司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(八)

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    「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至ったのね、と。しかし、旧支配層の武士は既得権益を取り上げられ、庶民は税金やら兵役やら負担が激増した、この明治維新という大改革が、よく破綻・瓦解しなかったものだという、新たな疑問が湧いてきた。

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    2023年09月10日
  • 翔ぶが如く(九)

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    「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至ったのね、と。しかし、旧支配層の武士は既得権益を取り上げられ、庶民は税金やら兵役やら負担が激増した、この明治維新という大改革が、よく破綻・瓦解しなかったものだという、新たな疑問が湧いてきた。

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    2023年09月10日
  • 翔ぶが如く(十)

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    「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至ったのね、と。しかし、旧支配層の武士は既得権益を取り上げられ、庶民は税金やら兵役やら負担が激増した、この明治維新という大改革が、よく破綻・瓦解しなかったものだという、新たな疑問が湧いてきた。

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    2023年09月10日
  • 関ヶ原(上)

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    「男の最大の娯楽といっていい、自分が興るかほろびるかという大ばくちをやることは」

    ……引用は、石田三成の家臣、島左近の台詞から。三成は正論を振りかざすが故に諸将に嫌われ、「あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る」ように、利をもって諸将を手懐ける家康の立場を更に有利にしてしまった。しかし、“利”ではなく“義”で行動する者(島左近然り、上杉景勝、直江兼続然り)もいて、彼らは現世で栄えはしなかったものの、その生き方は後世に憧れの対象となる……果たして、どちらが男の幸せなのだろうか。

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    2023年09月10日
  • 関ヶ原(中)

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    「男の最大の娯楽といっていい、自分が興るかほろびるかという大ばくちをやることは」

    ……引用は、石田三成の家臣、島左近の台詞から。三成は正論を振りかざすが故に諸将に嫌われ、「あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る」ように、利をもって諸将を手懐ける家康の立場を更に有利にしてしまった。しかし、“利”ではなく“義”で行動する者(島左近然り、上杉景勝、直江兼続然り)もいて、彼らは現世で栄えはしなかったものの、その生き方は後世に憧れの対象となる……果たして、どちらが男の幸せなのだろうか。

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    2023年09月10日
  • 関ヶ原(下)

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    「男の最大の娯楽といっていい、自分が興るかほろびるかという大ばくちをやることは」

    ……引用は、石田三成の家臣、島左近の台詞から。三成は正論を振りかざすが故に諸将に嫌われ、「あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る」ように、利をもって諸将を手懐ける家康の立場を更に有利にしてしまった。しかし、“利”ではなく“義”で行動する者(島左近然り、上杉景勝、直江兼続然り)もいて、彼らは現世で栄えはしなかったものの、その生き方は後世に憧れの対象となる……果たして、どちらが男の幸せなのだろうか。

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    2023年09月10日
  • 国盗り物語(一)

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    戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?

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    2023年09月10日
  • 国盗り物語(三)

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    戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?

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    2023年09月10日
  • 国盗り物語(四)

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    戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?

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    2023年09月10日
  • 国盗り物語(二)

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    戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?

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    2023年09月10日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争の描写に臨場感があり、三人の登場人物に感情移入しながら読める。戦争の渦中において三者それぞれの役割やその中で感情の機微を感じ取ることができ、且つ日本史を学ぶうえで転機となる戦争を日本の勝因、清の敗因を冷静な切り口で分析されていて読み応えがある。

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    2023年09月09日
  • 国盗り物語(三)

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    本作は道三の愛弟子である信長と光秀を対照的に描き、乱世を気迫ある文章で書き出している。織田信長編になり道三から次世代へと語り手が変わっていくが、全体的には光秀目線で進んでいく事が多かった。光秀というと本能寺の変のイメージが強く裏切り者という印象を受けていたが、情に厚く将軍家の再興の為に奔走する姿は精悍さが感じられる。なぜ謀反を起こすに至ったのか釈然としない思いがあるが、善と悪の線引きが難しい時代だからこそ、行動に至るまでの気持ちの変化を丁寧に見据え考察していきたい。

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    2023年09月04日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ついに船を手に入れた竜馬。自分の信念を貫き、目標に向けて自分の足で一歩一歩進んでいく姿がとても良く、続きが楽しみ。

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    2023年08月31日
  • 覇王の家(下)

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    家康のリーダーとしてのあり方は、興味深い。配下との合意形成の仕方、本人は語らず、まずは、意見を聞き、方針を決めていく過程は、部下が伸びる。現代にも通用するリーダーシップのあり方のひとつではないかと思った。
    こういう人だから、安定した社会が築けたのだろう思う反面、織田信長や豊臣秀吉が作る社会はどうなっていたんだろう?
    日本は、もっと早く国際化の波に飲まれていたんだろうか。

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    2023年08月31日
  • 竜馬がゆく(三)

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    龍馬が勝海舟と出会い、海軍学校を作るべく奔走する。勤王派、攘夷派と国が割れる中、多勢の考えにとらわれず、外国のものであっても、良いと思えば取り入れ、日本という国を作ろうとする竜馬の考え方は、今の私たちも見習わないといけないと思った。

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    2023年08月30日
  • 国盗り物語(二)

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    美濃を我が手中に収めるべく様々な陰謀を図り人を陥れていく庄九郎は、物語が進むにつれて悪人の面が濃くなっていき、理解に苦しんだ。しかし、時が経ち、天下統一という人生の指標が寿命の壁に阻まれ始めると、次第に人の一生とは儚いものであると受け入れていく。蝮と呼ばれた道三が純粋無垢な庄九郎としての一面をふと覗かせる場面では、哀愁が感じられて切ない気持ちになった。二巻の後半では幼少期の織田信長と明智光秀も描かれている。次巻へ更に展開が加速していきそうで、読み進めるのが楽しみである。

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    2023年08月29日
  • 坂の上の雲(三)

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    今日のロシアの傍若無人ぶりが今に始まったことではないということを知る。史実を知り、今の時代を生きたいと切に思う。

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    2023年08月27日
  • 功名が辻(二)

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    だんだん面白くなってきた!
    戦国時代の秀吉、家康の攻防というメインストリームのそばで、あまりぱっとしない存在である山内一豊が妻千代の才覚によって出世していく様が興味深い。
    千代は自分が男性として、あるいは男性並みに活躍したいという野望はなかったのだろうか?時代はそのような思考をもたせなかったのだろうか?
    司馬氏がこの作品を執筆した年からもう45年以上も経っているようだ。これだけでも女性の意識はだいぶ変わっていると思った。

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    2023年08月25日
  • 峠(中)

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    戊辰戦争が始まり、河井継之助が新潟に戻ることを決めるあたりまで。福地源一郎や福沢諭吉などと交流があったことは意外。

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    2023年08月23日
  • 新装版 王城の護衛者

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    短編5篇。会津に興味があり購入。
    松平容保、玉村操、大村益次郎、河井継之助、岡田以蔵の5名について。
    表題の松平容保の話が最も面白かったが、やはり短編では物足りなさがあった。河井継之助は峠を読む予定なので流し読み。その他深く惹かれるものはなく。

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    2023年08月16日