司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(三)

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    ネタバレ

    坂の上の雲、3巻。
    以下、ネタバレ。


    この巻の序盤で、正岡子規が亡くなった。
    子規についての知っていたこと、そのイメージが、この小説によって大きく更新されることになった。
    いろんなところへ出掛けて、自分の感覚でこの世界の様々を、見て触れて知って解りたいと思っていたのだろうか。
    限られた字数で紡ぐその世界を、写実的であることにこだわったという事実が、夭折した彼を思う時、なんとも切ない。

    さてさて、物語は遂に日露戦争開戦へと突入する。

    秋山好古は陸軍騎兵のエキスパートに、
    弟真之は海軍参謀に。

    彼らの活躍はもちろんだが、
    今回の巻も周辺の人々についての記述が大変多く、しかも充実している。

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    2024年07月01日
  • 新選組血風録 新装版

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    新選組、近藤勇、土方歳三、沖田総司。
    名前は知ってるけれど…程度の知識しかありませんが
    1人の隊士にスポットを当てて、進んでいくので、どの話も読みやすかったです。

    そんな理由で斬られるなんて…と思う場面もありますが
    組内の結束を強めたり、規律を正すためには必要なことだったんだなと思います。
    強い絆で結ばれているようで、常に誰かを疑っていないといけない緊張感。
    その中にも、時々見える人間味がよかったです。

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    2024年06月30日
  • 街道をゆく 1

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    ネタバレ

    湖西のみち、では、朽木村の話。昔車でいったが山深く、朽木氏と信長の話など面白かった。
    竹内街道では筆者の青春期の話など、とても面白かった。

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    2024年06月27日
  • 覇王の家(上)

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    家康はじめ信玄や信長など武将たちの性格の違い、それによる国の治め方、戦のしかたが生き生きとリアルに描かれていて、直接インタビューしたんですか?!って言いたくなる。
    司馬遼本人は家康があまり好きではないらしく、その保守的性格や名門好きなどをほんのりディスっている。三河侍の排他的で滑稽なほど忠義なところも好きではないらしい。
    私も信長の方がいいな…

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    2024年06月27日
  • 故郷忘じがたく候

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    司馬遼太郎が、薩摩焼14代沈壽官を取材して書き上げた短編。秀吉による朝鮮の役で日本へ連れてこられた陶工たちの、歴史に翻弄されながらも、誇り高く生きる姿が描かれている。薩摩藩の心意気と司馬遼太郎の沈氏に向ける尊敬の眼差しも感じ、心温まる物語である。

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    2024年06月26日
  • 功名が辻(一)

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    【なぜ】尊敬する人が好きな作家本
    【どう】3.5点の★4
    最強素質の持ち主「千代」が主人公でも面白くなりそう。
    人の名前を覚えるのが苦手なため、読むのに時間がかかるが慣れていこう。

    一豊:成長過程と器の変化。
    千代:圧倒的戦略家、人脈形成、傾聴力、ポジティブ思考という最強素質の持ち主。これは強いり
    秀吉:側近を持たず(持てなかった)出世するために必要なスキルと自分の強みをうまくマッチさせた自己啓発成功人間に見える笑

    【学び、備忘録】
    ・ありふれた教訓に本当に感銘するわけでなく部下を満足させる返答をする。この姿勢は是非見習いたい。

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    2024年06月23日
  • 梟の城

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    秀吉の時代の末期。秀吉を討つことを命じられた伊賀忍者の葛籠重蔵と伊賀を捨てて侍になった風間五平。二人の伊賀者を中心に、冷酷な忍の物語が繰り広げられる。登場人物がどれも魅力的で、また、忍の生き方がとても格好いい。長編の歴史小説だが、あっという間に世界観にのめり込んだ。

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    2024年06月21日
  • 竜馬がゆく(一)

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    ①江戸への門出
    ②黒船の出現、海外列強、国内情勢の自覚
    ③出会い
    列車や、車が整備されていない中で、物流の中心はやっぱり海運であり、そこに船が好きな理由があったのでしょうか。

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    2024年06月18日
  • 関ヶ原(下)

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    個人的に、初めて読んだ歴史小説がこの作品。
    物語の時代の視点で描かれながらも、時折現代の筆者の視点に移ることで、史実を客観的に捉えながら、かつ当事者たちの視点で歴史を体感することができた。
    関ヶ原合戦という一つのテーマに対して、合戦に関わった大小様々な大名たちの視点から多角的に描かれているのが印象的だった。
    角度を変えると物の見え方が変わることの再認識と、"唯一絶対の解釈"が存在しない歴史の奥深さに感動した作品。
    単に"歴史上の人物"として認識していた戦国大名たちも、一人一人が生身の人間であることを実感し、また言葉の描写の美しさにも心を惹かれた。歴史小説

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    2024年06月17日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    久しぶりに読んだ司馬遼太郎作品。
    幕末の動乱期は血生臭いですが、日本の大変革期であり英傑が多数輩出された時代ですので個人的には非常に好きな時代です。
    で、大政奉還の当事者である慶喜に関心を持ち、読みました。途中、実際に京都の二条城を訪れるなどしたので時間がかかってしまいましたが、最後の将軍になるべくしてなった人物であると強く思いました。さらに幕末を深く知りたいと思えた一冊でした。

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    2024年06月15日
  • 竜馬がゆく(七)

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    安定した面白さ、そろそろクライマックス!何度も思ったけど、やっぱりこの竜馬、もてるぅ〜!龍馬を好いてる女子、これで3人目くらいじゃない?大政奉還も、そろそろ!
    次巻で、終わり。焦る。

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    2024年06月14日
  • 坂の上の雲(三)

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    日露戦争で勝たなければ対馬と北海道はロシアのものだったなんて考えただけで恐ろしい
    30数年前までちょんまげを結っていた弱小国家が精一杯の背伸びして知恵を使って強大なロシアに挑んでいる
    これからですが。

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    2024年06月12日
  • 梟の城

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    たまに寝たりするけど通勤途中に読んでいるが、久し振りの司馬遼太郎は面白かった。
    読み始めから引き込まれて、伊賀や甲賀忍者の習わしや歴史は、結構詳細な説明もあり漢字も難しいので、作者の調査に基づく言いたかった内容や意図はどこまで理解できたか分からないけど興味深かった。
    これは子供の頃によく観てたテレビの仮面の忍者赤影やカムイの影響が少なからずあるよね、凄く格好良かったから。
    実際はどうなんだとか、まあ実際は分からんけど。
    ただ終盤に向けての男と女の気持ち、この様な時代の封建的な環境下だからなのか、チョット長かったな。
    だけど結末は読者が望んだものに近いと思う。
    あ、感想書いてたら電車乗り過ごして

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    2024年06月07日
  • 覇王の家(上)

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    『古今東西の良き例をまねるゆえ、一つ癖に陥ることがない』
    『天才ではない者は己の知を張り出さずひとの良きものを学ぶ』
    『幾つかの解釈が族党内の知恵者のあいだで百出することを好む』

    まさに、平凡な者が大成するためにまねるべき人物なのだろう。

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    2024年06月02日
  • 草原の記

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    モンゴルについての司馬遼太郎氏の随想
    胡服・匈奴というあたりについての話から始まり、途中からは司馬さんのガイドを務めたツェベクマさんのルーツの話が中心になっていく。ツェベクマさんを指導した高塚シゲ子さんの話も大変興味深い。
    なぜモンゴルでは中国のことをキタイと呼ぶのか、ハンガリーを中国語で匈牙利と書く理由なども非常に興味深かった。
    終章の「帰ってくる話」の中に、ナーダムの話や、ベトナム戦争に送られた馬が(帰巣本能が無いはずなのに)モンゴルに帰ってきた話などが載っているのもよかった。

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    2024年06月01日
  • 坂の上の雲(一)

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    先日訪れた、松山の坂の上の雲ミュージアムでとても興味を惹かれたので、帰ってきてすぐポチった坂の上の雲全8巻。

    歴史小説に昔から疎いこともあり、
    恥ずかしながら司馬遼太郎さんは初読なのだが、1巻を読み終えた現時点では思ってたんとちょっと違っていた。
    もっと劇的でドラマティックな筆致なのかと勝手に想像してたんだが、小説だということを忘れそうになるくらいドキュメンタリータッチでドライだな、と思った。

    さてさて、さっそくこの1巻、
    本編の感想。

    正岡子規については、学生時代の勉強でふんわり知っており松山在住の頃にも馴染みのある偉人ではあったが、秋山兄弟については数年前に聴いてめちゃくちゃリピート

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    2024年05月30日
  • 覇王の家(下)

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    とても面白かった。下巻を見てもやっぱり家康だった。気になったのは石川数正。恥ずかしながら、秀吉に降ったことを知らなかった。徳川的閉鎖体制の犠牲者。まさにその通りだと思う。
    あとがきで司馬遼太郎さんが家康を「かれの生涯は独創というものがほとんどなかった」と書いている。彼らしいですね。

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    2024年05月29日
  • 竜馬がゆく(二)

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    竜馬江戸を去り故郷に戻る。その道中内大臣三条実万(さねつむ)卿の家臣、水原播磨介(はりまのすけ)と同行する。泥棒、寝待ノ藤兵衛とも一緒。播磨介は幕吏にとらえられ竜馬は播磨介から預かった密書を三条卿に渡そうとする。尊王思想から出た行動である。お田鶴さまと良い仲になった竜馬は故郷に帰り学問をする。絵師の小竜先生に、西洋の事を学び、「西洋と対抗する第一は、まず産業、商業を盛んにせねばならぬ。それにはまず物の運搬が大事であり、あの(ペリーの)黒船が必要じゃ。」という。桜田門外の変起きる。竜馬の友人、武市半平太、倒幕の必要性を説く。土佐勤王党結成。那須信吾、参政 吉田東洋(土佐藩の親幕派家老)を斬る計画

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    2024年05月28日
  • 竜馬がゆく 8

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    結構表現がグロいところもありますが、お侍さんなので仕方ないか。薩長土肥がどのようにして纏まってゆくのか、今後が楽しみです!

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    2024年05月26日
  • 覇王の家(下)

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    ネタバレ

    下巻は、ほとんどが小牧・長久手の戦だけでした。一番最後に家康の死に際をやりました。それ以外は、小牧・長久手で活躍した武将(安藤直次、本多忠勝、石川数正など)について細かく記してくれていました。
    小牧・長久手の戦いの前に、織田信雄の家老3人がすでに秀吉に籠絡されており、戦う前から家老が処分され大打撃を受けながらも、家康は池田勝入斎や森武蔵守長可の中入りを撃破するなど勝利を手に入れる。
    秀吉側は、勢いに乗る軍勢ではあるが、ぐらぐらな城壁のような状態で、まだ安定していない。このため、命令を聞かず、半分押し切られる感じで、岡崎への中入りを許してしまう。また、西の勢力の島津や長宗我部がいつ軍勢を向けるか

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    2024年05月22日