鹿島茂のレビュー一覧

  • 勝つための論文の書き方

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    鹿島茂という人はエッセイの面白い教授で私は好きなのですが、その一端を教えてくれる本。私も論文書いて学校を出ましたが、今思うと一発芸。これ、先に読んでおけばよかったなぁ。大学の卒論くらいならこれを読んでおけば結構手がかりになる気がします。

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    2009年10月04日
  • 『パンセ』で極める人間学

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    とてもわかりやすい解説で学ぶことが多かった。「100分で名著」で知っていた著者というのもあり、親しみもあったのかもしれない。
    著者が作った「ドーダ理論」というのはすごく印象に残った言葉。人間の行動のほとんどすべては「褒められたい」願望で解釈できる。「ドーダ凄いだろう。俺を褒めてくれ。ドーダ、参ったか!」

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    2026年03月05日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    阪急、東電、東宝などなど、本当に戦前、戦後の日本を作り上げてた方なのだな。今の東急沿線を見るにつけ、その凄さを感じる。こう言う人を立派な人というのだろうな。月並みですが。

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    2026年02月02日
  • 講談社 学習まんが 渋沢栄一 歴史を変えた人物伝

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    現在の1万円札の顔として知っておきたかったので読んでみた。
    読む前は渋沢栄一が何をした人なのか恥ずかしながら全く知らなかったが、渋沢の歩んだ人生が大まかに分かった。
    実業家としての能力が優れていたというより、渋沢の人間性や考え方に魅力があるということにフォーカスされていたように感じる。
    次は論語と算盤でも読んでみようと思う。

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    2026年01月22日
  • 「レ・ミゼラブル」百六景 増補新版

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    『レ・ミゼラブル』の大雑把なストーリーと当時の時代背景や庶民生活などを、文章2ページ&挿絵2ページ×106章で紹介・解説している本。

    各章が短くて分かりやすくて興味深くて、すらすら読み進められる。

    特に、今と違う当時の生活や文化がおもしろかった。『レ・ミゼラブル』のより深い理解に役立つ。

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    2025年12月31日
  • デパートの誕生

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    世界最初の百貨店とも言わる19世紀パリのボン・マルシェの経営史。ショーウィンドや広告といった消費欲求の喚起に直接関係する話題だけではなく、賃金制度、従業員食堂、店員の服装、従業員間の待遇格差など、労務管理に関する話題も豊富なのが特徴。そして、労務管理が消費欲求の喚起と巧みに結び付いていたことも、よく分かる。

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    2025年08月11日
  • パリの日本人

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    明治・大正のパリに暮らした日本人、 西園寺公望、原敬、成島柳北など11人。書きぶりは、鹿島茂にしてはちょっと素っ気なく感じられる。
    たとえば獅子文六。1922年から3年間パリに暮らしたが、この頃のことはよくわかっていない。パリで知り合ったマリー・ショウミイと結婚したが、その経緯も知られていない。本人がその頃のことを多く語っていないし、それを題材にした作品もほとんど書いていないからだ。
    その少ないなかに、『達磨町七番地』という短篇がある。この題名から、住んでいたのはアルマ橋近くだとされてきた。しかし、その界隈はホテルやアパートのある地区ではない。鹿島は推理する、もしかして音の似たユルム街(rue

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    2025年07月24日
  • パリの本屋さん

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    パリの街が今の姿になった歴史、パリの古書店のこと、美術館のこと、カフェのことなど興味深い内容がいっぱいでとてもおもしろかった。パリは本当に魅力がある。また訪れたくなった。

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    2025年06月21日
  • デパートの誕生

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    ●2025年6月17日、5/8に吉祥寺・外口書店で買った「デパートを発明した夫婦」を含む3冊にふせんやブックカバーをつけて、ふとこの本のレビューを過去の分から読み返してたら、このまえタモリステーションでデパ地下特集を熱心に見てたのを思い出した。そして、デパートに関する本をもっと知りたいと思ってチャットGPTに相談したらこの本をすすめられた。

    チャットGPT:
    『デパートの誕生』(鹿島茂/講談社学 術文庫)
    内容:『デバートを発明した夫婦』に加筆·改稿し、「パリ小事典」など資料が充実。19世紀パリでの都市改造や鉄道整備の背景も含め、ボン·マルシェが近代消費文化をどう創った かを包括的に解説して

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    2025年06月17日
  • NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ

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    悪の箴言からさらに理解を深めたくて読んだ!

    かなり易しく読み解いていく感じで、誰が読んでも何かしら刺さる部分がありそうな本だった。
    からこそやや物足りなさはあるかもだけど、フランス哲学初心者の私にとってはかなりありがたかった!

    より幸福を追い求めるから人間は不幸なんだって、仏教に傾倒してた私にとってはすごく受け入れ難い考え方だなと思いつつ、妙に納得することがあった
    満ち足りているって信じることは幸せだけど、そのために抑え込もうとしてきた嫉妬とか欲望とか羨望とかは向上心の源だったのかもって最近気がついて、まさにパスカルが言っていることに近い気がする
    もっと色々読んで理解を深めたくなった

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    2025年06月07日
  • 神田神保町書肆街考

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    神田神保町は、徒歩圏内というわけではないが通っていた大学から比較的近かったこともあり、学生時代よく行っていた。

    就職で東京を離れた後は、コロナ禍の2020年を除き月1回、東京へ出てきていたが、神保町に立ち寄る時間はなく、しばらくの間、足が遠のいていた。

    一昨年、十数年ぶりに東京へ戻り、再び神保町へ足を運ぶようになったが、学生時代と大きく変わっていて驚いた。当時よく行っていた古書店や喫茶店の「エリカ」は既に閉店、三省堂は建て替えのため取り壊され、書泉グランデも当時と様変わりしていた。東京堂は健在だが店内風景が当時と大きく変わっている(しかしブックカバーの掛け方は当時のままで安心した)。

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    2025年06月01日
  • NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ

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    手軽に読める。
    最後の福岡伸一教授のパスカルとデカルトとの対比構造の説明が1番読み応えがあった。
    アオアシ読み直したい。

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    2025年05月31日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    評伝というジャンルを読むのは初めて。
    家柄その他の与件が一般人とは全く違うので、自分の生き方の参考にはならないが、今も隆々としている阪急グループ各社の生い立ちを知るのは楽しかった。
    小林一三氏が見通したのは人口が増える未来。
    ご存命なら、どのような見通しを語られるのか聞いてみたいものだ。少なくとも「インバウンド!」なんて短絡はなさらないように思うのだが。

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    2025年05月31日
  • パリの秘密

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    フランス旅行前に。
    一章ごと軽めのエッセイという感じでサクッと読める。
    他で聞いたことのない知識が多く、歴史や、パリジャンが犬好きだとか馬肉をよく食べるとか初めて知ることが多かった。

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    2025年04月13日
  • 堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤

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    乱世の世をいかに生ききるか。
    平成の世、堀田善衛(ほったよしえ)はあまり読まれなかった。けれども一周回って、今こそ読まれるべき時代になっているのではないだろうか。

    池澤夏樹、吉岡忍、鹿島茂、大高保二郎、宮崎駿という現代の知識人が、如何に堀田善衛に惚れ影響を受けてきたか語り尽くした新書である。これは、富山県の高志の国文学館の特別展の図録になっている。絶妙の堀田善衛入門にもなっていた。

    堀田善衛の青春時代に親交があったのは、池澤夏樹の父親たちマチネ・ポエティックという詩人グループであり、その関係からその前半生を語っている。昭和の初めから戦後間も無い頃の文学を語る上で、堀田は幅広い親交があり、か

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    2025年04月09日
  • 箴言集

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     『パンセ』『エセー』からの本書。モラリスト文学面白し。ハマりそう。

     因みに個人的に気に入ってる箴言は、

      趣味が変わるのを見ることはよくあるが、性癖
     が変わるのを見ることはめったにない。

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    2025年01月15日
  • パリの日本人

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    「パリで暮らすこと」それは大変だと思う。それでもパリにしがみつくように暮らしてきた人も、日本に帰りたくなかった人も。興味深い。

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    2024年12月07日
  • 『パンセ』で極める人間学

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    パンセの思考の大枠を掴むことができる。人間は物理的にはか弱い動物だが、「考える」ことができるため、自然や動物を圧倒することができる。「考える」ことは発明や進歩を促進し、善く生きることに繋がるが、虚栄や欲望など、負の側面も併せ持つ。将来の脅威や悲惨を考えずにはいられない(このあたりはストア派の思想の影響を感じる)。自分の感情を客観的に理解することで、ただ人間の尊厳である「考える」ことに没頭したい

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    2024年09月29日
  • 怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史

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    ネタバレ

    彼が"ナポレオン"を背負って生まれなければどうなっていたのだろうか?
    彼にとって家名、というより叔父の名は人生を縛り続ける鎖であり、生きる目標や誇り(こだわり?)ともなり、世に出る際には大きな助けともなった。人生の最後までも晩年の叔父の敗北と再起をなぞろうとするかのようにも見える。"ナポレオン"ではない彼を想像できないほど人生と家名が一体化している。こういった人物は珍しいのではないだろうか?
    名家の出や、有能な父祖と同じ職業に就いている人達なら彼の生い立ちや人生について私とは違った気持ち、実感でこの物語を読むのだろうか。

    本書は国内外の研究書や資料を参

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    2024年07月07日
  • NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ

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    「幸福とは何か」
    暇になると、人間は不幸になる。なぜなら生きている意味を否定されるから。忙しい方がまだマシ。忙しいから、気晴らしができる。気晴らしこそ人生。

    地位が上がると、真実から遠ざけられていく。なぜなら、耳触りが良くて口当たりがいいことしか言わない部下がまわりに集まってくるから。

    真実は人を傷つけるから、たいていの人は「真実という薬」をくれた人にひそかな恨みを抱くようになる。
    →職場で上司の悪口がよく出るが、ほとんど改善されることがないのがいい例。実際言えないし、言った所でその人との関係性が悪くなり自分が不利になるってことが殆どだから。この「上司」を自分に当てはめると、非常に怖い。自

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    2024年06月09日