司馬遼太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
司馬遼太郎の作品に初めて触れる。文学作品に触れる機会はごく僅かであるが、読みやすいと思われる文体と内容だった。
わかるようでわかりづらい表現ながらも、モンゴルについての説明が随所に登場し、歴史を少しばかり理解することができる。独特の表現はこの当時の文豪ならではであろうし、この当時に受けたものなのかもしれない。
ロシアから向かう旅程で、ハバロフスク→イルクーツク→ウランバートル→そして南ゴビとなっていた。物語の盛り上がりは、実はウランバートルに着くまでの方が、本人も想定していない事態の連続に熱があったように思う。
彼の思考や感じたことが文章としてまとめているからこそ、さまざまで複雑な困難が -
Posted by ブクログ
時代小説といえば司馬遼太郎、中でも初期の作品で、直木賞受賞作である。
中期〜後期の作品群に比し、本作はファンタジー要素が強く忍者感(?)溢れる技の数々、戦闘シーンなどエンタメへの全振りっぷりが若き日のシバリョみを感じられて面白い。
内容は、
伊賀忍者の生き残り、葛篭重蔵の元をかつての師匠が訪れ、堺の豪商・今井宗久から金で請け負った太閤秀吉暗殺の仕事を彼に命じる。 闇に生き、梟と呼ばれる忍びとしての誇りをかけ、密命を果たそうとする重蔵を待っていたのは、伊賀を裏切り、出世を望んで武士に転身した風間五平らとの戦いだった……。(ネットの拾い概要)
途中、甲賀忍者と戦ったり謎の美人くのいち・小萩との -
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司馬史観の集大成として、明治国家を概観する。
歴史が横でつながる。
◯三人の国家設計者
・改造:小栗豊後守忠順(上野介)
・解体:勝海舟
・文明という普遍性:福沢諭吉
・小栗上野介による横須賀ドックで、江戸幕府は土蔵付の売家に。
◯藩の多様性
・薩摩:物事の本質をおさえておおづかみに事を行う政治家や総司令官
・長州:権力操作に長け、官僚機構をつくり動かす
・土佐:野にくだり、自由民権運動(長曾我部家から続く一領具足の郷士)
・佐賀:実直で有能な事務官(鍋島家の長崎警備かたの軍洋式化、学問・科学技術発達)
◯廃藩置県
・津田出による和歌山でのミニ明治国家
・廃藩置県の鎮魂としての荒城の