司馬遼太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
奉天会戦と日本海海戦に向けての巻。
戦争をある程度のカタチに帰着させることの難しさがよくわかる。
現場の状況と、後方から見えている図と、国民の感情は違うもの。
どのレンズを使うか、どの視野で見るか、対象を絞るか広げるかによっても出来事の真相は違ってくる。
100年以上前の歴史であり、いろんな視点を織り交ぜることができる群像劇だからこそ解ることもあるもんだ。
とは言え、その多くの視点から見える画はやはり著者である司馬遼太郎の目に一旦集約されて描かれるものなので、やっぱりバイアスかかるよね。
この巻で印象に残ったのは、主にロシア側に対する行動の冒頭に記された
「信じられないことに」
「信じが -
Posted by ブクログ
薩長同盟後、いよいよ大政奉還も見え始めるところ
までが描かれる。全8巻ものの7巻目。
亀山社中改め海援隊の、いろは丸を巡る事件。
武市半平太を処した土佐藩(後藤象二郎)との対面。列島を駆ける中岡慎太郎と四賢候会議に、容堂公。
そして、竜馬の集大成とも言える「船中八策」草案。
一歩間違えると日本は異国と同様、植民地になりかねないという、緊張感高まる時勢の最中、これまで
土佐藩に苦しめられた竜馬が、最後に土佐藩をもってして大政奉還を幕府に迫るというのが何とも。
ここまで長かった物語も、気づけばあと1巻。
つまりは暗殺まであと僅か。司馬遼太郎が描く、
幕末の英傑の最後の勇姿、見届けたいと思いま -
Posted by ブクログ
新選組の隊士の短編集
メジャーな人から、そんなに有名ではない人まで色々
掲載順がエピソードの時系列ではないので多少わかりにくいところがある
・油小路の決闘
伊東甲子太郎の離脱のあれこれを、篠原泰之進の視点で
やはり伊東甲子太郎は小賢しいというか、何と言うか
・芹沢鴨の暗殺
芹沢鴨の初期からの悪行と暗殺に至るまでのあれこれを、土方歳三の視点で
宿場町で宿の割当てミスで建物を燃やしたり、力士と揉めて暴れたり、新選組の立ち上げ以降も勝手に金策したりとやりたい放題なわけだけれども
どこか愛嬌もあるように描かれている
でもまぁ近藤や土方からしたら邪魔者でしかないわなぁ
・長州の間者
商家