司馬遼太郎のレビュー一覧

  • この国のかたち(六)

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    著者の絶命による未完の書。司馬遼太郎が考える日本についての考察。面白かった。本巻は随想集が追加されている。またこれが司馬遼太郎の原風景を述べているようで興味深い。敗戦直後の京都という都市についての考察が興味深かった。

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    2023年01月07日
  • 峠(上)

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    ▼「峠」(上中下全三巻)、司馬遼太郎。初出1966-1968、新潮文庫。幕末に越後長岡藩の家老として官軍相手に「北越戦争」を演じた河合継之助の話。個人的には数十年ぶりの再読。

    ▼司馬遼太郎さんの文章は多岐に渡って今でも商品化されていて。代表的な長編小説から短編小説集、いわゆるエッセイから、「歴史地理コンセプトエッセイ」的なもの、それから対談集に講演集…。全部は読めていませんし、再読も楽しい。司馬遼太郎さんの文章を読む、というのは最早個人的にはライフワーク…いや、というか生活習慣になっています(笑)。

    ▼何かのエッセイ的なものを読んでいて、司馬さんが自作を語る中で「”峠”はけっこう自信作だし

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    2023年01月03日
  • 新史 太閤記(上)

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    実際の人物はどうか分からないが(だからこそ小説でいかようにも書けるのだが)、この上巻では、司馬は豊臣秀吉を人たらしの天才のみならず、相手の人物を瞬時に見抜く洞察力を持ち、また時には命を顧みず突撃する実行力が極めて高い人物として描いている。また所々で天下人としての器があることを示唆している。

    この上巻は荒木村重の謀反までであるため(しかも黒田官兵衛が救出されたところまでで戦後処理については書かれていない)、まだ純粋で忠実な信長の家来としての秀吉でしかない(しかし着実に天下人への歩みを進めている)が、下巻で天下を取った後、司馬が人物像をどのように描写するか興味深い。

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    2023年01月03日
  • この国のかたち(五)

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    今回は、「神道」「鉄」「宋学(儒教)」について、連続して突っ込んだ内容が綴られる。なるほどとうなずけるとこと、そういうことなのかと気づかされる。中国・朝鮮が儒教の中の朱子学により形骸化された思想に陥り近代化に遅れ、朱子学には中途半端だった日本が近代化に成功するという対比は、このシリーズの中での通奏低音となっているようだ。

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    2022年12月30日
  • ロシアについて 北方の原形

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    ロシアというよりもモンゴルやシベリアの遊牧民族についての記述が多く勉強になった。遊牧、民族にとっての草原の大切さや中華民族が濃厚することによって、その草原が失われるので、彼らにとっても防御反応として中華帝国を進行せざるを得なかったと言う考え方は画期的だった。

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    2022年12月27日
  • この国のかたち(四)

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    「統帥権」を例に、戦前の昭和がいかに日本史の中で異色だったのかを述べる。明治のリアリズムは消えてしまった時代。厳しく批判するこの時代の異様性。将来の世代に十字架を負わせたとの言葉に、そうなんだ、これなんだと言いたかった。

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    2022年12月23日
  • 菜の花の沖(三)

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    本格的に面白くなってきました。
    何年か前に買って積読にしていたのを、昨年酒田に旅行に行くので読み始めて、ときどき思い出した頃に読み進めてきたけど、ここにきて今どハマり中の金カムと内容がリンクしてきて胸躍る展開に。

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    2022年12月17日
  • ロシアについて 北方の原形

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    今この時期だから
    読んでおきたいな...
    と思っていたら
    偶然リユース文庫で入手

    そして
    ロシアの成り立ちについて
    対日関係の歴史について
    全く無知だった自分

    目から鱗がぼろぼろ

    読んで良かった一冊

    政治家がマストで読んで
    勉強してくれ
    と思う

    市のリユース文庫にて入手

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    2022年12月11日
  • 街道をゆく 43

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    名古屋の旅の前に。

    美濃、尾張、三河の違い、桶狭間を中心とした戦国時代に通じる土地の記憶を辿る。

    街道をゆく最終巻、司馬氏の横顔に触れる。

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    2022年12月10日
  • 項羽と劉邦(中)

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    項羽、劉邦それぞれが勢力をなし戦乱を繰り広げる中巻。各陣営内部の関係性やその中で誰がどのような能力を発揮するのかを通してトップとしての二人の資質の違いが表される。

    組織にはどちらのタイプの代表もいる。コンサルしがいがあるのはやっぱり劉邦タイプがトップの組織。

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    2022年12月04日
  • 草原の記

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    モンゴルとその民族の雄大な歴史を描き出す歴史エッセイ。中世にモンゴル大帝国の基礎を築いたオゴタイハーンと、現代でロシア満州中国という権力に翻弄されたツェベクマさんという一人の女性を対比的に描くことで古代から現代までの遊牧民の来し方在り方をどこか切なくあぶり出す作品

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    2022年12月04日
  • 街道をゆく 2

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    「街道をゆく」第二巻。1970年台の韓国ということだからか、主に農村を周っているからか、今の私が知っている韓国のイメージとは違った雰囲気を感じる部分も少なくない。

    百済新羅高句麗の三国時代の話や白村江の戦い前後の考察も面白かったが、秀吉の文禄の役の際に軍団ごと李氏朝鮮に降った「沙也可」とその末裔の村の話は、全然知らなかったし色々と想像力を掻き立てられて面白かった。

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    2022年12月04日
  • この国のかたち(二)

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    本巻もとりとめなく筆者の趣くままに日本人の歴史の断片が述べられる。中国や朝鮮との比較が面白い。職人に対する考え方など。
    また呉越同舟の越が日本での稲作文化の祖先ではないかとの考えは興味深い。

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    2022年12月03日
  • 城塞(中)

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    クオリティとしては司馬遼太郎の全盛期とも言える。小説における小幡勘兵衛の立ち位置の危うさが、かえって良いスパイスと言える

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    2022年11月29日
  • 城塞(上)

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    小説構成の堅牢さの崩れっぷりと司馬遼太郎の評論が、際どいレベルで調和している時期の作品ではないだほうか

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    2022年11月29日
  • 竜馬がゆく(二)

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    幕末のこと、難しくて分からないな〜って思ってたけど、普通に理解した。史実とは違う部分もあるだろうけど、やたら難しい日本史の教科書読むよりよっぽど面白い( ̄▽ ̄)⭐︎

    龍馬が脱藩するまで。

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    2022年11月13日
  • 関ヶ原(上)

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    石田三成と徳川家康。

    戦国3部作の中では信長、秀吉を魅力が劣ってるように感じ、2人の主人公にあまり好きになれず熱中出来なかった。

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    2022年11月13日
  • 峠(上)

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    インターネットはおろか書籍すらすぐ手に届くところに無い環境では、このように情報を集めて、思考を深めていくものかと考えさせられた。
    「夜は明けぬ 覚めよ起きよと つく鐘の ひびきとともに 散りし花はや」という相馬御風の詠んだ歌がある場面が印象深かった。

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    2022年11月12日
  • 新装版 歳月(上)

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    若い時に読んだ司馬遼太郎作品を一から読み直し中です。

    飛ぶが如くの時代を別視点(主人公を変えて)の著作です。
    前巻は江藤新平の前半生であり、薩長土肥の肥前の幕末での立ち位置を知ることができます。
    江藤新平は才あるも、人間関係の調整、機微が分からない人物として描かれていて、私の会社にもそういう人がいるなぁと勝手なことを思って読んでしまいました。

    (著者の私見も入っておられる思いますが)幕末という騒乱期では英雄であった参議等が、国家を作る政治家、行政家として活動しなくてはならなくなった時の立ち振る舞い、政治家等としての能力、性格を知ることできます。
    幕末小説は多くの小説はあれど、その後のことを

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    2022年11月09日
  • 花神(上)

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    学者のこころ

    石井宗謙のエピソード

    “物習いはさかんだ。しかし物習いを学問とはいえまい。学問とは、あたらしいことを拓く心があってはじめて成立する世界だ。

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    2022年10月30日