司馬遼太郎のレビュー一覧
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時代小説といえば司馬遼太郎、中でも初期の作品で、直木賞受賞作である。
中期〜後期の作品群に比し、本作はファンタジー要素が強く忍者感(?)溢れる技の数々、戦闘シーンなどエンタメへの全振りっぷりが若き日のシバリョみを感じられて面白い。
内容は、
伊賀忍者の生き残り、葛篭重蔵の元をかつての師匠が訪れ、堺の豪商・今井宗久から金で請け負った太閤秀吉暗殺の仕事を彼に命じる。 闇に生き、梟と呼ばれる忍びとしての誇りをかけ、密命を果たそうとする重蔵を待っていたのは、伊賀を裏切り、出世を望んで武士に転身した風間五平らとの戦いだった……。(ネットの拾い概要)
途中、甲賀忍者と戦ったり謎の美人くのいち・小萩との -
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司馬史観の集大成として、明治国家を概観する。
歴史が横でつながる。
◯三人の国家設計者
・改造:小栗豊後守忠順(上野介)
・解体:勝海舟
・文明という普遍性:福沢諭吉
・小栗上野介による横須賀ドックで、江戸幕府は土蔵付の売家に。
◯藩の多様性
・薩摩:物事の本質をおさえておおづかみに事を行う政治家や総司令官
・長州:権力操作に長け、官僚機構をつくり動かす
・土佐:野にくだり、自由民権運動(長曾我部家から続く一領具足の郷士)
・佐賀:実直で有能な事務官(鍋島家の長崎警備かたの軍洋式化、学問・科学技術発達)
◯廃藩置県
・津田出による和歌山でのミニ明治国家
・廃藩置県の鎮魂としての荒城の -
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ネタバレ「夏草」は芭蕉の有名な句から
「賦」は歌や詩
まず、素晴らしいタイトルだと思った。
急に来た歴史 戦国武将ブーム(自分の中で)
織田信長 豊臣秀吉 徳川家康 ではなく、もっとマイナーなところを攻めたい(歴史を知っている方からすれば有名で怒られるかもしれませんが)
まずは、長曾我部元親。天野純希さんの「南海の翼」がおもしろかったので、司馬遼太郎さんの今作を読ませて頂きました。
司馬遼太郎さんの本は、なんせ上・中・下 ㈠㈡㈢・・・と大作揃いで敬遠しがち、坂の上の雲って面白そうだと思った時もありましたが、勇気がなく撤退しました。
今作を読んで、「え、全然堅苦しい感じじゃないぞ」「違う作品も