司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 竜馬がゆく(七)

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    いろは丸でのくだりもそうであるが、「法」によって争いごとを解決しようとしたり、倒幕後の新しい国を治めようという竜馬の考え方が、新しい日本という国に繋がっているのだと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。
    また、血を流さずに回天を成す「大政奉還」をここで実行しようというのも、竜馬という人物の大物たるところなのだと思う。

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    2024年05月06日
  • 竜馬がゆく(六)

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    ついに薩長同盟が成った。
    日本というひとつの国を作るという竜馬の構想がまた一歩着実に進んだ。
    おりょうへの言葉も良かった。

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    2024年05月03日
  • 馬上少年過ぐ

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    ひさびさの司馬遼太郎。幕末2篇、戦国〜江戸初期5篇。歴史を動かす人物、歴史の動きの中で翻弄される人物を描かせたらやはり天下一品。歴史の中でどのような大きさの役割を果たした人物なのか「この程度がこの人物の限界だろう」などとバシッと裁定する視点は厳しくもあるけれど、「この程度」であるところにこそ英雄になりきれない人間味を描いたり尋常でない英雄の中に人間味を描いたりするのが司馬遼太郎の面白さ。どれも良かったけど特に面白かったのは宇和島藩の支藩伊予吉田藩を描いた『重庵の転々』かな。

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    2024年05月02日
  • 坂の上の雲(一)

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    好古はドイツで修行中、本当はフランスで修行したいところだが単独修行
    真之は海軍少尉になって、軍艦吉野の乗組員になった。軍艦吉野は清国が誇る定遠、鎮遠ごろしの猟犬とされる小型ではあるが速力のある英国産軍艦
    子規は喀血、肺炎により病床にいる。元気ではあるから、よく食べるしよく野球をしている。
    世界各国が列強国に負けじと国力を上げている最中である。明治二十六年。

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    2024年05月02日
  • 坂の上の雲(八)

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    5巻を読んでいる頃、根岸にある子規庵を訪ねました。小さな日本家屋と季節の草花が植る庭から、子規の創作活動と家族3人での暮らしが想像できます。
    日本海海戦から帰った真之は、この子規のいなくなった家を訪ねます。しかし、家の前まで行っても、戸を叩き、子規の母と妹に会うことはありませんでした。
    真之は子規の家の前で何を思ったのでしょう。あの静かな路地にある真之の後ろ姿を想像すると、なんだかとても切ない気持ちになりました。

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    2024年04月21日
  • 関ヶ原(下)

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    天下分け目の決戦を小説として読むことができ、非常に面白い内容だった。結局人は利で動かされるのは、いつの時代もこれが人間の性分かと思うとある意味辛くもあるが、考えさせられることが多い。石田三成の生き様をもう少し深掘りして歴史を学んでみたい。

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    2024年04月21日
  • 「明治」という国家[新装版]

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    司馬史観の集大成として、明治国家を概観する。
    歴史が横でつながる。

    ◯三人の国家設計者
    ・改造:小栗豊後守忠順(上野介)
    ・解体:勝海舟
    ・文明という普遍性:福沢諭吉

    ・小栗上野介による横須賀ドックで、江戸幕府は土蔵付の売家に。

    ◯藩の多様性
    ・薩摩:物事の本質をおさえておおづかみに事を行う政治家や総司令官
    ・長州:権力操作に長け、官僚機構をつくり動かす
    ・土佐:野にくだり、自由民権運動(長曾我部家から続く一領具足の郷士)
    ・佐賀:実直で有能な事務官(鍋島家の長崎警備かたの軍洋式化、学問・科学技術発達)

    ◯廃藩置県
    ・津田出による和歌山でのミニ明治国家

    ・廃藩置県の鎮魂としての荒城の

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    2024年04月30日
  • 関ヶ原(中)

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    いよいよ決戦に向けて各人の思惑や思考が表出され出してきて面白くなってきた。戦いの前の作戦や分析が垣間見られ出してきて歴史から勝敗の結果だけはわかっていても、そこに至るまでのプロセスや登場人物たちの心情の機微を楽しみたい。

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    2024年04月18日
  • 夏草の賦(下)

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    ネタバレ

    「夏草」は芭蕉の有名な句から
    「賦」は歌や詩

    まず、素晴らしいタイトルだと思った。

    急に来た歴史 戦国武将ブーム(自分の中で)
    織田信長 豊臣秀吉 徳川家康 ではなく、もっとマイナーなところを攻めたい(歴史を知っている方からすれば有名で怒られるかもしれませんが)

    まずは、長曾我部元親。天野純希さんの「南海の翼」がおもしろかったので、司馬遼太郎さんの今作を読ませて頂きました。

    司馬遼太郎さんの本は、なんせ上・中・下 ㈠㈡㈢・・・と大作揃いで敬遠しがち、坂の上の雲って面白そうだと思った時もありましたが、勇気がなく撤退しました。

    今作を読んで、「え、全然堅苦しい感じじゃないぞ」「違う作品も

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    2024年04月16日
  • 新史 太閤記(下)

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    とにかく秀吉がイキイキしていてかっこいい。
    違う価値観を作り、天下をとる。
    当然、簡単ではないよなぁ。

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    2024年04月08日
  • 夏草の賦(上)

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    四国を切り取った長曾我部氏。その中でも元親は非常に有名である。
    元親視点から進んでいくのかと思いきや、まさかの嫁視点からとは驚いた。そもそも元親の嫁が菜々という織田家の家臣明智光秀に縁のある人物であるというのも初めて知った、、、

    元親の視点は意外と少なく菜々の視点から描かれていて、元親の主観ではなく菜々の客観的な視点から多く内容が進んでいるように感じられ当時の四国という状況をより分かりやすく理解できた。

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    2024年03月26日
  • 花神(下)

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    ようやく、なぜ「花神」なのか分かった。死に方も、蔵六らしい。
    解説にもあるように、司馬は変革期を描きたかったらしい。そういう意味では、今一度、もっと読まれても良い作家かもしれない。大村の先見の明も。

    次は松蔭&高杉かな。

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    2024年03月23日
  • 故郷忘じがたく候

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    司馬遼太郎さんの言葉は古びることなく生き生きと今ここで語りかけているように届く。
    1976年に刊行された文庫の新装版。
    16世紀末の朝鮮の役で日本に連れてこられた陶工たち、そのまま鹿児島で生き続ける子孫たちとの出会いと交流。
    幕末の世情に翻弄され奥州遠征した一人の長州藩の男の最期。
    細川ガラシャの生涯。
    歴史を語りながら、多くのことを考えさせてくれます。

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    2024年03月22日
  • 坂の上の雲(七)

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    ネタバレ

    最後の章、宮古島、日本人の中でバルチック艦隊を最初に発見した人、それを宮古島から無線がある石垣島までカヌーで伝えに行った人たちのエピソードはここまでのお話しで一番興味深く読み応えあるものでした。

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    2024年03月21日
  • 坂の上の雲(七)

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    奉天会戦でロシア軍を辛くも退けることに成功し、残すは日本海海戦のみ!
    バルチック艦隊がどのルートを辿るのか秋山真之は頭を悩ませたけど、国家の存亡をかけた大一番、とんでもないプレッシャーに違いないですよね。

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    2024年03月20日
  • ロシアについて 北方の原形

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    某所読書会課題図書:シベリアを中心に東方のロシア、南方の蒙古、中国の動向を非常に長いスパンで詳述したものだが、知らない事実が満載で楽しめた.ウクライナがある意味でロシアの原点であるとの指摘もあり、2022年2月に始まったウクライナ侵攻も歴史的な考察が必要だと感じた.シベリアに進出したロシアが日本の存在を知り、様々な工作を仕掛けてきた歴史的事実も、現代人として知っておく必要があろう.工藤平助(1734-1800)などあまり歴史の表に出てこない人物に注目していることに感心した.イルクーツクという地名は、小生が小学生時代 我が家によく来ていたおじさんがイルクーツクにいたことを話してくれたことを思い出

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    2024年03月17日
  • 故郷忘じがたく候

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    沈寿官、世良修蔵、細川ガラシャの司馬先生の講義。聴いているようで楽しかった。沈寿官、世良修蔵は知らなかったがとても興味深く、細川ガラシャと細川忠興の関係が思っていたのとは全く違う新解釈、司馬先生が正しい気がする。はちょっと驚く。

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    2024年03月16日
  • 竜馬がゆく(七)

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    5寄りの★4つです
    竜馬がついて無さ過ぎます。。
    また船を無くしてしまい、可哀想です。
    後半はとうとう岩倉具視が登場!
    更に大政奉還!

    司馬さんの本読みやすいです。
    飽きないのが良いですね

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    2024年03月13日
  • 竜馬がゆく(五)

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    幕府による神戸海軍塾の解散。壮大な計画がダメになってしまった時に、カンパニーを作ろうという発想が持てることがすごい。勝先生と竜馬、好きだなぁ。

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    2024年03月10日
  • 竜馬がゆく(一)

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    坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
    さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。

    その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物であったのであろう。

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    2024年03月09日