司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 殉死

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    乃木希典・日露戦争で苦闘した司令官は輝ける英雄として称えられた。そして、明治帝の崩御に殉じて、その妻とともにみずからの命を断ったのはなぜか。

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    2024年07月23日
  • 坂の上の雲(四)

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    まるまる日露戦争
    旅順攻撃とんでもない愚かさ
    著者の乃木・伊地知軍に対する辛辣な紹介に当初は過剰だと感じたけど、読み進めると著者が優しく思えるほど苛立ちを覚える
    何をしているんだよ全く
    技術や能力、数で圧倒的に劣っているにも関わらずスピリチュアル的な、スポ根的なノリで戦争に勝てるわけがない
    それ以外の海軍、陸軍はようやっとる
    記者に対する待遇で日本の株価が暴落し、戦費を稼ぎにくかった話とかロシアの名将クロパトキン1人の動揺によって勝ち戦も逃してしまったりするところがなかなか面白い。

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    2024年07月22日
  • 国盗り物語(一)

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    ダークヒーローのピカレスクロマンのようであり、チートキャラのなろう系のようでもあり、島耕作的な出世と女の物語のようでもあり。
    そして司馬先生この頃絶好調だったんじゃないかと思わせる筆の乗り方。最高のエンタメ小説!
    個人的には島耕作要素はもうちょっと少なめでいいけど、二巻でもまだ続くんだろうな…

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    2024年07月18日
  • 竜馬がゆく(七)

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    薩長同盟後、いよいよ大政奉還も見え始めるところ
    までが描かれる。全8巻ものの7巻目。

    亀山社中改め海援隊の、いろは丸を巡る事件。
    武市半平太を処した土佐藩(後藤象二郎)との対面。列島を駆ける中岡慎太郎と四賢候会議に、容堂公。
    そして、竜馬の集大成とも言える「船中八策」草案。

    一歩間違えると日本は異国と同様、植民地になりかねないという、緊張感高まる時勢の最中、これまで
    土佐藩に苦しめられた竜馬が、最後に土佐藩をもってして大政奉還を幕府に迫るというのが何とも。

    ここまで長かった物語も、気づけばあと1巻。
    つまりは暗殺まであと僅か。司馬遼太郎が描く、
    幕末の英傑の最後の勇姿、見届けたいと思います。

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    2024年07月15日
  • 坂の上の雲(八)

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    開国から30年あまりでロシアと戦わなければならなくなり死に物狂いで戦い綱渡りの様な状況とロシアの自滅
    もあり勝った。
    負けていたらと思うとおそロシア!

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    2024年07月12日
  • 新選組血風録 新装版

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    新選組の隊士の短編集
    メジャーな人から、そんなに有名ではない人まで色々
    掲載順がエピソードの時系列ではないので多少わかりにくいところがある


    ・油小路の決闘
    伊東甲子太郎の離脱のあれこれを、篠原泰之進の視点で

    やはり伊東甲子太郎は小賢しいというか、何と言うか


    ・芹沢鴨の暗殺
    芹沢鴨の初期からの悪行と暗殺に至るまでのあれこれを、土方歳三の視点で

    宿場町で宿の割当てミスで建物を燃やしたり、力士と揉めて暴れたり、新選組の立ち上げ以降も勝手に金策したりとやりたい放題なわけだけれども
    どこか愛嬌もあるように描かれている
    でもまぁ近藤や土方からしたら邪魔者でしかないわなぁ


    ・長州の間者
    商家の娘と恋仲になり、身を立てるために長州の間者として新選組に入隊した浪人 深町新作

    長州側から碌な情報を与えられず
    同じく新選組に潜んでいるという長州の間者同士で対決させられ、結果的に二人共粛清されるというね
    なんとも悲しい物語ですなぁ

    恋仲になった娘は壬生狼を忌み嫌っていて、でも実際は新選組ではなく長州側なんだと弁明したいけど、それでも結局同じだろうと


    ・池田屋異聞
    監察 山崎烝の昔からの因縁を池田屋事件まで描いている

    大阪の町道場での禍根の相手 ]大高忠兵衛
    実は山崎烝は忠臣蔵の赤穂浪士から脱落した子孫で、大高は赤穂浪士の子孫

    山崎さんの来歴って史実なのか?
    史実だとしたらそんなもの、どうやって証明するのでしょうね?

    ってか、この短編集では山崎烝が何かと登場する
    主に土方さんからの命が下される感じで
    役職もあるのでしょうけど、何と言うか苦労人って感じがするなぁ


    ・鴨川銭取橋
    武田観柳斎についてのお話

    一言で表すなら、小賢しい ですねぇ
    もしくは小悪党?小者?


    ・虎徹
    近藤さんの刀が虎徹ではなかったけど、斬れるならそれが本物の虎徹としてとするお話
    本物でも斬れなければ虎徹ではないとするのもまぁ近藤さんの正確を表しているのだろうなぁ


    ・前髪の惣三郎
    美男子の新入隊士 加納惣三郎のお話
    同期の田代彪蔵に男色の世界に引き込まれ、果ては隊内に衆道の嵐を巻き起こす

    大島渚の映画「御法度」はこのエピソードと、後に収録されている
    「三条磧乱刃」の人物を入れ替えたのが原作となっている
    松田龍平が新人賞を総ナメしたという事だけど、結構な棒読みだったけどね?

    「いい加減、女を経験させてこい」と山崎烝が土方さんに指示され、遊郭に連れて行ったら今度は山崎烝が惣三郎に言い寄られる展開になるあたりが前述の苦労人を感じさせるんだよな

    映画では近藤さんも惣三郎を気に入ってウキウキしているような描写があったように感じたけど、原作だとそこまでの感情は伝わってこない
    似たような事は書かれてあるのに、何ででしょうね?
    私の読解力の問題か?


    ・胡沙笛を吹く武士
    奥州浪人 鹿内薫のお話

    寡黙で実直な隊士が恋をしたら、最初は上手くいくが死を恐れるようになり、結果粛清される
    これもまた悲しい物語ですねぇ
    幹部連中も外に女を囲ってたりするのにね
    まぁ、それで命を惜しむようになっていないからいいのか?


    ・三条磧乱刃
    初期メンバーなのにほぼスポットが当たらない井上源三郎との拘りを、新入隊士国枝大二郎視点で

    剣の腕はそれほどではないけれども、新選組の幹部たちとは試衛館の頃から付き合いがあるために優遇されている井上源三郎
    稽古姿を尊攘浪士から侮られた事件をきっかけに、二人は自ら始末をつけに相手の元へ切り込んでいく

    前述の通り、「御法度」では国枝の立場を惣三郎に入れ替えてエピソードが盛り込まれている


    ・海仙寺党異聞
    中倉主膳の仲介で入隊した長坂小十郎のお話

    中倉は女絡みで醜態を晒して切腹させられ、長坂は然程親しくはなかったが仇を打つはめになる


    ・沖田総司の恋
    沖田が仄かに想っていた娘との恋路を周囲の人があれこれと介入した結果ぶち壊しになっていまうお話

    沖田が通っていた町医者のところの娘
    片想いでよかったのにという気持ちはよくわかる


    ・槍は宝蔵院流
    斎藤一視点だけど、描かれているのは槍術師 谷三十郎と、後に近藤の養子となる周平の顛末

    権力者に取り入って自らも某かの力を持ったかのように錯覚する輩の何と多いことでしょう


    ・弥兵衛奮迅
    薩摩郷士 富山弥兵衛の壮絶な物語

    喧嘩で芸州藩士を斬って富山弥兵衛は薩摩藩にいられなくなってしまったので、伊東甲子太郎の仲介で新選組に入隊する
    情勢柄、薩摩の動きには敏感にならざるを得ず、土方は薩摩の間者を疑う
    しかし、素朴な人柄に魅かれて警戒を解くが、実は……

    富山の最期が、まるで武蔵坊弁慶のよう


    ・四斤山砲
    自称 永倉新八の師匠筋と名乗る大林兵庫を巡るお話

    永倉新八に覚えはないが、そういうものとして受け入れられ
    砲術に長けているという事から砲術頭に抜擢される
    しかし、それまで砲術頭だった阿部十郎との確執ができる
    そして、大林の化けの皮が剥がれるまで

    この話が一番ユーモラス
    砲術対決で五間の差で砲術頭をすげ替えられるというエピソードの前振りがあり
    その飛距離の差の理由があり、最期のところでいいように翻弄されるまでの構成が見事だなと思う


    ・菊一文字
    沖田の刀 菊一文字のお話

    研ぎに出した刀の代わりにと受け取った菊一文字
    帰りに陸援隊士戸沢鷲郎に襲われるが、刀を抜かずに逃げおおせる
    借り物であるが故に躊躇ったというが、刀屋は菊一文字をただで沖田に譲る
    しかし、その後も沖田は菊一文字を使おうとしない

    多分、そんな沖田だから菊一文字を譲ったんじゃないのかなーと思ってしまう
    人を斬る道具として評価する近藤、隊の象徴として利用する土方
    それに対して、沖田は刀を美しいもの、歴史に想いを巡らすものとして扱っていて三者三様の性格の違いが伺える

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    2024年07月10日
  • 坂の上の雲(三)

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    ネタバレ

    坂の上の雲、3巻。
    以下、ネタバレ。


    この巻の序盤で、正岡子規が亡くなった。
    子規についての知っていたこと、そのイメージが、この小説によって大きく更新されることになった。
    いろんなところへ出掛けて、自分の感覚でこの世界の様々を、見て触れて知って解りたいと思っていたのだろうか。
    限られた字数で紡ぐその世界を、写実的であることにこだわったという事実が、夭折した彼を思う時、なんとも切ない。

    さてさて、物語は遂に日露戦争開戦へと突入する。

    秋山好古は陸軍騎兵のエキスパートに、
    弟真之は海軍参謀に。

    彼らの活躍はもちろんだが、
    今回の巻も周辺の人々についての記述が大変多く、しかも充実している。
    小説なら許されるはずのケレンみは本当に少ない。主人公に関わる人々の細かな描写やエピソードを重ねて彼らの人となりを浮き上がらせるような所もあるのだが、その効果以上に、とにかく出てくる人物についての記述がたいへん細かい。こんなにたくさん、よく調べたなぁ…。
    だから時々退屈だなと感じる部分も正直あるのだが、海戦の迫力などはその確かな描写でしっかり引き込まれるので、なんだか情緒が忙しかった。
    閉塞作戦に携わった広瀬武夫や、
    露のマカロフ中将…、
    既知の内容の隙間を埋める壮絶な最期だった。

    ここから先、陸の戦いが激しさを増してくる日露戦争。
    さて、どんなふうに描かれるのだろう…。
    続きが楽しみ。

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    2024年07月01日
  • 新選組血風録 新装版

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    新選組、近藤勇、土方歳三、沖田総司。
    名前は知ってるけれど…程度の知識しかありませんが
    1人の隊士にスポットを当てて、進んでいくので、どの話も読みやすかったです。

    そんな理由で斬られるなんて…と思う場面もありますが
    組内の結束を強めたり、規律を正すためには必要なことだったんだなと思います。
    強い絆で結ばれているようで、常に誰かを疑っていないといけない緊張感。
    その中にも、時々見える人間味がよかったです。

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    2024年06月30日
  • 街道をゆく 1

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    ネタバレ

    湖西のみち、では、朽木村の話。昔車でいったが山深く、朽木氏と信長の話など面白かった。
    竹内街道では筆者の青春期の話など、とても面白かった。

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    2024年06月27日
  • 覇王の家(上)

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    家康はじめ信玄や信長など武将たちの性格の違い、それによる国の治め方、戦のしかたが生き生きとリアルに描かれていて、直接インタビューしたんですか?!って言いたくなる。
    司馬遼本人は家康があまり好きではないらしく、その保守的性格や名門好きなどをほんのりディスっている。三河侍の排他的で滑稽なほど忠義なところも好きではないらしい。
    私も信長の方がいいな…

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    2024年06月27日
  • 故郷忘じがたく候

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    司馬遼太郎が、薩摩焼14代沈壽官を取材して書き上げた短編。秀吉による朝鮮の役で日本へ連れてこられた陶工たちの、歴史に翻弄されながらも、誇り高く生きる姿が描かれている。薩摩藩の心意気と司馬遼太郎の沈氏に向ける尊敬の眼差しも感じ、心温まる物語である。

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    2024年06月26日
  • 功名が辻(一)

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    【なぜ】尊敬する人が好きな作家本
    【どう】3.5点の★4
    最強素質の持ち主「千代」が主人公でも面白くなりそう。
    人の名前を覚えるのが苦手なため、読むのに時間がかかるが慣れていこう。

    一豊:成長過程と器の変化。
    千代:圧倒的戦略家、人脈形成、傾聴力、ポジティブ思考という最強素質の持ち主。これは強いり
    秀吉:側近を持たず(持てなかった)出世するために必要なスキルと自分の強みをうまくマッチさせた自己啓発成功人間に見える笑

    【学び、備忘録】
    ・ありふれた教訓に本当に感銘するわけでなく部下を満足させる返答をする。この姿勢は是非見習いたい。

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    2024年06月23日
  • 梟の城

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    秀吉の時代の末期。秀吉を討つことを命じられた伊賀忍者の葛籠重蔵と伊賀を捨てて侍になった風間五平。二人の伊賀者を中心に、冷酷な忍の物語が繰り広げられる。登場人物がどれも魅力的で、また、忍の生き方がとても格好いい。長編の歴史小説だが、あっという間に世界観にのめり込んだ。

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    2024年06月21日
  • 関ヶ原(下)

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    個人的に、初めて読んだ歴史小説がこの作品。
    物語の時代の視点で描かれながらも、時折現代の筆者の視点に移ることで、史実を客観的に捉えながら、かつ当事者たちの視点で歴史を体感することができた。
    関ヶ原合戦という一つのテーマに対して、合戦に関わった大小様々な大名たちの視点から多角的に描かれているのが印象的だった。
    角度を変えると物の見え方が変わることの再認識と、"唯一絶対の解釈"が存在しない歴史の奥深さに感動した作品。
    単に"歴史上の人物"として認識していた戦国大名たちも、一人一人が生身の人間であることを実感し、また言葉の描写の美しさにも心を惹かれた。歴史小説、そして司馬遼太郎作品に強い関心を抱くきっかけになった作品。

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    2024年06月17日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    久しぶりに読んだ司馬遼太郎作品。
    幕末の動乱期は血生臭いですが、日本の大変革期であり英傑が多数輩出された時代ですので個人的には非常に好きな時代です。
    で、大政奉還の当事者である慶喜に関心を持ち、読みました。途中、実際に京都の二条城を訪れるなどしたので時間がかかってしまいましたが、最後の将軍になるべくしてなった人物であると強く思いました。さらに幕末を深く知りたいと思えた一冊でした。

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    2024年06月15日
  • 竜馬がゆく(七)

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    安定した面白さ、そろそろクライマックス!何度も思ったけど、やっぱりこの竜馬、もてるぅ〜!龍馬を好いてる女子、これで3人目くらいじゃない?大政奉還も、そろそろ!
    次巻で、終わり。焦る。

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    2024年06月14日
  • 坂の上の雲(三)

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    日露戦争で勝たなければ対馬と北海道はロシアのものだったなんて考えただけで恐ろしい
    30数年前までちょんまげを結っていた弱小国家が精一杯の背伸びして知恵を使って強大なロシアに挑んでいる
    これからですが。

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    2024年06月12日
  • 梟の城

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    たまに寝たりするけど通勤途中に読んでいるが、久し振りの司馬遼太郎は面白かった。
    読み始めから引き込まれて、伊賀や甲賀忍者の習わしや歴史は、結構詳細な説明もあり漢字も難しいので、作者の調査に基づく言いたかった内容や意図はどこまで理解できたか分からないけど興味深かった。
    これは子供の頃によく観てたテレビの仮面の忍者赤影やカムイの影響が少なからずあるよね、凄く格好良かったから。
    実際はどうなんだとか、まあ実際は分からんけど。
    ただ終盤に向けての男と女の気持ち、この様な時代の封建的な環境下だからなのか、チョット長かったな。
    だけど結末は読者が望んだものに近いと思う。
    あ、感想書いてたら電車乗り過ごしてた

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    2024年06月07日
  • 覇王の家(上)

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    『古今東西の良き例をまねるゆえ、一つ癖に陥ることがない』
    『天才ではない者は己の知を張り出さずひとの良きものを学ぶ』
    『幾つかの解釈が族党内の知恵者のあいだで百出することを好む』

    まさに、平凡な者が大成するためにまねるべき人物なのだろう。

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    2024年06月02日
  • 草原の記

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    モンゴルについての司馬遼太郎氏の随想
    胡服・匈奴というあたりについての話から始まり、途中からは司馬さんのガイドを務めたツェベクマさんのルーツの話が中心になっていく。ツェベクマさんを指導した高塚シゲ子さんの話も大変興味深い。
    なぜモンゴルでは中国のことをキタイと呼ぶのか、ハンガリーを中国語で匈牙利と書く理由なども非常に興味深かった。
    終章の「帰ってくる話」の中に、ナーダムの話や、ベトナム戦争に送られた馬が(帰巣本能が無いはずなのに)モンゴルに帰ってきた話などが載っているのもよかった。

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    2024年06月01日