司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 関ヶ原(下)

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    結局、自身が動員できる軍事力がすべてなんだな。
    家康250万石、三成19万石では諸侯を動かす力が違う。西軍の戦力が働けば話は違ったろうに。
    で、これは今も変わらない。どんなに高邁な理想を掲げても、それを支える力がなければ理想は形にならない。
    そしてもう一つ。人は義ではなく利によって動くもの。進歩がないねぇ。

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    2024年01月25日
  • 関ヶ原(中)

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    三成が奉行の座を追われ、家康が上杉討伐に動き出す。三成の挙兵を待っていたかのように小山評定に。
    三成と家康の派閥工作が丹念に描かれているけど、いくら何でも、これらがすべて家康と正信の脚本通りとするの思いっきりがよすぎるよなぁ。ま、そのおかげで講談みたいに面白いんだけどさ。

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    2024年01月25日
  • 竜馬がゆく(二)

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    竜馬が脱藩するシーン、権平、乙女、栄の心境を思うと泣ける。武市の今後の運命も切ない。
    竜馬がどうしてこんなに人気があるのか少しずつわかってきた。他の武士には無い、臨機応変さ、明るさ、優しさ、魅力がたくさんある。

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    2024年01月24日
  • 関ヶ原(上)

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    何十年ぶりかで司馬作品を読んでみた。
    とても読みやすくてしっくり来る。自分の歴史認識は司馬先生の作品で培われたものだから当然だよね。
    いわゆる司馬史観にまみれているんだな。しかも中学、高校生の頃に読んだものだから、作品を小説としてではなく事実として認識していることが多い。さすがに今は、「小説ならでは」の記述を多少は認識できるようになったと思うけど…。どうかな。

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    2024年01月23日
  • 城塞(下)

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    大阪夏の陣。
    家康の話と言うよりそれぞれの諸将たちなど全体像です。
    真田幸村など魅力的な人物たくさん。
    小幡勘兵衛、壇団右衛門なども。

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    2024年01月22日
  • 峠(上)

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    激動の幕末を迎える直前に、誰よりその流れを感じていた継之助の人となりがじっくりと描かれた上巻。おそらく一時的であることを分かりながら、夫との何気ないひと時を喜ぶ妻、すがの素直な気持ちが印象的。

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    2024年01月21日
  • 街道をゆく 43

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    ▼兎にも角にも(個人的には)オモシロク滋味豊かな奇妙なエッセイシリーズなんですが、本作が最終。未完です。途中で亡くなられたので。

    ▼別段順繰りには読んでいません。なんとなく買ってなんとなく読んで。なーんだ前半とも言うべきあたりで終わっちゃうんだ…という不満が残りました。
     濃尾ですから岐阜愛知。どうやら信長秀吉家康という超有名三人の地理的比較随筆になったのか。

    ▼(引用)リンゴを写真にとっても部屋にかざる気がしないが、画家が描くと、千金を投じても買う、なぜだろうという設問をし、専修大学のフランス文学の常勤講師の石川美子さんが、写真は意味でしょう、絵画は表現ですから、と答えてくれた。人間は、

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    2024年01月21日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    ネタバレ

    空海の幼少期から唐に入り密教を授かるため恵果を訪問するまで書かれています。空海の風景という題名の通り、空海が見た風景、あるいは空海を写した風景を司馬遼太郎の考察を多分に含み表現しています。小説というよりは考察文に近い印象を受けるほどです。10代で三教指帰を書く天才性(しかも仏教の優れさを戯曲で表すという発想性)、唐に入った後の地方役員に上奏した漢文の見事さなどが伝わってきます。また仏教にただ詳しいだけでなく社会を渡り歩く機微も持ち合わせており、本当に杞憂な人物だなと思います。空海についてもよく分かり面白いのですが、遣唐使の航海の厳しさや唐の長安の先進性(人種差別がなく、多様な人種を受け入れ、宗

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    2024年01月19日
  • 大盗禅師

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    雑誌連載は1968年。文庫は初版2003年。全集にも未収録。道理で読んだことないわけだ。

    内容は「韃靼疾風録」の意匠に「妖怪」の幻術味をプラスしたような構成。大坂牢人の子•浦安仙八は、妖しい妖術を操る"大濤禅師"の手によって軍学者•由比正雪の元に送り込まれる。幕府転覆を画策する正雪は、仙八を中国に派遣し、大明帝国復活を掲げて戦う国姓爺•鄭成功を支援する。鄭成功勝利の暁には、大艦隊をもって一挙に徳川幕府を倒す。その密約を取り持つのが大濤禅師その人である…。

    司馬遼太郎がデビューから書き続けていた"幻想的な歴史ロマン"は、「妖怪」やこの「大濤禅師」辺りで

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    2024年01月16日
  • 項羽と劉邦(下)

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    ネタバレ

    初めての歴史小説、、、上中下とあり気が遠くなったけど、数ヶ月かけてやっと読み終わりました!

    プライドが高くジャイアン気質な項羽と
    器がデカいだけで空虚な劉邦
    最終的には、徳を持った劉邦が殿下を統一する。

    劉邦のダメダメさを助ける将軍たちは、劉邦の人柄の良さ、素直さ、報酬の良さ、に惹かれていたそう。すごくシンプルだけど、実際にこれを持ち合わせるのはなかなか難しいんだろうなぁ。

    個人的には、韓信や張良などの助演男優賞的な人物がいかに劉邦を作り上げたのか、知ることができて面白かった。また劉邦よりも天才であったろう韓信が、天下統一後に劉邦の妻によって殺される。平和になった後も続く波乱な人生に、ハ

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    2024年01月08日
  • 街道をゆく 3

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    今回は東北と九州と関西と。司馬さんの周りにいる方々は癖があり、ユーモアたっぷりに描かれている。全く適していない東北での稲作の広がりと、それによる東北への差別的意識は序盤ながらも印象深いエピソードの一つ。東北に住んだ身としてはこれは今にも繋がる話であり、その差については十分認識しており、なんだかいたたまれない気持ちになる。九州パートは言わずもがな、幕末の下りを描く司馬さんの熱量は素晴らしい。

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    2024年01月02日
  • 覇王の家(上)

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    ネタバレ

    司馬遼太郎の本は、いつもひとつの事柄から、違った方向にひろがっていったり、例え話をいれてくれたりしてわかりやすく、おもしろいです。本作は、大河を見て家康をもう少し知りたくなり読んでみました。三河衆の忠誠心の強さ、今川衆や織田衆の三河衆の見下し、信長より信玄の生き方を参考にしたこと、三河物語は大久保彦左衛門のひがみが書き込まれていること、信康が長篠の決戦前での退却戦で殿をつとめたことなど色々知ることができました。いちばんは、築山殿の話。10歳も家康より年上で、多淫であること、ヒステリックであることなどは大河で有村架純演じたものとは全く違い、私はどちらかというとこの作品のイメージでしたが、本来はど

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    2024年01月02日
  • 新装版 歳月(下)

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    征韓論から梟首まで。大久保利通 対 江藤新平。佐賀のお国柄か江藤新平の個性なのか。佐賀の乱でさっさと戦争に見切りをつけ、味方を見捨てて薩摩、土佐に説得に行く姿に共感はできないが、江藤新平なりの一本筋が通った理屈があったのだろう。大久保利通の忍人っぷりに恐怖。

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    2023年12月28日
  • 対談 中国を考える

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    あとがきを見ると1978年の書籍、半世紀近く前
    山内昌之さんの解説が2012年、胡錦濤の最後の年
    変わったこと、変わらないこと
    テレビなどの報道よりよほど今の中国がわかる!
    40年前『項羽と劉邦』が面白く、次に『中国五千年』を読んだ、二人の作家の対談ならと手に取った
    今より情報が少ない時代に今よりはるかに真っ当に中国をとらえている!

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    2023年12月26日
  • 項羽と劉邦(上)

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    やはり中華の歴史は読み応えがある。

    登場人物の魅力的なことといったらない。
    その土地土地の民族性などの説明もあり、すごく分かりやすいし読みやすい。

    上巻は劉邦はあまり活躍せず、主に項羽がどのような人柄かがよく分かった。

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    2023年12月26日
  • 街道をゆく 43

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    司馬遼太郎が亡くなったというニュースがtvで流れたのを今でも覚えています。
    この本を執筆されたのが最後だったのですか・・・
    先日、大河ドラマ『どうする家康」が最終回でした。
    この『濃尾参州記』を持って、旅に出たいです。

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    2023年12月22日
  • 国盗り物語(四)

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    完結編を読み終えた今、信長の野望が成り立っていく展開と同時に、光秀もそれ相当の野心を持ち合わせていたことが認識できた。なぜ主君の信長を討つに至ったのか、諸説あるけどこの作品がやっぱりしっくりくるような気がする。
    歴史小説家の今村翔吾氏がオススメするだけあって、抜群の読み応えでしたね。

    あらすじ
    すざましい進撃を続けた織田信長は上洛を遂げ、将軍に足利義昭を擁立して、天下布武の理想を実行に移し始めた。しかし信長とその重臣明智光秀との間には超えられない深い溝が生じていた。外向する激情と内向し鬱結する繊細な感受性。。信長と光秀、共に斎藤道三の愛顧を受け、互いの資質を重んじつつも相容れぬ二つの強烈な個

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    2023年12月21日
  • 項羽と劉邦(上)

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    兵士と共に戦う項羽、戦下手だけど人の話をよく聞き褒美をしっかり出し人が集まる劉邦。この対比が面白かった。

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    2023年12月20日
  • 城塞(中)

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    真田幸村や後藤又兵衛の活躍、そして小幡勘兵衛目線の大坂冬の陣が終わり外濠を埋めてしまうところまで。
    家康の狡猾さが凄まじい、、、

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    2023年12月19日
  • 関ヶ原(上)

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    特定の人物ではなく関ヶ原という戦全体を題とした本。

    関ヶ原というと主に思い浮かぶのは石田三成と徳川家康だろうか。しかし読んでみると様々な人々の思惑が絡み合って関ヶ原が起こったのだということを知った。
    特に驚いたのは島左近視点の多さであった。三成そっちのけで左近視点が描かれていたりした。
    三成には過ぎたものが佐和山と島左近と言われているが、実際に大きな影響を与えたのだなと感じた。

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    2023年12月19日