これを読んでもユゴーのは読む自信ないのでチャレンジはいつかするのかどうなのか…
でも私はクリスチャンな事もあり、最後の方の見解は少し納得いかないとこはありました。
神を信じる者が観るのと、そうではない者が観るのとでは大きく違うとこがあると感じました。
ただユゴーはどう思って書いたかは別だし、作品の受け手は色々あるのでね。
ってユゴーのは読んでないだけどね。汗 -
Posted by ブクログ
明治・大正のパリに暮らした日本人、 西園寺公望、原敬、成島柳北など11人。書きぶりは、鹿島茂にしてはちょっと素っ気なく感じられる。
たとえば獅子文六。1922年から3年間パリに暮らしたが、この頃のことはよくわかっていない。パリで知り合ったマリー・ショウミイと結婚したが、その経緯も知られていない。本人がその頃のことを多く語っていないし、それを題材にした作品もほとんど書いていないからだ。
その少ないなかに、『達磨町七番地』という短篇がある。この題名から、住んでいたのはアルマ橋近くだとされてきた。しかし、その界隈はホテルやアパートのある地区ではない。鹿島は推理する、もしかして音の似たユルム街(rue d’Ulm)? そして調べ始めると……。収穫はこれぐらい。